ガンダムビルドダイバーズ〜RE:Action〜   作:勘張 明倫

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第3話 強者と呼ばれた女海賊

1時間後、

私とトモキは格納庫へと移動していた。

そしてそこに待っていたフランさんと彼女のガンプラを見つける。

 

彼女のガンプラはクロスボーンガンダムをベースに作られていた。

それも『クロスボーンガンダムゴースト』という作品に登場する幻のクロスボーン、

Xー0が使用されていた。

 

背中に見えるガンバレルストライカーがまるで海賊船の装飾のように綺麗に整えられていた。

 

ト『こ・・・これがフランさんのガンプラ・・・

作り込みが段違いだ・・・』

 

フ『そういうあんたらだって、作り込みが甘いのは確かだが気持ちを込めて改造したってことがよくわかるよ。

 

知り合いの言葉を借りるとするなら・・・この機体には愛があるね。』

 

ア『あ、ありがとうございます。

・・・あの・・・バトルの形式はどのような形で行きますか?』

 

フ『あぁ、バトルはベーシックに私VSアンタら2人のバトルだよ。

 

勝利条件は・・・そうだねぇ、

アンタらがアタシの機体に傷をつけれたらって事にするかね。

 

敗北条件は傷を与えれずにアンタらが破れる事。

それでどうだい?』

 

ト『わ、わかりました!

・・・フランさん、僕ら全力で行きますから!』

 

フ『楽しみにしてるよ。

んじや、先行ってるからね。』

 

そういうとフランさんはクロスボーンに乗り込みカタパルトへと運ばれて行った。

 

ト『じ、自分で言ったことだけど今からフランさんと戦うのか・・・

今になって緊張が・・・』

 

ア『大丈夫だよトモキ!

フランさんの胸を借りるつもりで行こう!

わずかな可能性でも、勝てるかもしれないなら全力で頑張ればきっと勝てるよ!』

 

ト『・・・そうだね姉さん。

じゃあ僕らも行こうか!』

 

私達はそれぞれ機体に乗り込みカタパルトに運ばれていく。

 

そしてホロスクリーンに『call please』と表示が出る。

この表示が出た時は出撃シーケンスが整った合図であり、

機体名とダイバー名を宣言すると出撃する流れになっている。

 

ア『・・・どこまでやれるかな、この機体で。

アスカ!

アデル飛鳥、行きます!』

 

私が宣言した後アデルのツインアイが光り、

カタパルトが外に向けて動き出し機体が外に飛び出した。

 

飛び出してしばらくした後トモキのアデルブラストウォーカーと合流し、

フランさんが用意したと思われるゲートに入る。

 

ゲートを抜けた先はマザーバンガードの甲板の上だった。

 

そしてその甲板の上に立つ先ほど見たクロスボーン

フランさんが手にもつライフルっぽい銃を私達に向ける。

 

フ『さて・・・・戦いを始める前に聞きたいことがあるんだ。

それを聞いてからでもいいかい?』

 

ア『聞きたいこと?』

 

フ『そっちのアンタ・・・トモキって言ったっけ?

いきなりアタシに勝負を挑んだのはなんでなのか・・・ってね。

そんでアスカってのも。

よくそれを受け入れて一緒に来てるなとさ。』

 

確かに、トモキが今回言い出した事でこのフリーバトルができているとはいえ。

その理由を深くは聞かなかった。

トモキがその場のノリでそんなこと言う奴じゃないとわかってたから私もついて来たが・・・

トモキは何故・・・

 

ト『・・・単純にいえば強くなりたかったからです。

もっというなら、大切なものを失うことが無いくらいの強さを。

 

フランさんと手合わせすればそれが手に入れられるかなって・・・。』

 

フ『強くなりたい・・・ねぇ?

それは何故だい?』

 

ト『・・・俺は、姉さんともう一度GBNを始めることができた。

 

だから今度は、しっかり姉さんを守れるように強くならなきゃいけない。

・・・それじゃ理由としては弱すぎますか?』

 

フ『あのねぇ、強さを求めることはこの世界において大いに結構だけど。

強さばかりを求めてるだけじゃ話にならないんだよ?

 

アタシはあんたらには見込みがあると思ってる。

だからこそ変な道には進んで欲しく無いのさ。』

 

ア『変な道?』

フ『・・・なんでもないさ。

じゃあ最後は2人に聞くよ。

 

その強さを仮に手に入れたとして、

あんたら2人はそれで何をする?

何を成し遂げようってんだい?』

 

フランさんが少し語尾を強くしながら私達に問いただす。

 

トモキは先ほどの問答で言いたいことを言ったのが『それは・・・』と言葉を濁して下を向いて考える。

 

この世界に戻ってきて、力を手に入れたとしてやりたいこと・・・

そんなの決まってる。

 

ア『私達は、強くなったとしたのなら・・・やりたい事、成し遂げたい事は。

 

私達のフォースを組んで、

以前私達が所属してたフォースを倒したフォースに挑みに行くことです。』

 

フ『・・・なるほど?復讐ってわけかい?』

ア『いえ、復讐なんて仰々しいものじゃないです。

ただ・・・あの時の私達とは違う。

あの時のままじゃないんだって証明したいんです。

 

私は・・・今日までGBNを離れていました。

以前敗北したのがとても苦しかったから、

その時所属してたフォースを失ったから。

 

だから私はここを離れて普通の生活をした。

それでもなんだか物足りなくて・・・それがなんでかわかってたけど戻る勇気が無くて。

 

トモキに連れられて見たチャンピオンとロンメルさんのバトルで・・・

2人が楽しみながらバトルをしてるのを見て私は決めたんです。

 

一度だけでいい、あの時私達を倒した人達に勝ちたい!

それでいてその人達との戦いを楽しみたい!

そう思ったから私はここに戻ってきました。

私達はあの人達に勝ちたいんです、絶対に!

 

今言った事こそ私が力を得たら成し遂げたい事です!』

 

ト『・・・姉さんと同じ思いだけど、

姉さんとの今、そしてこれから姉さんが歩むであろう道を踏みにじられようとした際にそれを守る事。

それが俺の成し遂げたい事です。

 

今度こそ失うことは許されない・・・

だから俺は強くなったんだ。

けど俺はもっと強くなる。

だから・・・フランさん、申し訳ないですが踏み台にさせてもらいます!』

 

私達がそれぞれの決意をフランさんに宣言する。

今とはかけ離れてるかもだけれど・・・いずれは叶えるという強い意志を持って放ったその宣言。

 

それを聞いたフランさんは向けていた銃を下ろし、

 

フ『・・・ッフフフ、

フフフフフ・・・・アッハハハハハハハハ!!』

 

盛大に笑った。

しかしそれは馬鹿にしているものでは無く、

自分に納得して出た笑いに思えた。

 

フ『たいしたもんさ!そこまで考えてるなんてねぇ・・・想像以上に見込みのあるルーキーだよ!

 

最近の若いのはすごいねぇ、そこまでしっかりしてるならアタシの考える不安は杞憂だってわけだ。

 

・・・すまなかったね、戦う前から変なこと言ってさ!』

 

そういうとフランさんは手に持っていた銃の砲身を折りたたみ、

そこから太い剣のようなビームサーベルを展開させる。

 

フ『さぁ!今からが勝負だよ!

 

あんたらのその意志、その決意。

アタシに余すことなくぶつけてみせな!』

 

ア『・・・はい!

行こうトモキ!全力で突っ走るよ!』

ト『あぁ、支援するぞ姉さん!』

 

フランさんのその掛け声に合わせ、

私たちも武装を展開してフランさんに突撃を始めた。

 

余計なことは考えなくていい。

いまは・・・フランさんに胸を借りるつもりでいくんだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間後、

 

ト『くっそぉぉ!!

負けちまったーー!!』

 

ア『あと少しで傷つけられそうだったのに・・・結局届かなかったかぁ・・・』

 

トモキがらしくないくらいの大声をだして格納庫で悔しがっていた。

その横で私は修理中と出ている自分たちの機体を見る。

 

私達は果敢に挑んだのだが結果的には敗北してしまった。

 

トモキの支援砲撃と私の格闘を両方使いながら戦ったのだが、

そんな状況であってもフランさんは私達の攻撃をひらひらと返し、

 

私達ができたことは身に纏っていたABCマントを破くことしかできなかった。

 

フ『アッハハハハ!!

そう落ち込むんじゃないよ2人とも!

 

二対一とはいえアタシのマントを破いたのはあんたらで6人目さ。

戦い方には筋が通ってるけどやはり応用や機転がきかない時があるから。

 

そこを直していけばそこそこアタシに追いつけるんじゃないか?』

 

ト『機転と応用・・・かぁ。

僕らもまだまだってことだね。』

ア『ええ・・・フランさん、胸を貸してくださりありがとうございました。

おかげで私たちのやるべきことがしっかり再確認できました。』

 

フ『いいっていいって!

アンタらもフォースメンバー集め頑張りな。

なんかあったらさっき渡した私のフレンドアドレスにメールをして来るんだよ。』

 

ア『はい!』

 

 

フランさんはそういうと豪快に笑って私の肩を叩いた。

 

その後、フランさんのフォースメンバーがロビーに現れたことにフランさんが気づきそちらに向かい、

私達もフランさんに指摘されたことの克服のためにミッションに挑みに行った。

 

私が離れていた間に多くの強者が生まれたらしいこのGBNで、

私達は・・・これからどんな人と出会うのだろうか。

 

フランさんのような人たちばかりならいいのにと私は自然と思っていた。

 




タイトル詐欺&バトルシーン全カット申し訳ないです(土下座)
次回から戦闘描写をしっかり書くよう心がけます!
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