幻想日記   作:青柳龍

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いよいよ七夕が近くなって来ました。私の願い事はゆっくりこの小説を書く事。時間が無くても書いて行きます。青柳龍です。
さて、今回で七話目になります。最終回にどう繋ぐのかお楽しみに!
それでは第七話始まり始まり。


第七話 陰陽師戻る

ここは、妖怪の山の麓にある野原。私とアリスはここで憑姫を待っている。昨日、私は憑姫に文を介して決闘を申し込んだ。すると、憑姫はこの申し込みを受けると返事を寄こした。そして、現在に至る。

「憑姫…ちゃんと来るかしら?」

「来るわよ。いや、来てもらわないとこっちが困るわ」

「そうよね。人質を助けるには憑姫が妖怪達をここに連れて来ないと行けないからね」

「そう。そして華扇達が見張りが少なくなった所を突撃して人質を救出する」

「そして、全員で憑姫から魔理沙を取り戻す」

私達はこれからの事を確認して憑姫の到着を待った。

「華扇達。上手くやってくれるかしら?」

「やれるわよ。だって、華扇や文、妖夢に咲夜、寅丸、お空、優曇華が居るのよ?それに人里の陰陽師や、魔法使い達も協力してくれるのだから大丈夫よ」

「そうよね。ごめんね霊夢。心配し過ぎたわ」

「だから、華扇達と行けば良かったのに…」

「嫌よ」

「そう、ですか…」

私はため息をつき、私は人里の方向に目を向けた。(華扇達今、何をしているんだろう…)

 

 

 

 

時は同時刻、人里の前では人質を救出する為のメンバーが揃い始めていた。

「だいぶ大人数になって来ましたね」

「華扇さん。偵察に行っていた妖精が戻って来ました。その妖精によると、見張りの妖怪はほんの二匹程度らしいです」

「ありがとうございます文さん。それなら作戦を実行出来ます。咲夜さん、妖夢さん、寅丸さんと陰陽師の皆さんは人質が居る家の裏手に回ってください。文さん、優曇華さん、お空さん、そして魔法使いの皆さんは私と正面から突入します。いいですね?」

全員が頷くのを確認した華扇は仲間と共に行動を開始した。

 

 

 

まもなく決闘の時間である正午になろうとしていた時、憑姫が部下の妖怪達を連れてやって来た。(よし、読みが当たったわ!)

私は、心の中でガッツポーズをした。そんな事とは知らず憑姫は私の前に立った。

「さて、来たわよ。遂に殺されに来たのね」

「そんな訳無いでしょ。あんたを倒しに来たの」

「私に勝てると思っているの?ふふっ。笑えて来るわね」

「笑うなら笑えばいいわ。すぐに笑えなくなるから」

「本当かしら?ま、そうなるかどうかは確かめないといけないわね。それじゃあ早速始めましょうか、決闘を!」

憑姫が手に魔力で作った剣を出し構えた。それに対して私はお祓い棒を構えた。

「ええ、始めましょう!」

私と憑姫は睨み合うと同時に地を蹴った。

 

 

 

その頃、華扇達は、人質が捕まっている一軒家の周りに着いていた。

「それでは皆さん。所定の位置に着いてください」

全員が前もって教えられていた位置に向かう中、華扇は見つからないように一軒家の門の前に居る妖怪達を観察していた。妖怪達は周りを見ていて警戒しているようだった。(まだ、私達に気付いていないようですね…)華扇がそう考えている内に全員が所定の位置に着いた。華扇は深呼吸すると隠れていた所から飛び出し声を張り上げた。

「全員!突撃です!」

その声に一拍置いて救出隊のメンバーが突撃した。

 

 

 

華扇が人質の居る家に突撃した時、私は憑姫と激しい攻防戦を繰り広げていた。

「はぁぁぁぁ!」

私はお祓い棒を巧妙に動かし、憑姫に一撃を与えようと試みるが憑姫は私が繰り出す攻撃を全て剣で捌いている。それどころか

「スキあり!」

「ぐっ!」

お祓い棒を受け流され、体勢を崩した私に憑姫は横腹に蹴りを入れた。私は息が詰まり地面を転がった。

「霊夢!」

アリスが私に駆け寄ろうとするが憑姫の妖怪達が行く手を遮った。

「邪魔はさせないわよ。これは決闘。一対一の闘いよ」

「そうよ。アリス心配しないで…」

私はアリスに声を掛けながら横腹を押さえながら立ち上がった。

「あら?まだ立てるの?やっぱり博麗の巫女はそこらに居る人間とは違うわね」

「当たり前よ。同じだったら博麗の巫女なんてやって行けないわ」

「そうよね。でも、それもいつまで立ち上がれるかしら?」

「あんたを倒すまで何度でも立ち上がってやるわよ!」

私はそう叫ぶと憑姫に飛びかかった。

「凄い自信ね。どうしてそこまで私に立ち向かうのかしら?敵わないと分かっていても」

憑姫はそう言いながら私の繰り出す攻撃を再び剣で捌いた。

「確かに私はまだあなたに敵わないかもしれない。でも、もしも幻想少女達で一斉にあんたを攻撃すればあんたを倒せるわ」

「馬鹿なの?幻想少女達は今は動けないわ。こっちには人質がいるもの」

「どうかしらね?今頃、華扇達が見張りが少なくなった家に突入し、人質を救出してこっちに向かっているはずよ!」

「何ですって!」

そこで、憑姫は驚いた顔をした。それを見たアリスは追い詰めるように続けた。

「観念しなさい!痛い目にあいたくないなら早く魔理沙から出て行って!」

「…」

憑姫は俯き、黙っていたが

「ふ、ふふ…ははははっ!」

憑姫は突然笑いを堪えられなかったように吹き出した。

「…何が可笑しいの?」

私は憑姫を睨み付けながら聞いた。

「本っ当にあなた達は馬鹿ね。そろそろ気付くと思っていたけどまさかその通りだったとはね」

「どうゆう事?」

私の問いに憑姫は私を弾き飛ばしと答えた。

「私が人里を出る時、見張りを少なくしている事を気付かないと思った?」

「気付いていたの!?」

「当たり前じゃない」

憑姫の言葉に私とアリスは顔を青くした。

 

 

 

華扇達は門の見張りをしていた妖怪達を倒し家の中に突入に成功した。そして、家の置くにある部屋に入るとそこにはテープで口を塞がれた人質達がいた。

「妹様!」

咲夜がフランに駆け寄りテープを剥がすとフランは叫んだ。

「みんな!逃げて!これは罠だよ!」

全員が驚いた瞬間

『グァァァ!』

何処に隠れていたのか分からない程の数の妖怪達が華扇達に飛びかかった。

 

 

 

 

私は憑姫の言葉に頭が真っ白になった。その様子を見て憑姫は追い討ちを掛けた。

「その様子だとあなたがこの作戦を考えたみたいだけど、失敗したわね。しかも、失敗したせいで人質だけでなく救出に向かった人達にも危険な目に合わせたなんて」

「…!」

私が両手を握り閉めたのを見たアリスは妖怪達を退けながら叫んだ。

「だめよ!霊夢!憑姫の言葉を真に受けちゃ駄目!華扇達なら大丈夫!」

「それはどうかしらね?人里には無数の妖怪達を隠しているわ。あれだけの数が相手じゃあ、流石の幻想少女達でも対処しきれないでしょうね。これも全て、霊夢?あなたがこんな事にしたのよ?」

「だまっ、て…」

「あなたが作戦を立てた時から」

「黙って…」

「あなたは仲間を危険に晒し」

「黙って」

「挙げ句の果てに仲間を死なせるなんてね」

「黙ってって言ってるでしょ!」

冷静さを無くした私は憑姫に飛びかかった。しかし憑姫にお祓い棒を弾かれた上にお腹に打撃を喰らった。私は打撃に耐えられず、その場で崩れた。

「霊夢!ちっ!どきなさい!」

アリスが私を助けようとした。しかし、多勢に無勢。アリスも妖怪達によって取り抑えられてしまった。憑姫は私の襟元を掴み、立ち上がらせた。

「うぐっ…」

「これで、あなたを助けられる者は居ない。先に死者の国に行く事ね。すぐに賑やかになるわ」

憑姫は剣を短剣にすると頭上に振り上げた。私は弱々しく笑うと目を閉じた。(ごめんね。魔理沙。あなたを助けられなかった。本当に、ごめん…)

私の首元に向け憑姫の短剣が振り下ろされようとした時だった。

『六芒捕縛!急急如律令!』

「なっ!」

懐かしい声と共に聞こえて来た憑姫の驚愕の声。私はその隙に憑姫から離れると声がした方向を見た。そこには一人の男が立っていた。

「はぁー。全く、これはどうゆう事だ霊夢?やっと、幻想郷に帰ってこれたと思ったら空は妖力の雲で包まれているし、あっちこっちで知らない妖力を感じるし、霊夢の霊力を感じて来てみればアリスは見た事ない妖怪に抑えられているし、霊夢は魔理沙?に殺されそうになっているし、本当、どうなってんだ?」

私は声の主を見た瞬間、何故か涙が溢れた。涙が出る中、私は何とか声を出した。

「帰って来るのが…。帰って来るのが遅いわよ!晴竜!」

声の主___安倍晴竜は頭をかきながら答えた。

「悪い悪い。でも、理由はともあれ俺が戻って来たからにはもう大丈夫だ」

晴竜は幻想郷を出る前よりも強い霊力を体に纏わせながら憑姫と対峙した___

 

 

 

 

最終回に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書き終わりました。そして、やっと主人公出て来ました。さて、遂に次回憑依異変の章最終回です。次回は語り手を晴竜に戻し、やって行きます。晴竜はどうやって憑姫を倒すのか?お楽しみに!
質問などを募集していますが締切間近です!お願いです。書いてくれませんか?どうかお願いします!
それではまた次回!
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