幻想日記   作:青柳龍

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今日は友達とカラオケに言って来ました!いやー歌った、歌った。もう喉が痛いです。(微かに血の味もした)ですが今日も書いて行きたいと思います。青柳龍です。
さて、今回は遂に霊夢達が舞を踊ります。どんな結果になるのかお楽しみに。
それでは第四話始まり始まり。



第四話 踊り子の心

霊夢達は雷獣を囲むように円状に立った。俺は縛魔術で雷獣を捕え同時に毒素を抑えるための結界を張ると横笛を取り出した。笛に口を当て霊夢達の方を見ると全員目線を俺に向けて来た。本来ならプリズムリバー姉妹の演奏も加わるのだが今は緊急事態。贅沢は言っていられない。俺は練習道理に笛を吹き始めた。霊夢達は俺の奏でる笛の音色に合わせ舞を踊った。舞を踊っていると雷獣は苦しみ出し身体から黒い煙のようなものを出していた。(これなら!)俺は心の中で成功を確信した。だが次の瞬間だった。段々と舞の力が弱くなっていき、遂には____

「う、うわっ!?」

妖夢の足が絡まり妖夢は派手に転んでしまった。すると雷獣から出ていた黒い煙のようなものは雷獣へと戻り、雷獣は妖力を爆発させた。妖夢が転んだ事に気が行ってしまっていた俺は結界の維持が出来なかった。俺が気付いた頃には既に雷獣は縛魔術と結界を破壊し、外に出ていた。

「しまった!」

俺は慌てて縛魔術を再び掛けようとするが雷獣は再び雷雲を呼び出すと無数の雷を落とした。

「くっ!『砕!』」

「二十結界!」

俺は落とされた雷を言霊で破壊し、霊夢は結界でみんなを守った。そして全ての雷が落ち切った時、雷獣はその場には居なかった。

 

 

 

 

「ちょっと妖夢!何であそこでつまづくのよ!」

博麗神社に戻って来た俺達。そこで霊夢は妖夢を正座させて説教をしていた。

「いや、だって「だってもさってもない!」ごめんなさい」

霊夢の迫力に妖夢は完全に縮こまってしまった。何だか可哀想になって来た。俺は妖夢をフォローする事にした。

「霊夢?そこまででいいじゃないか。妖夢はちゃんと反省してるし、急に本番だって言われても普通は出来ないものだぞ」

「でも、つまづいたせいで雷獣には逃げられるわ、人里の後片付けを手伝わせられるわで散々な目にあったのよ」

「霊夢?最後は妖夢と関係ないと思うんだが」

「晴竜」

「?」

「黙って」

ギロっと睨まれた。

「…………………………………はい」

すまん。妖夢。俺はここまでのようだ。

「はぁー。確かに最後のはただの八つ当たりよ。でも妖夢。あんたが次の本番の時にちゃんと踊って貰わないと舞は完成をしないの。そこは分かってね」

「…………うん」

霊夢の言葉に妖夢は俯き頷いた。

 

 

 

 

それからというもの。霊夢達は再び練習を開始したが中々上手く行かない。妖夢が所々で振り付けを間違えたり、転んだりしてしまうのだ。妖夢は失敗した所はしっかり直す性格だ。しかし今の妖夢は同じ所を何度も間違えてしまっていた。今の妖夢では練習は無理だと考えたのだろう。諏訪子は全員に「休憩!」と伝えた。俺は霊夢達から少し離れた所に一人で座った妖夢に近付いた。

「妖夢?」

「………晴竜。何?」

「どうした?いつものお前らしくないぞ?」

「……………」

俺が尋ねると妖夢は苦虫を噛み潰したような顔をした。

「妖夢?」

「…………私、怖いんだ」

「怖い?何が?」

「本番の時に転んだらどうしよう。振り付けを間違えたらどうしよう。また霊夢達に迷惑をかけるとどうしよう。踊っているとそんな事が頭を過ぎるんだ。そしたら間違えてたりして………はは、ダメだよねぇ私」

(まずいな。間違えたらどうしようと言う心配で余計に間違えてしまう。完全な悪循環になってる)俺が何とか励まそうと妖夢に声をかけようとすると

「うん。ダメだね」

なんて事を言ったんだ!俺は声の主、諏訪子を睨んだ。

「ちょっ、諏訪子!」

「晴竜は黙って」

「………………………はい」

俺ってこんなに幻想少女に睨まれると勝てない性格なのか?

「ですよね。私はダメですよね………」

「そう。でも私が言っているのは今の妖夢の事だよ。決していつもの妖夢の事じゃないよ」

「え?」

妖夢は驚いたように諏訪子を見た。

「妖夢は決してダメじゃないよ。ダメなのは失敗を恐れて全力を出し切れない今の妖夢だよ」

「全力を出せてない………」

「そう。だから」

諏訪子は頷いて手を差し伸べた。

「失敗を恐れないで。確かに一度失敗すると再び失敗するのを恐れるのは誰だってなる。でもいつまでも恐れていては何も出来ないよ。なら一緒に乗り越えようよ。妖夢は一人じゃない。私達がいる」

妖夢はゆっくり霊夢達と俺を見ると諏訪子の手を取った。諏訪子はその手を引っ張り妖夢を立ち上がらせた。

「私、今まで何を悩んでいたんだろ?こんなの悩んでいても意味がないのに」

妖夢は微笑み、諏訪子に連れられて霊夢達の元に向かった。俺はほっと一息をつこうとした時、遠くで鳴神がなった。

「まだ、一息はつけないな………」

俺は遠くにいる雷獣を思いそう呟いた。

 

 

 

 

 

第四話〜完〜

 

 

 




今回も書き終わりました。この章ではだいぶ長くしましたがどうだったでしょうか。諏訪子、何者?
さて、次回は舞の練習を再び再開しますがそれだけではありません。お楽しみに!
それではまた次回!
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