今日も元気にメゼポルタ広場からお届けします。【完結】 作:沙希斗
例によって「挿絵」では参加しているはずの依頼主(三人目)が写っていませんので、各自で想像して下さい。
今回は七千字超えなので前回よりは少しだけ短いです。
【塔】の一角に【秘境】と呼ばれている場所がある。
そこは古代文明時代の遺跡と思われている【塔】の、通路や部屋と思われている崩れかけたそれらの場所とは違い、だだっ広い石畳の広場がただ広がっているだけ、というような何も無い閑散とした場所であった。
他の場所では住み付いた【モンスター】が何種か見られ、時には【雄火竜】及びその亜種、珍しいものでは【古龍】などが出現したとの報告が上がったりもするのだが、【秘境】は生物の気配が全く無いような、ただただ静まり返った場所であった。
だが、そんな場所を好むのか、それともあまりにも異質な故にあえてこんな場所を選ぶのか、【リオス科】の【希少種】が番で現れたり、【峡谷】から移って来たと思われる【氷狐竜デュラガウア】がのし歩いていたりと変わり者が多く住み付く事で有名な場所でもある。
今回の依頼はそんな中でも異質中の異質、おおよそ【モンスター】としては通常有り得ないような攻撃方法を取るものが相手だった。
「……なぁ、頼むよ」
「全力で断るっ!」
「あんたがいれば絶対、今回も狩りやすいと思うんだよ。だからこの通りっ!」
数日前、目の前で手を合わせて頭を下げ、必死で頼み込もうとする相手に、アルバストゥルは腕組みしながらそっぽを向いた。
彼は前に【UNKNOWN】を狩る助っ人を頼んで来た依頼主。
一緒に組んだ事で、どうやらアルバストゥルの実力を買い、また同じ依頼をして来たらしいのだ。
「だいたい誰のせいで医務室送りになったと思ってんだ。……まぁ確かに手応えのある奴ではあったけどよぉ」
「だろ!? しかもだよ、今回『塔に現れた』という報告が上がってるのは【覇種】の【特異個体】なんだよ。運が良いのかコイツに遭う機会に恵まれたんだ。だからもっと闘い甲斐があると思うよ」
「【覇種特異個体】、だと?」
【覇種】と聞いた途端目の色が変わった相手を見て、彼はやっぱりという顔をした。
【変種】でさえあんなに楽しそうに闘っていたのだ。
カイを気にしてか本来の力を出せていないと見ていた彼は、【覇種】を宛がえばその実力を思う存分に発揮出来るだろうと思っていた。
なぜなら【覇種】は【特異個体】最強の部類。
つまり、SR300からでないと狩猟許可の下りない種類だからである。
なので当然どんなにランクが高かろうが、HRであるカイは参加出来ないのだ。
「と言ってもよぉ……」
興味有り気に依頼主に向き直ったアルバストゥルは、しかし浮かない顔をした。
【UNKNOWN】と闘ってみて分かったが、【彼女】程異質な存在は無いと思えたからである。
【変種】でさえそう思えたのだ。そして思った以上に手強かった。
ならば【覇種】は、もっととんでもない力を秘めているはずである。
恐らく、怒りの形態にもまだ段階が残っているに違いない。
「二人で不安なら、もし仲間や助っ人がいるなら参加してもらえるとこっちとしても手数と火力が増えて嬉しいんだけどな」
その提案に、彼はぼそりと呟いた。
「オッサンを誘ってみるか……」
準備が出来たので二人で【受付カウンター】まで行くと、先に待っていた彼が素っ頓狂な声を上げた。
「べべ、ベナトールさんんっ!?」
途端に狼狽えだす。
「あ、ああ貴方が参加して下さるならば、鬼に金棒百人力千人力万人力……!」
「分かったから落ち着け」
若干引きながら声を掛けるアルバストゥル。
ベナトールが有名なG級ハンターである事を知っている彼ではあったが、ここまで狼狽えられるとは思わなかった。
そんな相手に対し、ベナトールは困った顔を滲ませている。
「ははは始めましてっ! ああ握手してもらってもよろしいでしょうかっ!?」
そう言われて無言で手を差し出そうとした彼の、その手を強引に掴む依頼主。
「ここ光栄でございますっ! よろしくお願いしますっ!!」
興奮しながら両手で掴み、ぶんぶんと振り回す彼に、ベナトールは苦笑いした。
【塔】に着くまでの道中も興奮しっぱなしで、やたらと饒舌に『いかに自分がベナトールに憧れていたか』というような事を二人に披露して辟易させていた依頼主は、しかし狩場に到着するや否や雰囲気ががらりと変わった。
その点はやはり弁えているらしく、切り替わりの早さは流石SRだと言うべきなのだろう。
狩場では気を引き締めないと、命に係わるからである。
ましてや今回の相手は【特異個体】。その中でも最強の部類に入る【覇種】なのだ。
更に言うとその中でも異質中の異質と思われている【UNKNOWN】である。
油断大敵どころか僅かな気の緩みが即死に繋がり兼ねない。
興奮も緊張も、不安さえも隙を作り兼ねない相手なのである。
【秘境】に降り立った三人を迎えるかのように、【彼女】は吠えた。
それを黙らせるかのように周囲を閃光が包む。
開始直後、つまり第一段階の『覚醒』までは【閃光玉】が効くからである。
投げたのは依頼主だったが、ベナトールは使って欲しくなかったなと思っていた。
彼ならばいくらでもカバー出来るものの、闇雲に頭を振ったり回転尻尾で薙ぎ払おうとしたりするので頭を狙いにくくなってしまうからである。
「オッサン、スタンまだか?」
ベナトールのスタンを期待していたアルバストゥルは、頭以外を攻撃しつつそう言った。
だがいくら彼が頭に攻撃を集中させても眩暈を起こす気配は無かった。
頭の甲殻はとっくに破壊されている。
なのに目を回さない。
「【レイア】とは脳の仕組みが違うのかな?」
「どうだろな。もしかしたら脳を保護する頭蓋骨やその周囲の器官が特別に出来ているのかもしれん」
「脚はけっこう弱いんですがねぇ……」
とはいえスタンしなくとも怯むので、彼の攻撃力には助かっていた。
とにかく広い場所なので、突進されると追い掛けるのが大変になる。
ので、三人は協力して怯ませたりこかせたりして闘った。
第一形態というのか、第二形態に移ったというのか、とにかく赤いオーラを纏って吠える最初の『覚醒』後の確定行動で、【彼女】は上体を起こしながら踏ん張った。
それは「胸を反らした」と言えるようなもので、そのまま長い溜めに入った。
「離れて!」
鋭くそう言われたアルバストゥルは、あぁこれが【エスピナス亜種】から学んだ技だなと思った。
直後に【渾身の一撃】が炸裂する。
見覚えがある技なので既に爆発の範囲外に逃れていたアルバストゥルは、そうする事で範囲内に留まっていたベナトールが見えて驚愕した。
爆発に巻き込まれる直前に、離れるよりもむしろ前転して逆に近付いたからである。
【渾身の一撃】には時間差がある。
それは、その場でジャンプしながら真下に吐き出す特大ブレスが着弾した後に爆発の衝撃波が広がるからである。
それを知らないとブレス着弾時、もしくはその前にジャンプされた事に慌てて回避してしまい、遅れて来た爆発の衝撃波に巻き込まれる。
【エスピナス亜種】でも言える事だがその威力は凄まじく、知らずに食らった者は即死する事さえあるのだ。
だからこの構えを見たら離れるべきなのだ。
「うっはぁ! 痺れますね!」
兜の隙間で目を輝かせて羨望の眼差しで見ている依頼主を見ながら、逆にアルバストゥルは付いて行けねぇなと思っていた。
次の形態で【彼女】は、逆に体を縮こませるようにしてしゃがみ、長い溜めに入った。
この溜めには覚えがねぇなとアルバストゥルが思っていると、「近付いて!」と言われた。
言われるままに【彼女】の体の下に潜り込むと、直後に身体からやや離れた所に衝撃波が広がった。
よく見えなかったが、どうやら体の棘を飛ばしたらしい。
「変わった事すんな~~!」
アルバストゥルは変に感心してしまった。
二つの溜めを繰り返すようになったが、棘を飛ばす溜めの方は密着していればこちらにも溜める余裕があるので、二つ目の溜めをしてくれると逆に有難かった。
だがこれと似たような姿勢になった時、重酸のガスを出されて慌てた。
ただしガスを出す時は首を反らすので、違いが分かれば避けるのは簡単だった。
次の覚醒ではいきなり飛び上がり、飛び回りながら四方に棘を撒き散らせた。
これは真下を狙っているように見えて割合真下の方が安全だったので、飛ばれて棘が来ると分かったら、真下付近に移動する事で難を逃れられた。
という事は位置取り次第では溜め攻撃が出来るという事であったため、アルバストゥルは着地点を見極めて待機し、溜めた。
そうすると丁度棘を飛ばし終えて降りて来た【彼女】に最大溜めが当たるからである。
「成程ぉ、考えましたねぇ!」
依頼主が感心したが、似たような事は通常種相手でもやっているのでそれ程自慢するものでも無いと彼は思った。
依頼主は【双剣使い】だし、難しいクエストで頼れる仲間がいないという事だったので、あまり他の武器種の者と組んだ経験が無いのだろう。
次の形態では地形破壊が加わった。
赤いオーラを纏って吠えるや否や飛び上がり、その勢いのままやや離れた場所に着地した。
その確定行動の衝撃で着地付近の石畳が割れ、姿勢が崩れるのを嫌がってかもう一度それを踏み壊しながら尻尾で叩いて飛び上がった。
それら全てにダメージがあり、飛び上がる際に風圧で怯むか怯まなければ蹴り上がる脚や振り下ろす翼に当たった者は吹っ飛ばされ、その犠牲にならなかった者でも着地点にいた者が地形破壊もしくはその後で飛び上がる脚、あるいは地面を叩く尻尾に巻き込まれて吹っ飛んだ。
しかし当然のようにベナトールは避けており、もし巻き込まれたとしてもダメージを食らうのは決まって二人だけだったのだが。
「ったく、どんだけ目ぇあるんだてめぇはよ」
「もしかして全身に目が付いてます?」
そうとしか思えないような避け方をするベナトールを見て言う二人。
なんだかこちらばかりが一方的に食らっているように思えるのが悔しいのだ。
しかしどんなに悔しがっても所詮はSR。
GRとの差は埋めようがないので甘んじて受けるしかない。
アルバストゥルは、カイと闘った【変種】の時よりも回復系の減りが少なく済んでいる事をせめてもの誇りにしようと思った。
次の形態では元々赤かった目が更に赤味を帯びて光り出し、【ナルガクルガ】のように尾を引くようになった。
黒い甲殻にも赤みが増し、翼膜に鮮やかな赤い模様が浮かび上がった。
そして確定行動はその場で二度ほど羽搏いてから行う特大のバックブレスだった。
このような様子になるのは【変種】でも見られたので、これが最終形態だろうと思われた。
この状態になるとブレスとサマーソルトを利用した多彩な攻撃方法を取るようになる。
なのでバックブレスを避けたとしても、その場に残っていたブレスの名残りをサマーソルトで煽られたり、回転尻尾を避けられたとしてもその直後にサマーソルトを食らったりするので避けるのが忙しい。
そしてこの形態になって脅威なのは、【ベルキュロス】から学んだと思われる通称【ベルキック】を行う事。
上空に舞い上がった後一人を定めて突如飛び掛かりながら圧し潰すのである。
【ベルキュロス】とその亜種である【ドラギュロス】では、それだけでなく更に電撃を周囲に発生させたり龍属性の放電のようなものを周囲に発生させたりする属性追加攻撃があるのだが、幸いにも【彼女】にはそれが無かったので、飛び上がってから長い滞空時間がある場合は上空を見ながら狙われた者だけが回避するだけで良かった。
(属性追加が無い代わりに地形破壊は起きるのだが)
ただし、それを派生させたようにまず周囲を囲む様に球状ブレスを吐き、そのブレスを煽りながらベルキックするという【彼女】オリジナルの技があり、それをやられると狙われた者だけでなく周りも巻き込まれるので怖かった。
(しかもその場合のベルキックは地形破壊を伴うものより狙われるのが早かった)
それまでもそうだったのだが形態が変わる度に増す攻撃や確定行動を織り交ぜた多彩な攻撃を見極め、避けるか攻撃するかを選択しないとかなりのダメージになってしまう。
最終怒りと思われるこの段階では速度も増しており、攻撃方法も一度で終わらずブレスやサマーソルトを組合わすので気を休める暇が無い。
【変種】の時同様体力も高く、最終形態だと思われるのにまったく弱った素振りを見せてくれない。
そしてそんな事に手一杯で二人の集中力が切れかけた頃、【それ】はやって来た。
【彼女】が、地形を壊しながら右、左と脚を踏み下ろしたと思ったら、なんと青いオーラを纏いながら衝撃波を伴う咆哮を上げたのだ。
そして確定行動として狙った者に【クシャルダオラ】のような竜巻状のブレスを吐くや、更に地形を大きく抉りつつ空中から突っ込んで来たのである。
これにアルバストゥルは腰を抜かさんばかりに驚いた。
何故なら今までの形態が最終段階かと思っていたのみならず、青いオーラを纏うなど、【変種】では見られなかったからである。
幸いにもというのか狙われたのがベナトールだったのもあり、確定行動の攻撃は二回の回避。すなわちブレスと地形破壊を伴う突っ込みを、時間差で回避しないといけない事を学んだ。
この空中突っ込みは石畳が割れながら溝状に立ち上がるので危険極まりない。
狙われてなくとも巻き込まれようものなら衝撃と割れて尖った破片で全身がズタズタになった。
「……これが、最終形態です……」
教えてくれた依頼主の声は、苦し気だった。
彼は【双剣使い】である。
しかもSR上位なので【嵐ノ型】を伝授されている。
ただでさえ素早く動ける【双剣】で、更にアグレッシブに動き回って攻撃出来るのが【嵐ノ型】なのだ。
だがその分スタミナ消費も激しい。
更に言えば【鬼人化】の上を行く【真・鬼人化】が出来る【真・鬼人解放】は、自分のスタミナだけでなく体力まで犠牲にする技である。
つまりこの技を使うとスタミナだけでなく体力も減り続けてしまう、という自分の身を犠牲にした捨て身の技なのだ。
しかしその代わり、まさに【真・鬼人】に相応しい力を得られるのである。
手強い相手だからこそ使っているのだろうが、彼はベナトールのように相手の攻撃を全て避けられる程の技量が無い。
流石に食らった時は多めに回復系を飲んでいるようだが、減った分の体力を取り戻すためにも回復系は消費され続けている様子。
その状況を見たアルバストゥルは、もう怒りの段階が無いのならばなるべく早く止めを刺さねぇとと思った。
そして彼を焦らせる理由はそれだけではなかった。
【クエスト時間】の終りが差し迫っているのである。
このままではあまり余裕が無い。せっかくここまで頑張ったのに、時間切れの通告を受けてしまうと依頼主である彼に申し訳が無い。
そう考えた矢先、遂に尻尾が斬れた。
「おぉ……!」
感慨の声を漏らしたアルバストゥルに、「もう少しです! 頑張って下さい!」と声が飛ぶ。
それを聞いてか全て避けつつ攻撃していたベナトールが、食らっても構わずに強引に攻撃し始めた。
元々少々食らったぐらいでは平然としている彼ではあったが避けられるのは『見えている』からで、そしてそれは『攻撃すべきタイミングと退くべきタイミングを見極めている』から出来る事であった。
だが今は、『退くべきタイミング』でも強引に攻撃を捻じ込んだ。
それで相手が怯むならば食らわずに済むが、怯まなければ手痛い反撃を受けてしまう。
しかしそれでも彼は攻撃を止めなかった。
回避を全て攻撃に回しているかのようなベナトールは、攻撃のみに集中するからなのか回復を行わない。
なので今まで無傷だったその体に無数の傷が刻まれ始め、彼が攻撃に移る度に体中から血が吹き出すようになった。
「『狂戦士モード』に入りやがった……」
あまりの凄まじさに戦慄して固まってしまった依頼主の意識を戻しながら、アルバストゥルはそう呟いた。
二人も負けじと死に物狂いで闘った結果、どうにか終了間際で【彼女】は倒れてくれた。
息も絶え絶えでヘタっている二人を他所に、ベナトールだけは平然と立っている。
だが全身から血を滴らせている姿が痛々しくて見るに耐えないので、二人は彼に治療を施した。
ちなみに、治療の様子はこんな風であった。
「おいオッサン、鎧脱いでそこ座れ」
「何故だ?」
「何故ってベナトールさん……」(そう聞くのが信じられないという顔)
「見るに耐えんからだよ! 治療してやっから」
「こんなもの唾を付ければ――」
「そのセリフは聞き飽きた。いいからサッサと脱ぎやがれ!」
「……。そうか」(渋々従っている)
「腕部分を外す前に、もっと命に係わるとこがあんだろが」(先に【アーム】を外し始めたのを見て半目で促している)
「命に係わるとこ、とは?」
それを聞くや否やいきなり脇腹辺りに軽く拳を突き入れるアルバストゥル。
「ぐ……う……!」
「ほれ痛ぇんだろが。胴から脱げ馬鹿野郎」
「ああアレクさん!? 酷くないっすか!?」
「この人はこんくれぇじゃくたばらん」
「……。おい。今のでちと悪化したんだが?」
「知るか。痩せ我慢してるもんが悪い」
「酷ぇなぁ……」(とか言いつつそれ程堪えていない)
「うっ!?」(鎧の下から現れた体面の状態を見て、吐き気を催す依頼主)
「おいおい、吐く程のものかぁ?」
「だ、だって、こんなに酷く……」(なんとか吐くのを堪える)
「しゃあねぇなぁ、あんたは背中に回ってろ。そっちの治療を頼む」
「りょ、了解です……」
「裏はどうなってる?」
「割れた石畳の破片が至る所に刺さってます」
「全部抜けるかぁ?」
「はい。なんとかなりそうです」
「んじゃ抜いた後【回復薬】を染み込ませた布で拭いて血止めしといてくれ」
「了解っす」
「こっちは……。あぁ、こりゃ内臓逝ってんな」
「え、えぇっ!?」
「そんな慌てなくてもこの人にゃ怪我の内に入ってねぇよ」
「そんな……」
「なんせ瀕死の傷以外は重傷ですらねぇってんだから――」
「……っ。ぐぶっ!」
「べべベナトールさん!?」
「内臓やられてっから吐血はしゃあねぇ。てか、むしろよく今まで吐かずに抑えられてたよな」
「……先程の、お前のパンチがだな……」
「嘘こけ」
「アレクさん酷いっす」
「だよなぁ、酷ぇ奴なんだわこいつは」
「てめぇ、今度は傷口に【トウガラシ】塗り込むからな」
「それだけは勘弁して下さいっ」(悲痛な声の依頼主)
「何故あんたが言う?」
「すまんな二人共」
「いいいえとんでもないですっ! ああ貴方の傷を治せるなんて、こここれ以上の喜びはありませんっ!!」
後日、彼は会う人ごとに「自分、あのベナトールさんの傷を治したんっすよ!」と自慢しまくっていたという。
「彼女」はとにかく攻撃が多彩で、形態が変わるごとに様々な攻撃が増えていくんですが、速いし避けるのが大変だしであまり撮影出来ませんでした。
前回も「後書き」に書きましたが昔はHR上位、凄腕(変種)、覇種、それぞれの「特異個体」と分かれ狩れていたんですよ。
(ただし討伐まで持って行けるのは覇種のみで、後は撃退扱いになってましたが)
なのでHR帯SR帯で切り替えて狩れていたんですが、どうやら今現在は「覇種特異個体」しかいなくなっているようで、なのでHR6(旧SR300)からしか狩猟許可が下りないようです。
その中で「撃退」「討伐」とクエストが分れていて、最終覚醒が見られるのは「討伐クエスト」を受けた時のみみたいです。
ちなみにこれを読んだ友人には、「ベナは長生きしないような気がして来た」などと言われました(笑)