すいませんでした。
リアルに大変な事があり、暫くは携帯を触れることは出来ないと判断した為、更新凍結していたのですが…………
予想外な事に、その大変な事が早く片付いてしまって…………
まじですいませんでした。
お騒がせして、本当にごめんなさい。
こんな自分の作品ですが、これからも読んでくれるとウルトラ級に嬉しいですッ!
それではシンフォギアゴーストをどうぞ。
「「………………」」
太陽が真上に昇るまでの一歩手前、つまりもうすぐ正午になろうとしていた時。
場所は大天空寺のキッチン。そこにいるのは三人。その内の二人、武瑠とクリスの間には重苦しい空気が漂っていた。
「……あの~……クリスさん? そんなにじっと見られると、調理がしにくいんだけど……俺、なんかした?」
「べっっっつに~? また一人で先行した事を怒ってませんが何か?」
「なんか、すいません……」
「謝んなくていいよ。お前もあのバカと同じだってことはよくわかっているしな……
───あたしが文句を言いたいのは、そいつの事だよ」
そう言ったクリスの視線を感じたのか、キッチンにいたもう一人は振り返った───ツインテールを揺らしながら。
「……なにか?」
「なにか?、じゃねえよッ! なんで敵のお前が
「……捕虜の身と言ってもお世話になるんだから、これくらいのことはするべきと判断した結果。武瑠先輩、これでいい?」
「……うん、おひたしは完成だな。じゃあ、調、後ろの棚に皿があるから、それに盛り付けておいてくれる? クリス、手伝ってあげて……───クリス?」
「……あ、いや、なんでもねえッ!」
(自然に名前で呼びあってやがる、だとぉッ!? しかも先輩呼びッ!?)
何故だろうか? クリスには二人が熟年夫婦のように見えてしまい、彼女の胸の奥ではモヤモヤとしたものがうずまいていた。
今、大天空寺には調、切歌、セレナが捕虜として捕らえられていた。
先日、二課のエージェントに囲まれた際、調たちは抵抗することなく、条件付きで降参したのだ。その条件はセレナ・カデンツァナ・イヴの身体検索と出来る限りの治療。
弦十郎は二課直属の病院に入院させようとするが、彼女の身体異常は聖遺物が関係していると調が申告した為、聖遺物関係のプロである了子、治療のプロであるナイチンゲールがいる大天空寺へ搬送。調たちの身柄も大天空寺で預かることになったのだ。
……大天空寺に着いたとき、了子を見た切歌たちが悲鳴を上げたのは当然と言っていいだろう。
「……切ちゃん大丈夫かな? 今朝起きてすぐに櫻井 了子を見て、またすぐに気絶しちゃったけど」
「オーバーリアクション過ぎなんだよ。……で? なんで、マリア・カデンツァナ・イヴは態々フィーネを名乗ってたんだ?」
「……それは私にも不明。でも、計画を考えたのはマムだから、マムに聞けば分かるはず」
けど……と少し悲しい表情になる調。
現在の彼女らは、ある程度の自由があるとはいえ、捕虜の身。マリアたちに連絡をとることは出来ないし、それとは別に、自分達に本当の事を話してくれなかった事への悲しみが彼女の表情をより暗くした。
そんな時、クリスが然り気無く口にした。
「……迷ったら、あいつを……武瑠を頼れ」
「……え───?」
「あいつは自分が大変だってのに、誰かが大変な状況になってる時とか、助けを求められたときとかにはそっちを優先する。あたしの時もそうだった」
「……大変って、あの人も融合症例なの?」
「いや、あいつはそれよりもヤバい。なんせ、死んでるんだからな」
「……死ん、でる……ッ!? でも、今キッチンに───」
「肉体は滅んで、今は魂だけの状態だとさ。あたしも初めは嘘だって思ったけど、目の前で壁をすり抜けられたらなぁ」
「……あの人の願いって、生き返ること?」
「ああ。そうなんだけど……あいつはその一番重要な事を後回しにして、回りの事を第一に考える。ホントにバカな奴だよ」
───だからこそ、あたしは救われたのかもしれない。
その言葉を、クリスは口に出すことはなく、己の胸のなかに留めておいた。
「……スゴいんだね、あの人」
「ま、そんなバカはもう一人いるけどな」
「……わたし、前にその人に対して酷いことを言った。許して貰えるのかな……」
「許すよ。あいつはそういう奴だ」
(二人とも、なんだかんだで仲良さそうだなぁ)
でも、早く盛り付けてほしいなぁ。
だが、仲良さそうに話す女の子二人の邪魔をする勇気もなく、ただ二人が盛り付けるのを待つ。
───そのつもりだったのだが、
『ニギャァァァァァァッ!!?』
「───ッ!? 今の悲鳴って───」
「……切ちゃんッ!」
調はすぐさまキッチンから出ていき、武瑠達もその後を追って、悲鳴が聞こえてきた大広間へ向かった。
リビングに着くと、彼らを待っていたのは、
「………………」ガクブルガクブル
「…………はぁ」
「「「…………どういう状況?」」」
机の影に身を隠して震える切歌と、そんな彼女を見てため息を吐く手術衣姿の了子に、三人の声が重なる。
切歌は調を見ると涙を流しながら彼女に抱きついた。
「調ぇぇぇッ! 櫻井 了子がいるデスよッ!? なんでまだ現世にいるんデスかッ!? 悪霊退散デスッ!! オン・サン・ザン・サク・ソワカデスッ!! オン・マリシエイ・ソワカデスッ!! 数万年独り身の行き遅れ悪霊はさっさと成仏して天に帰れデスッ!!!」
「おい、貴様。さっきから黙って聞いていれば───」
「りょ、了子さん、落ち着いてッ! 何があったんですかッ!?」
「どうもこうも、部屋に入ったらソイツが居たから軽く挨拶しただけだッ! そしたらソイツは私の顔を見た瞬間に悲鳴をあげおって……ッ!」
「……まあ、悪霊で行き遅れであることには間違いねぇしな」
「あ゛あッ!?」
ぼそりと口に出たクリスの言葉にガチの殺気を飛ばす了子……いや。今回はフィーネの方が正しいだろう。その殺気に、自分に向けられた訳でもないのだが、
「ビエエエエエエエエエエッ!!!」
「……切ちゃん、よしよし」
「了子さんッ! 殺気、抑えてッ!」
調は泣きわめく切歌を落ち着かせ、武瑠は息を荒くするフィーネをなんとか抑えようとする。
そんなときだった。
コンッコンッ、と乾いた音が若干混沌と化していた大広間に乾いた音が響く。音源である出入口付近では了子と同じように手術衣を着たダ・ヴィンチとナイチンゲールの姿があった。
「ハイハイ。みんな、静粛に。取り込み中の所悪いけど、セレナ・カデンツァナ・イヴの検索兼手術が終わったよ」
「ごめんッ! ダ・ヴィンチちゃんッ! その前にこの状況をどうにかしてッ!? ナイチンゲールもッ! 最悪、武力行使していいからッ!」
五分後。
なんとか了子を宥めた武瑠たちは昼食を食べ終え、地下の研究室でセレナ・カデンツァナ・イヴの検査結果と昨日の彼女の暴走について調たちから話を聞こうとしていた。
「───では、単刀直入に話そう。彼女、セレナ・カデンツァナ・イヴは響くんと同じ融合症例だ」
「しかも、彼女に融合したのはおそらくネフィリム。……そうだな?」
「……うん」「……デス」
フィーネの質問に調達が頷き、それを聞いていたクリスは目を見開いた。
「融合症例って……そう簡単になれるもんなのかよッ!?」
「なれるものじゃない。だが、何らかの原因……おそらくは仮面ライダーになったことが原因だろうな。それが彼女を融合症例に至らせたのだろう。
───というわけで、一部始終を知ってるであろう貴様を呼んだわけだが」
「なるほどね。珍しく、昼食に呼んでくれたと思ったら、これが理由か」
武瑠が作った肉じゃがを口に運ぶ魔術師。
初めは調たちに聞こうとしたのだが、調たちは彼女とネフィリムが融合している事を知っているだけで、どうしてこのような状況になったのかは知らなかった為、武瑠たちは事の全てを知っているであろう魔術師を呼んだのだ。
「……まあ、ご飯を御馳走してくれた礼だ。語ってあげよう。仮面ライダースペクターが生まれ、同時に世界で初めての聖遺物融合症例が生まれた物語を───」
●●●●●●●●●
───あれは六年前だ。
ちょっとした気まぐれで、私はアメリカにあったとある研究所、F.I.S.の施設で行われようとしていた聖遺物の機械的制御……つまり、歌ではなく機械的に制御しようとする実験を見ていた。
え? 狙ったんじゃないのかって? 本当に気まぐれだよ。
……話を戻すよ?
僕は住んでいる場所から魔術を使って中の様子を見ていた。
実験対象は完全聖遺物『ネフィリム』。
その時、実験を見ていたのはアメリカのお偉いさん、研究員。そして、ナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤ、セレナ・カデンツァナ・イヴとマリア・カデンツァナ・イヴの姿もあった。。
実験に失敗は付き物。そのいざという時の為にその中で戦えたセレナ・カデンツァナ・イヴは呼ばれた訳だが、彼女を呼んだナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤとその付き添いのマリア・カデンツァナ・イヴはそのいざという時が来ないことを祈っていた。
しかし、その時は来てしまった。
実験は失敗。ネフィリムを起動させることは出来たが、制御が出来ずに暴走。
このままでは多くの犠牲が出てしまう。そう考えたセレナ・カデンツァナ・イヴは姉の制止を振り切って、シンフォギア『アガートラーム』を纏ったネフィリムと対峙。
被害を最小限かつ、迅速に事を終わらせるために、彼女が取った手段は───絶唱。
シンフォギア装者である君たちなら知っている筈だ。
彼女は時限式では無かったが、その技がどれ程強力で危険なものなのかを。
だがしかし、暴走したネフィリムには一人の絶唱では倒すことは出来なかった。
シンフォギアが解かれ、血涙を流しながら床に倒れ伏す、敗北したセレナ・カデンツァナ・イヴ。もう助かることは無いだろう。その場を見ていた誰もが思った。
だがしかし、私は思ってしまった。それじゃあ、面白くない。物語はハッピーエンドでなくては。
私は実験室内に転移し、時間を止め、彼女に提案した。
───力は欲しくないか、とね。
始めこそ渋ってはいたが、彼女はその力を……仮面ライダーの力を受け入れた。
それが、仮面ライダースペクターの誕生だった。
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