幻想日記   作:青柳龍

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今日は七夕。皆さんは天の川見れたでしょうか?こっちは雨の影響で見えません。青柳龍です。
さて、今日は七夕。なので今回は特別編!七夕に関する小説を書いて行きます。
それでは特別編始まり始まり。


七夕特別編 幻想夏祭り

ここ幻想郷にも七夕がやって来た。幻想郷では七夕の日に花火ありの夏祭りをやっている。そのため俺は霊夢達に誘われて夏祭りにやって来た。

「久しぶりに甚平を着たな…」

幻想郷に初めて来た時に甚平を持って来たのだが今まで天候や異変に邪魔されて来れなかった。そして今年やっと天候にも恵まれた夏祭りとなった。俺は夏祭りの会場となっている人里の入口で霊夢達を待っていると____

「晴竜ーーー!」

魔理沙の声が聞こえ、俺は声のした方を見たそこには自分のイメージカラーの浴衣を着た魔理沙とアリスがこっちに歩いて来た。(ちなみに、魔理沙は黒、アリスは青の浴衣)

「よう。魔理沙、アリス」

「ごめん。待ったか?」

「いや。俺も丁度来たところだ。それより霊夢はどうした?一緒に来るんじゃないのか?」

「いや、一応来てるんだが……」

そう言って魔理沙はアリスの後ろを見た。俺も釣られて覗くとそこにはアリスの後ろに隠れる霊夢の姿があった。

「霊夢、何してるんだ?」

「うぅ…」

「霊夢?自分から晴竜を誘って置いてそれは無いと思うよ」

「そうだぜ霊夢?せっかく恋人同士になったんだから楽しまないとだぜ」

アリスと魔理沙に説得されても出るのを渋っていたが折れたらしい。

「「霊夢!」」

「分かったわよ!出るわよ!出ればいいんでしょ!」

「うわぁ…」

俺は思わず声が漏れた。アリスの後ろから出てきた霊夢は魔理沙達と同様にイメージカラーである赤の浴衣を着てるのだが、その姿が余りにも____

「可愛い……」

「………!」

とても似合っている。そして可愛い。

「………バカ」

「はは………すまん」

「でも、ありがとう。嬉しい」

(何なんだこの微笑み!可愛すぎるだろ!)俺はにやけそうになるのを何とか耐えながら霊夢達に声を掛けた。

「そろそろ行こう。花火まで時間があるから出店でも回ろう」

「そうだな。丁度お前達のイチャつきにも耐えられなくなった時だ」

「そうだね。私達、邪魔だったかな?」

「アリス、魔理沙?ちょっと後でゆっくり話そうね」

「どうするアリス?霊夢の逆鱗に触れちまったぜ…」

「覚悟しておこうよ…」

「はは…」

魔理沙とアリスが反省する中、俺達は出店の出てる場所まで歩き始めた。

 

 

 

出店市に着くと様々な出店が出ていた。

「おー。賑わってるなー」

「最初は何処に行きましょうか?」

「私は焼きそばの出店に行きたいぜ!」

「私はみすちーの店に行きたい」

そう話しながら進んでいると全然人々が近寄らない一件の出店があった。しかも知ってる顔だった。

「あれ?あれって、咲夜と美鈴じゃないか?」

「本当ね。何してるのかしら?」

俺達が近付くと美鈴が元気よく喋った。

「晴竜さん達いらっしゃい!」

「何してるの?」

霊夢が聞くと咲夜が答えた。

「ここは的当て屋よ」

「的当て屋?」

霊夢達が首を傾げた。俺は説明した。

「的当て屋ってのはボールとか使って好きなお菓子とか当てる店何だけど、ボールは、無いみたいなんだが…」

「ここではボールじゃなくてナイフを使うの」

「ナイフ!?」

なるほど。だから、物騒過ぎて人が近寄らないのか。

「ねぇ。ナイフでやってたら誰も近寄らないわよ」

アリスが注意すると咲夜はいいのと言った。

「いいのよ。これで」

「どういう事だ?」

俺が聞くと咲夜は右の方を指さした。俺達がその方を見ると、そこには仲良くたこ焼きを分けて食べるレミリアとフランの姿があった。

「お嬢様達の為にこうしてるの」

「簡単に言えば場所取りですね」

「なるほどな。それよりも仲が良いなあの吸血鬼姉妹」

「そうね。姉妹喧嘩が激しいと私達も動かないといけないのにね」

「…お世話になってるわ」

「お世話になってます」

咲夜と美鈴が頭を下げると俺はいいよと言った。そして頑張ってと声を掛けその場を離れた。

 

 

 

 

紅魔館の出店から離れて俺達が進んでいると今度は金魚すくいの出店にやって来たんだが。そこの店主が___

「何でお前なんだ?わかさぎ姫?」

店主はわかさぎ姫。紅魔館の近くにある霧の湖に住む人魚で水中だと力が増す程度の能力を持つ。

「じ、実は影狼ちゃんが元々の店主なんだけど用事が出来たから店番を…」

影狼ちゃんこと、今泉影狼はわかさぎ姫の親友で満月の夜に狼に変身する程度の能力を持つ狼女だ。

「それは大変ね」

「それほどじゃないです…」

わかさぎ姫はそう小さく言った。

「なら、ちょっとやって行こうかな」

「え、晴竜?金魚すくい出来るの?」

「まぁな」

「凄いな!私なんて直ぐに破けるからなー」

「私も…」

「魔理沙もアリスも気を落とすなよ。お前達の分まで金魚すくって上げてやるぜ。これでも子供の頃は祭りの金魚すくいを店じまいさせるほど取っていたからな」

「そうなの!凄い!」

「ありがとうよ。霊夢。良し!気合い入れるぞ!」

俺はわかさぎ姫からポイを貰うと狙いを定めた。しかしすくおうとした時霊夢に肩を叩かれた。

「なんだ霊夢?」

「わかさぎ姫を見て」

俺はわかさぎ姫を見るとわかさぎ姫が涙目なっていた。

「……」

「……」

俺は何も言わずにポイをわかさぎ姫に返した。するとわかさぎ姫も何も言わず、払った金を返してきた。そのやり取りを見ていた魔理沙が一言。

「なんだこれ?」

全くその通りだと思う。

 

 

 

 

俺達は色々と回った後、俺はりんご飴を買おうとお金を払おうとした時、りんご飴の店主に聞かれた。

「あれ?二本分多くないかい?」

「え?」

俺は後ろを振り返るとそこには霊夢しかいなかった。

「霊夢?魔理沙とアリスはどうした?」

「え?あ!いつの間に…」

「はは…。あいつら余計な気を使ったな」

「まったく!もう!」

「しょうがない。ここからは二人で楽しむか。はい。りんご飴」

「…ありがとう」

 

 

 

 

俺と霊夢は花火を見る為に博麗神社に戻っていた。神社に着いた瞬間花火が上がった。俺達は神社の階段に座った。

「…綺麗ね」

「そうだな」

「魔理沙達ここに泊まるから、晴竜も泊まっていく?」

「俺の部屋が空いているなら」

「もちろん空いているわよ」

「なら、いいよ」

「ねぇ晴竜?七夕の願いってある?」

「どうした急に?」

「いや、何となくよ」

「俺はな…」

「うん」

「やっぱり、言えない」

「何よそれ」

「恥ずかしいんだ。そう言うなら霊夢はどうなんだ?」

「私は…」

そこで霊夢は俯いた。

「霊夢?」

「私は、ずっとあなたといたい。それが私の願いよ」

「え…」

「さ、さあ私は言ったわよ。今度は晴竜の番よ。」

「俺は、また来年も夏祭りを楽しむ事かな」

「…恥ずかし損じゃない」

「そんな事ない。だって詳しく言えば来年もこんなふうに夏祭りを好きな人と楽しんで、花火を見たいという願いだから」

「…あんたって時々ずるいわ」

「褒め言葉として受け取ります」

「ホントにずるい…」

そう呟き霊夢はそっと体を寄せて来た。

「霊夢!?」

「お願い。しばらく、こうさせて」

俺が頷くと霊夢は目を閉じた。俺は優しく霊夢の頭を撫でた。

その中で、七夕の花火は俺達を照らすように咲いていた。

 

 

 

 

「まったく、あの二人には困ったものだぜ」

「いいじゃない。あれこそ晴竜と霊夢よ」

博麗神社の境内の中にある木の影で魔理沙とアリスは体を寄せ合い花火を見る二人を見守っていた。

「さて、そろそろ出るか…」

「待って、魔理沙。もうちょっとそっとしてあげましょう」

「そうだな…」

魔理沙とアリスは顔を見合わせ笑った。

 

 

 

特別編 幻想夏祭り〜完〜

 




さて、言いたい事は番外編にて話したので挨拶だけしておきます。
それではまた次回!
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