幻想日記   作:青柳龍

12 / 64
さて、今日も頑張って書いて行くぞ!眠くならない内に!青柳龍です。
さて、今回の話で三話目となりますが、徐々に東方のキャラが話して来ていると思います。この調子で話させて行きたいのでよろしくお願いします。
それでは第三話始まり始まり。


第三話 もう一人の霊夢

「嘘だろ…」

俺は目の前に広がる光景に呆然とした。ここは聖白蓮のいる命蓮寺なのだが目の前には傷を負った聖を始めとした命蓮寺組の妖怪達が倒れていた。そして、円状に倒れている妖怪達の真ん中にいた人物。

「何で…何でこんな事をしたんだ!」

「…」

「答えろよ。答えてくれ!…霊夢!」

「…」

どうしてこうなったのか、それは数時間前に遡る。

 

 

 

 

俺は今、輝龍の頭の上に乗り幻想郷を回っている。何故、俺が幻想郷を回っているかと言うと博麗の巫女こと、霊夢が毎日やっている幻想郷の見回りを手伝う事となったからだ。その理由は、霊夢にお世話になったお礼をしたいと思ったからと、その見回りのついでに輝龍を乗りこなす訓練をしたいと思ったからだ。そして、この前霊夢に見回りのルートを教えてもらってから俺は霊夢と交代制で見回ってる。さて、俺が見回り最後となる命蓮寺へと来た。すると、早速出迎えたのは

「今日は晴竜さんでしたか。毎度お疲れ様です」

「こんばんは、寅丸」

寅丸こと、寅丸星はこの命蓮寺に暮らす妖怪で財宝が集まる程度の能力を持つ、しかもかの有名な軍神、毘沙門天の代理という凄い妖怪だ。

「こんばんは。いつも大変ですね」

「いや、それほどでも無いよ。ただ、おかしい所が無いか見るだけだから」

「でもこの前来た時は暗い顔をしてましたよ」

「あぁ、あれは輝龍に乗ってて酔ったんだ」

「龍に乗って、乗り物酔い!大丈夫なんですか?」

「大丈夫。大丈夫。すぐに帰って寝たら大丈夫だったよ」

そう寅丸と会話していると、

「誰かと思えば晴竜さんでしたか」

「こんばんは。聖さん」

この命蓮寺の僧侶で大魔法使いである聖白蓮。魔理沙やパチュリーと同じ魔法を使う程度の能力を持っている。

「こんばんは。お疲れ様です。どうです?慣れましたか式神に乗るのは」

「いえ、まだまだですよ。これから、もっと訓練しないと行けないと痛感している所です」

「そうですか。あ、そう言えば今、一輪と水蜜が夕ご飯の準備をしているのですがどうです?一緒に食べません?」

「うーん、お誘いありがたいですが今日は博麗神社で夕ご飯を食べる事になっていまして…」

「あら、それは残念でしたね。晴竜さんの話を聞きたかったのですが」

「すみません。それはまた今度と言う事で、それではまた」

俺は、二人に挨拶すると輝龍の頭に乗って、博麗神社へと向かった。

 

 

 

聖と寅丸は晴竜を見送ると聖は寺の中に、寅丸はさっきまでやっていた寺の掃除を始めようとした時だった。また人の気配がし、振り向くとそこには博麗の巫女の姿があった。

「あれ?今度は霊夢さんですか?一体何の用ですか?」

寅丸が霊夢に近付こうとした時、聖に肩を掴まれた。

「え、どうしたんです?聖様?」

「よく見てみなさい寅丸?博麗の巫女は、あんなに禍々しい霊力を持っていますか?」

「え…本当だ。凄い禍々しい霊力を感じます」

「寅丸、すぐにナズーリン達を呼んできて下さい。こればかりは、私一人だけでは無理かも知れません」

「あ、はい!」

寅丸はそう言って寺の中に走っていった。聖は寅丸を見送ると霊夢と対峙した。

「何故、博麗の巫女の姿をしているのか分かりませんがアナタは私達にとって良くは無い者とは分かります」

「…」

「喋りませんか…なら尚更、倒さねばなりませんね」

そう言うのが早いか、聖はスペルカードを使った。

「光魔、魔法銀河系!」

そう言い放つとすぐに光の玉が大過潮となって霊夢のような者に襲いかかった。だが、確かに当たったはずの攻撃はその者に傷一つ負わせなかった。よく見ればその者の周りに結界が張られていることが分かる。

「まさか!二重結界!」

謎の者が張った結界は紛れもなく霊夢のスペルカードである二重結界だった。

「なるほど。姿だけでなくスペルカードまで似せるとは、この様子だと能力も似ていますね」

聖は冷静に分析した瞬間、霊夢のような者は聖に襲いかかった。が、聖はそれを回避、そしてもう一枚のスペルカードで反撃した。

「超人、聖白蓮!」

そう唱えると聖は己の体を魔法で強化した攻撃で反撃した。しかし、糸も簡単に防がれてしまった。そして、驚く聖の腹に打撃を食らわせた。

「う、ぐっ!」

聖はふらつくが膝はつかなかった。

「やりますね…ですがここまでです」

そう言うと手を上に掲げた。その瞬間、周りを囲みタイミングを測っていたナズーリン達が踊り出て攻撃した。その時凄まじい光が視界を照らした。

 

 

 

「うん?」

俺は、凄まじい霊力や魔力の爆発と光を感じ後ろを振り返った。

「あれは…命蓮寺から?」

その時だった。陰陽師の勘が命蓮寺の皆が危ないと警告を出した。

「は!大変だ!」

俺はすぐに命蓮寺へと引き戻った。そして、

「嘘だろ…」

俺は目の前に広がる光景に呆然とした。ここは聖白蓮のいる命蓮寺なのだが目の前には傷を負った聖を始めとした命蓮寺組の妖怪達が倒れていた。そして、円状に倒れている妖怪達の真ん中にいたた人物。

「何で…何でこんな事をしたんだ!」

「…」

「答えろよ。答えてくれ!…霊夢!」

「…」

俺がそう尋ねても霊夢は答えなかった。そこで、俺は気付いた。そこに居るのが霊夢では無いと。

「貴様、誰だ」

俺は強い口調で言った。だが、霊夢の偽物は答える事無く宙に浮くとそのまま飛んでいってしまった。

「あ、待て!」

俺は追いかけようとしたが、聖達を置いて行くことも出来ず、すぐに一番傷を負っている聖に駆け寄った。

「大丈夫ですか!聖さん!」

「私とした事が、偽物だと思って油断しました」

「余り、喋らないでください」

俺は聖に治癒の術をかけると少しづつ傷が癒えて行くのが分かる。聖はほっと息を着くとそのまま、気を失ってしまった。俺はゆっくりと聖から離れると輝龍に命令し、応援を呼んでもらった。輝龍が応援を待つ間俺は聖以外の妖怪達にも治癒の術を掛けた。他の妖怪達は聖ほどでは無かったが大きな傷をそれぞれ負っていた。そこで、俺はある事に気付いた。

「全員、霊力や妖力、魔力を奪われている?」

聖達から本来感じれる力が弱いのだ。晴竜は突如現れた霊夢の偽物の企みを全く予想する事が出来なかった__

 

 

 

 

第四話に続く

 

 

 

 

 




よし、第三話完成しました。今回は聖さんの戦闘シーンを書いて見ました。どうだったでしょうか?尚、他のキャラの戦闘シーンも大体、このような表現方法でしますのでご理解下さい。さて、霊夢の偽物を出しましたがイメージとすれば、あのMMDの禍霊夢をイメージしてくれるとしやすいのではないでしょうか。それを考慮して読んでくれればありがたいです。
それではまた次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。