戦士開眼シンフォギアゴースト   作:メンツコアラ

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 とあるアンケートを開始しました。
 詳しくは活動報告を見てください。

 ───それでは、G編2話をOP『Vitalization』からスタードですッ!


────────────────

 俺は天空寺武瑠。4月始めにノイズに殺され、生き返るために仮面ライダーゴーストになって英雄の眼魂を集めている。

 ついに始まった翼さんとマリア・カデンツァナ・イヴのデュエット。だけど、そこにノイズが出現。さらにはマリア・カデンツァナ・イヴが黒いガングニールを纏い、自ら『終わりの名を持つ者(フィーネ)』を名乗る。

 それは間違いなく、新しい戦いの幕開けだった。




亡霊! 青いライダーとフィーネ!

「私は・・・私たちはフィーネ。

 ───そう。終わりの名を持つ者だッ!」

 

 マリア・カデンツァナ・イヴの発言。その言葉に、彼女の隣にいた翼は唖然とした。

 

「我ら武装組織フィーネは、各国政府に対して要求する。そうだな・・・さしあたっては国土の割譲を求めようかッ! もし24時間以内にこちらの要求が果たされない場合は、各国の首都機能がノイズによって不全となるだろう」

 

「・・・その言葉、何処までが本気なのか?」

 

 翼の言葉に、マリアは彼女の方に体を向ける。

 

「私が王道を敷き、私たちが住まうための楽土だ。素晴らしいとは思わないか?」

 

 その馬鹿げた発言に、翼は手に持っていたマイクを握りしめる。

 

「何を意図しての騙りか知らぬが───」

 

「私が騙りだと?」

 

「そうだッ! ガングニールのシンフォギアは貴様のような輩が纏えるものではないと覚えろッ!」

 

 翼は聖詠を唄い、天羽々斬のシンフォギアを纏おうとする。しかし、あらかじめ耳に着けていたインカムに緒川の通信が入り、それを止めた。

 

『待ってください、翼さんッ! 今動けば、風鳴翼がシンフォギア装者だと世界中に知られてしまいますッ!』

 

 日本政府はカ・ディンギルの一件以来、世界各国にシンフォギアの存在を公開した。しかし、それを纏う装者までは公開していない。もし、この場で翼がシンフォギアを纏えば、二度とアーティスト活動は出来なくなるだろう。

 

 それを分かってか、マリアは翼を挑発する。

 

「確かめたらどう? 私の言ったことが騙りなのかどうか?」

 

「くッ───」

 

 シンフォギアを纏いたくても纏える状態じゃない翼。そんな彼女にマリア・カデンツァナ・イヴは、

 

「・・・なら、会場のオーディエンス諸君を解放するッ! ノイズに手出しはさせない。速やかにお引き取り願おうかッ!」

 

(なんだと・・・ッ!?)

 

 マリアの発言に、翼は彼女の狙いがより分からなくなっていった。

 

 

 

 

 

 

 その頃、VIPルームにいた武瑠はマリアの狙いについて考えていた。

 

(なんで観客を逃がした? 中には国のお偉いさんとかも来ていた。残した方が要求が通りやすいはず・・・)

 

「───るッ! 武瑠ッ!」

 

「・・・あ、未来。どうしたの?」

 

「どうしたのじゃないよ。さっきから呼んでいたのに」

 

「ごめん。ちょっと考え事をしていて・・・」

 

「・・・まあ、別にいいけど。それで、私たちはどうするの?」 

 

 未来の言葉に、武瑠は判断する。

 

「とりあえず、人が出ていくのを待とう。マリア・カデンツァナ・イヴも観客がいなくならない限り、翼さんに手出しはしないと思う。観客が全員出ていったら、変身して突撃しよう」

 

「了解。とりあえず───」

 

 未来はVIPルームの天井の角に設置された監視カメラの真下に移動。そこでガンガンキャッチャーを召喚し、躊躇い無く監視カメラを撃ち抜いた。

 

「これで私たちが変身したことは分からないよ───って、武瑠? どうして、そんな顔をするの?」

 

「い、いや、別に何も・・・?」 

 

 涼しい顔をして武器をしまう未来に、武瑠は絶対に怒らせないようにしようと誓う。

 

「まあ、後は観客が居なくなるのを待って───」

 

 

「何をしているんですか?」

 

 

「「───ッ!?」」

 

 突然の声に、武瑠たちは驚く。振り返ると、出口の向こうに茶髪の女性が立っていた。歳は翼と同じか、一つ上くらいだろう。

 

「観客は退場するように言われているのに、なんで残っているんですか?」

 

「い、いや~。実は翼さんたちが気になっちゃって、ちょっとだけ見ていこうかな~って、思いまして」

 

「す、すぐに出ていきますから」

 

 しかし、

 

「その必要はありませんよ、

 ───仮面ライダーのお二人さん?」

 

「「───ッ!?」」

 

 武瑠はすぐさま腰にベルトを装着し、未来は左腕にメガウルオウダーを装着しながら武瑠の隣まで飛び退く。武瑠たちはいつでも変身できるように構えながら、女性に何者か問う。

 

「私は武装組織フィーネの一人。そして───」

 

 そう言って、女性は腰の前を撫でるように左手をスライドさせる。すると、彼女の腰に武瑠と同じゴーストドライバーが現れた。

 

「俺と同じベルトッ!? ってことは、まさか───」

 

「ええ。恐らくは、そういうことですよ」

 

 女性はポケットから武瑠の持つオレゴースト眼魂と同じ色合いの眼魂、『スペクターゴースト眼魂』を取り出し、そのスイッチを入れ、ベルトに装填する。

 

《アーイ!バッチリミロー!バッチリミロー!》

 

 女性のベルトから飛び出したの蛍光ブルーで縁取られた黒いパーカーゴースト、『スペクターパーカーゴースト』。

 

「───変身」

 

 女性はベルトのトリガーを引き、押し込んだ。

 

《カイガン!スペクター!

 レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ!ゴースト!》

 

 女性の体を寒色系の青いラインが走った装甲が包み込み、武瑠たちのような仮面ライダーの素体となる『トランジェント』になる。そこにスペクターパーカーゴーストが纏われ、頭部に2本の角が生えた青い模様のマスクが被さる。

 

 

~BGM『仮面ライダースペクター テーマ』~

 

 変身を終えた女性・・・いや。その仮面ライダーは武瑠たちに名乗る。

 

「私の名は───『スペクター』。武装組織フィーネの一人」

 

「スペクター・・・一体何が目的だッ!?」

 

「私の目的はただ一つ・・・あなたたちの眼魂を寄越しなさいッ!」

 

 スペクターが武瑠たちに殴りかかる。武瑠たちは横に飛び退き、武瑠は闘魂ブースト眼魂、未来はネクロム眼魂のスイッチを押し、それぞれの変身アイテムに装填して変身した。

 

「「───変身ッ!」」

 

 

《カイガン!闘魂!ブースト

 俺がブースト!奮い立つゴースト!

 ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!》

 

 

《テンガン!ネクロム!メガウルオウド!

 クラッシュザインベーダー!》

 

 

 ネクロムと闘魂ブースト魂になったゴーストは並び、フードを取って構えを取る。

 

 スペクターがゴーストに殴りかかる。ゴーストはその拳を受け流し、そこにネクロムがすかさず拳底打ちをスペクターの顔面に放つ。しかし、スペクターは体を捻って回避。

 

 そのまま裏拳をネクロムに放つが、ネクロムは両腕を交差させ、それをガードする。次にゴーストがサングラスラッシャーを召喚して斬りかかるが、それも容易く回避された。

 

 一旦、互いに距離を取るゴーストとネクロム、そして、スペクター。

 

(こんな事をしている場合じゃないのに・・・)

 

 ゴーストは、チラリとステージに視線を向ける。

 

「余所見を見ている場合かしらッ!」

 

「───ッ!? しま───」

 

 スペクターの拳がゴーストに迫る。しかし、ネクロムがガンガンキャッチャーでスペクターの腕を掴んで、その拳を止めた。ネクロムはそのまま自分の方に引っ張り、スペクターを押さえつける。

 

「武瑠、行ってッ!」

 

「ありがとう、未来ッ!」

 

 ゴーストは霊体化し、窓から外に出ようとする。しかし、

 

「行かせませんッ!」

 

 スペクターはネクロムを振りほどき、懐からボール状の物を取り出し、地面に叩きつける。ボール状の物が割れ、中から金色の粒子が溢れだした。すると、霊体化していたはずの武瑠の体が実体化した。

 

 ───バァンッ!!

 

「しら、ぬい・・・? なんでさ・・・」

 

 そう言いながら顔を押さえる武瑠。VIPを守るための防弾ガラスには傷一つ付いていない。

 

「呆けている場合かしらッ!」

 

「ちょッ!? 待ってよッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 VIPルームで戦闘が行われていた頃。オーディエンスは退場し、ライブ会場は静寂に包まれていた。

 

 しかし、まだ中継されている今、翼はシンフォギアを纏うことが出来ない。

 

「あら、戦わないのかしら? 観客が皆退去し、被害者が出ることはない。それなのに私と戦えないと言うのなら、それはあなた自身の保身のため。あなたにはその程度の覚悟しかないのかしら?」

 

「く───ッ!」

 

 マリアの言葉に否定出来ない自分が情けなく、同時に悔しく思う翼。

 

 そんな彼女に、マリアは実力行使に出ることにした。

 

「───行くわよ。ふッ!」

 

 マリアがマイクスタンドを持って襲いかかる。翼も近くにあったマイクスタンドで応戦。

 

 スタンド同士がぶつかる度、ライブ会場に金属音が響き渡る。しかし、シンフォギアを纏っていない翼と、シンフォギアを纏っているマリアとでは力の差は歴然。

 

(それなら───ッ!)

 

 翼は距離を取って、舞台裏に向かって走る。舞台裏なら中継されることもない。しかし、

 

「───なッ!?」

 

 ハイヒールを履き慣れていないせいか。踵が根本からボッキリ折れ、翼はバランスを崩す。その一瞬の内に、マリアは翼の側に立った。

 

「あなたはまだステージに降りることは許されないわ」

 

 そう言ったマリアは翼を観客席へ蹴り飛ばす。翼の華奢な体は意図も簡単に宙を浮いた。

 

 彼女が宙を飛ぶなか。彼女の落下地点にノイズが集まってくる。シンフォギアを纏わない以上、翼に命はない。

 

(決別だ。歌女であった私に・・・)

 

 モニター越しに、自分の姿が世界中に映されているなか。翼は覚悟を決めた。

 

 

「───聴くがいいッ! 防人の歌をッ!」

 

 

 翼が聖詠を唄う。

 

 ───その直前だった。ライブ会場のモニターの画面が全て映らなくなったのは。

 

「中継が遮断されたッ!?」

 

 突然のことに驚くマリア。

 

 翼の聖詠が会場に響き渡る。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron・・・」

 

 

~BGM『月煌ノ剣』~

 

 

 天羽々斬を纏った歌姫がライブ会場に現れる。翼はライブ会場に降り立つ前に、落下地点のノイズに向かって『蒼ノ一閃』を放つ。

 

 ノイズが切り裂かれ、消滅したことで出来た足場に下りた翼はその場で逆立ち。それと同時に横回転し、展開した脚部のブレードで敵を切り裂く『逆羅刹』でライブ会場のノイズをメッタ切りにしていく。

 

 もともと数が少なかったため、五分もしない内にノイズは全て消滅した。

 

 翼はステージに戻り、マリアに向けてアームドギアを構える。

 

「いざッ! 推してまいるッ!」

 

 

 

 




仮面ライダーゴースト:オレ眼魂、闘魂ブースト眼魂
 ムサシ眼魂
 ロビンフッド眼魂
 ビリー・ザ・キッド眼魂
 アストルフォ眼魂
 レオニダス眼魂
 ???眼魂
 ???眼魂
 ???眼魂
 ???眼魂


仮面ライダーネクロム:ネクロム眼魂
 ホクサイ眼魂
 ???眼魂
 ???眼魂


仮面ライダースペクター:スペクター眼魂
 ???眼魂
 ???眼魂
 ???眼魂


─────────

ユルセン「次回、戦士開眼シンフォギアゴーストッ!」


翼「話はベッドで聞かせてもらうッ!」

 ───激突する絶剣(つばさ)烈槍(マリア)


 ───そこに現れる、フィーネ側のシンフォギア装者。

「危機一髪・・・」

「まさに間一髪だったデスよ」


 ───シンフォギア装者同士の激突が始まる。



『参上! ザババの二振り!』



────────

 一応、次回は新しい眼魂を三つほど出す予定です。
 あくまでも予定なので、変わってしまう可能性があることをご了承ください。

 それとアンケートの件ですが、これとは別の新作に関するアンケートです。

『ハイスクールD×D』+『ウルトラマンR/B』
『トリニティ・セブン』+『仮面ライダージオウ』

 のどれかに投票してください。詳しい内容は活動報告にて・・・。
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