幻想日記   作:青柳龍

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雨が降ったのはいいけど微妙な量しか降らない。一体天気はどうなってるんだ?青柳龍です。
さて、今回はパチュリーと小悪魔との戦いを書いて行きます。スペルカードは色々と考えて書きます。
それでは第五話始まり始まり。


第五話 大魔法使いとの戦い

俺達はパチュリーの転移魔法によって地下の図書館に来ていた。そこでパチュリーと小悪魔の二人と対峙した。

「なあパチュリー。どうしてもお前と戦わなきゃいけないか?」

「どうしたの魔理沙?私の心配するなんて」

「だってお前、喘息持ちだろ?前の紅霧異変だって喘息で力を発揮出来なかったじゃないか」

「それなら心配いらないわ。前から喘息の薬を永琳から貰ってるから」

「そうか」

魔理沙は安心したように頷くがそれってやばくないか?パチュリーは自他共に認める大魔法使いだ。アリスや魔理沙によると

「パチュリーは私達よりも多くの魔力を持っていてなおかつ魔法の知識も多く持っている」

と言っていた。そんなパチュリーが数少ない弱点である喘息が調子いいとなるとこっちが不利じゃないか?そう俺が考えているのも知らず霊夢と魔理沙はパチュリーと小悪魔にどう戦うか話していた。

「どうする?」

「もちろんパチュリーは私が行くぜ」

「大丈夫?」

「もちろんだぜ!魔法使いには魔法使いだぜ」

そう言って魔理沙は前に出た。

「なら私は小悪魔の相手ね」

霊夢は小悪魔と戦う事になったようだ。しかし、相手が霊夢だと分かった小悪魔うっすら涙を浮かべ、パチュリーにすがり付いた。

「パチュリー様!無理です!霊夢さんが相手なんて私には無理ですよ!瞬殺ですよ!いいんですか!」

パチュリーはそんな小悪魔を無視し魔理沙を睨んだ。

「始めましょうか魔理沙」

「あ、ああ。そうだな。やろうぜ!」

「ちょっとぉぉぉお!パチュリー様ぁぁぁあ!」

そんな小悪魔を見て俺は小悪魔の事が可哀想になり、霊夢に近付くと霊夢に耳打ちした。

「なあ霊夢?少し手加減してあげてくれないか?」

「分かってるわよ。流石に私も可哀想に思ったから手加減するわ」

そう霊夢は苦笑いしながら言った。こうしてパチュリー達と霊夢達の戦いが始まった。(ところで俺は霊夢と魔理沙のどっちを支援すればいいんだ?)

 

 

 

 

「さあ行くぜ!」

「来なさい魔理沙!」

魔理沙は素早い動きでパチュリーに向かって行った。それに対してパチュリーは弾幕を放った。器用に避け、魔理沙はパチュリーに近付くとスペルカードを放った。

「マスタースパーク!」

至近距離からのマスタースパーク。魔理沙、そして俺は決まったと思った。しかし

「甘いわ。この私がマスパの対策をしてないとでも?」

「何!?」

魔理沙は驚くのも無理はない。だってパチュリーがマスタースパークを食らってても無傷だからだ。

「そんな!あの距離からマスパを食らっていても無傷なんて!」

「……流石パチュリーだぜ。私のマスタースパークを食らう瞬間に最大限の結界を一瞬だけ張る事で魔力を可能な限り温存して守ったんだな」

「!?……よく分かったわね。魔理沙?何か変な物でも食べた?」

「酷いぜ!?」

「そりゃあそうでしょ。急にそうやって冷静に対処法を見破るなんて貴女らしく無いからよ。そう思うでしょ晴竜?」

突然パチュリーは俺に聞いてきた。魔理沙はそうじゃないよなという顔をしている。すまん魔理沙。俺もパチュリーに同感だ。そう魔理沙に伝えるとショックを受けたようだ。

「それは…あんまり…だぜ…」

パチュリーは微笑むと真剣な眼差しになり構えた。

「気を取り直して、再開するわよ!」

「………そうだな!やるしかないよな!」

魔理沙は無理矢理気合いを入れ直しパチュリーに弾幕を放った。パチュリーは避けながら魔理沙に弾幕を放っていたが今度はスペルカードを放った。

「覚悟しなさい……。火符、アグニシャイン……」

そう叫んだ瞬間にパチュリーの周りに炎の塊が出たと思えば魔理沙に向かって飛んで行った。

「おわっ!?」

魔理沙は上手く当たらないように飛びながらパチュリーの隙を狙った。しかし、見つける前にパチュリーは次のスペルカードを放った。

「次はこれよ。水符、プリンセスウンディネ」

今度は水の泡が出現し、遅い速度で放射状に放って来た。それに合わせレーザーも放って来る。

「おっと!?」

魔理沙は何とか全て避け切った。しかし、休む暇を与えないようにとパチュリーはまた別のスペルカードを放った。

「やるわね。なら、木符、シルフィホルン」

今度は魔力で構成された葉っぱが出現し、様々な方向から魔理沙に向け放った。

「ぬわっ!?」

驚きながらも毎回避け切る魔理沙。回避能力の高さは素直に凄いと思う。すると俺の元に小悪魔を手加減すると言いながらコテンパンにしてきた霊夢が戻って来た。

「魔理沙まだやってるの?」

「そうだよ。それもパチュリーのスペカを連続で繰り出されてるんだ。そう言えばパチュリーってどれ位のスペルカードを持ってるんだ?」

「そうね……。下手すればパチュリーが一番持ってるかもしれないわ」

「そうなんだ……。魔理沙は勝てるのか?」

「魔理沙なら大丈夫よ」

霊夢がそう言うなら大丈夫なのだろう。俺はこのまま魔理沙を見守る事にした。(見守りながら小悪魔に治癒の術をかけた)

 

 

 

 

「はぁはぁ。ほんとに当たらないわね……」

スペルカードを放ち終えたパチュリーは肩で息をしながら魔理沙を睨み付けた。魔理沙も肩で息をしながら笑った。

「当たり、前だぜ……私、だって、強くなって、るんだ」

「なるほどね。でも、これで終わりよ……」

そう言うとパチュリーはスペルカードを放った。

「土符、レイジィトリリトン」

スペルカードを唱えた瞬間、パチュリーの周りの地面が大きく揺れたかと思った時に地面が柱のようになり、魔理沙を襲った。

「全く!使いすぎだぜ!」

再び回避を始める魔理沙。それを見ていた霊夢が俺の肩を叩いた。

「ん?なんだ霊夢?」

「一度だけでいいからパチュリーの気を逸らせない?」

「え?そりゃあ出来ない事は無いと思うが……」

「なら早速やって」

「え?でも魔理沙を見守るんじゃないのか?」

「いいの!早く!」

「わ、分かったよ」

俺は輝龍に指示し、心の中ですまんとパチュリーに謝ると

「龍符、龍神の咆哮!」

俺の持つスペルカードを使った。パチュリーの本棚に向かって。それを見たのか。パチュリーは魔理沙から目線を離し、俺のスペルカードを防いだ。

「ちょっと晴竜!貴方何をしようとしたの!」

「すまんすまん。本当に当てる気はなかったんだ。ただお前を魔理沙から気を逸らすために」

「え?は!しまった!」

パチュリーは気付いたようだがもう遅い。振り返ったパチュリーの目の前まで魔理沙は来ていた。そして魔理沙はスペルカードを放った。

「これで最後だ!マスタースパーク!」

「…………私の負け、ね」

そう呟きパチュリーは光のレーザー包まれた。

 

 

 

 

 

「霊夢?貴女はっ、げほっ、げほっ、晴竜に、何をしようと、げほっ、したの?」

パチュリーは俺の治癒の術を受けながら霊夢に怒っていた。しかもさっきの戦闘で喘息もこじらせたらしい。

「私は気を逸らしてとしか言ってないわよ?」

「晴ぃぃぃぃ竜ぅぅぅぅ!」

「悪かったって!当てる気は本当に無かったし、それにお前の気を逸らすのはあれぐらいしか無かったから……」

「本当に、もう……」

パチュリーはため息を着くと図書館の天井を見つめた。

「?パチュリー?」

「……次は恐らく咲夜が相手だと思うけど頑張ってね」

それだけ言うと目を閉じてしまった。俺はやれやれと思ってパチュリーの事を何とか立てる所まで回復した小悪魔に任せると霊夢と魔理沙と共に階段へと向かった。

「あの事は霊夢達が何とかしてくれる……今はそれを信じるしかないわね………でしょ?小悪魔?」

「そうですね。パチュリー様」

 

 

 

 

 

俺達は何とか地下から玄関ホールまでやって来た。すると強い殺気を感じ俺達は後ろに飛び退いた。その瞬間、さっきまで俺達がいた所には無数のナイフが刺さっていた。

「あー。これは間違いなく咲夜だな」

俺達はナイフが放たれた所を見た。そこには当然咲夜が立っていた。

「お嬢様方と戦う前にこの十六夜咲夜が相手をします!」

 

 

 

 

第五話〜完〜

 




この話を書いている内に雨が降って来ました。やっと雨が降った!と思いきや今度は土砂降りやら突風やら雷やらで大変な事になっています。そこは普通の雨でいいっつうの!
さて、第五話いかがでしたか?それなりに上手く書けたと思います。でももし納得がいかない所、また純粋な感想などがあれば是非感想欄にて書いてくださると嬉しいです。(書いてくれると嬉しいです!)
次回は咲夜との対決。お楽しみに!
それではまた次回!
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