幻想日記   作:青柳龍

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三連休に入り暑さも強くなるとの事。みなさんも夏バテには気を付けて下さい。青柳龍です。
さて、今回は地霊殿をピックアップしていきます。地霊殿の少女達が何と!温泉施設の経営をします。どんな風に経営するのか。そして語り手はこいしちゃんです。
それでは第三話始まり始まり。


第三話 古明地姉妹の温泉施設 『地霊屋』

私は古明地こいし。地霊殿の主の古明地さとりの妹なんだけど、私達は今、地霊殿にはいない。じゃあ何処にいるのかって?私は今、さとりお姉ちゃんとお空、お燐そして地霊殿にいるペットの妖怪達と温泉施設を経営する事になってその温泉施設にいる。どうしてする事になったのか。それは先週に遡るんだ____

 

 

 

 

「温泉施設の経営?」

さとりお姉ちゃんがそう聞き返すと射命丸文さんは頷いた。

「どうです?良い話でしょ?」

「いや…、それほどでも無いと思いますし、それに何故私達に温泉施設の経営をしろと?」

「いやー。実はですね。間欠泉地下センターの近くに温泉施設なんですが元々の経営者が病気で倒れて経営出来なくなってしまったんです。経営者が居なくなるとその施設は回らなくなりますし、他の人に頼もうにも場所が遠いとかで断られてしまって……」

「それで、私達の元に来たと……」

「そうなんです!どうです?やって見ませんか?」

「嫌です」

文さんのお願いにお姉ちゃんは即答で断った。

「あやや…。即答ですか…。何で嫌なんです?」

「私は一応これでもこの地霊殿の主です。この地底の守る役目ってものがあるんです」

「そう…ですか。なら、無理意地は出来ませんね…」

そのまま文さんは帰ろうとした。しかし、文さんはわざとらしく呟いた。

「あーあ。これからどうしましょう…。あの温泉施設が潰れれば近くに住む妖怪達だけでなく、わざわざやってくる人里の人達。それに幻想少女達も困るんですが…。もしもそうなれば皆さん黙ってはいないでしょうね…」

「…………文さん。待って下さい」

「はい?何ですか?」

「その話引き受けましょう」

「ホントですか!ありがとうございます。では、明日から間欠泉地下センターの横にある建物に来てください。それでは!」

そう言って文さんは部屋を出て行った。後ろ姿を見送る中でお姉ちゃんははぁーとため息する着いた。そして翌日から私達は施設の経営者となった。経営する事になった日に文さんから

「この施設まだ名前付いていないんですよー。なので付けてくれませんか?」

と言われて咄嗟に私が

「じゃあ、地霊殿で経営するんだから地霊屋?」

と言ったらそのまま採用となった。こうして私達は地霊殿総出で温泉施設、地霊屋をスタートさせた。

 

 

 

 

スタートした初日から凄い量の人達が地霊屋にやって来た。私達は前日にお姉ちゃんに割り当てられた仕事に取り掛かった。

「九番の方ー!お待たせしましたー!醤油ラーメンです!」

料理を得意とするお燐を含めた妖怪達は食堂での仕事になった。

「すみません。実は落し物しちゃって…」

「それは大変ですね!一緒に探しますよ!」

「ホントですか!ありがとうございます!」

お空などの接客を得意とする妖怪達は施設のスタッフとして案内などをする事になった。そして私とお姉ちゃんは……。

「いらっしゃいませ。えっと、大人二人に子供一人ですね。入浴料は合わせて十三文です。…はい。丁度ですね。ありがとうございます。ごゆっくりー。」

親子の後ろ姿を見送り私は肩を下ろした。隣を見るとお姉ちゃんが緊張しながら接客していた。

「あ、ありがとう、ございます…。ご、ゆっくり…。」

そんなお姉ちゃんを見て私は何故か可笑しくなって

「クスクス…」

笑ってしまった。お姉ちゃんは顔を真っ赤にして私をペチペチ叩いた。

「恥ずかしいからやめて…」

「いいじゃん。それにそんな感じがお姉ちゃんらしいよ?」

「こいし?それフォローですか?」

「うーん。そうかな?」

「なら、全然なってません」

「ごめんごめん。ほら、お客様だよ?」

「まったく…。いらっしゃいませ」

「いらっしゃいませ」

私達は仲良くフロント係を担当した。

 

 

 

 

それから数日間経ち、だいぶ慣れてきたのかみんな仕事がスムーズになって来たある日の事、文さんが営業時間の終わりにやって来た。

「こんばんはー!いやー。地霊殿の皆さんに頼んで良かったですよ」

「……ここまでなるのに大変でしたが」

お姉ちゃんが文さんを睨み付けると文さんは困った顔した。

「あやや…。そう怒らないでください。そんなさとりさんに朗報です!実は、前の経営者が病気から復帰しまして、経営を交代するって言ってるんです。これで、もう経営の仕事をしなくてもいいようになります」

「だってお姉ちゃん?良かったじゃん。これで、前の生活に戻れるよ」

私はそう言いながらお姉ちゃんの方を向くとその顔は晴れていなかった。

「…………」

「お姉ちゃん?」

「さとりさん?」

私と文さんが声を掛けるとお姉ちゃんは予想してなかった事を言った。

「………私、変わるなんてしません」

「「え?」」

「私達はこの地霊屋を辞める事はしません。やるなら徹底的にやります」

いつものお姉ちゃんからは考えられない口調で話したから思わず文さんははいと頷いた。

「そう前の経営者の方にお伝え下さい」

「わ、分かりました…」

そう言うと文さんは飛んで行った。

「本当に良かったの?このままで?」

そう私が聞くとお姉ちゃんは頷いた。

「えぇ。これでいいの。もうちょっと定休日とかは増やすけど…。こいしは嫌?」

私は首を振った。

「嫌じゃないよ。それにお姉ちゃんが決めたんだもん。それに従うよ」

「ありがとう。こいし」

こうして私達はこの地霊屋を本当の仕事として始めた。

そして幻想郷の温泉は地霊屋と言われるようになり、前の経営者が雇ってくれと頼み込んで来たのはもうちょっと後のお話。

 

 

 

 

第三話〜完〜

 




今日は友達とカラオケに行って来たんですが、カラオケの機械が古いのか、東方の曲が全然入っていないんです!せっかく歌う気満々だったのに!うー!もうー!
すいません。取り乱しました。さて、地霊殿のお話どうだったでしょうか?この話は幻想郷の配置など調べていたら間欠泉地下センターと地底に行くための穴が近いと書いていたので地霊殿の少女達に温泉施設の経営をやらせてみようと思って書きました。とてもスラスラ書けたので良かったです。
外伝の章次のピックアップは永遠亭です。そして、次の話に私達もよく知るあの有名な人が出てくるかも知れません。お楽しみに!
それではまた次回!
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