幻想日記   作:青柳龍

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だいぶ寒くなって来ました。秋だなぁー。と、とても思うこの日。青柳龍です。
さて、今回は紫の式神である藍とその藍の式神である橙との戦いです。後、紫はどうして霊夢と一体一の状態にしたのでしょうか。
それでは第六話始まり始まり。


第六話 式神達との戦い

霊夢が紫のスキマに入ってしまい取り残された俺と魔理沙は紫の式神の藍。そして藍の式神の橙と対峙していた。

「喰らえ!龍神の咆哮!」

「マスタースパーク!」

俺と魔理沙は同時に藍達に向けスペルカードを放った。だが藍達は読んでいたとばかりに俺達のスペルカードを避けると自分のスキマカードを放った。

「式神、前鬼後鬼の守護」

すると藍の左右から黄色と緑の大弾が放たれたと思えば二つの大弾が小弾をばら撒きながら俺達の方に迫って来た。

俺は迎撃するため、刀印を結ぶと真言を唱えた。

『ハビラウンケン、シャラクタン!』

そして俺が横に刀印を振るとその先の軌道が霊力の刃となって大弾を真っ二つに切った。その隙に魔理沙は二枚目のスペルカードを使った。

「スターダストレヴァリエ!」

その攻撃は藍に当たった。だがさらに追い討ちを掛けようとすると藍は後退した。藍が後退すると今度は橙が前に出てきた。

「藍しゃま!この二人は私が抑えます!そのうちに回復を!」

「ありがとう。橙」

橙はこっちに振り向くと直ぐにスペルカードを放った。

「仙符、鳳凰展翅!」

そう言うと橙の周りに魔法陣が展開し魔法陣から楔型の弾が放たれた。

「くっ。魔理沙!俺の後ろに隠れろ!五芒結界、急急如律令!」

俺達と橙との距離から回避は無理だと俺は考え、直ぐに結界を張った。

俺達が結界で弾を防いでいると橙はさらに追加のスペルカードを放った。

「まだまだー!鬼符、青鬼赤鬼!」

すると橙の横から青い弾と赤い弾がまるで生きているように動き俺達の結界を攻撃してきた。すると段々と結界にヒビが入った。(まずい。このままだと結界が破られる!)

「魔理沙!俺の合図で橙に向かってマスタースパークを放て!」

「何!?でもそんなことをすれば結界に跳ね返って私達に飛んでくるぜ?」

「大丈夫だ。俺を信じてくれ!」

「…………分かったぜ。晴竜!お前を信じる!」

魔理沙の言葉に頷くと俺は冷静にタイミングを見計らっていた。そして結界が破られた瞬間に俺は叫んだ。

「今だ!」

「マスタースパーク!」

魔理沙のマスタースパークがそのまま赤と青の弾を飲み込んでそのレーザーは橙に向かっていった。

「え!?」

橙が慌てて回避しようとするが遅い。マスタースパークは確実に橙に当たろうとした。(これはもらった!)

そう思った瞬間だった。

「幻神、飯綱権現降臨」

その瞬間色々な形、大小様々な弾幕が魔理沙のマスタースパークを打ち消した。

「何だと!?」

「魔理沙のマスタースパークが相殺された!?」

「…………橙だけには傷一つ付けさせない」

俺達は声のした方を見て冷や汗をかいた。そこには怒りのオーラを纏わせた藍の姿があった。

 

 

 

 

 

藍の本気モードに俺達は苦戦を強いられていた。

「絶対に逃がさない」

「くそっ!避け切れない!」

「晴竜。また結界を張れないのか?」

「無理だな。結界を張るにも張る隙が無え」

「じゃあどうすればいいんだぜ!」

藍が放つスペルカード。幻神、飯綱権現降臨は様々な種類の弾が次々と放たれるスペルカードだ。そのため隙が全く無く、結界が張れない。

「このままだと霊夢の助けに行けないぜ!」

「絶対に貴方達をここで止める!」

「藍しゃま!私もやります!」

藍のスペルカードに合わせ、橙も弾幕を放ってきた。そのせいか段々と回避が紙一重となり、遂に。

「うわっ!」

「魔理沙!」

魔理沙が被弾し、体勢を崩した。俺は魔理沙のフォローをするため魔理沙の近くに寄った。

「大丈夫か?」

俺は術で弾幕を迎撃しながら魔理沙に話しかけた。

「うう。すまん晴竜。当たっちまったぜ」

「別に謝らなくてもいい。逆によく今まで当たらなかったという事が凄いと思う」

「はは。そりゃあ霊夢とお前とで幾つもの異変を解決してきたんだ。そう簡単に当たるわけにはいかないからな。でもどうするんだ?これじゃあ負けるぜ」

「ああ………。そうだな」

「晴竜?どうした?」

魔理沙は俺の返事におかしいと思ったらしい。俺に尋ねて来た。

「大丈夫か?」

「え?あ、ああ。大丈夫だ」

「何かこの状況を打開出来る方法は無いか?」

「無い………事は無い」

「ホントか!」

「だが、成功するとは限らない………」

「自信を持つんだ晴竜!それでも霊夢の恋人か!」

「う///。き、急に何言うんだ!」

「早く藍達を倒して霊夢の所に行くんだろ!」

「!。そう、だったな!」

魔理沙の言う通りだ。俺達は霊夢の元に行かなければならない。そう考えると何故か力がみなぎってきた感じがした。俺は一つ深呼吸をすると魔理沙に言った。

「魔理沙。そっちに移っていいか?」

「晴竜がか?そっちは輝龍に乗ってるのにか?」

「ああ」

「別にいいけど………。ほら乗れ」

俺は魔理沙の箒に移ると輝龍に指示した。

「輝龍!藍達の上に行くんだ!」

『グォン!』

輝龍は藍達の放つ弾幕を器用に避けると藍達の頭上に陣取った。それを確認した俺は叫んだ。やっと作り上げた、俺の奥義のスペルカードを。

「龍停、終焉の龍の願い!」

そう叫ぶと輝龍は瞬く間に身体全体から凄まじい霊力の光を自分を中心として球状に放った。そしてその光は弾幕ごと藍達を飲み込んだ。

「晴竜がこんな奥義を持っていたなんて………」

「藍、しゃま…………」

 

 

 

 

 

 

俺の奥義を喰らった藍達は当分は動けない程のダメージを受けていた。俺はそんな二人に治癒の術を掛けつつ聞いた。

「なあ藍。何故紫は神隠しをやったんだ?」

「……………」

「藍。約束を守らないとは言わせないぞ」

「そうだぜ。さっさと話してくれ。私達は早く霊夢の所に行かないと行けないんだ」

魔理沙の言葉を聞いて藍はポツリと呟いた。

「博麗の巫女なら心配要らない」

「何?何故そう言い切れる?」

「何故なら、博麗の巫女は必ず勝つからだ」

「何?」

頭を傾げる俺達に藍の次の言葉を聞いた俺達は急いで霊夢の元へ向かった。

「急げ!晴竜!」

「分かってる!くそっ!間に合え!このままじゃ霊夢はまた家族を失うことになる!」

 

 

 

 

 

第六話〜完〜

 

 

 

 

 

 

 

 




だいぶ時間がかかりました。でも案外長く書けたので良かったと思います。それに考えていた晴竜の新しいスペルカードが出せたので良かったです。
さて、次回は霊夢と紫の戦闘です。幻想郷最強と最強の妖怪。どっちが強いのでしょうか?そして必ず霊夢が勝つとは一体?お楽しみに!
それではまた次回!
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