退屈な日々を忘れたい俺がなぜバンドの手伝いをしているんだ......   作:haru亜

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投稿が遅くなった理由は、後書きで話すぜ!








陽キャぶってすみませんでした。


第2話 これは…修羅場です

「やったぁ!」

 

(しまったここに策士が居る)

 

罠に嵌められた。

まぁ、質問を立て続けるリサに返しがアバウトになって来てた俺が悪い。

急いで弁解しようとするも、笑顔でリサは何も言わせないように人差し指を俺の口に一度添えた。

しかし

 

「いやなんだその指は。

良いか?

俺たちは20歳を超えてても身分状は高校生だ。

帰れ」

 

そんなことで俺が止まるわけはなく、リサはそれに対し少し頬を膨らませてから口を開いた。

 

「だったら、陽菜1人で生活出来るの?」

 

「出来る」

 

「生活費は?」

 

「退職金でどうにかなる」

 

「節約をするつもりは?」

 

「……」

 

「まさかとは思うけど…陽菜。

必要最低限の物だけ買って、ゲームとか買おうとしてないよね?」

 

ギクッ

 

リサの笑顔と勘はたまに怖い。

なぜ俺の考えていることがわかるのだろうか。

その前に、どんだけ俺ん家に住みたいんだよ。

さっきまでの雰囲気どこ行ったの?

などと思いつつも、俺は頭を抱えて悩んだ。

 

「………ええと……リサさん?」

 

「ん?」

 

「俺の当分の生活費は退職金なんですよ」

 

「うんっ」

 

「食事代も要らない今ならゲーム代に回せば良いと思いまして…ですね?」

 

「うん?」

 

「そこはお許しくださいません?」

 

「だーめっ☆」

 

「なんで!?」

 

「アタシを住まわせてくれるなら良いよ?」

 

「う…む…。

それとこれとはだな…」

 

「別、じゃないよね?

それに自分で言うのもなんだけど、アタシ面倒見は良い方だよ?」

 

「うん。

裏付けにすごい心当たりがある。

前の家でも勝手に上がって色々してくれたからな」

 

「勝手にじゃないもーんっ☆

陽菜のお母さんに正式に頼まれたからねっ♪」

 

「前にも言ったけど、リサはお姉さんだな。

それも俺が遠慮するほどの優しさだ」

 

「陽菜ってそんなに遠慮してたっけ?」

 

「………いや、してないな」

 

「あははっ☆何それっ♪

とりあえず、アタシは家に帰るけど…。

寝る場所どこにしよっか?」

 

「家で寝ろ」

 

「でも心配だしなぁ…。

陽菜って、意外とうっかりしてるじゃん?」

 

「知らん」

 

「だから、そのせいで薬を飲み忘れちゃったり…しない?」

 

「しない」

 

「んー…」

 

「いや『んー』じゃねぇ。

そもそもリサの家族が同居なんて許すわけないだろ…」

 

「じゃあ聞いてみよっか?」

 

「え?」

 

満面の笑みでリサは鼻歌混じりに電話をかけた。

 

「あっ、もしもし今大丈夫?

え?うん。

わかった、帰りに買ってくるねっ♪」

 

(なんか怖い…)

 

これからリサ母が下す決断が読めた気がした。

何気ない会話で人って何かを察せるんだな…としみじみ思った。

 

「それで、アタシ友達の家に今日から泊まって…。

え?男の人かって?うん…そうだけど…」

 

『男の人』という所から一瞬固まったリサ。

すると見る見るリサの顔が赤くなっていき、ついには

 

「ま、間違いなんて起きないよっ!!」

 

そう叫んでピッと通話を切った。

 

「……」

 

「……」

 

少し静寂な時が過ぎてから

 

「まぁ、うん。

ドンマイ」

 

リサの反応等で何かと察することは出来たので、労い代わりに肩にポンっと手を置いた。

 

「なにっ!?何を察したの陽菜!?」

 

スマホをしまうのも忘れて言い寄るリサ。

 

「……」

 

何も言うまいと思う心とリサの反応が面白いと思う心が合わさり、黙って2回頷いた。

 

「間違いなんて起こらないってば!」

 

(俺に言われてもな…)

 

「そもそも陽菜にそんな度胸あるわけないじゃんっ!」

 

(胸が痛い…)

 

「なんでさっきから黙ってるの陽菜!?」

 

リサの反応が面白いから、の一言に尽きるのだが、イジるのも今はここまでにしておこう。

どうせまたイジる機会は来るだろうから。

 

「それで…許可は出たのか?」

 

嫌々に聞いてみた。

これまたリサは満面の笑みで答える。

 

「オッケーだってさ♪」

 

「はぁ…。

俺は2人分の生活費を払うことになるのか…」

 

「え?住まわせて貰うんだから、アタシも出すよ?」

 

「いや、高校生のバイトじゃ足りんだろ…。

リサは俺が2人分出す代わりに色々と手伝ってくれればそれでいい」

 

「………っ!」

 

一瞬固まったリサは感動のあまり両手を重ねて口元を押さえこう言った。

 

「不束者ですが、今日からお世話させていただきます」

 

「いや結婚する流れではねぇだろ」

 

そう言うと、リサは少し微笑みながら『じゃあね♪』と手を振って帰っていった。

………一時帰宅だが。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それから時間が経った。

とはいえ20分くらい。

その間何をしていたかと言うと荷物の整理だ。

今は途中ながらもゲーム機器の配置を決めている。

これが終われば次はゲームパッケージを並べる準備。

 

「ここならモニターもちゃんと見えるし、ここが良いか」

 

独り言を呟きながらPS4を下の網棚に置いてからPS2を上の網棚に置いた。

PS2を置いておく理由としては、あるDEEN版(18禁)ゲームがまだ終わってないからである。

今は3つ目の1番長いルートを終わらせている所だ。

自室だと寝落ちすることが多いので、リビングに設置する。

理由としてもリビングだと寝落ちすることが少ないから、が当てはまる。

 

(寝落ちしたら面倒なんだよな…。

オートセーブ付けてるからアイテム無駄になるし…。

考えただけでも怠い…)

 

そう思いながらもゲームパッケージを並べようと、先程の話に出て来た進行中のゲームを手に取ると

 

ピンポーン

 

チャイムが鳴った。

そろそろ帰ってくる頃かと思いながら、ゲームパッケージを机の上に置き、またもドアスコープを覗かずに扉を開ける。

 

「!?」

 

そこに居たのは結果から言うとリサでは無かった。

まぁそこは問題ではない。

問題なのは、今1番俺に対して怒りの言葉を述べたいであろう人物が満面の笑みで立って居たのだ。

いやはやなんと言われようか。

 

(いや、言われる台詞は決まってるな…)

 

そう思いながらも俺はその人物の名前を口にした。

 

「ええと……千聖さん…?

随分とご機嫌が宜しいようで…」

 

「ふふ。

そうね。

今はとても気分が良いの」

 

「じゃ、じゃあ…その気分が台無しになる前に帰っ」

 

「リサちゃんが居場所を教えてくれて本当に助かったわ。

中に入っても良いかしら?」

 

全くと言って良いほど造った笑顔を崩さない。

身長が小さいのに大きく見えるのはどうしてだろう…。

 

「それはこっちにも色々と事情があるから今は…」

 

「何か問題でも?」

 

「いや特に無いですね。

中へどうぞ」

 

思わず自分で導いてしまった。

そして先行して進む千聖の視界には、あの18禁ゲームがあった。

 

(俺のバカヤロウ問題大アリじゃねぇか!)

 

パッと見18禁ゲームだが、中身は18禁とは思えないこのゲーム。

18禁という文字だけで判断されると洒落にならないので、急いで千聖の前に足を運びパッケージを段ボールに戻した。

 

「……」

 

「なんでもないデスヨ」

 

(あっぶねぇ…)

 

「今何を隠したのかしら?」

 

「いや…ちょっとそれは…」

 

目を他の所へと逸らして逃げ場を探していると

 

ピンポーン

 

もう嫌な予感しかしない。

そして鍵を閉め忘れていた俺は、ガチャ…という音と共に元気な声が聞こえてきた。

 

「たっだいまー♪」

 

「ん?」

 

当然反応する千聖。

 

「陽菜ー。

さっき千聖に『陽菜の家はどこ?』って聞かれて答えちゃったけど、大丈夫……だよ…ね?」

 

大きなお泊まりセットを持ち、千聖を見て固まるリサ。

そして、その中心で縮こまる俺。

 

「………これは…」

 

修羅場です。




syou1022203様 アイスー様
ルナセリア様

お気に入りありがとうございます。



ここからは作者の投稿がどうして遅くなったのかを、ふざけながらも説明致します。
ーーーーーーーーーー

?「はい説明」

作「えー…とですね。
投稿が遅くなった理由としてはですねはい。
ある1つのゲームをした訳ですよ」

?「ほう」

作「ジャンケンで負けた人がキャノーラ油を一口飲むというゲームしてたのが原因です」

?「……」

作「それで体調崩してほとんどハーメルンに書き込めない状態に陥りまして…。
病院には行きませんでした。
だって、数日間だけ吐き気がしただけでしたので。
こんな諸事情で遅れてすまない」

?「馬鹿じゃねぇの?」

作「楽しかったから良いんだよ!!!」

?「お、おう…」

作「では、次回『それだけはやめてください』
お楽しみに!」

?「次回予告復活かな?」

作「いや、どうせ未来の私の気まぐれで消える…。
かも知れんわ
自信ないわ。
やっぱやめとくわ」

?「語録使うのやめようぜ…」
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