さて、今回で五話目になります。中々、思う道理に話が進まず手こずっていますが頑張って行きます。
それでは、第五話始まり始まり。
俺、安倍晴竜は昨日、命蓮寺を襲った偽霊夢の霊力が紅魔館の方から感じ、一緒に見回りをしていた霊夢と共に紅魔館へと向かっていた。すると、だんだんと紅魔館が見えて来た。
「これは…」
「酷い…」
俺と霊夢は紅魔館の状況に愕然とした。紅魔館の塀は所々壊され、館の方も壁が崩れていた。そして、紅魔館のメイド達やコブリン達が館の外に避難していた。俺達が近付くとメイド達の中には怪我をした者も居るらしい。隣の霊夢の方を向くと霊夢はした唇を噛み締めていた。
「大丈夫か!」
俺が怪我をしたメイド達に声を掛けると妖精のメイドが駆け寄って来た。。
「あ、晴竜様いい所に。お願いします。お嬢様達をどうか…!」
「一体どうしたの?」
霊夢が聞くと他のメイド達が霊夢から距離を取った。俺はメイド達の行動の意味を察した俺は慌ててここにいる霊夢は本物の霊夢だと説明した。メイド達が安心する所を見て霊夢は改めて聞いた。すると、人間のメイドが襲われた時の事を説明した。
「私はキッチンの所に居たのですが、突然外から大きな音が聞こえて窓から見てみれば霊夢様の様な方と戦っている美鈴様が見えて、私達はすぐに咲夜様を呼びに行こうとしたら館の壁が破壊されて…。そこからはもうパニック状態で…」
「それで、美鈴達は?」
「それがさっぱり…。私達は自分の身を守るので精一杯で…」
「そう。分かったわ。ここは危険だからあなた達は塀の外に出てなさい」
「分かりました。どうかお気をつけ下さい」
そう言ってメイド達はコブリン達の警護の中、避難して行った。俺と霊夢は見送ると紅魔館の中へと突入しようとした時だ。上の方の窓が割れ中からスカーレット姉妹と偽霊夢が踊り出た。
「何故、霊夢の姿をしているのは分からないけど…私達の家族に手を出したからには許さないわよ」
「そうだよ!ぜっぇぇたい許さないんだから!」
「…」
スカーレット姉妹が怒りに満ちる中偽霊夢は黙っていた。
「あれが、私の偽物…」
「…そうよ」
霊夢が呟きに答えたのは美鈴に肩を貸しながら歩いて来る咲夜だった。
「咲夜、大丈夫なのか?」
俺が聞くと頷いた。
「ええ、大丈夫よ。私はね…」
そう言って咲夜は肩を貸す美鈴を見た。
「美鈴、美鈴」
咲夜の呼び掛けに美鈴は薄ら目を開けた。
「あ、晴竜さんと霊夢さんじゃあ無いですか」
美鈴は弱々しく言った。それもそうだ。見るからにして咲夜よりダメージを受けている美鈴の妖力は弱っていた。
「美鈴!大丈夫?だいぶ、弱ってるけど」
「あ、はい。大丈夫ですよ。ほら」
と言って咲夜から離れようとしたが、ふらついて倒れそうになった。すかさず俺は美鈴を支えた。
「あ、すいません」
「何があ、すいませんだ!フラフラじゃあないか!」
「すいません…」
美鈴が謝ってくる。咲夜は俺から美鈴を預かると言った。
「また、謝った。この時ぐらいは素直になりなさい」
「はい…」
美鈴は返事をして咲夜に寄り掛かった。
「美鈴はいいとして今はあっちよ」
霊夢が空で戦っているレミリア達の方を指差した。
「それもそうだな。行くぞ霊夢!」
「ええ、行きましょう」
俺は輝龍に乗り、霊夢は空に飛んだ。俺達はすかさず、偽霊夢とレミリア達の間に入った。
「今度は逃がさない!」
俺はすぐに真言を唱えた。
『オンハビラウンケン、シャクタン!』
その瞬間に霊力の刃が偽霊夢の方に飛んでいった。しかし、偽霊夢は避ける事もなく手を前にかざすと結界を張った。
「これは…結界?」
俺の疑問に答えたのはレミリアだった。
「ええ、でもただの結界じゃあないわ。霊夢の使うスペルカードの二重結界よ」
「何だって!?」
まさか、霊夢のスペルカードまで使えるとは、だが、スペルカードは予想してなくても防ぐ事は分かっていた。だから、俺の攻撃は本命じゃあない。
「まぁ、いい。やれ!霊夢!」
偽霊夢は目を見張ると後ろを振り返った。そこには。
「はぁぁぁぁ!」
霊夢がお祓い棒を振りがざし、攻撃をしようとしていた。(あの距離、あのスピードなら絶対当たる!)俺はそう思った。しかし、偽霊夢が驚いたのはその一瞬だった。偽霊夢はそのお祓い棒を同じお祓い棒を出し受け止めた。
「なっ!?」
「得物も一緒なのか!」
俺と霊夢は驚いた。その瞬間を偽霊夢は見逃さなかった。偽霊夢は霊夢のお祓い棒を弾くと霊夢の右手を後ろに回り込み抑えた。たった一瞬で偽霊夢は幻想郷最強を抑え込んだのだ。こればかりは、俺、霊夢だけで無くレミリア達も驚いた。
「くっ!離せ!」
「…」
霊夢は逃れようともがくが決して離さなかった。すると偽霊夢は霊夢の耳に顔を近付けると
「__」
「え…」
呟いた後、霊夢は固まった。(霊夢、何を言われたんだ?)俺は間合いに入る瞬間を探りながら対峙していると、突然、偽霊夢は弾幕を撃ってきた。
「うわっ!」
俺は、すかさず回避した。その時だった。
「晴竜!霊夢が!」
「え?」
俺は偽霊夢と霊夢のいた方を見るとそこには偽霊夢と霊夢の姿は無かった。
「う、嘘だ、ろ」
俺は余りにも突然過ぎる事に頭が真っ白になった。俺は、声が続く限り叫んだ。
「れ、いむ。霊夢。霊夢ーーーーー!」
第六話に続く。
はぁ、やっと書き終わった。やっぱり上手く考えた通りに書けませんでした。しかし、何とか考えた流れに出来たので良かったです。後、第六話の予告を少し、次の話では語り手を霊夢になります。連れ去られた霊夢はどうなるのか。お楽しみに。
それではまた次回!