今日も元気にメゼポルタ広場からお届けします。【完結】 作:沙希斗
依頼主(花火職人)の内容などは公式に書かれてあったものです。
今年のものは2019年7月31日(水)メンテナンス終了後~2019年8月14日(水)メンテナンス開始まで開催される、「サマーボガフェス!」というイベントになっております。
今年の話は次回に投稿しようと思っています。
今年も花火が似合う季節になって来たな!
【花火職人】はそう思った。
【温暖期】のこの時期は各地で【花火大会】が行われ、ここ【ドンドルマ】でもいくつかの流派に分かれた【花火職人】がそれぞれの花火を打ち上げては腕を競う大会が行われる。
そこでその【花火職人】は「今年こそ優勝するぜ!」と息巻いて独自で研究し、花火レシピを作った。
それには長年研究していた火薬を盛り込む必要があった。
自分や弟子とで材料を採取し、ある程度は揃ったのだが【火山】にある物は危険地帯でしか採れない事が分かったため、「ハンターにお願いするしかない」となった。
そこで、こんな依頼を出した。
『最高の思い出に向けて特性花火を完成させるには材料が足りないんだ。こいつが揃わないと納得いく出来にはならない! 花火大会成功のためにも、材料の調達をお願いしたい!』
【ハンターズギルド】が示したクエストの難易度は星一つ。
つまりHR1からでも受けられるクエストである。
これなら、私でも行けるかな。
【依頼書】を見たハナは、そう思った。
ので、思い切って誰も誘わずに一人で行く事にした。
必要材料が【燃石炭】だというので適当な所で採掘する。
【火山】に行きさえすれば採掘場所なら大抵どこででも採れるため、【クーラードリンク】を飲まなくても済むエリアで掘って済ませた。
その場所で必要量が掘れなければ仕方なくやたら暑いエリアに行かなくちゃと思っていた彼女だったが、二ヶ所のエリアだけで掘れたため、ラッキーと思った。
キャンプに帰って納品を済ませ、【竜車】で待機しているギルド関係者にクリアの合図をしたのだが、「納品だけではクリアになりません」と言われた。
よくよく【依頼書】を見てみると、もう一つの【マストオーダー】があった。
「【ドスイーオス】の討伐もマストだったんだぁ」
実はこっちの方は【サブオーダー】かと思っていたのだ。
「サブだったらしなくても良いと思ってたのにぃ」
文句を言いつつも仕方無しに【クーラードリンク】を呷る。
【ドスイーオス】は【火山】の中央エリアにいる事が多いからである。
暑さだけでなく【イーオス】や【ランゴスタ】の群れにも辟易しながら探し回っていると、相手は《3》にいた。
ボスの呼びかけに応じて手下の【イーオス】が集まって来たが、【ドスランポス】率いる【ランポス】程には統率力は無いので一頭ずつ相手にしつつもなるべく【ドスイーオス】に攻撃を集中させる。
あまりにうざったいと【閃光玉】を使ったが、ほぼそれ無しでも討伐出来た。
帰ると【花火職人】からのお礼として【きらきら火薬】【七色火薬】などの数種類の火薬を貰った。
【武具工房】に持って行くと、【双剣】【狩猟笛】【ランス】【片手剣】が作れる事が分かった。
どれも花火を連想したり【温暖期】に行われる祭りの出店で買えるようなものを連想したりするような形をしていたが、その中でも【片手剣】だけは、何故か【温暖期】に咲き誇る【ヒマワリ】を模した盾と、ツル植物で一般人が庭や軒先で育てるような【ヘチマ】を模した剣との組み合わせになっていた。
今年のものも挿絵と同じ武器が手に入るクエストでした。