さて、今回から新しい章に入っていきます。その名は『神隠し異変の章』です。まあそのままですね。そして遂にメインが紫さんになります。お楽しみに。
では、神隠し異変の章始まり始まり。
第一話 神隠し
「……………」
ここは境界の狭間。ここに居る事が出来るのは八雲藍に橙。そして無言で立っている八雲紫だけだ。その紫が決意したかの様に頷くと藍と橙を呼んだ。
「何かお呼びでしょうか?」
「なにかおよびでしょうか?」
片膝をつく二人に紫は一つの命令とその命令の理由を話した。話終わると二人はショックを受けたような顔になったが、決して断ろうとはしなかった。そして三人はスキマから幻想郷に出ると早速行動を開始した。たとえその主の命が失われる命令だったとしても_______
「はぁー。いい湯加減だな」
「そうね。やっぱり温泉は違うわねー」
俺は霊夢の言葉に頷きながらお湯をすくうと顔にバシャとかけた。ここは地霊屋。俺は霊夢と二人で地霊屋に温泉を入りに来ている。その理由は、まぁ、察してくれ。
「おーい」
「何ー?」
「霊夢が持っていったシャンプー貸してくれー」
「嫌だー」
「いいじゃんかー」
「嫌だー」
「…………」
「じょ、冗談よ!冗談!ほら行くわよ!それっ」
俺は竹の仕切りの上から飛んで来たシャンプーを受け取った。
「ありがとう」
「どういたしまして」
それから俺は頭を洗うともう一度湯船に入った。
「ふぅー」
「あ。そういえば晴竜?」
「何だ?」
「今度さ、お母さんのお墓参りに行こうと思うんだけど付き合ってくれない?」
「霊花さんの?」
「うん」
霊花とは霊夢のお母さんで先代の巫女の博麗霊花だ。前に霊夢から聞いた話によると霊花は霊夢が小さい頃に博麗大結界を維持する為にその身を捧げた。(この話を聞いていて胸が苦しくなった)そして前に霊花の体を使って異変を起こした奴が居たがそれを無事に倒した時、霊夢はこのままじゃ駄目だと思い、安らかに眠って欲しいと願ってにとり達にお墓作りを頼んだ。だが、今まで色々な異変などがあり、やっと数日前にお墓が出来た。
「別に構わないけど………。俺がついて行っていいのか?」
「大丈夫よ。それにあんたも一緒の方がお母さんも喜ぶような気がするの」
「そうか?まあ霊夢がそう言うのなら」
「ありがとう晴竜」
温泉から出て温泉の入口で霊夢と合流した俺達はお腹が減ったため食堂に向かっていた。
「あー。いい湯だった」
「晴竜ったら、さっきから褒め言葉ばっかり」
「はは。そう言えばそうだ」
「ふふ」
こんな風に霊夢と会話しながら歩いていると前の方に地霊屋に来ている人々が何か話していた。気になった俺は話している人達の内の一人に話しかけた。
「どうしたんですか?」
「あ、これは晴竜さん。それに博麗の巫女様も。実はですね。さっき神隠しが起きたって言うんです」
「「神隠し?」」
俺と霊夢は頭を傾げた。神隠しとは突然人が消える事だ。
「神隠しって誰かきえたんですか?」
「はい。しかも同時に三人も」
一回に一人は分かるが三人が同時に消えるというのは中々無いパターンだ。更に詳しく聞くと神隠しにあったのは三人とも霊夢と同じぐらいの年頃の少女だと言う。
「私と同じぐらいの少女………」
「霊夢?」
「異変でもそうだけど、もしもこの神隠しが誘拐事件だったら犯人をコテンパンにするわね」
「霊夢よ。顔が怖いぞ」
「晴竜!」
「な、何?」
「早く行くわよ!」
「へ?ど、何処に?」
「もちろん神隠しにあった現場よ!現場!」
「マジで………」
(せっかく霊夢と二人で温泉デートを満喫しようと思ったのに!)俺はそう心で叫びながら調査に乗り出す霊夢と共に神隠しについて調べ始めた。
第一話〜完〜
うーん。やっぱり最初は中々伸びない。すいませんでした!次回はもうちょい長く書くのでよろしくお願いします。
さて、次回は神隠しについて調べていきます。紫さん達は何を企んでいるのかお楽しに!
それではまた次回!