バトスピに仮面ライダーゴースト本格参戦を記念して、この話を投稿しました。
今回はウルトラ級に本編とは無関係の茶番です。
それでもいいと言う方はどうぞ。
いつの時代も殆どの人は娯楽や刺激を求めている。ゲームや漫画など、娯楽に溢れる今の時代でその欲求を満たすのはそれなりに簡単なことだろう。
しかし、過去の時代はどうだろうか? 漫画やゲーム、3D映画、ネットなど、過去の人物達がそれらを知ったとき、どのような反応を示すのだろうか。
今日は大天空寺に住まうある英霊のそんな一時を御見せしよう。
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「~~~~♪」
とある日の昼過ぎ。ホットパンツにTシャツと今の時代に合わせた、当時仕えていた者が見れば発狂するであろう服装のマリーは最近ハマっている海外ドラマを見る為、リビングに向かっていた。
(アナスタシアも誘ったけど、断られたのは残念だったわね。マク◯イバー、面白いのに……)
だいぶ現代に染まりつつあるマリーだが、今は咎める従者も居ないので気にしない。
折角だし、武瑠に許可を貰ってポテトチップスを食べようと考えながら扉を開けるマリーだが、そこには先客がいた。
「天空勇士セメン・バード
「フラッシュは無し。ライフで受ける」
「やったーッ! 私の勝利デスッ!」
「何故、今のアタックはブロックしなかったの? せっかく回復状態のガーデニアが居たのに」
「切ちゃんのフィールドにはLv4のジェット・イーグルがあるから、爪鳥
「次、わし! わしにもやらせて!」
リビングの中央にあるテーブルを囲むのは武瑠に切歌、調、アナスタシア。そして、先日仲間になったばかりの黒髪少女、織田 信長ことノッブだった。
「皆さん、ごきげんよう」
「あら、マリーじゃない。ごめんなさい。貴女のお誘いを断ってしまって……」
「別にいいわ。察するに武瑠たちと約束があったのでしょう? それで、武瑠たちは何をしているの?」
「『バトルスピリッツ』だそうよ」
「バトルスピリッツ?」
「そう。縮めて『バトスピ』。現代のカードゲームの一つらしいわ。私もこの前武瑠に教えてもらったの」
「トランプとは違うの?」
「トランプのように幅広い遊戯は出来ないけど、トランプ以上に奥の深い物。私と切ちゃんも武瑠先輩に教えてもらった」
「なるほど。とても面白そうね」
机の上に広げられたカードと青い小さなプラスチックの塊、それよりも一回り大きく、周りをシルバーで塗られた赤いプラスチックの塊。初めて見るそれにマリーは興味津々だった。
「ねぇ、武瑠。私もこのバトスピを教えてくれないかしら?」
「だったら俺の楽族を貸すよ。ちょっと癖は強いけど、初心者でも使いやすいようにしてるから」
「ありがとう♪」
こうして、マリーはバトスピバトラーとして一歩踏み出したのだった。
引きの運勢。コアの扱いは。相手との駆け引き。そのどれもが彼女にとって、初めての体験だった。さらに武瑠はマリーにバトスピのアニメを見せ、言い方は悪いかもしれないが、かのマリー・アントワネットはバトスピの沼にドップリと浸かり始めたのだった。
しばらくして、彼女はバトスピバトラーなら誰もが思う事を口にする。
「ねぇ、武瑠。スピリットが動くところを見たいわッ!」
「なら、アニメを見れ「いいえ。違うの」───まさかとは思うけど……」
「そのまさかよ♪ 自分の召喚したスピリットが動くところを見たのッ!♪」
「あー、なるほど……アニメの戦いがしたいと。無理です」
「何故? やる前から諦めたら何も出来ないわよ」
「だって、あれは二次元。
「あら? 大天空寺は他とは違う、あらゆる時代の技術が集まってるのよ。なら、同じことが可能ではなくて? 了子か、ダ・ヴィンチに聞いてみましょうよ」
「聞くだけ無駄だと思うけどなぁ……」
マリーに引っ張られ、武瑠は了子達の元に向かい、事情を説明すると、
「「
「出来るのッ!?」
「シミュレーターの応用よ。少し調整だけど」
「でも、どうせなら本格的にしよう。バトルフォームは私に任せてくれ。三十分で作って見せよう」
「ええッ! よろしくお願いするわッ!♪」
「ま、マジか~……」
───数十分後。
暇を持て余した英霊や響達がリビングに集まっていた。テレビにはシミュレーション室の内部が写し出されている。
「そろそろ始まりますね、沖田さんッ!」
「そうですね。何をやるかは知りませんけど」
「お前らが喋るとどっちがどっちか分からんくなるんじゃが……わしだけか?」
「武瑠先輩、どのデッキで戦うんだろう?」
「お兄ちゃん、超星を使うって言ってたですッ!」
(ちょうせい? こ、この子たちは何を言ってるの……?)
(マリア姉さん、話に着いていけなくて困惑してる……)
「未来もバトスピをしているの?」
「はい。呪鬼を使っています」
「お前も呪鬼にしたらどうだ? ねちっこい戦法とか、お前にぴったりだ」
「……そうね。逆に貴女のようなお子さま脳には難しい戦法よね」
「あ゛あ?」「なに?」
「ふ、二人とも、落ち着いて……」
一方、シミュレーション室では、ダ・ヴィンチ特製バトルフォームを身につけた武瑠とマリーが対峙していた。二人の前にはプレイ台が置かれていた。
『双方、準備はいいかしら?』
「問題ありません」
「何時でもよろしくてよ」
『それでは両者、前に』
ダ・ヴィンチの合図で二人は台に近づき、その右上に各々のデッキを置く。
『それでは二人ともゲームを始めようか。掛け声は知っているよね?』
ダ・ヴィンチの問い掛けに、二人はバトスピに欠かせないあの言葉を声高らかに口にした。
「「ゲートオープンッ! 界放ッ!」」
二人の声に反応し、景色が一変。青空の下に広がる円形の大きなフィールドに変わる。その風景はかつてテレビで見たバトルフィールドにそっくりだった。
「本当に作るなんて……」
「スゴいわ♪ 本当にアニメのようなバトルが出来るのねッ!♪ それじゃあ、早速始めましょうッ!♪」
「……分かりましたよ。それじゃあ、先攻は貰ってもいいですか?」
「ええ。よろしくてよ」
二人はデッキから初手に四枚引き、互いに準備を整える。ライフには五個の青く小さな塊『コア』。その下のリザーブにはコアよりも一回り大きな赤いコア『
武瑠は鋭い目付きでマリーを睨む。
「マリー。ゲームだからと言って、手加減するつもりはない」
「ええ。全力でかかっていらっしゃい」
「それじゃあ行くぜッ! スタートステップッ!」
武瑠は声高らかにステップを宣言し、ゲームを進めていった。
続き……つまり、バトルシーンを書くのは心が折れそう。
でも、もし読んでみたいという方がいれば、メッセージで直接リクエストをお願いします。
それでは本日はこれにて……
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