機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ The GOETHIA-LOGUE   作:Rick Mocky

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どうも、ダンジ・エイレイですm(__)m

GHのMS・グレイズにMWごと足蹴にされて意識を失い、「死ぬかも....」と思ってたら、何故かメディカルナノマシンベッドに入れられてたんです。そんで、身体が治って元気になったんですよ!

一体、誰が助けてくれたんだろう?

教官のG-3ガンダムに乗せて貰って、決闘を見学させて貰って...え?「ビームサーベル」Σ(゜Д゜)

またですかぁ~orz

果たしてどうなる、第2話?

鉄華団は、地球を目指します、って.....




『何やってんですか、きょーかァァァん!!(>_<)』




第2話:謀略の宇宙(そら)

LOG-「侵」:第2話

 

Chapter-1:イサリビ乗船

 

オルガ達を乗せたシャトルが発射して、暫くした後、別のマスドライバーからシャトルが発射した。

 

火星の衛星・ダイモスに建造された宇宙港「方舟」へと向かうシャトルだ。

 

厄祭戦時に使用されたマスドライバーを、P.D. 暦になっても、まだ使えるから凄いのである。

 

シャトルは、CGSが使っていたシャトルを使用しているのである。G-3とメディカルベッドを積み込んでおり、乗り込んでいるのは......あの3人だ。

 

クランク:「まさか、シャトルまで持っていたとはな...

 

エドワーズ:「親父が、多めに購入したんだ。ウィスプに積み込んだりする為に使ってたからね。」

 

ダンジ:「教官、宇宙行くの始めてですよ~。」

 

エドワーズ:「そうか、宇宙はとてもキビシー環境だからなぁ......」

 

そうこうしてるうちに火星の大気圏突破、「方舟」まであと少し。

エドワーズは、LCS回線を開く。

 

エドワーズ:「ウィル・オー・ザ・ウィスプ聴こえるか。こちら輸送シャトル「キャメロット」。搬入要請願う、どうぞ。」

 

 

チャド:『こちらウィル・オー・ザ・ウィスプ、改め「イサリビ」舵手のチャド・チャダーン....ヴェΣ(゜Д゜)、エドワーズ教官?Σ(゜Д゜)』

 

エドワーズ:「その声は....チャダ君かぁ。ちゃんとお茶は飲んでるかね?(  ̄▽ ̄)」

 

チャド:『通信機越しでイジるの止めて下さい、教官。シャトルに積み込んである荷物の搬入ですよね?』

 

エドワーズ:「ああ、まだオルガ達とは合流してないな?

 

チャド:『まだです。』

 

エドワーズ:「よし、もう少しで着くから、後部のハッチ展開して待っててよ~。」

 

チャド:『イサリビ、了解しました。通信終わります。』

 

回線が切れ、通信が終わった。

 

エドワーズ:「「舟の名前」まで変えたか.....いいね~、オルガ。サイッッコーだね、ぐへへへ....(  ̄▽ ̄)」

 

ダンジ:「教官、何か楽しそうですけど?」

 

クランク:「ダンジ君。エドワーズは、いつもあんな感じなのか?」

 

ダンジ:「はい...こういう時に限って、何かヤバい事考えてたりするので......でも、やる時はやりますからね。」

 

 

そうなのか、と呆気に取られるクランクを余所に、シャトルはイサリビに到着。雪之丞の支持のもと、先着したデブリ組・年少組の働きにより、無事に搬入作業が完了した。

 

 

エドワーズ一行の部屋は、イサリビ内格納庫に近いブロックに宛がわれた。本来なら、マルバの部屋として使われるべき部屋であったが、調度品は無く、ただの物置部屋同然になっていた。そこに、メディカルナノマシンベッドとか、エドワーズの着替えやら何やらを置いただけでも結構スペースが余っている。まぁ、一人じゃ退屈だし、多ければ良くね?と考えていた。

 

クランク:「ここで、大丈夫なのか?」

 

エドワーズ:「大丈夫ですよ、これくらいあれば。もとを正せば、厄祭戦時に、多く建造された「強襲装甲艦」ですから。GHの方で運用されてる「ハーフビーク級」、「スキップジャック級」、更に「ビスコー級クルーザー」とは違って、簡素な作り方ですからね......」

 

クランク:「かなり詳しいな。やはり「チップ」の恩恵か?

 

エドワーズ:「まぁ、そうですけどもね。」

 

 

談笑をしているエドワーズ一行を尻目に、イサリビは静かに出航、合流予定宙域へと向かった。

 

 

Chapter-2:漂う悪意

 

一方その頃、オルガ達を乗せたシャトルは「方舟」付近に到達、火星での細かい手続き等、細々した手続きはデクスターに任せて出立したので、まぁ大丈夫だろう。

そして、オルクス商会との契約は成立。しかしこれは、鉄華団を釣り出し、一網打尽に叩き潰し、クーデリアの身柄を確保しようとするGH火星支部長:コーラルの「本懐」。

数日後に、ヴィーンゴールヴより監査官が来る。ここで、「手柄」を挙げねば!といきり立つコーラルの野心が、火星の成層圏を黒く染め上げようとしていた。

 

時同じく、火星へと向かう1隻の艦船がある。監査局のビスコー級クルーザーだ。

 

ガエリオ:「お前が睨んだ通り、クーデリア失踪の件...「コーラルが絡んでいた」ようだな。そのコーラルの「下衆な申し出」を、お前が受けるとは思わなかったよ。」

 

マクギリス:「「下衆」か....確かにな....」

 

 

ーーークランクが、単独で決闘に挑んだ時間まで遡る。

監査局のクルーザーと、火星支部間のLCS通信でのやり取り。

 

マクギリス:「それで....急な話とは?」

 

コーラル:『是非とも監査官に、御同道願いたい作戦があってね...』

 

ガエリオ:「作戦?」

 

コーラル:『クーデリア・藍那・バーンスタインが、「調停」の為に地球へ旅立つのは君たちの望む所ではなかろう。この手柄を君たちに譲ろう、と言っているのだよ?』

 

はぁ、と溜め息を付き、ガエリオが返答する。

 

ガエリオ:「1度は自らの手柄にしようと、中隊まで動かした癖に、「手柄を譲る」とは、良く言ったものだなぁ...」

 

マクギリス:「(火星支部の)失態の穴埋めに必死なのだろう。笑ってやるな、ガエリオ。」

 

ガエリオ:「お前、何を考えている?」(まさか、「クーデター」とか、そんな野暮な事、考えてないだろうな?)

 

マクギリス:「今やクーデリア・藍那・バーンスタインは、火星独立運動の象徴だ。その小娘1人を「飼い慣らす」だけで、火星の市民を黙らせる事が出来るなら、「利用価値はある」、と思わないか?」

 

ガエリオ:「成程。「身柄を押さえ、我々の手のひらの上で囀ずって貰う」訳か......」

 

コーラル:『君たちには、とても申し訳ない事だが、火星支部の威信の為、宜しく頼むッ!』

 

通信を切り、別の回線に繋げるコーラル。繋げた先は......

 

 

鉄華団と契約を取り交わした「筈」のオルクス商会の会長・オルクスだ。

 

 

オルクス:『お手を煩わせずとも、我が社の船がクーデリアを捕らえましたものを...』

 

コーラル:「これは「政治的な問題」だ!手順に意味がある。「結果だけの話」では無いのだ!そこを履き違えるなよ!」

 

 

監査局とのやり取りの後、焦燥感にかられながら話すコーラル。火星支部長の椅子が危うい。先の失態、如何にして挽回すべきか?その事しか頭にないコーラル。それを「帳消し」にする為の策として、ある所から話が来た。

 

火星圏では有名な豪商、ノブリス・ゴルドンからの資金援助と、斥候からもたらされた指令だ。

 

【革命ノ乙女ヲ、赤イ空ノ果テニテ始末スベシ!】と。

 

その為に、息のかかった手の者を手配したのだ。オルクス商会を鉄華団に差し向けたのである。更に「内通者」として、元CGS一軍・トド・ミルコネンに数ギャラーの仕事料と云う「袖の下」所謂「賄賂」を渡し、挟撃を仕掛け、「混乱に乗じてクーデリアを捕らえ、オルクス商会経由でGHに差し出す。併せて、鉄華団を消す」と云う手筈である。

 

 

オルクス:『浅学ゆえの発言、御容赦を...』

 

コーラル:「良い!情報提供に感謝している。」

 

オルクス:『今後も、我がオルクス商会の輸送航路をご贔屓にお願いします。』

 

コーラル:「分かっている...「来期」は任せる。」

 

回線を切り、火星を眺めながら呟く。

 

コーラル:「後はクーデリアを確実に始末するだけか......」(フッ、ノブリスのカネさえ手に入れば、どうとでもなる....)ーーー

 

 

その悪意に気付く由もなく、シャトルは一路、オルクス商会と落ち合うポイントへ向かう。

 

フミタン:「いよいよですね、お嬢様。」

 

クーデリア:「ええ。(行ってまいります。お母様...お父様。)」

 

Chapter-3:G-3、宇宙デビュー戦

 

エドワーズ:「船の名前をマジで変えたか....「イサリビ」ね....ったく、味な事してくれるぜ、オルガ。ま、「決別する」意味合いがあって、良いんじゃないの?」

 

と、格納庫でG-3をメンテしながら話すエドワーズと、その横で、せっせこ手伝うダンジとクランク。

 

クランク:「しかし、彼らだけでこの装甲艦を、上手く操舵出来るとはな....」

 

エドワーズ:「ヒューマンデブリとは云えども、彼らには船の操舵方法もしっかり教えましたからね。」

 

ダンジ:「教官の教え方が、上手い事もありますからね。」

 

エドワーズ:「そんなに誉めても、何も出てこないからね。(((^_^;)」

 

3人の会話に、雪之丞が入ってきた。

 

ダンジ:「おやっさん、どうしましたか?」

 

雪之丞:「ちょいとコイツが気になってな。」

 

エドワーズ:「あ、G-3ですか?」

 

雪之丞:「あぁそうだ。整備班のガキ共がお手上げの中、お前さんたちが、ぱぱっと整備してるようだしな。それに、ダンジも手伝ってるようだが大丈夫か?」

 

ダンジ:「大丈夫ですよ!おやっさんもどうです?」

 

雪之丞:「悪りィ、遠慮しとくよ...」

 

整備中、G-3の後ろに並んでるグレイズに気が付いたクランク。

 

クランク:「カッサパ、とやら...後ろのMSは、俺が乗ってたグレイズだが、これは一体......」

 

雪之丞:「ま、「質にかける」名目で、使えるパーツをかき集めて作ったジャンク品だ。急造で仕上げたから、色にバラツキがあるけどよ....」

 

クランク:「そんなに、酷しい台所事情なのだな...」

 

雪之丞:「そりゃそうさ、塗料が安価な白しかなくてな...お前さんがいたGHと違って、ウチはカツカツだからなぁ...だが、エドワーズの「G-3ガンダム」とか言ったっけな?ナノラミネートとは違う、別の材質で出来てるみたいだが?」

 

エドワーズ:「「ルナ・チタニウム合金」で、出来てるらしいんですよ。」

 

雪之丞:「るな、るな・ちたにうむ?何じゃそりゃ?」

 

クランク:「始めて聞く名前だな。」

 

エドワーズ:「ま、ガンダム・フレームに使われてるであろう「高硬度レアアロイ」、分かりやすく云うと、「レアメタルの一種」として、認識した方が良いかもしれないね。」

 

ヤマギ:「おやっさ~ん、ここにいましたかぁ~。あと、エドワーズ教官とクランクさんは、ブリッジに来て欲しいと、昭弘さんが呼んでますけど...」

 

エドワーズ:「分かった、すぐ行く!ナディさん、G-3は推進剤をチャージするだけなんで、お願いしますね。クランクさん、行きますよ!」

 

クランク:「うむ、行くとしよう!」

 

ダンジ:「教官!ぼくも行きますよ!」

 

雪之丞:「お、おい、エドワーズ!どこに挿入口があるんだぁ?」

 

足早にブリッジへと向かうエドワーズ一行。

 

 

 

雪之丞:「......「自分で探してね♪」とでも言ってるようなもんだぞコレは。」

 

ヤマギ:「おやっさ~ん、どうしました?」

 

雪之丞:「いや....何でもない。とりあえず、手探りでも良いから、G-3の整備、始めるぞ~。」

 

ヤマギ:「そう、ですね......やりますか。」

 

ブリッジルームに到着したエドワーズ一行。

 

エドワーズ:「どうしたんだ、昭弘君?」

 

昭弘:「コイツをみてくれないか?チャド、モニターに映せるか?」

 

チャドに指示を出す昭弘。メインモニターに映し出されたものとは.....

 

チャド:「30分前に救難信号を受信。エイハブウェーブ・LCS通信は感知出来なかったようで、それに近い周波数で傍受しました。」

 

モニターを眺めながら、頭を抱えるエドワーズ。例の「頭痛」だ。

 

エドワーズ:「何か知らないが、頭のなかで声が響くんだ。「助けてやってほしい」と。」

 

昭弘・チャド:「「何ッ?」」

 

エドワーズ:「とりあえず、信号の発信先まで接近出来るかい?それに..後部ハッチ展開、収容を視野に整備班はスタンバイを!」

 

雪之丞:『分ァったよ、準備入るぞー!』

 

整備班員:『うっ~っす!』

 

 

急遽、救難信号を出し続けていた「MS」を確保、イサリビに収容された。

 

エルピス:「ご主人様、ウイングガンダムゼロ炎、「民間の船舶」にて収容されました。今現在、推進剤補充中です。」

 

エルヴィン:「エルピス、ゼロ炎は任せる。」

 

エルピス:「私も行きます。」

 

そう云うと、エルヴィンの左ガントレットにある端末が起動、ゼロ炎のコクピットハッチが開放、格納庫に降り立った。

 

エルピス:「ご主人様、ここは強襲装甲艦「イサリビ」の格納庫です。救難信号を傍受され、我々を救出したようです。」

 

エルヴィン:「そう...か?追手はここまで...来ない...か...」

 

バタッと倒れるエルヴィン。

 

「誰か」が倒れた音に気付いた整備班の少年兵。

 

整備班の少年兵A:「おやっさ~ん、救出したMSの側に、人が倒れてますけど....」

 

雪之丞:「取り合えず、食堂連れてけ~。」

 

整備班の少年A:「ウッス!」

 

見ず知らずのパイロットは、食堂に担ぎ込まれた。

 

再び、ブリッジでは?

 

チャド:「そう云えば教官、オルクス商会と契約結んで、低軌道航路船に拾って、「方舟」へ行く、と云う手筈になってる筈ですが...」

 

エドワーズ:「その話、なんか上手すぎないか、チャダ君?」

 

チャド:「えぇッ?Σ(゜Д゜)」

 

一呼吸置いて答える。

 

エドワーズ:「オルクス商会が、鉄華団と契約取り交わすような所じゃないような気がするんだわ。何か「裏」があるんだよね~。」

 

驚く一同、しかし驚かないのはただ一人、そう、かつてGHにいたクランクだ。

 

クランク:「俺がかつてGH 、前の職場にいた時、コーラルとの間に「黒い密約」がある、との噂を耳にしたことがある。まさか、こんなかたちで......」

 

すると、アラート音が!

 

チャド:「エイハブウェーブ反応、確認!!数は.....18!?」

 

昭弘:「18機だと?」

 

ダンジ:「多すぎない?」

 

エドワーズ:「張られてたか?それとも、俺たちが来ると云う情報がリークされたのか?」

 

昭弘:「ここにいるデブリ組はMWしか操れない。ここはどうすれば?」

 

クランク:「「3個中隊」か....出撃したいのは山々だが....エドワーズ、行けるか?」

 

エドワーズ:「何時でも行けますよ。」

 

ダンジ:「ビームサーベル、抜かないで下さいね(-_-#)」

 

エドワーズ:「どうしよっかな~?抜いちゃおっかな~?(  ̄▽ ̄)」

 

ダンジ:「ぜっったい抜く気マンマンでしょ、多分。(ーー;)」

 

エドワーズ:「そんじゃま、GHのヤツらと戯れて来るわ、クランクさん、オペレーター役お願いします!」

 

クランク:「心得たッ!」

 

エドワーズ:「ダンジ君は砲手席に回ってくれ!」

 

ダンジ:「了解ッ!」

 

昭弘:「事態が良く見えないが...これからどうなるんだ?」

 

クランク:「昭弘・アルトランドよ、つまりこう言う事だ...この事態を打開せんが為に...G-3を出すッッ!」

 

(イメージBGM: 無双OROCHI2 Ultimateサントラより「行軍1 ARENA 」)

 

格納庫に到着したエドワーズ。無重力ゆえ、宙に浮遊している。手早くワインレッドのパイロットスーツに着替えてある為、そのままG-3に搭乗する。

起動シーケンスが正常に完了し、メインモニターが映る。

 

雪之丞:『エドワーズ、推進剤、満タン入れといたからな。後、妙な銃が置いてあったから使ってみると良い。』

 

エドワーズ:「ナディさん、それ「ビームライフル」ですよ。ま、牽制程度で使おうかな。」

雪之丞:『びーむらいふるゥ~?またワケ分からん武装出てきたよ、変わり者好きだなぁ、お前さんは。』

 

エドワーズ:「ま、邪魔なグレイズの「群れ」片しておくから。」

 

雪之丞:「『いまのところ、マトモに動けるの、お前さんしかいねェからなぁ...』良ォォし、エドワーズのG-3降ろすぞォォ、下ァ気ィ付けろォォォッ!」

 

雪之丞の檄が飛ぶ中、搬出アームが、G-3格納ドック後部を掴み、うつ伏せに。床だった部分が開き、G-3を射出カタパルトに移動される。

射出レールに接続後、開いた床が閉鎖される。

 

外では、射出カタパルトが展開。

 

クランク:『射出カタパルト展開。A-ロック解除。電磁射出レール、テンションMAX、射出タイミングはG-3に譲渡するッ!エドワーズ、宇宙での戦闘は初陣だが、焦りは無用....「軍神」にとっては朝飯前か....ともあれ、冷静に対処したまえ!』

 

エドワーズ:「...了解。.....エドワーズ・アーケイ、G-3行きます!」

 

電磁カタパルトが射出され、G-3は宇宙に解き放たれた。

 

チャド:「クランクさん、オペレーターもこなせるんですか?」

 

クランク:「ま、まぁ、な.....「心得ている」からな。(^^;」

 

ダンジ:「クランクさん、カッコいい...教官が「鉄華団の教材となって貰う!」と云う意味、何となく分かってくる気がする......」

 

時同じく、GHアーレス隊は...

 

武官(隊長):『良いか、物量で圧倒し、クーデリアの身柄を押さえる。手筈通りに行くぞ!』

 

武官(一般):『『『『『了解ッ!』』』』』

 

コーラル:『アルダ、分かっておろうな?』

 

武官(アルダ):「『御意に......』さぁ、「ネズミ」共、覚悟するが良い。貴様らの旅は、ココでジ・エンドだ!」

 

 

一般武官A:『アルダ隊長、MSが1機、我が隊に接近中!』

 

アルダ:「「宇宙ネズミ」共のMSか?」

 

一般武官B:『違いますッ!固有周波数リストには一致しません。エイハブウェーブ反応ありません!』

 

アルダ:「なぁにィィッ!「一致しない」だとォォッ?そんな機体、この時世に存在するなどあり得ぬぞ!」

 

一般武官C:『アルダ隊長、黙視でなら視認、(ズギョオォォン!)ぐわぁぁッ!』

 

アルダ:「どうした?」

 

平静を失うアルダ隊。

その平静を乱している根源こそ....灰色の「未確認」のMSだ。

 

G-3、アルダ隊と交戦開始。ファーストコンタクトは...

 

 

 

 

 

ビームライフルの精密射撃一閃。

 

エドワーズ:「案外使えんじゃんコレ。良し、これで注意がこっちに向いた訳だ。適当にやっとくか。。

 

アルダ:「どこから狙って来た?」

 

一般武官C:『2時の方向、灰色のアレです!』

 

アルダ:「まだ動けるか?」

 

一般武官C:『問題ありません!ライフルが射抜かれただけです!』

 

アルダ:「とにかく、あの灰色のヤツの足を止めるぞ!全機、仕掛けるぞ!」

 

一般武官:『『『『了解ッッ!!』』』』

 

G-3のコクピットでは....

 

エドワーズ:「「18機」なのに何故5機しかいない?クランクさん、一体全体どうなってるワケですか?」

 

クランク:『恐らく、二手に分けての挟撃が有り得る。まさか!』

 

エドワーズ:「それじゃあ、オルガ達が....」

 

最悪なシチュエーションが、頭を過る。

それを払拭するかのように、誰かの声が...

 

???:『困ってるようだな、私が力になろう。エルピス、起動シーケンスを!』

 

イサリビの格納庫では、エルヴィンがゼロ炎に乗り込もうとしている。

 

エルピス:「推進剤フルチャージ。デュアルリアクタードライブ、正常に稼働を確認。イサリビとのシェアリング開始。グレイズ2個中隊が、本艦に接近中。よって、ブリッジに「砲雷戦態勢、並びに戦闘配備の指示」を要求します。」

 

クランク:『ブリッジ了解。ダンジ君、頼んだぞ!』

 

ダンジ:『了解ッ!』

 

チャド:「俺たちよりスムーズに動けてるし....」

 

昭弘:......(脳ミソまでガチムチの為、処理速度が追い付かずフリーズ中。)

 

クランク:『発進タイミングを貴侯に譲渡するッ!』

 

エルヴィン:「"I HAVE CONTROL!" ダニエル=グレン・エルヴィン....フェニクス、行かせてもらうッ!」

 

エルピス:「ウイングガンダムゼロ炎、テイク・オフ。」

 

カタパルト射出、炎の鳥が飛び立った。

 

Chapter-4:奇襲と奇行と

 

一方その頃、シャトル内では....

 

クーデリア:「このあと、低軌道ステーションに入港して、迎えの船を待つ手筈でしたよね?」

 

ビスケット:「はい、オルクスの低軌道輸送船に拾ってもらって....」

 

タカキ:「あっ、あれがオルクスの船じゃないですか?ほら、あそこあそこ!」

 

トド:「へへぇ....(気付いてないなガキ共、あの時みたいには行かねぇからな!)」

 

オルガ:「予定より少し早いな...お!あれは....」

 

オルクスの輸送船の影から出てきたのは......

 

ビスケット:「GHのMS!」

 

(イメージBGM: オリジナルサントラ1より「Survive the Battle」)

 

ユージン:「おい、その奥にもまだ何かいるぞ!」

 

シノ:「何ィッ!」

 

トド:「はぁッ!どうなってやがる!?(フェイクフェイク。)」

 

ユージン:「トド、説明しろ!」

 

トド:「お、俺が知るか!GHなんて聞いてねぇ!クソッ!クソッ!どけッ!」

 

オルガらを押し退け、通信無線の所まで行く。

驚くパイロットら。

 

 

トド:「俺がオルクスと話をつける!(なぁ~んてな、ぷくくくく...)」

 

オルクス艦オペレーター:「トド・ミルコネンからの通信ですが......」

 

オルクス:「「我々への協力に感謝する」と返してやれ!」

 

シノ:「「協力」ってのはどういう了見だぁ!?てめぇ、俺らを売りやがったなぁ!」

 

オルガ:「入港はいい!加速して振り切れ!」

 

トド:「クソー!てめぇら許さねぇぞお!(#`皿´)」

 

ユージン:「許さねぇのはこっちだ!(#`皿´)」

 

シャトルの窓越しに見える多数のグレイズを見ると...

 

ビスケット:「ダメだ、囲まれてる!」

 

 

シャトルのパイロット:「MSから有線通信!「クーデリア・藍那・バーンスタインの身柄を引き渡せ」とか言ってますけどぉ~......」

 

クーデリアは絶句した。

 

トド:「さささ、差し出せ!そうすりゃ俺たちの命までは取らねぇだろう!!」

 

ユージン:「てめぇは黙ってろ!((( ̄へ ̄井)」

 

トド:「ほ、他に助かる手があるってのかよお?」

 

ユージン:「グッ、それは...(-""-;)」

 

アトラ:「えっと...」

 

クーデリア:「私を差し出して下さい!」

 

オルガ:「それは無しだ。」

 

クーデリア:「ですが!!」

 

オルガ:「俺らの「筋」が通らねぇ。」

 

トド:「バカか?状況を考え...」

 

シノ:「うるせえ!」

 

暫く沈黙が続き、そして...

 

オルガ:「ビスケット!」

 

ビスケット:「了解、いくよ、三日月!」

 

ユージン:「何?」

 

シノ:「あぁ?」

 

クーデリア・アトラ:「「三日月!?」」

 

タカキ:「何を?」

 

オルガ:「フッ...(見りゃ分かるよ!)」

 

シャトルのペイロードが強制排出、中からバルバトスが出てきた。

 

一般武官D:『小細工を...(ダンッ!)なっ!?』

 

一般武官E:『何だ!?MSだと!?』

 

(イメージBGM: 無双OROCHI2 Ultimateサントラより「街亭の戦い THE CREST OF THIRST 」

 

一般武官F:『目標の確保、失敗したようです!』

 

コーラル:「クーデリアがそこにいるならそれでいい!」

 

アイン:『コーラル指令!ファリド特務三査より、「殺すな」という指示が』

 

コーラル:「貴様の上官はいつから「あの青二才」になった!?構わん!ファリドが来る前に船ごと撃ち落とせ!」

 

アイン:「『は、はっ!』(そうだ、折角もらったチャンス。今はあの角の付いたMSを倒し、クランク二尉の仇をとることだけを考えろ!)」

 

コーラル:「監査官自らが参加している作戦中の「事故」ならば、いくらでも言い訳が立つ。あとはノブリスとの契約だ。華々しく散ってもらうぞ...クーデリア!」

 

 

シノ:「クソッ!撃ってきやがった!(>_<)」

 

オルガ:「進路はこのままだ!このままでいい!」

 

急加速するシャトル、バルバトスとの交戦が続く。

 

コーラル:「ああっ!くっ...あいつから始末しろ!」

 

三日月:「よし、こっちに来い...」

 

一方、イサリビでは...

 

エドワーズ:『クランクさんにダンジ君、あと少ししたらオルガ達と合流する。例の部屋で待機を頼む。それと、目立たない範囲で、戦況注視しといてほしい。』

 

クランク:「御意に。」

 

ダンジ:「了解ッ!あのぉ...昭弘さん、教官が「そろそろ団長が着く」ようなので、ぼくたちは別任務があるので、一旦抜けますが、大丈夫ですか?」

 

昭弘:「構わないが......最悪な状況を、ここまでひっくり返すとは思わなかったな....」

 

クランク:「後は、君たちに託すッ!」

 

昭弘:「あぁ、任されたッ!」

 

 

そう言って、ブリッジをあとにして、エドワーズの部屋に戻り、戦況モニタリングを開始した。

 

ダンジ:「クランクさん、あのグレイズ、火星で見たヤツと色と形が違いますけど......」

 

クランク:「良い所に気付いたな、ダンジ君。配属先や仕様によって、色や仕様が異なるんだ。このグレイズは宇宙仕様、背面にブースターが2基付いているだろう?」

 

ダンジ:「あ、ホントだ...じゃあ、あの時の緑色のグレイズは?」

 

クランク:「あの色のグレイズは、正規の色のグレイズだ。あの時の仕様は、地上仕様。地上専用のブースターを装備するんだ。状況に応じて装備を交換できる扱いやすいMSなんだ。」

 

ダンジ:「すごーい、鉄華団にグレイズがあれば....」

 

クランクのレクチャーを聞きながら、妄想を膨らませるダンジであった。

 

再び戦場では?

 

アルダ:『単騎でこのグレイズ9機を相手どった覚悟は誉めてやろう。しかしッ!これはどうかな?』

 

距離を取りながらビームライフルを放つG-3。ことごとくグレイズのシールドの壁に跳ね返される。

 

エドワーズ:「当たんねーし、グレイズがワラワラとぉ.....」

 

この間も、バトルアックスの降り下ろしを交わしつつライフル打つ、防がれて降り下ろしを交わして、の繰り返し。

エドワーズの「リミッター」もオーバードライブ寸前。

 

アルダ:『もォらッッたァァァッ!!』

 

アルダ、バトルアックスを降り下ろすべく、躍りかかる。

背後を取られたG-3、絶体絶命のピンチ!

G-3 が取った行動は?

 

 

ブゥオン! ズガァァン!!

 

GH武官:『ぐぅおおぉわッ!?』

 

アルダ:『ぐわっ!!跳ね返された、だとォッ!?しかも、何だこの「長いトーチ」は?』

 

G-3の伝家の宝刀にして奥の手である、ビームサーベルを抜刀、アルダの奇襲を受けとめながら薙ぎ払い、寄って集るグレイズの群れを弾き飛ばしたではないか!

 

 

 

 

 

 

当然その模様は、イサリビの一室まで届いていた。

 

 

 

 

やはり、「心の叫び」が聞こえたとか聞こえなかったとかorz

 

クランク:「ダンジ君、君の予想が当たってしまったようだな、ある意味で......全く恐れ入るorz」

 

ダンジ:「はわ、はわ、はわわわわわ......Σ(゜Д゜)

(やっぱり抜いちゃうんだ、ここでも。(ーー;)な...な...な......)

 

 

 

『何、やってんですか、きょーかぁぁぁん!!(>_<)』」

 

当然「心の叫び」は、ちゃんと「確信犯」にまで届いていた。

 

 

 

 

そう、エドワーズだ。

 

エドワーズ:「ごめん、ダンジ君。ピンチだったから......

 

弾き飛ばされたアルダのグレイズは....

 

ピーピー

アルダ:「何、「エイハブウェーブ反応、固有周波数一致。」「フェニクス」だとォッ?ガンダムタイプが、どこにいやがる?」

 

アルダの眼前に迫ってくる飛行物体。そこから「フェニクス」の固有周波数をキャッチした。

 

アルダ:「有り得ぬ!エイハブリアクターが普及した現在、飛行機なぞ存在しないのに?しかも....」

 

エルピス:「ご主人様、前方に「障害物」発見。MSのようです。撃墜を強く推奨します。」

 

エルヴィン:「分かってる、取り合えず邪魔だッ!」

 

アルダ:『(ズバキュュゥン!!)何だコイツはァァァッ!?』

 

ボガァァァン。

 

アルダ機のグレイズ、正体不明の飛行物体による攻撃により中破。アルダ自身は無事だった。

 

アルダ:「何故だ?グレイズだけやられたのに、何故俺だけ?」

 

一方、オルガ達は?

 

オルクス:「MS隊は敵に釣られたか。よし、こちらで船を沈めるぞ。コーラルに恩を売る良い機会だ。引導を渡し(「ガンッ!」と鈍い音が響く。)うっ!?な、何だ!?」

 

オルクス艦オペレーター:「右舷上部後方!敵艦です!」

 

オルクス:「何ィッ!?」

 

オルクスの船に奇襲を仕掛けたのは....イサリビだ。

 

シャトル内のオルガ達を見上げるかのように、イサリビが迎えに来た。

 

昭弘:「.....迎えに来たぜ、大将。」

 

オルガ:「時間通り。イイ仕事だぜ昭弘!」

 

 

 

エルピス:「ご主人様、オルガ・イツカら鉄華団員並びにクーデリア嬢、無事にイサリビに乗船しました。」

 

エルヴィン:「「先ずは一安心」だな。さて、三日月と....後から来る昭弘含めて、助けに行きますか!」

 

エルピス:「ご主人様、我々が介入してしまうと、改変罪に問われますが......」

 

エルヴィン:「助けた恩を返さずしてどうする?それに、「エヴァンスが送った駒」も、そして、「弟(イーサン)の魂」も......」

 

オルガ達はシャトルからイサリビに乗り込んだ。

ブリッジに入る。

 

オルガ:「状況は?」

 

チャド:「後方からオルクスの船が、まだ付いて来やがる!」

 

ダンテ:「ガンガン撃って来てるぞ!」

 

オルガ:「こっちからも撃ち返せ!」

 

 

緊迫した状況など知らず、トドが話しかける。

 

トド:「おい!何でその船がここにいる?「静止軌道で合流」だった筈だ!」

 

オルガ:「これまでにお前が信用に足る仕事をしたことがあったか?シノ、ソイツを倉庫にでもぶち込んどけ!」

 

シノに連行され、トドは倉庫に放り込まれた。

倉庫の隣が、エドワーズご一行の部屋とは知らず....

 

オルクス艦の砲撃で揺れるイサリビ艦内。

 

アトラ:「ひゃっ!」

 

クーデリア:「あっ!」

 

ビスケット:「クーデリアさんは危ないから奥にいて下さい!アトラも!(>_<)」

 

クーデリア:「私はこの目で全てを見届けたいんです。」

 

アトラ:「あっ、三日月が!」

 

ビスケット:「遠距離で撃ちあっている間は大丈夫。MSのナノラミネートアーマーは撃ち抜けない。」

 

アトラ:「でも...(三日月ひとりじゃ....)」

 

オルガ:「(仕方ねぇな...)ヤマギに「アレ」を準備させろ!」

 

ビスケット:「「アレ」って...「売り物」を使う気?」

 

オルガ:「ここで死んだら商売どころじゃねぇ。昭弘、頼めるか?」

 

オルガの依頼に、昭弘は黙ってうなずくしかなかった。

 

オルクスの「後詰め」を捉えたエルヴィン。

 

オルクス艦隊後詰めオペレーター:「エイハブウェーブ反応確認。我が艦の後ろにいます!」

 

オルクス後詰め艦隊長:「何、新手のMSか?」

 

突然の珍客に混乱する後詰め。

 

エルヴィン:「さて、少し手助けしよう。」

 

エルピス:「ご主人様?」

 

エルヴィン:「鉄華団が待ち受けるのは、後にも先にも退けない「茨の路」。「志半ばで倒れ逝く者」もいれば、「約束を果たさんが為、己が身体を捧げてまで成就せんとする者」もいる。しかし、彼らが望むべき「真の結末」、「たどり着いたその先で、みんなでバカ笑いするような世界」の為、たとえ天の意思に冒涜する行為を侵してまでも、俺が為してみせる!!そして....デイジーを.....この手で仕留めるッ!エルピス!ツインバスターライフルで、オルクスの後詰めを屠るッ!」

 

エルピス:「宜しいのですね?....ご主人様の一存に委ねます。ターゲットマーク完了。」

 

エルヴィン:「受けるがいい!不死鳥の...業火をッ!」

 

バシュウウウン!!

 

ドゴォォォォン!!

 

イサリビに張り付いていたオルクスの後詰め艦隊が、ゼロ炎のツインバスターライフルの一撃で、火星のチリとなった。

 

エルヴィン:「さて、三日月・オーガスの救援に向かうか。」

 

バルバトスのもとへ、炎の鳥が向かった。

 

Chapter-5:邂逅、炎の不死鳥と灰塵の軍神

 

コーラル:『くっそぉ、チョコマカとぉ...援護しろ!接近戦をやる!』

 

接近戦を仕掛けるグレイズ。交わしながらコーラル目掛けて攻撃し続けるバルバトス。

撃ち合いに縺れる。

 

コーラル:『私のォッ、邪魔をするなぁっ!(ドゴォォォォン!)ぐぬぅ?』

 

何処からか砲撃があった。三日月が見渡す。

昭弘が乗ったグレイズ改が合流した。

 

コーラル:『ぐっ、何だぁ?グレイズだと?あの機体、確か.....』

 

ガァン!!

バルバトスの攻撃がヒット、トドメさした。

 

コーラル・コンラッド、撃墜。

 

一般武官G:『コーラル三佐~!』

 

一般武官H:『そんな...指令まで...』

 

アイン:「またアイツに?」

 

一般武官H:『アイン、もう1機来る!援護を!』

 

アイン:「なっ!この「リアクターの反応」は....くっ、『クランク二尉の機体かァァァッ!』」

 

一般武官H:「待てアイン!お前まだケガが!」

 

アイン:『このケガくらい、何のこれしきィィッ!』』

 

グレイズ改に向かって、アインが迫る。

 

三日月:『足の止まったのからやろう、援護頼む。』

 

昭弘:『(無茶言うな、三日月(゜゜;)\(--;))待てよ!俺はまだこれに慣れてねぇのに!』

 

三日月:『後で教官に、特別教練受けてもらったら?んじゃ、行ってくる。』

 

昭弘:『さらっと「援護頼む」と言うとは、三日月の野郎!こっちは阿頼耶識がねぇんだぞ!』

 

と、三日月に対して文句をぶつぶつ言いながらも、アインの急襲を砲撃でフォロー、三日月を何だかんだ言って助けた。

 

バルバトスが、グレイズを翻弄し撃墜。そこに、紫の見慣れぬグレイズが姿を現した。

 

三日月:『新手?』

 

ガエリオ:「コーラルめ。我々を出し抜こうとしてこのザマか。グレイズを既に数機失ったが...見てくれよりは、多少は出来るようだな。」

 

一般武官A:『ガエリオ特務三佐、我々も加勢致します!』

 

ガエリオ:「ほぅ、生き残りか?まぁ良い。忌まわしき宇宙ネズミ共に、戦いの作法を教えてやろう。さぁ、狩りの時間だっ!」

 

ガエリオの指示のもと、生き残ったアーレス隊のグレイズが鉄華団に襲いかかる。すると...

 

ズキュュュン!

ズバキュュゥン!

 

アーレス隊の残存兵を、一瞬にして多数撃墜された。

 

ガエリオ:「何だ、今の銃撃は?何処からだ?」

 

エルピス:「ご主人様、MS反応を確認。グレイズの高機動型モデル・「シュヴァルベ・グレイズ」です。」

 

エドワーズ:「おいおい、ここでシュヴァルベ?久々に見たよ、「上官クラス」の機体かぁ.....」

 

思いもよらぬ助太刀、G-3とゼロ炎だ。

 

一方、GHサイド。

オペレーターA:「ボードウィン特務三佐、アーレス隊の残存兵と合流し、会敵しました。」

 

オペレーターB:「更に敵側に増援、エイハブウェーブ反応がない機体が1機含まれています。」

 

マクギリス:「それにしても見ない機体だな...照合出来るか?」

 

オペレーターA:「距離ありますが、エイハブリアクターの固有周波数は拾えています。波形解析...データベース照合中...出ました!」

 

照合結果に驚くマクギリス。

 

マクギリス:「「ガンダム・フレーム」だと?しかも2機?」

 

オペレーターA:「はい、まず1機目の固体コードは「バルバトス」。2機目は.....容姿が違いますが...固体コードは「フェニクス」です。ただ3機目は.....データベースに対象の固体コードはありませんでした。ただし、左腕に記されているマーキングを解読した結果、灰色の固体、むしろ機体名は......

 

「G-3(ジースリー)ガンダム」との事です。」

 

オペレーターC:「マッチングエラーでしょうか?2機のガンダム・フレーム機は、厄祭戦時代の古い機体ですよ?」

 

マクギリス:「いや、必然、かもしれんな...」

 

オペレーターC:「ファリド特務三佐?」

 

マクギリス:「ソロモン七十二柱の悪魔(其の名)を冠する機体は、幾度となく「歴史の節目」に姿を現し、人類史に多大な影響を与えてきた。(無論、いずれ「俺」が手にする「GHの絶対的象徴」たる、始祖・「アグニカ・カイエルの魂」が宿りし「バエル」、ウォーレン家の「アスタロト」、ナディラ家の「グレモリー」、ボードウィン家の「キマリス」、ザルムフォート家の「ダンタリオン」もまた然り...)火星の独立を謳うクーデリア・藍那・バーンスタインが、それを従えているのだ。だが、「G-3ガンダム」とやらは別だがな。(エイハブウェーブすら感じなかったあの機体、実に興味深い。)船を任せるぞ、「私」も出る。」

 

監査局士官:「ファリド特務三佐?」

 

MS格納デッキへと向かうマクギリス。おもむろに端末を出し、ある士官に連絡を入れた。

 

マクギリス:「石動か、あぁ「私」だ。実に興味深い事案が発生して....私は今、火星圏にいる。火星支部の「残務処理」を行っていてね.....遂に、歴史の表舞台に蘇ったのだよ、「ガンダム・フレーム」が、悪魔の名を冠する伝説の機体がね。...まだ「早めなくて良い。」......悟られぬよう、地道に準備を続けて貰いたい。...「私」はこの辺で失礼する。

(通話を切る。)

遂に、伝説の悪魔と渡り合える!」

 

アグニカ賛美的な事を頭の中で妄想しながら、シュヴァルベに乗り込むマクギリス。

 

マクギリス:「マクギリス・ファリド、シュヴァルベ・グレイズ、出るぞ!」

 

(イメージBGM:「無双OROCHI」より「FUSION!」)

三日月:『教官?それに、赤い鳥みたいなヤツ誰?』

 

エドワーズ:「三日月君、そこまで詮索しないでほしいなぁ(((^_^;) そして、アンタは何者だい?」

 

エルヴィン:『私は、ダニエル=グレン・エルヴィン。訳あって「ある囚人」を追っている。救出してくれた礼も予て、鉄華団に加勢しよう。』

 

エルピス:「ご主人様、敵増援多数接近。数は10。恐らく総力戦になるかと思われます。」

 

三日月:『あっ、また増えた。』

 

エルヴィン:『まさか...総大将の「弔い合戦的な感じ」だろ?』

 

エドワーズ:「昭弘君、まだ機体に「馴染めていない」から、引き続き後方支援任せる。戦いながら慣らしていった方が、昭弘君の利にかなっているかもしれない。出来るね?」

 

昭弘:『教官がそう云うのであれば....了解!』

 

エドワーズ:「三日月君は、俺と一緒に「あの紫のシュヴァルベ」を...」

 

三日月:『分かってる、ヤるんでしょ?』

 

エドワーズ:「そうだな。ダニエル、とか言ったな?アンタはどうする?」

 

エルヴィン:『お前たちのサポート、かな?』

 

エドワーズ:「ドライ過ぎる返事だな、オェ。」

 

エルヴィン:『ウカウカしてると、増援の一斉掃射来るぞ。』

 

エドワーズ:「そうと決まれば...行動開始ッ、って、三日月君、先走り過ぎ!(>_<)」

 

各機散開し、攻撃再開。

 

 

三日月のバルバトスは、ガエリオのシュヴァルベ・グレイズと対峙。

 

ガエリオ:「落ちろッ!」

 

ライフルを撃つも、交わしながらシュヴァルベに迫るバルバトス。

 

三日月:「無駄。」

 

メイスを振りかぶり、幹竹割りを仕掛けるも...

 

ガエリオ:「何て力任せなッ!ちィッ!」

 

後方に緊急回避。両者拮抗状態が続く。

 

そんな一進一退の攻防を、俯瞰しているマクギリスは...

 

マクギリス:「あれか....ガエリオめ、ああもおかしな避け方をされてはムキになるのも分かるが....こちらの照準システムに異常はない。やはり「奴」の問題か。姿勢制御プログラム特有の回避パターンは出ない。まるで「生身のような」重心制御が、回避動作を最小限に留めている。「空間認識能力の拡大」を謳ったものだったか....「阿頼耶識システム」とは...(ピーピーピー)何ッ!」

 

ズキュュュン!

ボガァァンッ!

 

マクギリス:「何処から狙って来た?」

 

我に返ったマクギリス、モニターで確認。その先には?

 

マクギリス:「エイハブウェーブ反応がない?やはり....「あの機体」か?」

 

エドワーズ:『随分と余裕ブッこいてるようだな、「蒼嵐の貴公子」さんよォッ!』

 

灰色の角付きのMS。G-3だ。ビームサーベルを抜き、一騎討ちに打って出る。

 

エドワーズ:「ご自慢のライフルが身代わりになって、良かったじゃないの?」

 

マクギリス:『「ビーム兵器を使うMSが、火星に存在する」と云う噂は、本当だったらしいな。』

 

エドワーズ:「アンタの事だ....『ビーム兵器の技術は、厄祭戦以前の、B.D. 暦の技術、「モビルアーマー(以降MA)」のみ装備された兵器』と云う認識があるようで、『再現不可能の「喪われた技術」扱い』らしいな、ここではな!」

 

マクギリス:「何故分かる?GHの一部の人間のみ知っている事を?」

 

エドワーズ:『さぁな!!』

 

両者、激しく撃ち合う。

 

一方、イサリビサイドは、オルクス艦隊に追いたてられ、絶対絶命のピンチに晒されている。振り切ろうとしても、真っ向から砲撃を仕掛けようとしても結果は同じ、イサリビが撃墜されてしまう。そこでオルガは、「資源採掘用の小惑星を使って、回避してみる」と云う無茶な大博打に打って出る事にした。

 

ビスケット:「やるにしても、問題は離脱の方法だ。船体が振られた状態での砲撃はアテに出来ない。誰かがMWでアンカーの接続部に取り付いて、爆破するとかしかないけど....」

 

シノ:「んなの自殺行為だ!誰がやんだよ?」

 

オルガ:「それは勿論(俺が....)」

 

ユージン:「てめぇは大人しく座ってろ!」

 

オルガ:「ユージン?」

 

オルガを制止したのは、ユージンだ。

 

ユージン:「「大将」っつうのは「でっかく構えとく」もんだろうが。「ノコノコ出ていく」なんて「みっともねぇ真似」は俺が許さねぇ!テメェらもだ!!なんでもかんでもオルガに頼ってんじゃねぇぞ!」

 

シノ:「んだとぉ!?(#`皿´)」

 

一触即発の空気が漂うブリッジ内。その空気を打ち消すかのように、誰かが入ってきた。

 

クランク:「君たちなりに良い作戦かもしれんな。」

 

オルガ:「クランクのオッサン?それに、ダンジまで?」

 

ダンジ:「すいません、団長。心配になって、来ちゃいました。」

 

クランク:「「相当のリスクを背負った一撃離脱」か...だが、ユージン君の言った通りだ。オルガ・イツカ、お前はあくまでも「団長」だ。団員たちを信じ、待たなければならないんだ。ここは、団員たちを信じ、委ねるんだ。かつての私の教え子のような若い命を、ここで失う訳にはいかんのだ。」

 

ダンジ:「クランクさんが、団長の事を思って言ってるんですよ!団長、立ち止まる事も、必要なんじゃないですか?」

 

はっ!と我に返ったオルガ。

 

オルガ:「オッサンやダンジに言われちまうと....まるで教官に怒られてるようだな....」

 

ビスケット:「オルガ?」

 

オルガ:「何でもない、独り言だ。ユージン、やれんだな?」

 

ユージン:「俺らに黙って船まで用意しやがって、俺にも仕事させろ!」

 

オルガ:「フッ、そこまで言うなら見せ場は譲ってやるよ。」

 

ユージン:「任せろ!!」

 

ユージンは、足早にMW格納庫へ向かった。

 

オルガ:「オッサンに助けられちまったな、教官かと思ったよ。」

 

クランク:「時には年長者の意見も聞き入れるべきだ、そうは思わんか?」

 

オルガ:「あぁ、全くだ......お前ら準備しろ!」

 

チャド・ダンテ:「「了解ッ!」」

 

オルクス艦オペレーター:「敵艦、高度を上げます!」

 

オルクス:「小惑星を盾にする気だろうが....無駄な足掻きだ、撃ち続けろ!」

 

クランク:「エドワーズ聞こえるか?」

 

エドワーズ:『どうしましたクランクさん、今「蒼嵐の貴公子」とじゃれ合ってますけど何か?』

 

クランク:「何、ファリド特務三佐だと?」

 

エドワーズ:『それがどうかしましたか?』

 

クランク:「すまない、イサリビの方が今大変な事になってる。」

 

エドワーズ:『大変な事って?』

 

クランク:「今、オルクス艦隊の追撃を受けている。それを回避すべく、資源採掘用の小惑星にアンカーを撃ち込み盾代わりとし、追撃を交わすようだ。」

 

エドワーズ:『無茶な事を?オルガ団長は正気か?そんで、アンカーを射出して、かわすのは分かるんですが、アンカーの抜錨のフォロー、誰が出るんですか?まさか、「オルガ団長が行く」なんて..』

 

クランク:「ユージン君が行くらしい。」

 

エドワーズ:『はぁッ!?七星(ナナホシ)君がぁ?』

 

クランク:「今、ユージン君がMWに乗って準備している。」

 

エドワーズ:『ここで死なれては元も子もないからなぁ....取り合えず、団長のフォローを、こっちはこっちでかなり忙しいから、イサリビは任せます!』

 

クランク:「了解した、エドワーズ、御武運を!」

 

そして、小惑星にアンカーを撃ち込み、主砲と閃光弾を掃射、混乱するオルクス艦、その傍らでユージンのアシストもあり、オルクス艦隊は壊滅。

 

一方....

 

ガエリオ:「チョコマカと、すばしっこいヤツめ!」

 

左腕のワイヤーアンカー射出。バルバトスを絡めとろうとするが、上手くかわした。

 

三日月:「うっ!(ガントレット「だけ」持ってかれたか。)」

 

マクギリス:「致命傷を避けたか、良い判断だ。」

 

エドワーズ:『隙がありまくりなんだけど!』

 

青いシュヴァルベと灰色のG-3が、まだ激しく打ち合っている中、バルバトスと紫のシュヴァルベは?

 

ガエリオ:『大人しく投降すれば、然るべき手段で貴様を処分してやるぞ。』

 

三日月:「投降はしない。」

 

ガエリオ:『ん?』

 

三日月:「する理由が...ない!」

 

ガエリオ:『ガッ!』

 

滑空砲を放つも、回避するガエリオのシュヴァルベ。間髪入れずに、再びワイヤーアンカー射出。バルバトスの滑空砲の砲身を絡め取った。抗うバルバトス、手繰り寄せる紫のシュヴァルベ。

 

ガエリオ:『そのクソ生意気な声...あの時のガキかぁ!』

 

 

 

ー「方舟」出立の前の時間まで遡る。

 

(イメージBGM: オリジナルサントラ1より「Desert in the Desert 」)

火星:クリュセ均衡にある桜農場。桜・プレッツェルが経営している農場だ。

 

クッキー・クラッカー:「「ああっ.....」」

 

何の因果か知らぬが、身なりの良い紫の髪の毛の青年の胸ぐらを、三日月が掴んで、今から殴り倒そうとしていた。

クッキー・クラッカーが必死に弁明、彼女らが飛び出してしまった所を、間一髪の所で回避。車から降りてきた青年に対し、三日月が殴り倒そうと云う事態が発生した。

 

桜:「いい加減にしないか、この慌て者!」

 

三日月:「(はっ!)桜ちゃん!?」

 

桜:「カッとなるとすぐこれだ。気をつけな。」

 

三日月:「ごめん、桜ちゃん...」

 

桜:「謝る相手が違うだろ!まったく...」

 

彼女らの必死の弁明と、桜の制止もあり、青年の胸ぐらを離した。車の中からもう一人、金髪の青年が出てきた。

紫の青年・ガエリオに対し三日月は謝ったが、「何がすいませんだ!」と謝罪の旨を受け入れなかったが、金髪の青年に制止され、ようやく受け入れた。

青年らは、三日月の背中に施された「モノ」に目が行った。

 

ガエリオ:「おい、貴様....その背中のは何だ?」

 

三日月:「ん?」

 

金髪の青年・マクギリスは呟いた。

 

マクギリス:「「阿頼耶識システム」...」

 

ガエリオ:「あらやし...?(何だったっけ?)」

 

マクギリス:「人の身体に埋め込むタイプの「有機デバイスシステム」だな?未だに使われている、と聞いたことはあったが......」ー

 

三日月は思い出した、「あの時のアイツ」だ!

(イメージBGM:オリジナルサントラ1より「Defenders of

the Wild )

 

三日月:『そういうアンタは.....「チョコレートの隣の人」!』

 

ガエリオ:「「ガエリオ・ボードウィン」だ!火星人は....火星に帰れぇぇー!」

 

バルバトスを火星に投げ捨てようとする紫のシュヴァルベ。

 

ガエリオ:『あっ!気でも振れたか「宇宙ネズミ」ガッ!?ウッ!!』

 

ダァン!

 

紫のシュヴァルベの左腕に滑空砲が命中。ワイヤーアンカーがもぎ取られた。

 

灰色のMSの追撃を振り切って、青のシュヴァルベが駆けつけた。

 

マクギリス:「ガエリオ、大丈夫か?」

 

ガエリオ:『すまないマクギリス、こっちは掠り傷だ。』

 

マクギリス:「なら良い。正体不明のMSに追い詰められているようだが...まだ行けるか?」

 

ガエリオ:『当然だ!』

 

青のシュヴァルベと合流した紫のシュヴァルベ。

 

彼らの下では、バルバトスとグレイズ改を回収したイサリビが通過して行った。

 

三日月:「そうか...あっちは「チョコレートの人」か....」

 

Chapter-6:未知の驚異

 

エルピス:「ご主人様、敵の追撃激しく、かわしきれません。」

 

(イメージBGM :ガンダムビルドファイターズOSTより「メイジン~通常のフラメンコの6倍の情熱~」)

 

エルヴィン:「仕方あるまい、こっちも打って出る!エルピス、変形だ!」

 

エルピス:「了解しました、ウイングガンダムゼロ炎、MS モードに変形します。」

 

GHアーレス隊武官:『何が始まるんだ?』

 

 

唖然と見つめる中、ゼロ炎が垂直に飛翔、瞬時に人型のMS形態に変形した。

 

アイン:『あのMS、「変形した」、だと?』

 

驚くGH勢。「単体で人型に変形するMSなんてあり得ない」と云う空気が漂っていた。

 

MS形態に変形したゼロ炎、瞬時にツインバスターライフルを連結、狙いを定めた。

 

「狙われている」事を知らないGH勢。

 

エルヴィン:「さぁて、消えてもらうよ。(カチッ。)」

 

ズキュュュン!!

 

「別の世界」では、スペースコロニーを破壊出来る位の威力を誇るツインバスターライフルのフルバースト射撃を受け、アーレス隊は瓦解するも、辛うじてアインは生き残った。

 

アイン:『何だったんだ、今のは?(ピーピーピー)何、MS反応?何処から?(ズキュュュン!)ウッ!そこか?』

 

灰色のMSの狙撃を喰らい、のけ反った。

 

アイン:『良くも同胞をォォッ!!』

 

エドワーズ:「クソッ!ビームライフルだけじゃ間に合わないか?」

 

マクギリス:「ガラ空きだぞ!ガエリオ、仕留めるぞ!」

 

ガエリオ:『全然状況が飲み込めてないが....貴様も「火星人」か!大人しく火星に...引っ込めぇぇッ!』

 

アイン・マクギリスはバトルアックスを、ガエリオはスピアを構えて吶喊、それぞれ構えて接近するが.....

 

ブゥオン!

ズガァン!

 

ウイングゼロ炎の剣:カレドヴルッフ炎・G-3のビームサーベル双方からの剣圧で、互いに吹き飛ばされたではないか!

 

 

アイン:『アルダ隊長が言ってた「光るトーチ」...ビーム兵器、だと?』

 

ガエリオ:『マクギリス、何だアイツらは?我々が見たことのない兵器を使っているようだが?』

 

マクギリス:「知らなかったのか、ガエリオ。あの2機のMS 、さっきお前が相手していた「バルバトス」と同じ、「ガンダム」の名を冠するMSだ。」

 

ガエリオ:『「ガンダム」だと.....厄祭戦時、初代ボードウィン卿が乗り、アグニカ・カイエルが乗ったとされるあの....』

 

マクギリス:「そうらしいが......我々は今後、あのMSと戦う事になるだろう。特に、「G-3ガンダム」とやらには、要注意だ。刃を交えた「私」には分かる。どうやら潮時だな。ガエリオ、退却だ。残存兵も併せて回収、立て直すぞ。」

 

ガエリオ:『ネズミ共を逃がしたのは誤算だが、あの灰色のガンダム、油断ならんな!(そろそろ、「あの機体」を引っ張り出す頃合いかな?)』

 

アイン:『「G-3...ガンダム」か......』

 

 

 

退却するGH。

 

エドワーズ:「勝った、ようだな。ダニエルとか言ったな。俺たちも、イサリビに帰還するぞ。」

 

エルヴィン:『そうだな....』

 

イサリビの方向に向かい、2機のMSが飛び去って行く。

 

そして.......

 

 

その状況を、謎の「戦闘機」が見守っていた。飛び去って行く様子を確認した後、溶けるように静かに消えた。

 

 

 

こうして、鉄華団は、GHアーレス隊・オルクス商会を撃破。「景気の良い門出」となった。

 

 

Chapter-7:アレン・クランツ

 

イサリビに帰還したG-3とゼロ炎。

格納庫には既に、バルバトスとグレイズ改が整備ドック入りし、メンテナンス作業に入っていた。

 

雪之丞:「さっきまで鳥のような姿してたのが、MSの姿になるだなんてなぁ....」

 

驚きを隠せない雪之丞。一方、G-3は、と云うと......

 

ダンジ:「きょーかん(ーー;)?やっぱビームサーベル抜いたでしょ? しかも3回。ちゃーんと、この目で、しっかり、見てましたよ。「証人」もいるので、言い逃れ出来ませんよ?(-_-#)ね、クランクさん。」

 

クランク:「そ、そうか?言及したい所だが、まさか「監査局」の、且つ、「名家の息子達」と「教え子」を一気に相手取るとはな.....感服した。」

 

ダンジ:「認めるんですか、そこ(-_-#)」

 

エドワーズ:「前も言ったけど、仕方ないでしょダンジ君。要は、「勝てば良かろう!」だから、ね。今回は、「シュヴァルベと合間見えた事」が大きな戦果かな?」

 

ダンジ:「しゅ、「しゅう"ぁるべ」って何ですか?」

 

エドワーズ:「GHのMS・グレイズの高機動型「シュヴァルベ・グレイズ」、さっき俺がG-3でやりあった、青と紫のMSいたでしょ?」

 

ダンジ:「あぁ!さっきのですよね!」

 

エドワーズ:「そうそう!それが「シュヴァルベ・グレイズ」ね。『シュヴァルベに乗れるのは、エースクラスか上官クラスじゃないと授与出来ない機体』なワケさ。そうですよね、クランクさん。」

 

クランク:「あぁ、そうだ。エドワーズの言ってる事に間違いは無いが....ちなみに、グレイズ系統のMSは他に何かあるか知ってるか?」

 

エドワーズ:「ええ、勿論!『騎士のような姿の「グレイズリッター」、グレイズの廉価版の「フレック・グレイズ」』ですよね?(それと、『阿頼耶識システム登載の試験機「グレイズ・アックス」』とかもね....公表したいけどさ、ぐへへへ(  ̄▽ ̄))」

 

ダンジ:「きょーかん、いま何か企んでたでしょー(ーー;)?」

 

エドワーズ:「べ、別にぃ~...(´ 3`)」

 

ウイングゼロ炎は、と云うと.......

 

エルヴィン:「何とか切り抜けられた、か。」

 

雪之丞:「おぅ、生きて帰ってきたか。救出した時は、かなり疲れきってたのに、MSと同様にタフだな。」

 

エルヴィン:「それほどではない。だが、敵の方が案外「そうでもなかった」ような強さだったがな。」

 

雪之丞:「結構上から目線だな。メンテナンスしなくて良いのか?」

 

エルヴィン:「大丈夫だ、「ナノスキン」を登載してる故、自動修復が可能だ。自然に治る。」

 

雪之丞の左肩をポンと叩いて、格納庫を去って行った。

 

雪之丞:「な...「なのすきん?(@_@)」 何が何だかさっぱり分からなくなって来た......」

 

時同じく、トドを入れたカプセルを射出。GHのビスコー級クルーザーに届けられたと云う。

 

イサリビの食堂では......

 

(イメージBGM: オリジナルサントラ2より「Daily life of the Tekkadan」)

 

エドワーズ:「『別の名前』を名乗ってヤツらを欺く、と云う手を使いましょうか?」

 

ダンジ:「教官それイイですよ!ね、クランクさん。」

 

クランク:「そ、そうか?本当に「バレない」、だろうな?」

 

シノ:「エドワーズ教官がそう云ってるから、いいんじゃねぇの?なぁオルガ。」

 

オルガ:「ま、まぁ、な。クランクのオッサンが「生きている」と云う事を知ってるのは俺たちだけ、だからな。」

 

ビスケット:「確かに......どうします?バレないような「別の名前」、何にします?」

 

GHを欺く為の、クランクの新たな名前を決める会議が始まった。(大喜利みたいになってるがorz)

 

シノ:「んじゃ~....『ギャラクシー・スター』( ̄0 ̄)/」

 

エドワーズ:「ノルバ君、なにそのキラキラネーム?(゜゜;)\(--;) ボツ。次ッ!」

 

シノ:「そんなぁ、イカしてるのにぃ~(>_<)」

 

ユージン・ダンテ:「「誰も聞いてねぇよ(゜゜;)\(--;)」」

 

昭弘:「『クランク・アルトランド』ってのはどうだ?」

 

エドワーズ:「昭弘君、ムリしてないか?オルニチン入りのプロテイン飲んで、脳ミソも超回復した方がいいんじゃない?次ッ!」

 

ビスケット:「『ゼント・プレッツェル』って、どうです?」

 

エドワーズ:「うーん.....桜ばあ様に了解得てるの?次。」

 

三日月:「んー、『教官の側にいる人』」

 

エドワーズ:「ニュアンスは良いけど惜しいねぇ....でも何か違う、つぎ。」

 

アトラ:「う~んと....『フランツ・ミクスタ』はどうですか?」

 

エドワーズ:「イイ線いってるけど、何かなぁ.....でも、アトラちゃんの発想力には脱帽ものだ。つぎ。」

 

フミタン:「『クランク・アドモス・バーンスタイン』は、どうでしょうか?」

 

エドワーズ:「フミタンさん、長すぎて覚えられません、次。」

 

フミタン:「お嬢様の番ですよ。」

 

クーデリア:「ああ、次は私でしたか.....『フランツ・ノアキス』は?」

 

エドワーズ:「クーデリア嬢も、イイ線行っているようだが、何か得心行かないなぁ....次。」

 

オルガ:「『ゼント・イツカ』ってのはどうだ。」

 

エドワーズ:「団長、一旦「止まれ」(゜゜;)\(--;)」

 

会議が難航する中、エルヴィン登場。

 

エルヴィン:「これならどうかな?エルピス、ビジョンを。」

 

エルピス:「かしこまりました。」

 

左腕のガントレット状端末から、3Dモニターが出てきた。そこには、『CLANK ZENT』と、クランクの名前が映し出され、一文字ずつ、右手でスワイプし始めた。

 

エルヴィン:「まったく、イイ案が浮かばないようだから.....これでどうだ、クランクさん?」

 

クランク:「ああ.....これでなら、バレずに済む!」

 

驚く一同。

 

そこに標示された「新たな名前」は......

 

『ALEN CLANTZ(アレン・クランツ)』

 

クランクが、GHに「欺く」為の、新しいフルネームだ。

 

 

LOG-侵:第2話・謀略の宇宙(そら)

 

Chapter-8:蠢く何か

 

(イメージBGM :Wings/山本彩)

 

 

マルバ:「すいません、名瀬さん!何から何まで......」

 

名瀬:「すまないねぇ、マルバ。「何かの縁」もあるし......困った時はお互い様、だろ?」

 

マルバ:「そ、そぉですよね。あは、あは、あははははは......」

 

イサリビとは別の宙域に、逃げ延びたマルバ・アーケイ。

逃げた先は......

 

 

木星圏の複合企業・「テイワズ」の下部組織にして、運送業を任されてる「タービンズ」だ。その彼らの船・「ハンマーヘッド」に回収、保護されている。

 

そして、後にマルバは身をもって知ることとなるだろう。彼が手塩に育てた「三番組」に叩きのめされる、と云う事を......

 

イサリビが飛び去った火星軌道上...

 

アルダ:「結局......俺は......ここで.....」

 

アルダの命が終わろうとしていたその時。

 

「空間の歪み」が発生し、その中からグレイズの頭が付いた謎のMSが姿を現した。

 

 

ザシュッッッ!!(アルダ:がはッッッ!)

 

謎のMSのコクピットから伸びた触手に、アルダを突き刺し、吸収した。

更に、「書き替える」ように、体を再構築。

 

そして、謎のMSのコクピットに、「彼」がこうつぶやいた......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルダ"だった"男:「クハハハハハ.....やっと手に入れたぞ!!この「世界」に順応出来る「体」を!!さぁて......

 

 

 

 

蹂躙してやろうか。

 

その為に、協定を結びに行くか......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ブルワーズ』に、な......

 

 

 

行こうか......

 

 

「ヴァレフォール」!!」

 

「ヴァレフォール」なる名のMSは、モノアイを光らせ、アルダが乗っていたグレイズを左足でちょんと蹴飛ばし、左腕のキャノン砲を発射、チリ一つ残さず爆散させ、その場を立ち去った。

 

 

 

 

Continue to next LOG......




オルガ:「次回、LOG-「侵」第3話。
テイワズに「渡り」をつける千載一遇のチャンスだ!」

ビスケット:「冷静に行けば、交渉が......」


アミダ:「中々やるんじゃないの?あれが噂の「MS」かい?」


名瀬:「「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ The GOETHIA-LOG 」 LOG-「侵」:第3話....




激突!鉄華団 VS タービンズ・前編~衝突!~


次回も凄い事になりそうだ。ガキを叱るのは大人の役目。でも.....あの赤い鳥のMS、案外強そうだなぁ。MS乗りたくなったなぁ....」

ラフタ:「だーりん、駄目!百練マトモに動かせないでしょ!」


名瀬:「そうだった......orz」
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