約3週間近く投稿してなくて、誠に申し訳ありませんでしたッ!
次回は出来る限り早く投稿できるようにがんばりますッ!
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俺は天空寺武瑠。高校一年の春にノイズに殺されて、生き返るために仮面ライダーゴーストとなって英雄の眼魂を集めている。
あのシンフォギア装者、暁切歌と月読調との決闘に向かった響たち。
俺はすぐに追いかけたけど、途中でマリア・カデンツァナ・イヴとスペクターが邪魔してきた。そんな中で彼女たちに教えられたのは月の落下という驚くべき事実だった。
黙々と煙が天に昇り、地面が紅蓮の炎に染まる。
『
「ハァッ・・・ハァッ・・・」
「セ、セレナ、大丈夫?」
フウマ魂の宝具を放ち、肩で息をするスペクターを心配するマリア。
そんな彼女に、スペクターは大丈夫と返す。
「そう・・・ごめんなさい。貴女も辛いのに」
「いいの。これはわたしが選んだ結果だから」
「セレナ・・・・・・そ、それにしても、派手にやっちゃったわね。ゴーストの姿も跡形もなく吹っ飛んじゃったわ。これじゃあ、眼魂も無事じゃないでしょうね」
「・・・ううん。そんなことはないみたい」
「え? それはどういう────」
『意味?』とマリアが続けようとした瞬間、スペクターの放った炎の中から別の・・・より紅く燃える焔が溢れだした。
「な───ッ!?」
その中心に立つのはゴースト。彼にダメージは見られない。
今のゴースト 闘魂ブースト魂は魂の焔の体現。いくら英雄の炎といえども、『黙示録の赤き竜』が放った熱線すら耐えた彼にとっては無意味に等しい。
「悪いな。俺に焔は効かないんだ」
そう言ったゴーストは懐から黄色い眼魂、『リ・ショブンゴースト眼魂』を取り出した。
「なッ!? 新しい眼魂ッ!?」
マリアが驚いた時には既に遅し。ゴーストは既に眼魂をベルトに装填し、トリガーを押し込んでいた。
《アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!》
《カイガン! リ・ショブン!
無影の拳! 二の打ち無し!》
闘魂ブーストゴーストが霧散し、代わりにトランジェントの上を、黄色い模様が描かれた、裾が長いカンフー服を思わせるパーカーが被さる。同時に頭部に装着されたマスクには黄色で描かれた、炎を纏いし龍。
彼は魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。『二の打ち要らず、一つあれば事足りる』と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。
その名を『李書文』。『二の打ち要らず』の称号を持ちし者。
そして、その拳法家の魂を纏ったゴーストの新たな姿。
その名は、『仮面ライダーゴースト リ・ショブン魂』。
「ふぅぅ・・・───カッッ!!」
リショブン魂になったゴーストは一声叫ぶ。それだけで炎が吹き飛び、真っ赤に染まっていた地面にはゴーストと煤だけが残った。
「な、何をしたのッ!?」
「出鱈目すぎる・・・どうやったらそんな事が出来るんですかッ!?」
「説明する気はない。儂はすぐさま響たちの元に行かなくてはならないのでな」
「・・・なら、十分に時間はあるわ。そっちが一人に対して、私たちは二人。状況的に見ても、あなたが行くまでにかなり時間がかかると思うわよ?」
「・・・はぁ」
「なんなのよ、そのため息はッ!?」
「呆れているのだ。数でしか状況を判断できていない貴様にな」
「な───ッ!?」
ゴーストの言葉に堪忍袋の緒が切れかかるマリア。彼女の整った顔に青筋が立っているのは気のせいじゃないだろう。
一方のスペクターはマリアとは違い、ゴーストを先程より警戒していた。
(どういうこと? ゴーストチェンジしたはずなのに力を感じない。何なの、この感覚? まるで、そこに何もないかのような───)
スペクターが、自分が感じ取った違和感について考察する中、マリアはゴーストに向かってギャーギャー言っていた。
「じゃあ何ッ!? 今すぐにでも、私たちを倒せるというのかしらッ!?」
(思い出して・・・あのとき、何て言っていた? リ・ショブン? 一体何処の・・・───ッ!)
「マリア姉さんッ! すぐに防御体勢を───」
「出来るとも──────この通りに」
「・・・・・・・・・え」
ほんの一瞬。瞬きをする暇さえもない時間の内に、ゴーストはいつの間にかマリアの背後に立っていた。
何が起きたか理解出来ないマリア。僅か、0.01秒すら満たさない出来事に驚くスペクター。そんな二人を放って、ゴーストは前に一歩踏み出す。
────次の瞬間、マリアたちの腹部に殴られたような強烈な衝撃が襲った。
「───ッ!?」
「カハッ───!?」
肺の空気が全て吐き出され、倒れ込むマリアとスペクター。腹を押さえて蹲る二人の頭の中に『一体何が起きた?』『こいつは何をした?』等の疑問が埋め尽くす。
「それでは、通らして貰うぞ」
その一言だけを残し、ゴーストはカ・ディンギルの元へ駆け出した。
時間は少しだけ遡り、カ・ディンギルの麓。
響たちは、そこでドクター・ウェルから月の落下を聞かされた。すぐさま、翼が『そんなことがあれば、各国機関が黙ってるはずない』と否定するが・・・。
「黙ってるに決まってるじゃないですか。対処法の見つからない極大災厄など、さらなる混乱を招くだけ。不都合な真実を隠蔽する理由など、いくらでもあるのですよ」
「まさか、この真実を知る連中ってのは、自分達だけが助かるような算段を始めてるわけじゃ───」
「だとしたら、あなた達はどうします? 私たちの答えが───ネフィリムッ!」
突然、クリスの足元が盛り上がり、地面の下からネフィリムが姿を現し、クリスの体を上に飛ばした。
地面に容赦なく叩きつけられるクリス。気を失うことは無かったが、背中を打ち付けたせいで一時的に体が麻痺した。
「雪音ッ!」
翼が地面に叩きつけられたクリスに意識を向ける。
その時に出来てしまった一瞬の隙。ドクター・ウェルはソロモンの杖から嘴を持った長身のノイズ『ダチョウ型ノイズ』を召喚し、そいつらが出す粘液で二人を拘束した。
「なッ、こいつらはッ!?」
「くッ、このようなものでッ!」
翼が抜け出そうともがく。そんな彼女らに近づくネフィリム。粘液の拘束から抜け出す前に、ネフィリムの攻撃が翼達に命中してしまう。
だがしかし、それを許す響たちではなかった。
「せいッ、はあああッ!」
「ふ───ッ!」
響がネフィリムを殴り飛ばし、ネクロムが翼たちの側にいたノイズを蹴りつける。
「未来、翼さんたちをッ!」
「うんッ! 任せてッ!」
響はそのままネフィリムと対峙し、ネクロムは翼たちを守るようにノイズと対峙する。
響がネフィリムに殴りかかる。
ネフィリムも負けじと応戦するが、スピードは響が上。ネフィリムの攻撃を全て回避し、がら空きになっていた腹に拳を叩き込んだ。
ぶっ飛ばされ、地面に叩きつけられるネフィリム。しかし、これといったダメージは受けていない。
「ルナアタックの英雄よッ! その拳で何を守るッ!」
響は更に追撃を仕掛けようと拳の装甲をスライドさせ、ネフィリムにとどめを刺そうとする。しかし、ドクター・ウェルがソロモンの杖で響とネフィリムの間にノイズを召喚する。響は邪魔なノイズを消すために左拳を突き出した。
その時だった。
「そうやって君はッ! 誰かを守るための拳で、もっと多くの誰かをぶっ殺してみせるわけだッ!!」
「────ッ!」
『それこそが偽善』
ドクター・ウェルの言葉を聞いた響が思い返したのは、あのライブの日に言われた調の言葉。それにより、ほんの一瞬だけ視野が狭くなる。
僅か0.5秒も満たないその一瞬が、惨劇を引き起こした。
────ザシュッ!
「────え」
突き出した左腕の拳から肘の少し上までの感覚が消える。代わりに伝わるのは熱。
───何が起きたの?
現実に戻った響が見たものは、
────自分の腕に食らい付くネフィリムの姿だった。
それを理解した瞬間、ネフィリムは響の腕を食い千切った。
「響いいいいいいいッ!!!!?」
僅かに残った響の腕の傷口から多量の血が噴射され、それを見たネクロムが響の名を叫ぶ。
響は自分の体を襲う激痛に耐えかね、その場に膝をついた。
「いったぁぁぁッ! パクついた・・・ッ! シンフォギアをこれでえええッ!」
「・・・あ、あ、ああああああああッ!」
ネクロムが絶叫しながらドクター・ウェルに殴りかかる。
しかし、ドクター・ウェルはダチョウ型ノイズを召喚し、ネクロムの動きを拘束した。
「離してッ! 邪魔をしないでッ!!」
ネクロム・・・いや。未来はマスクの下で涙を流しながら、歪んだ笑みを浮かべるドクター・ウェルを睨み付ける。
ドクター・ウェルはその視線をものとせず、声高らかに叫んだ。
「完全聖遺物 ネフィリムは、いわば自立稼働する増殖炉ッ! 他のエネルギーを暴食し、取り込むことで、さらなる出力を可能とする───さあ、始まるぞッ!」
ドクター・ウェルがそう言った瞬間、ネフィリムの体が脈動し、至るところから赤黒い光が発せられ、先程よりも二回り程肥大化していく。
それを確認したドクター・ウェルは祝福するように声高らかに言った。
「聞こえるか? 覚醒の鼓動ッ! この力がフロンティアを浮上させるのだッ! フハハハハハハァハハァッ!」
自身の勝利を確信し、歓喜の声を上げるドクター・ウェル。
だがしかし、彼は興奮しすぎていた為、気づいていなかった。
ネフィリムの前で膝をつく響の変化に。
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───痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいタいいタいいタいいタいいタイいタイいタイいタイいタイイタイ
激痛が身体中を駆け巡る。
───怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖いこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこワいこワいこワいこワイこワイこワイこワイコワイ
死の恐怖が襲いかかる。
───嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だいやだいやだいやだいやだいやだいやだイやだイやだイやだイやだイやだイやだイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ
死にたくないと強く願う。
───やらなきゃ・・・やらなきゃ・・・やらなきゃ・・やらなきゃ・やらなきゃやらなきゃやらなきゃやらなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ殺らなきゃ
───殺らなきゃ、わたしが
殺されるッ!!
次の瞬間、どす黒いナニカが響の体を多い尽くした。
●●●●●●●●●
「□□□□□□□□・・・」
「あれは───ッ!?」
解き放たれた獣の・・・いや。黒く染まった響の姿に、翼は目を見開いた。それは近くで同じように拘束されたクリスやネクロムも同じ。その姿をクリスは直接、翼とネクロムはデータで見たことがあった。
それは
黒く染まったそれは、もはや破壊するだけの、自分の敵を殺すだけの獣。
「□□□□□ッ!」
暴走状態の響が咆哮する。
そして、ギアのエネルギーを応用し、アームドギアを作り出すように失った左腕を形成した。
「~~~・・・□□□□□ッ!」
暴走状態の響が一瞬でネフィリムに肉薄し、がら空きになっていた胴に鋭い一撃を放つ。
拳がめり込み、あまりの痛みにネフィリムは後ろに退く。しかし、響のラッシュは止まらない。胴に、顎に、脳天に、首や横腹に、次々と攻撃が繰り出された。
ネフィリムは堪らず響を殴り飛ばすが、響はすぐさま立ち上がり、襲いかかる。
「やめろぉッ! やめるんだぁッ!
成長したネフィリムは、これからの新世界に必要不可欠なものだッ! それを・・・それを・・・ッ! やぁめろおおおおッ!!」
ドクター・ウェルが発狂し、ネフィリムを護るために大型ノイズを召喚する。だが、それは響の手で五秒も経たない内に撃破された。
ギロリと、赤く染まった響の目がネフィリムを捕らえる。
その眼光に恐怖を覚えたネフィリムは響に背を向け、一目散に駆け出した。
だがしかし、暴走状態の響は逃がさなかった。
ネフィリムの上に飛び乗り、逃げられないように押さえつける。
「□□□□□ッ!」
逃げようともがくネフィリムに響は拳を突き刺し、ネフィリムの体内から妖しい光が脈動している心臓を引き抜いた。その様はまさに蹂躙。
心臓を抜かれたネフィリムはそれでも逃げようとする。
暴走状態の響は上に飛び上がり、右腕にエネルギーを巨大な槍状に形成して、対象に突き立てる技『狂装咆哮』が繰り出された。
ネフィリムが断末魔の叫びと共に爆発する。
その光と風は翼たちを拘束していたノイズたちを炭素の塊に変えていった。
光が収まったとき、そこにネフィリムの姿は無く、響以外に立っている者はいなかった。
「ひゃッ、ひッ、ひいいいいッ!」
その場から慌てて逃げ出そうとするドクター・ウェル。暴走状態の響はそんな彼の背中をしっかりと捉えていた。
彼女を見ていた翼たちは最悪の出来事を予測した。
それは、響が自身の手でドクター・ウェルを殺すこと。
「~~・・・□□□□□ッ!」
「バカッ!? 止めろッ!」「待て、立花ッ!」「響、駄目ッ!」
翼たちが響を止めようとするが遅く、黒く染まっている響の拳がドクター・ウェルを貫く。
「───殺らせねぇよ」
その直前に焔を思わせる紅の手が、ゴーストが響の拳を受け止めた。
「まさかと思ったが、暴走していたとはな」
響の拳を受け止めた状態でゴーストが呟く。
拳を受け止められた響はすぐさま後ろに跳び、距離を取った。
「~~・・・」
「お前に人殺しはさせぬよ。儂がお前を止める」
ゴーストは静かに・・・まるで渓流に流れる水のように静かに構えを取った。
数秒間、翼たちが見守るなかで、二人の間に流れる沈黙。それを破ったのは・・・響だった。
「□□□□□ッ!」
暴走状態の響がゴーストに殴りかかる。
強化されたネフィリムを苦しめた拳を繰り出す。しかし、
「───ッ!?」
「・・・柔いな」
まるで幼い子供が投げたボールを受け止めるように、響の拳を静かに受け止めた。そして、響が攻撃を受け止められたことに驚いている隙を狙って、鳩尾に拳を叩き込んだ。
「□□ッ!? □□□□□ッ!」
苦痛に一瞬だけ顔を歪めたが、すぐさまラッシュを決めようとする響。しかし、ゴーストの拳がそれよりも早く、3発叩き込まれた。
ぶっ飛ばされる響。しかし、空中で態勢を建て直し、慌てること無く地面に着地した。
(ふむ・・・あの程度では止まらんか・・・ん?)
考え事をしていたとき、ふと視界で右腕にエネルギーを槍状に収束させている響の姿が移った。
暴走状態の響がゴーストをその槍で串刺しにしようと突撃した。しかし、
「遅いな」「───ッ!?」
それは一秒にも満たない時間の出来事だった。突然、ゴーストが響の目の前から消えたと思ったら、次の瞬間には響の背後に回り、彼女の首を絞めていた。
「~~ッ! ~~~ッ!!」
必死に逃げ出そうともがく響。しかし、ゴーストはより強く首を絞め、腹に肘を打ち込まれようが、脛から何かが割れる音が聞こえるくらい蹴りつけられようが離しはしなかった。
それが数秒間続いたところで、ようやく響が気絶し、いつものシンフォギアの姿に戻った。
「・・・悪かったな、響」
腕をほどいたゴーストは響を抱き上げ、気を失った彼女に小さな声で謝った。
気を失った彼女が謝ることはなく、ただ
それから数十分後。武瑠、未来、クリス、翼、弦十郎は大天空寺の客間に集まっていた。
そこに響の姿はない。今、彼女は意識のない状態で、了子、ダ・ヴィンチ、ナイチンゲールの3人が徹底的に検査をしている。
重苦しい空気が流れるなか、武瑠がクリスに問い掛けた。
「・・・聞いたぞ、クリス。何で、俺に伝えないようにしようとしたんだよ」
「今は関係ねぇだろ」
「もし、風鳴司令が教えてくれなかったら大変なことになってたかも知れないんだぞ?」
「なんだよ? 全部、あたしが悪いって言いたいのか?」
「そうは言ってないだろッ!」
「そう言ってんじゃねえかッ!」
「二人とも、止めてッ!」
いがみ合う武瑠とクリスを未来が止める。その顔は悲しさと悔しさでグチャグチャになっていた。
「二人が喧嘩しても・・・響は戻ってこないよ・・・それに、響だって二人が喧嘩している姿なんて・・・」
「・・・チッ」「・・・ごめん」
二人が静かになり、また客間を重苦しい空気が満たした。
そんなとき、客間の戸が開けられ、了子が入ってきた。
「おっ待ったせ~・・・て、どうしたのよ? みんな、顔が暗いわよ」
「了子さん、響の容態は・・・」
「安心しなさい、未来ちゃん。命に別状は無いわ。明日、明後日には目を覚ますわよ」
「・・・了子くん。『命に別状は無い』ということは、他に異常があるんだな?」
「・・・ええ。正直、結構前からこうなる可能性はあったのよ」
そう言って、了子は全員が囲む机の上に数枚のレントゲン写真を置いた。
「これは響ちゃんのレントゲンよ。一応、道具なしで肉眼で見えるように加工してあるわ」
「これが響の・・・」
「しかし、これは・・・」
翼は難しい顔をしていた。それはこの場にいる全員が同じだ。
なにせ、了子が出したレントゲンには人の体の輪郭内に木の根のようなものが張り巡らされていた。その根の中心は心臓。・・・そう、響の体内に残った聖遺物、ガングニールの欠片があった場所だった。
「その根っこのようなものは聖遺物。響ちゃんと融合し、彼女の体内を侵食しているものよ。もし、このまま響ちゃんが戦い続ければ────」
───死ぬわ。
『───ッ!?』
それを聞いた瞬間、幼馴染みである武瑠と未来の顔が絶望に染まった。
「そんな・・・響、が・・・」
「助ける方法は無いんですかッ!? ナイチンゲールさんの力とか、了子さんの先史文明期の知識とか・・・ッ!」
了子に詰め寄る武瑠。
了子は難しい顔で答えた。
「・・・唯一の方法は『
「そんな・・・」
武瑠は絶望し、その場に崩れ落ち、未来に至っては焦点のあっていない目で虚空を見つめるだけだった。
このときの彼らは気付いていなかった。
窓の外から客間を覗く、青い蛇がいたことに。
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仮面ライダーゴースト:オレ眼魂、闘魂ブースト眼魂
ムサシ眼魂
ロビンフッド眼魂
ビリー・ザ・キッド眼魂
レオニダス眼魂
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ドレイク眼魂
アナスタシア眼魂
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仮面ライダーネクロム:ネクロム眼魂
ダ・ヴィンチ眼魂
ナイチンゲール眼魂
ホクサイ眼魂
仮面ライダースペクター:スペクター眼魂
ヴラド眼魂
フウマ眼魂
???眼魂
ユルセン『次回、戦士開眼シンフォギアゴーストGッ!』
未来「響・・・」
与えられた驚異的事実。
そんなとき、届けられた一通の手紙。
セレナ「あなたの眼魂をいただきますッ!」
未来「わたしは負けないッ!」
『勝負! 亡霊と死霊使い!』