現在の新作アンケートは圧倒的に『トリニティセブン』×『仮面ライダージオウ』です。
・・・もう、このまま書こうかな?
とりあえず、OPの『Vitalization』から始めましょう。
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私は立花響。4月の始めにシンフォギア装者になって、みんなをノイズから守るために日々戦っている。
謎の組織フィーネの襲撃があった、あの日。私のやっていることが偽善だと言われた。
わたしは、自分の胸に嘘なんてついてないのに・・・
テロ組織フィーネの襲撃があった日の翌日。武瑠は椅子に座り、先日出会ったスペクターについて考えていた。
(もう一人の仮面ライダー、か・・・)
武瑠がスペクターの正体について知ったのは、武瑠たちがシャドウノイズを倒した数時間後まで遡る。
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ライブ会場での騒動が解決し、クリスと共に大天空寺へ帰ってきた武瑠は茶の間でくつろいでいた魔術師に詰め寄った。
「おっちゃんッ! どういうことだよッ!」
「おや。そんなに怒ってどうしたんだい?」
「誤魔化すなッ! あの仮面ライダーのことだよッ! 他にいるなんて聞いてないんだけどッ!」
「そりゃあ聞かれなかったからねー」
魔術師のふざけた態度にイラッと来る武瑠だったが、なんとか我慢する。その後ろから、クリスが武瑠の言う仮面ライダーについて情報を求めた。
「えー? どうしよっかな~?」
「いいからさっさと教えろ、おっさん」
「おっさんッ!? 確かに数百年以上は生きているけど、おっさんは酷くないかなッ!?」
「嫌だったら、さっさと答えろよ」
『じゃなきゃ永遠におっさん呼びするぞ』というクリスの言葉に、魔術師は渋々答えた。
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(『セレナ・カデンツァナ・イヴ』。マリア・カデンツァナ・イヴの妹で、元々はシンフォギア装者か・・・。眼魂を集めているってことは、何か願いを叶えようとしているってことだけど・・・)
確実に起こる眼魂の争奪戦。今現状、武瑠たちの手元にある眼魂は12個。向こうが何個所持しているか不明だが、油断はできない。しかし、
(争わずに解決できないかな・・・)
武瑠は必要なら武器を取るが、基本は人と戦うことは避けたい人柄だ。
(あの人たちにも戦う理由がある。それを否定することはできないけど・・・)
「・・・寺さん」
(それにしても、彼女の願いってなんだろう・・・?)
「・・・空寺さん」
(おっちゃんの奴。そこら辺は教えてくれなかったからなぁ・・・)
「───天空寺さんッ!」
自身を呼ぶ声にハッとなる武瑠。横を見るとスーツを着た女性が立っていた。
「せ、先生・・・」
「まったく。学園祭が3日後に控えているというのにしっかりしてください」
「す、すいません・・・」
そう。今、武瑠は学校で授業を受けていた。ゴーストになったとはいえ、勉強を疎かにしてはいけない。だが、現状には少し問題があった。それは、
「まだ慣れていないのはわかります。あなたは
武瑠はリディアンの生徒になっていた。
もちろん、武瑠は元々別の共学校に通っていた。しかし、それだと、いざというときに動きづらいということで、弦十郎が試験生という形で編入出来るようにしたのだ。
武瑠は断ろうとしたが、響や未来などの周りの声もあり、結局、響のクラスに編入することになったのだ。
(はぁ・・・織○一○とか、カゼ△ヤ・カ△トとかこんな感じだったのかな・・・?)
武瑠は溜め息を吐きながら、そんな事を考える。結果、後ろで怒られる幼馴染みに気づくことはなかった。
数時間後。多くの学生が楽しみにしている昼休みがやって来た。響は笑顔で武瑠の元に行き、未来はその後についていく。
「武瑠ッ! お昼の時間だよッ!」
「分かってるって」
三人は机を合わせ、武瑠は鞄から弁当箱を3つ取り出し、その内の二つを響たちに渡す。
「いつもありがとう。新校舎になってから食堂が小さくなっていつも混んじゃうから、本当に助かってるよ」
「いいって。クリスの分も作ってるし、一人二人増えたところで大したことないから」
「それでは早速いただきますッ!」
響が弁当箱の蓋を開く。中にはだし巻きやほうれん草のおひたしといったおかずと、
「おおッ! 熊さんの稲荷寿司だッ!」
「私の方はキツネ。武瑠って、意外と器用だよね」
「意外とって・・・失礼じゃない?」
そう言いながら、武瑠は自身の弁当箱に入っていた普通の稲荷寿司を口に運ぶ。
周りにいた女子生徒も集まってきた。
「うわあッ! こんな出来の奴、アニメでしか見たことないよ」
「料理の出来る男性、ナイスです」
「こんなの、家の母さんでも出来ないよ」
響たちの友人である弓美、創世、詩織も加わり、武瑠たちのお昼は賑やかになっていく。
そんな時だった。
突然、教室の扉が勢いよく開かれる。そこから入ってきたのはリディアンの制服に身を包んだクリスだった。
「たぁぁぁけぇぇぇるぅぅぅッ!」
あまりの形相に、彼女の銀髪も逆立って見える。
「ど、どうしたの、クリス?」
「どうしたもこうしたもねえッ! なんだ、この弁当はッ!」
クリスは弁当箱を武瑠に突き出す。それを弓美が横から拝借し、蓋を開いた。中には可愛らしいネコの稲荷寿司が入っていた。
「クリスちゃんはネコなんだ」
「えっと・・・何か不満がありましたか?」
「可愛すぎんだよッ! 食べづらいだろうがッ!」
『そんな理由?』と、この場にいた全員が思ったのは言うまでもないだろう。
「で、でもッ! こういうのが女の子好きそうだし、それに何かとクラスメイトとの会話の話題にもしやすいじゃん?」
「そうかもしれねえけど・・・とにかく、お前の弁当と替えやがれッ!」
そう言って、クリスは武瑠の弁当を奪い取り、一気に口にかきこんだ。
───武瑠が使っていた箸を使って。
「うわぁ・・・流れるような間接キス」
「───ッ!!?」
弓美の言葉に顔を真っ赤にする武瑠とクリス。クリスが反論しようとするが、喉を詰まらして、それどころでは無くなった。
一方、大天空寺では───
「あの・・・アナスタシアちゃん?」
「何かしら、了子?」
「冷気がだだ漏れになってるけど、何かあったのかしら?」
「ごめんなさい。今、何故か無性に腹が立っているのよ。おかしいわよね。フフフ・・・」
(あー、これは武瑠君の方で何かあったかしら?)
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『助けてッ! 誰か、セレナを助けてッ!』
───ああ・・・これは夢だ。あのときの夢だ。
『なんで・・・なんで救えないの・・・ッ!』
───新しい力を手に入れ・・・私が私でなくなったあの日の・・・。
そこで、セレナ・カデンツァナ・イヴは目を覚ます。
「・・・はぁ」
セレナは起き上がると、とある部屋に移動した。
そこには一人の女性・・・彼女たちが『マム』と呼んで慕っている『ナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤ』が車椅子に座って、そこに設置した多数のモニターを見つめていた。
ナスターシャはセレナに気づくと、車椅子を動かして向かい合う。
「おはよう、セレナ。よく寝れましたか?」
「ええ。・・・それより、あれの様子はどう?」
「ええ。問題なく・・・」
そう言って、ナスターシャはモニターの一つに視線を移す。
そこに写っていたのは、暗闇の中で動く異形の姿だった。
「完全聖遺物ネフィリム。彼女たちの絶唱によって目覚めた、天より堕ちた巨人・・・」
「皮肉なものですね。あの時封印したものを復活させるなんて・・・」
「仕方のないことです。私たちの計画にはなくてはならないものなのですから」
「分かっているわ」
そう言って、セレナは懐から錆びた金属のようなものを取り出し、スナック菓子の如くポリポリと食べ始めた。
「体は大丈夫なのですか?」
「平気よ。今は落ち着いているわ」
「今、あなたの中にあるものを取り出す方法を全力で探しています。もう暫く待ってください」
「ええ。ありがとう、マム」
仮面ライダーゴースト:オレ眼魂、闘魂ブースト眼魂
ムサシ眼魂
ロビンフッド眼魂
ビリー・ザ・キッド眼魂
レオニダス眼魂
アストルフォ眼魂
アナスタシア眼魂
???眼魂
???眼魂
???眼魂
仮面ライダーネクロム:ネクロム眼魂
ホクサイ眼魂
ダ・ヴィンチ眼魂
???眼魂
仮面ライダースペクター:スペクター眼魂
???眼魂
???眼魂
???眼魂
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ユルセン「次回、戦士開眼シンフォギアゴーストッ!」
弦十郎『いいか。今夜中に終わらせるつもりで行くぞッ!』
フィーネの拠点に乗り込む響たち。
そこで待ち受けていたもう一人の敵。
???「意外に敏いじゃないですか」
そして、また始まる装者たちの戦い。
ゴースト「さあ、ワイルドハントの始まりだッ!」
《落とすは太陽!いざ出航!》
『潜入! フィーネのアジト!』
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報告です。例の新作アンケートですが、明日の十二時までにさせていただきます。
誠に身勝手ながら、申し訳ございません。