さて、今回の話の語り手は魔理沙になります。題名からどんな事が起きるのか分かった人もいるでしょうがとにかくやって行きたいと思います。時期は晴竜が元の世界に戻る少し前の時です。
それでは番外編始まり始まり。
ここは魔法の森。私、霧雨魔理沙やアリスがこの森の中で暮らしている。そして今私はアリスと魔法の訓練をしようとしていた。
「よーし、アリス早速やろうぜ!」
「いいよ。やろう」
アリス・マーガトロイド。私と同じ魔法を使う程度の能力を持つ魔法使いでその魔法で人形を動かす人形使いでもある。
「じゃあ、あの木に向かって魔法の攻撃だせ」
「あの木に?うん、分かった」
「まずはアリスからだぜ」
「うん。はぁぁぁー!」
アリスの魔力が膨れ、その魔力が水の塊となって木に飛んでいった。ぶつかった木は大きく揺れた。
「水魔法か…。シンプルなやつにしてきたな」
「ふふっ。シンプル・イズ・ベストだよ」
「なるほどなー。なら私も!」
私は、ポケットの中にしまっているミニ八卦炉を取り出そうとした。が…。
「あれ。あれれ?」
「どうしたの?」
「無い!八卦炉が無い!」
「ええっ!」
「どうしよう」
「どこかに落としたんじゃないの?」
「うーん。分からない。昨日の朝まではあったんだけど…」
「なら、昨日の朝からの行動を振り返ってみたらいいんじゃないかな。そうすればきっとあるよ!」
「そうだといいんだけど、でも何もやらないよりはマシか。よし!行こうぜアリス!」
「うん!」
こうして、私とアリスは昨日の行動を振り返る事にした。まずは、家の中から探した。たが、無かったので改めて昨日の行動を振り返る事にした。
「朝、起きたら何したの?」
「えっと。起きたら、ご飯を作って。食べて。片付けて…」
「そんなに細かくじゃあなくてもいいからね」
「そうか?なら確か。そうだ!ここから博麗神社に遊びに行ったんだ」
「なら、博麗神社に行こう」
「そうだな。行こうぜ!」
数分後、私達は博麗神社に着いた。博麗神社では霊夢と晴竜が縁側でのんびりお茶を飲んでいた。
「霊夢!晴竜!大変なんだぜ」
「あら?魔理沙にアリスじゃない?どうしたの?今日は魔法の訓練じゃあなかったの?」
私は八卦炉を失くした事を伝えた。
「そんな大切な物を失くすって馬鹿ね」
「しょうがないじゃないか!私だって、さっきまでは持っていたと思っていたんだぜ」
「普通は失くしたら気付くと思うけど?」
全く持って正論だ。
「まぁまぁ、魔理沙も困ってるんだし、俺達で探してあげようぜ」
「まったく、しょうがないわね。後で、お団子奢りなさいよ」
晴竜のおかげで霊夢も探してくれる事になった。ただし、団子を奢ることになったけど。私達は境内や神社の中を隅々まで探したが、八卦炉は見つからなかった。
「どこに行ったんだよー!私のミニ八卦炉ー!」
「それで出てきてくれれば楽なのにねー。そう思わない?アリス?」
「そ、そうだね…」
「そうだ!晴竜!晴竜の占いで探してくれないか?」
「えっ?俺の占術で?」
「陰陽師だろ?占ってくれよー」
今まで忘れていたけど晴竜は占いもできるんだった。
「はぁ、しょうがないな。占ってやるよ」
晴竜はそう言うと博麗神社に残していた占いの道具で占い始めた。
「…結果出たぞ」
「やけに早いわね?それで結果は?」
「魔理沙の近く」
「うん。で?」
「で?って?」
「いや。だから場所はどこなの?」
「いや、だから魔理沙の近くなんだって」
「何よ!それー!」
私はガッカリと肩を落し、霊夢は怒った。
「魔理沙の近くってどこに居た時の魔理沙?近くってどれくらいの距離?」
「あのー。霊夢さん?自分も納得していないのでそんなに詰め寄らないでくれません?」
「霊夢、そんなに怒らないであげて?晴竜も全力で占って出た結果なんだからしょうがないじゃない」
「…アリスさん。全然、フォローになっておりませんけど?」
「あら?そうかしら?私はそう思ったけど」
「アリスも霊夢も今日とても怖い」
晴竜が怯えながらも、私に聞いた。
「魔理沙?昨日、ここ以外にも寄った所があるんだろ?他の所を探してみたらどうだ?」
「そう、だな。探して見るぜ。アリス!行くぜ」
「え?うん。分かった」
私達は次の場所に向かった。次に寄ったのは紅魔館だ。つい、この前までは所々壊れていたが、今では真新しい壁や門が立っていた。門の所までやって来ると珍しく起きている美鈴に声をかけられた。
「魔理沙さんにアリスさんじゃないですが?今日はどの様な用件で?」
「あぁ、実はな___」
私は八卦炉の事を話すと美鈴は驚いていた。
「それは大変じゃないですが!」
「そうなんだぜ。それで昨日の行動を振り返ってるんだが確か紅魔館では…」
「私とちょっと話すと妹様に会って来るって言ってましたよ」
「そうだった。ありがとう美鈴!」
「どういたしまして」
紅魔館の中に入ると私達はフランの部屋に向かった。部屋にはフランだけでなく咲夜、レミリアもいた。
「あ、魔理沙だ!来てくれたの?」
「アリスもいるじゃない?どうしたの?」
私は今までの事を話すと三人は驚いた。
「八卦炉を失すって大丈夫なの?」
「大丈夫じゃあないぜ。あれが無いとスペカが使えないぜ」
「それは大変ね。フラン?魔理沙とどこで遊んだ?」
「え?確かここで遊んでいたらミニ八卦炉を見せてくれて…」
「そうだった!それで私はミニ八卦炉に咲夜が持って来てくれた紅茶をこぼして、すぐに帰ったんだ!」
「なら、ここには無いわね。でも、魔理沙の家にはなかったわよ」
アリスの言葉に全員唸った。
「とにかく、もう一回私の家を探して見るぜ。じゃあな」
私とアリスはすぐに自分の家に戻った。すると、気になったのか、霊夢、晴竜と紅魔館から咲夜がやって来た。
「どうしたんだ?」
私の問いに霊夢が答えた。
「あなたを手伝いに来たのよ。そう思って紅魔館に行ったらあなた達は出た後で、咲夜と一緒に来たのよ」
「ありがとう。みんな。助かるぜ!」
こうして五人で家じゅうを探したが、やっぱり見つからない。するとそこで晴竜が私に聞いてきた。
「なぁ魔理沙?お前ミニ八卦炉を直したんだよな?」
「そうだぜ」
「それでどこにしまったんだ?」
「あぁ、それは直してそれからポケットに入れようとしたらフランからもらったクッキーが入っていたから帽子の中に…うん?」
私は帽子を取り中を探した。すると中からミニ八卦炉が出てきた。
「あっ!あった!ありがとうだぜみんな!」
「「「「…」」」」
「みんな?」
「ねぇ?私達って今まで何をしてきたの?」
「私は訓練をするために来たのにこんな遅くまでミニ八卦炉を探したよ?」
「俺は当たっていた占いに文句を言われた」
「私はミニ八卦炉を探すために仕事を抜けて来た」
「あのー?皆さん?」
「ねぇ魔理沙?改めて聞くけどどこにあったの?」
みんなの顔がだんだん怖くなって来る。
「えーと。私の帽子の中…だぜ✨」
「「「「まーりーさー!」」」」
「ひぃぃ。ごめんなさいー!」
この後、私は散々四人に怒られ、全員の夕飯を奢るはめになった。そして私は誓った。今度、ミニ八卦炉を失くした時はまずは帽子の中から探そうと____
番外編〜完〜
ふぅ。やっと終わりました。魔理沙大変でしたね。このオチにしようと考えていたので最後はすらすらっと書けました。
あ、ここで重大な発表があります。今日から次の章の終わりまで質問、意見、感想を大募集します。この幻想日記や、私の事について聞きたい事などあればどんどん感想欄に書いて欲しいと思います。遠慮なく書いてくれると嬉しいです。ぜひご協力お願いします。
それではまた次回!