戦士開眼シンフォギアゴースト   作:メンツコアラ

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 やっと投稿できた。
どうも皆さん。メンツコアラです。
今回は眼魂入手イベントということで、今回はFateシリーズの中でも人気のある(だと思いたい)英雄を選びました。
それではシンフォギアゴースト新編スタートです。


戦士開眼シンフォギアゴーストFG 勇姿!英雄の魂!
征服! 王と臣下と約束の海! 前編


 ロンドン。

 そこは現代的な都市であると同時に長い歴史を持つ、イングランド及びイギリスの首都。ヨーロッパ域内で最大の都市圏を形成しており、『タワー・ブリッジ』や『ロンドン・アイ』、『ウェストミンスター宮殿』等の名所も数多く存在している。

 

 そんなロンドンにある空港の一つ『ヒースロー空港』に彼らの姿があった。

 

「遂にやって来ました、ロンドンッ!」

 

「ワクワクするねッ!」

 

「ちょっと二人とも。周りに迷惑かけるから静かに」

 

「これが落ち着いていられるかッ! 初の海外、初のロンドンだぞ? テンションが上がるに決まってるだろッ!」

 

「写真撮ろうよッ! ほらッ! ロンドンの空ッ!」

 

「よし来たッ!」カシャッ

 

「ロンドンのタクシーッ!」「ほいッ!」カシャッ

 

「ロンドンの英語看板ッ!」「OKッ!」カシャッ

 

「そして、ロンドンにいる───」

 

「「わたしたt(俺たt)───」」

 

 次の瞬間、パパンッと乾いた音が空港に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「───で? ちょっとは落ち着いたか?」

 

「「ごめんなさい……」」

 

 数分後。空港の外でハリセンを肩に担ぐクリスとその後ろで苦笑する未来と翼の姿があった。彼女たちの前には、たん瘤を作った響と武瑠が正座させられていた。

 

「ったく……あたしらが来たのは観光じゃ無いだろ?」

 

「「へ? 違うの?」」

 

「クリス、次はこれを使って。武瑠だけに」

 

「オッケー、分かった」

 

「オッケーじゃないよッ! なんで俺だけガンガンキャッチャーッ!? てか、此処で出したらダメでしょッ!」

 

「大丈夫。日本アニメの玩具だって言えば隠し通せるから」

 

「出来そうなデザインで反論できない……」

 

「皆、落ち着け。視線を集めているぞ」

 

 翼に言われ、クリスたちは見ていた人たちに『何でもありませんよ』と笑顔を振り撒く。視線が向けられなくなると、クリスと未来は深く溜め息をついた。

 

「あのなぁ。態々おっさんたちがプライベートジェットまで準備してくれてんのに、目的を見失ってどうすんだ? 特に武瑠。お前が一番忘れちゃダメだろ。あたしらは()()()()()()()()()()()()()()()()()来たんだから」

 

 イスカンダル。アレキサンダー、アレクサンドロスとも呼ばれる英雄で、ペルシャ、エジプト、西インドなどの多くの土地を征服した古代マケドニアの覇者。別名『征服王』。

 数日前に次の眼魂がイスカンダルと教えられた武瑠たち。弦十郎たちの調査の結果、27年前に『ケイネス・エルメロイ・アーチボルト』という人物がイスカンダルの聖遺物を買い取っていた事が判明。彼の家がロンドンにあるということで、弦十郎は直ぐ様プライベートジェットを手配。武瑠たちにとって見知らぬ地でもあるため、今回は武瑠、未来、響、翼、クリスの五人で訪れたのだ。

 

「それは分かっているけどさ……初めての海外だし、多少ははしゃいd「ガンガンキャッチャー貸してくれ」ごめん。俺が悪かったです」

 

「とにかくッ! 観光するにしても先ずは目的を済ませてからだ。さっさと行くぞ」

 

「「はーい……」」

 

(……雪音がマリアに見える。本人には言わない方がいいな)

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●●●●

 

 

 

 

 

 

 

 

 数時間後。武瑠たちは街外れにある館を訪れた。

 

「ここ、だよね?」

 

「叔父様が教えてくれた住所はここだ。間違いない」

 

「それにしても、凄い館だね。ケイネスさんってお金持ちなのかな?」

 

「聖遺物を取り寄せるんだから、それくらいの財力はあるだろ」

 

「とりあえず、早く目的を済ませよう?」

 

「そうだな」

 

 武瑠は門に取り付けられた呼び出しを押す。数秒後、スピーカーから女性の声が聞こえた。

 

『はい。どちら様でしょうか?』

 

「すいません。天空寺 武瑠という者なんですけど、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトさんはいらっしゃいますか?」

 

『残念ですが、それは無理でございます』

 

「留守ですか? だったら、いつ頃帰ってくるかだk『それは無理な要求です』───え?」

 

『残念ですが、ケイネス様は───』

 

 ───既に亡き人となっていますので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●●●●●●●

 

 

 

 

 

 

 

 

 予想していなかった、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの死。聞けば、イスカンダルの聖遺物を買い取ったその年に亡くなったらしい。それを知らされた武瑠たちは館を去り、街中にある小さな喫茶店で休憩を取っていた。

 

「はぁ…………」

 

「はぐはぐ……」

 

「元気を出せ、天空寺。項垂れていても亡くなった人は帰ってこないぞ」

 

「モグモグ……」

 

「だけど、どうすんだよ? これじゃあ、イスカンダルの眼魂を手に入れられないぞ」

 

「むしゃむしゃ……」

 

「司令や了子さんに頼んでみたけど、まだ時間かかりそう」

 

「ん~♪ 美味しい~」

 

「お前は食べるのを止めろッ!!」

 

「ひでぶッ!?」

 

 クリスのチョップが隣でサンドイッチを頬張る響の脳天に突き刺さる。

 

「クリスちゃん……なんで……?」

 

「お前が周りを気にせず、バクバク食べているからだッ!」

 

「だって、お腹空いてたもんッ! それに、このサンドイッチ凄く美味しいんだよ」

 

「理由になってねぇだろッ!」

 

「いふぁいいふぁいッ! ほっへひっはらないへ~ッ!」

 

「まあ、落ち着きたまえ。日本には『腹が減っては戦は出来ぬ』という言葉があるのだろう? ここは食事でもして、一息入れたらどうだい?」

 

「確かに……飛行機から降りて、何も口にしていなかったな」

 

「それじゃあ……食べないのも失礼だし……」 

 

「遠慮するな。私のおすすめなんだから外れはないよ」

 

「それなら安心だな。

 ────で、あんたは誰だ?」

 

 武瑠の視線がいつの間にか隣に座っていた金髪の女性に向けられる。見たところ、年齢はマリアよりも少し上だろうか。

 気配も感じさせず、いつの間にか座っていた女性に響たちは驚くが、それも一瞬。彼女の纏う雰囲気が、響たちを臨戦態勢に移した。

 

「おやおや? ただの一般人にそう警戒しなくてもいいじゃないか」

 

「それは無理だな。第一に、あんたは一般人じゃないだろ?」

 

「バレていたか。流石は世界を救ったヒーローといった所かな?」

 

 嘲笑うような笑みを浮かべる女性だが、警戒する武瑠たちを見て、少しでも解いてもらおうと自身の名を名乗った。

 

「私はライネス・エルメロイ・アーチゾルテ。現ロード・エルメロイにして、君たちが探していたケイネス・エルメロイ・アーチボルトの姪だ。以後お見知りおきを。特異災害対策機動部二課の諸君」

 

 そう言った女性……ライネスは不敵な笑みを浮かべて見せた。

 




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