幻想日記   作:青柳龍

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どうも、青柳龍です。早速、第二話やって行きたいと思います。
前回までのあらすじ。土御門総司に呼ばれた晴竜。そこで、晴竜は幻想郷とゆう、別世界の郷の存在と父である安倍源弥の秘密を聞く。そして、源弥の代わりに幻想入りしてほしいとゆう事になった。さて、晴竜はどうするのか?それでは、幻想日記第二話始まり始まり。


第二話 幻想郷へ(後編)

「え、えっっっっ!?」

俺は、余りも驚き過ぎて、咳き込んでしまった。

「今な、なんて言いました?」

「だから、幻想入りして、この幻想日記を作って来て欲しいんだ」

「何で、俺なんです?他にも頼める人はいるんじゃないんですか?」

「いや、晴竜にしか頼めないんだ」

「何故です?」

そこで総司おじさんはしばし考えると、観念したかのように話し始めた。

「晴竜。私達陰陽師の全盛期は何をしていたか分かるかい?」

「え、そりゃまぁ、妖怪や物の怪の退治や星を読んだり、暦を作ったり…」

「では、今の陰陽師は何をしていると思う?」

「詳しくは分からないですけど、明治時代に陰陽師が廃止されてからは普通の人達のように過ごしている人もいれば、隠れて陰陽師の仕事を続ける人もいると聞いたことか」

「そうだね。実を言うと、政治にも関わっている陰陽師もいるけど、大体は普通の人達と同じ生活を送る人達だね」

「はい。でも、それが俺にしか頼めない理由に繋がるんですか?」

「陰陽師が使う陰陽術は日々の修行や鍛錬で使えるようになる。しかし、今や陰陽師は占いや祈祷ばかりで修行や鍛錬どころか、仕方さえ知らない陰陽師の家がある程だ」

「え、それってつまり…」

「そう。陰陽術を使う陰陽師はもういない。たった一つ除けば」

「まさか!」

「そのまさかさ。晴竜。君達、安倍家しか陰陽術を使える陰陽師はいないんだ」

驚いた。俺は昔から父さんやおじいちゃんから陰陽術の修行を付けられていた。それが陰陽師の家では普通の事だと思っていたが、まさか俺の家だけだったとは。

「じゃあ、総司おじさんも陰陽術を使えないんですか?」

「うん」

俺は、さっきから驚いてばかりだ。俺は冷めたお茶を飲んだ。

「話を続けていいかい?」

「あ、すいません。どうぞ」

「幻想郷へと行くには霊力、そして陰陽術を持つ者でないと行けない。だから、安倍家にしか頼めないんだ。そして、今までしてきた源弥兄さんがいない今、頼めるのは晴竜しかいないんだ」

「なるほど、分かりました。でも、どうしてそこまで幻想郷に関わろうとするんです?」

「…幻想郷は、私達が知らない日本の真の歴史を知る妖怪や神がいる。その真の歴史を知るため。それと…」

「それと?」

「幻想郷に住む人達、特に幻想少女と呼ばれる人や妖怪達の事をよく知りたいんだ」

「少女って…。まさか、歴史より、その幻想少女の方が気になるんじゃあ…」

「うん。そうだよ」

「即答!?」

「呆れるのは分かる。でも、この日記を読むと本当に会ってみたいと思うようになる」

「本当ですか?」

「本当だよ。そんなに疑うなら、一度読んでみるといい」

そう言うと、総司おじさんは幻想日記を俺に差し出した。俺はそれを受け取った。

「すぐに答えろとは言わない。それに幻想郷へ行く際、色々と変わる事がある」

「変わる事?」

「まず、幻想郷の金は円では無く銭だ」

「銭って、昔のお金ですか?」

「そうだよ。それも、幻想郷専用の銭らしい」

「じゃあ、もし行くとなれば俺は無一文で幻想郷へと行く事になると」

「そうなるね」

マジか。

「後は、幻想郷とこの世界とは時間の流れが違う」

「時間の流れが」

「えーと、後は…」

まだあるのか。

「これが一番大切な事だ。幻想郷へ行った者のこの世界にいた記録、人々の記憶が少しずつだが消えていく」

「えっ!?」

「でも、家族などの親しい人達の記憶からは中々消えないらしい。現に、私達は源弥兄さんの事を覚えているだろう」

「はい…」

「それを考えた上でどうするか決めて欲しい」

「わ、分かりました」

「じゃあ、いい返事を期待しているよ」

「はい…」

俺はそう返事すると立ち上がり広間を出た。

その日の夜、総司おじさんの屋敷に泊まる事になった俺は用意された布団に倒れこんだ。まさか、こんな事になるなんて思いもしなかった。父さんの秘密、そして、幻想郷とゆう郷。俺は、未だに行くか行かないか決められずにいた。ふと、俺は部屋の机に置いてあった幻想日記に目を付けた。俺は、幻想日記を開くと読み始めた。父さんが作った幻想郷の日記がどうゆう物か気になったからだ。そして数分後、気がつくと俺は最後まで読んでしまっていた。内容は普通の日記だったが、その書かれている内容がとても魅力的だった。幻想郷には吸血鬼の姉妹や魔法使い、あの有名ななよ竹のかぐや姫もいるらしい。そんな中で、一番気になったのは博麗の巫女についてだ。この世界と幻想郷を隔てる結界博麗大結界を守る巫女でしかも、妖怪達が起こした異変を一人で解決するとゆうすごい人らしい。俺は決心が着いた。

翌日の朝、朝食を広間で食べているとおはようと総司おじさんがやってきた。総司おじさんがテーブルを挟んで俺の前に座るのを確認した俺は、話を切り出した。

「総司おじさん」

「ん、なんだい?」

「昨日の事なんですけど…」

「うん。心、決まったかい?」

「はい」

「では、改めて聞くよ。晴竜、幻想郷へと行ってくれないかな?」

俺は目を閉じ深呼吸して総司おじさんの顔をみた。

「はい。行かせてもらいます」

「そうか。頼んだのはこっちだけど、どうしてだい?」

「俺は、総司おじさんから預かった幻想日記を読む前は行く気はありませんでした。でも、この日記を読んだ後一番最初に思った事があるんです」

「思った事?」

「行きたい。そして会ってみたい。こんな素敵な場所に、そして幻想少女達特に博麗の巫女に」

「そう。やっぱり会いたいと思ったんだね」

「はい」

総司おじさんは微笑んだ。

「なら、善は急げだ。ご飯を食べたら私の部屋へと来て欲しい」

「え、あ、はい」

朝食を食べ終えた俺は総司おじさんと一緒に総司おじさんの部屋へと来た。そこには__

「うわぁ!?すごい」

狩衣や手甲、何束もまとめられた札があった。一目で分かる。本当の陰陽師の一式だ。

「これ、どうしたんです?」

「もし、行くとなった時のために用意してあったんだ。用意しておいて良かったよ」

「着てもいいですか?」

「もちろん。ただ、着るのは初めてだと思うから手伝うよ」

俺は総司おじさんに手伝ってもらいながら陰陽師一式を装備した。

「着てみるとやっぱりすごいって感じます」

「そうだろうね。よし、準備が整った事だし早速行こう」

「えっ!?何処へ!?」

俺は総司おじさんに引っ張られ外へと出た。向かったのは昨日来た東方神社だった。

「ここって…」

「どうかしたのかい?」

「昨日、寄り道したんです。何か不思議な感じがして」

「なるほどね。もう気づいていたんだ。実はここなんだ。幻想郷へと行くための門があるのは」

「ここが幻想郷への門がある場所…」

俺は辺りを見渡すが門らしき物は無かった。総司おじさんはそんな俺を見て、首を横に振った。

「門は術がかけられていて、今のままじゃあ見れないんだ」

「じゃあ、どうするんですか?」

「今から言う呪文を唱えるんだ。いいかい?」

「あっ、はい」

俺は目を閉じ刀印を結ぶと総司おじさんに言われた通りに呪文を唱えた。

『ここに世界を繋ぎし、道を閉ざす門よ。今、姿を現し、我を誘え!』

唱え終わり目を開けると、すぐ目の前に門が現れていた。

「すげぇ」

俺が感動していると、総司おじさんが頷いた。

「うん。上出来だね。あとは、この門をくぐれば幻想郷だ」

「緊張する…」

「大丈夫だよ。あ、そうだ。大学の方は私に任せてくれ。あと、一度、門をくぐると、次に門が出現させれるのは来年になる」

「えっ!?聞いてませんよ!何でそんな大切な事早く言わなかったんですか!」

「ごめん、ごめん」

「まぁ、大丈夫ですけど…」

「よし、じゃあ…」

と、総司おじさんは手を差し出した。

「え?」

「いってらしゃいと頑張っての握手」

「なるほど」

俺は総司おじさんと固い握手をした。

「気をつけて」

「はい」

俺はそう言って門に向かった。そして門をくぐる前に総司おじさんの方を向いた。

「ん?どうしたんだい?」

「ありがとうございます。そして…、行ってきます」

「あぁ、いってらしゃい」

俺は頷き、門をくぐった。

 

 

第三話に続く。

 

 

 

 




疲れた。まさか、三千文字越えとは。マジか!青柳龍です。
どうだったでしょうか。やっと幻想郷へ行く事が出来ました。さて、晴竜にどんな事が待ち受けているのか。また、幻想郷で、どう暮らすのか?ご期待下さい。
ではまた次回!
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