ガンダムビルドダイバーズ〜RE:Action〜   作:勘張 明倫

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〜Memory WAR〜

2年前・・・

 

東京都内で行われていたGBNと言うオンラインVRMMOゲームのフォース戦トーナメントは大詰めを迎えていた。

 

 

マ『こちらマイケル、

敵フォースの機体を補足。

 

 

機体詳細は・・・ガンダツアシュタロンHC(ハーミットクラブ)、

そしてその側にガンダムヴァザーゴCB(チェストブレイク)。

 

いずれもプレイヤーランクはこちらより上位のものと思われる。』

 

宇宙をかける私達の元へ届くその知らせは、

私達に警戒を知らせる。

 

しかし、

そんな警戒もつゆ知らずか・・・私の近くにいるジムスナイパーが割り出した位置に向かいロングレンジビームライフルを照射する。

 

暗い宇宙を裂くような一筋のレーザーの先で、2つの光が現れては消えた。

 

ス『んんんんんんんギモヂィィィィ!!

やはりこの瞬間は最高っしょ!』

 

カ『スコープレビル、気持ちはわかるが抑えて。

少しうるさい。

・・・隊長、一体どう動きましょうか?

やはりここは集団で固まって動く方がよろしいのですか?』

 

ジムスナイパーを背中から後頭部部分をチョップし、

ガフランの改造機にのった女性パイロットが隊長の方を見る。

 

我らがフォース、『ホーリー・ラヴベルト』の隊長のマサカリ・ハナオは自慢の愛機であるジムをベースとした改造機[金剛鉄機・神無月]で腕を組み、

 

マサ『・・・マイケルの情報通りだと敵の配置が妙だ・・・固めた上で全員倒す算段かもしれん。

ここは別れるとしよう。

カーリー、今のところの残存兵力は?』

 

カ『はっ!

私のガフラン・ニャルトール、スコープレビルのジムスナイパー、マイケルのAー1高軌道偵察型仕様、

隊長の金剛鉄機、

そしてヒラサカさん達のアデルキャノン2とアデルマーク4の六機です。

 

敵の残存は4機ですので別れたとしてもこちらの枚数有利は揺るぎません。』

 

マサ『・・・ご苦労。

では手分けをしよう。

 

カーリーとマイケルのは私と敵エースを叩く。

新人二人はスコープと共にマイケルの見つけた機体の処理だ。』

 

ス『えー、俺新兵のお守りとかやなんですけどー。

まぁそっち行っても地獄は地獄か。』

ア『り、了解です!』

ト『なんとかしてみせます!』

 

緊張しすぎで声が裏返った私のアデルの肩を持ち、

 

マサ『・・・期待してる。』

 

そう言い隊長はマイケルさんを連れて残る機体を討伐しに行った。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、それがいけなかったのかもしれない。

 

 

解散し、

なんとか生き残っていたアシュタロンとヴァザーゴを追い詰めていた私達があと一歩というところに差し掛かったその時、

 

金色の光が私とトモキの前を横切り、その瞬間にはアラートがなり片腕が消失していることに気づいた。

 

そして間髪入れずに襲いかかった光の玉の嵐が私達を包む。

しかし私とトモキにはそんなに玉はやって来ずにその背後に構えていたスコープさんの方へと飛んで行っていた。

 

ア『くっ!スコープさん!』

ス『くそ!

すぐにここから』

 

スコープさんが逃げようとするがそこへ防戦していたアシュタロンとヴァザーゴが接近しがっしりとスコープさんを掴む。

 

と同時に、

 

『ご苦労、あとは俺に任せろ。』

 

そんな冷徹な有無を言わさないような声とともに放たれた金色のビームが、

三機をまとめて飲み込み消失させた。

 

ア『そ、そんな・・・味方ごと打つの!?』

ト『ね、姉さん!前、前見て!』

 

スコープさんの方に視線が集中してしまった私はトモキの声で振り返る。

 

と同時に私の視界がヴェイガン系特有の手で覆われ、

光が炸裂したと同時に私は視界がテレビでよく見る砂嵐になった。

 

おそらく頭を掴まれたあとビームバルカンからサーベルを展開されたのだ。

 

『・・・弱い、弱すぎる。

貴様みたいなゴミ相手では全くもって我が前に立つには不足よ。』

 

ト『く、くそ!

姉さんを離せぇぇぇ!』

 

何も見えない中トモキの叫びがコックピットに響く。

が、

 

『粋がるな!』

 

声と同時に何かが切られたかのような音と爆発音が響いた。

 

ア『そ・・・そんな!

トモキ!トモキィ!』

 

ト『く、クソ!

一瞬でキャノンと両腕を!!

だが、なぜ倒さないんだお前!』

 

『・・・しれたこと。

お前らみたいな弱者は相手にするまでもないと言うことだ。』

 

謎の声が響いた瞬間、

 

『battle end!

FLAGMS、destroy。』

 

あっけなく響いたアナウンスが私達の体から力を抜き取っていき、私たちはその場に崩れ落ちる。

 

 

『・・・全く、貴様らみたいなエンジョイ勢のみのGBNは廃れていくだけだ。

力無きものはこの世界には必要ない。

 

あの男も・・・我らがボスには勝てなかったと言うことだ。

そして何より・・・狙撃機を後ろに控えるのはいいが、

距離を置きすぎた貴様が一種の敗因だ。

 

少しは学習するがいい。』

 

声にそう言われて気づいた。

たしかにスコープさんとの距離を開けすぎていた。

そのせいでスコープさんは敵に狙われてしまい満足に狙撃ができていなかった。

 

それに気づいたのは敵に指摘された今・・・周囲を確認すればわかる話なのに、

私はそれに気づくことすらできなかった。

 

アナウンスと司会の声そして歓声が上がったが、私は顔を上げることなく泣き崩れた。

 

 

 

 

 

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