翠風に舞う氷の華   作:滅爛ねぎ

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どうも。
第三回アップデートでナナが12年ぶりに登場+マムの別名が「欄輝龍」から「絢輝龍」になっていたことに驚いた欄輝龍カッコいいです。
今回は、早速奴が出ます!それでは、どうぞ!


嵐の龍と華の竜 風漂竜上陸

嵐の中を、一匹の飛竜が飛んでいた。

その飛竜とは、好奇心で新大陸を飛び出した風漂竜である。

風漂竜(以下彼)は、予想以上の強風と雷雨に苦戦していた。(普通ならばまだかなり余裕を持てているはずだが、雨風の影響で想像以上に体力を消耗していた)

しかし、彼はある違和感を感じていた。何故急に雷雨が降り出したのか、たしかに新大陸を飛び出す前から風は吹いていた。そして、彼は海上の天気が変わりやすいことも熟知している。しかし、あまりにも天候が急変しすぎている。(もし普通の天候変化なら、モンスターにしか分からない「前兆」がある。)

すると、嵐の中から僅かに何かが見えた。

暴風の影響で騒がしいほど葉を揺らしている木々、かなり流れが強い川などが飛竜特有のとても良い視力で僅かに見えた。

“陸だ…!”

僅かに捉えたかつ地獄のような状況。しかしながら、彼にとっては希望の陸地だ。

体力を大きく消耗し、時々ふらつきながら飛んでいた。

《奴》が現れたのは、そのときだった。

?『オォォォォァァァァァァン!』

『ッ!』

吼えただけでものすごい威圧がかかる。警戒しながら声のした方向に頭を向けると……こちらを睨みつける者がいた。

ほっそりとしたフォルム、羽衣を纏ったかのような白い飛膜、小さな頭から伸びている巨大な一対の金色に輝く角。

旧大陸を全く知らない彼でも、その存在は嫌というほど知っていた。

 

 

 

 

 

 

         《古龍》

 

 

 

 

 

この古龍が、人の間で嵐龍(アマツマガツチ)と呼ばれているのは彼の知ったことではない。

とにかく彼は、この状況をどうにかし、そしてなんとしてでも生き延びたかった。そこで、彼のとった選択は…

『キュォォォォァァァァン!』

戦略的撤退だ。彼ははっきり見えてきた陸に向かって、力の限りその大翼をはためかせた。

が、彼は今の天候を忘れていた。

陸まであと一歩という所で、彼に向かって一発の落雷が降り注いだ。

『キュァァ⁉︎』

まともに喰らってしまった彼は気を失ってしまい、荒れ狂う海に落下した。

そんな光景を目にした嵐龍は『彼はもう死んだだろう』と確信し、嵐と共に自らの縄張り、霊峰の更に奥地へと空を泳いでいった。

 

 

 

 

それからしばらく、彼は奇跡的に目を覚ました。どうやら運良く陸地に流れ着いていたようだ。

そこは、人の間では、〈渓流〉と呼ばれるところの7番に当たるところだということは、彼は知らない。

今の状態を見てみると、体中ボロボロでとても飛べるような状態ではない。なんだなんだと周りに集まっていた水棲獣(ルドロス)に向かって軽く威嚇しつつ、自分の体を休めることができる場所を探して歩いて行った。(水棲獣達は何がしたいのかと言わんばかりに顔を見合わせ、水中に入っていった。)

ここ〈渓流〉でとんでもない異変が起きていて、自分がそれに巻き込まれる上にとんでもない化け物まで来るとはまだ知らない。

 

 

 

 

風漂竜が上陸して一晩経った後の夜

ここは〈渓流〉の奥、異型のナニかは黙々と己が腹を満たすため肉塊に貪りつく。

周りの地面は獲物の血で赤く染まり、既に貪り喰らったであろう潰された丸鳥(ガーグァ)の頭部や粉々に砕けた大猪(ドスファンゴ)の牙、更には、血塗れの尾槌竜(ドボルベルク)の角が転がり落ちていた。

だが、怪物の腹はまだ満たされていない。

近くにいたジャギィを生きたまま貪った所で、どこかからひんやりとした空気と共に、とても美味そうな匂いが漂ってきた。

“美味そう………、美味そう……………!”

その竜は己が食欲に身を任せ、轟竜(ティガレックス)のような格好で、その匂いの元へと走って行った…




最後に出てきた奴は一体なんなのでしょうかね?
さて、新しい連載を開始しました!アンケートの結果、レイギエナが多かったので、レイギエナを主人公にしてみました!まだまだアンケートは実施中なので、どしどしコメントお待ちしています!
それではまた!
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