さて、今回は題名の通り、本番前日です。霊夢達はどんな気持ちで挑むのでしょうか?
それでは第六話始まり始まり。
「おーい!こっちだ。こっち!」
「わっせ。わっせ。」
「そこ。もうちょっと右だぞ!」
「おー。やってる。やってる」
俺は目の前の光景にそう言った。ここは妖怪の山の麓にある野原。前に憑姫との戦いを繰り広げたこの野原に妖怪の山の天狗や、妖怪達が明日の舞の本番に向けて舞台の設置をしていた。俺は笛の練習に一区切りついたため舞台設置の手伝いに来ていた。
「あっ!陰陽師殿!どうなされたのです?」
俺は一人の天狗に呼び止められた。
「実は笛の練習に一区切りついたのでこちらを手伝おうと思ったので来ました」
「そうだったのですか。それは有り難いです。それではこの木材運びを手伝って貰えませんか?」
「分かりました」
俺はその天狗と共に木材を運んだ。運んでいる間に俺は気になった事を聞いた。
「最初に聞いた時は驚きましたけど、毎回雷獣を鎮める為に舞台を建てるんですか?」
「はい。まぁ、守矢神社の皆様は別に舞台なんて要らないと仰ってましたけど、文様が『記事にしますから豪華にしてください!』と言われたので作っているんです」
「なるほど………」
文よ。天狗達や、妖怪達に何やらせてるんだ?それに今更だが文って意外と天狗の世界では偉い位置にいるんだな。
「あ、ここで下ろします」
「分かりました」
俺達はせーので木材を下ろした。
「後どれくらい運ぶんですか?」
「後、数十本ですね」
「い、意外とありますね………」
俺はその後、予想以上の重労働に悲鳴をあげる事になる。
一方、霊夢達は前日の最終練習を行っていた。
「よし。これから全体を通して踊るよ。準備はいい?」
全員がうんと頷いた。
「じゃあ行くよ!プリズムリバー姉妹のみんなお願いね」
「「「了解!」」」
プリズムリバー姉妹の三人は目配せをすると演奏を始めた。奏でられる音色に全員体を委ねるように舞を踊り始めた。(流石プリズムリバー姉妹)霊夢達はそう思うほどプリズムリバー姉妹の音色は美しかった。そしてそれに合わせる舞は今までで一番しっくり来た。そして満足出来る舞を踊れた。
「うん。大丈夫だね。よくこんな短期間で踊れるようになったよ!」
「そりゃああんたがスパルタ練習をさせればね。上手くならない方がおかしいわ」
諏訪子の言葉に霊夢達は苦笑いした。その時、鳴神が鳴った。鳴神を聞いて諏訪子はふと真顔になった。
「……明日はどんな事が起きるか分からない。でも今皆ならきっと出来る!」
そう言って諏訪子は手を前に出した。霊夢達は最初、?マークを浮かべていたが諏訪子が何をしたいのか分かり、諏訪子の手の上に自分の手を乗せた。
「だから、明日は!絶対に成功させよう!」
『オー!』
諏訪子達は勢いよく手を上に上げた。いよいよ本番は近付く。雷鳴は未だに強く鳴り響いていた。
第六話〜完〜
第六話書き終わりました。うん。短か!?せめて最終話ぐらいは長く書こう。うん。
さて、次回は本番当日になります。霊夢達は無事に成し遂げる事が出来るのかお楽しみに!
それではまた次回!