退屈な日々を忘れたい俺がなぜバンドの手伝いをしているんだ...... 作:haru亜
少し怖い話をしましょう
この前学校帰りに自転車で走っていたら、急にブレーキをかけたくなって来てブレーキをかけたらなんと!!ブレーキが効きませんでした。どうですか?怖かったですか?僕は怖かったです
すいませんでした
オマケ
不定期更新は変わりません
「制服がそのままでいいのは助かったな...」
独り言を言い終わってその合併された学校へ向かう。
正門前まで来た俺はさすがに驚いた。合併するとは言え、いくらなんでも
「デカすぎるだろ...」
しかし、そんな驚きも次の思考でなくなった。
まぁどうせ『いつもと同じ』退屈なんだろうな…
そして中に入っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホームルームが終わり俺は次の思考に移った。
どうして1クラスに女子がこんなにいるんだ!
男女の比率が14対27とかどうしてそうなった!
2倍だぞ!約2倍!!
俺はそんな男女比率のことを考えていた次の瞬間
キーンコーンカーンコーン
とチャイムが鳴り思考を止めた。
するとそこに俺たちのクラスの女担任である叶先生が入ってきて元気な声で
「おはようございます!
では今から皆さんに自己紹介してもらいますね」
クラスがざわつき始めた。
なんでそんな面倒なこと!
そーよそんなことしなくても別にいいじゃない!
でも合併したからちゃんとしておいた方がいいんじゃない?
などの賛否両論。
はっきり言って俺はどっちだっていい、友達なんて作れないからな。
それに作ったところで退屈な日々は変わらないだろう…
すると叶先生が
「そう?じゃあ、先生が勝手に見た目と偏見でみんなのあだ名決めていいのね?」
さてやるか
俺の思考が変わる瞬間であった。
これにはクラスのみんなも嫌だったらしく
さっきまで反対してた奴らも
よしやってやるか
やっぱりちゃんと自己紹介はした方がいいよな
だよねーやっぱりやった方がいいよね
よしじゃあやるぞー!
おー!(一部の人たち)
もうそこでグループ作っといてくれ
それから名前順に自己紹介していたのを少し仮眠をとっていた俺は如月陽菜なのでもうすぐなのだが...まぁいいか
「次の人は、ええと、如月陽菜さんお願いします」
「......はい」
少し不機嫌そうに言うと
叶先生はキョトンとした顔でいたが一瞬で理解したかのように
「あっ!」
と声をもらし、手を立てながら口パクでごめんなさいと謝ってくれた。
やはり名前だけで女の子扱いされるのは嫌になる。
「如月陽菜です」
そして考えた。
色々考えた。
その結果
「……以上」
「ちょちょちょっと待って!」
帰ろうとする俺の腕を掴んで止められてびっくりした。
内心少し焦ったのだが
「もうちょっと頑張れない?自己紹介」
なんだそんな事か…
「いや、他に話すことないですよ仕方ありません」
「いやいやいや、あるから趣味とか色々あるから」
「はぁ」
「お願いもうちょっとだけでいいから頑張って」
これ以上注目されるのは嫌なのでとりあえず趣味のことでも言うか
先生涙目になってるからな
「分かりましたから涙目やめてください」
そう言った後で改めて自己紹介をすることになって趣味のことを話した
「好きな動物は猫です。
後えーと趣味は音楽を聴くことくらいです」
よし無事に終わった。
休もうと思い他の人の自己紹介を無視してしまった。
突然の睡魔が襲ってきたのだから仕方がない。
キーンコーンカーンコーン
と少し変わった音程でチャイムが鳴り、1時間目が終わりあっという間に2、3、4時間と過ぎていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼休みの時間これほどまでにいい休み時間はないと俺は思っている。俺は校舎裏でサンドイッチを食べてから、しばらく睡眠を取ろうとした。
小学、中学と1人で過ごして来たから高校でもこんな感じだろうと思っていたのだが、それは唐突に破壊された。
「ねぇ、あなたちょっと時間いいかしら?」
「えっ?」
周りを見渡す限り誰もいない
「あなたに話しかけてるのよ。
それで、今少しだけ時間いいかしら?」
あ、俺に話しかけてんのか
そう思った瞬間彼女を見て、驚いた。
あの時電車に乗る時にいた子だったからだ。
銀髪が特徴的に見える。
おそらく制服からして羽丘女子学園の子であろうと理解して、すぐに返答をした。
「何か用か?」
「ええ、あなたと少し話がしたいの。
ついて来てもらえるかしら?」
「....わかった」
少しだけ悩んだ。
なぜなら何をされるかわからないからだ。
いじめの典型的な呼び出しか、はたまた、告白をされてそれを受けたら女子共にネタにされる。
さすが俺の思考と褒めたい気分だったが、今思い出した。
ここ校舎裏だったなそういえば。
いじめでも、ネタでの揺さぶりじゃないんなら何なんだ?
そう思考を巡らせていると
「リサ、少しついて来て欲しいの」
リサ?てかここ俺のいた教室じゃないか、そんな人いたっk.....
あーうんなるほど完全に理解した。
そういえば仮眠取ってたから気づかなかったんだ。
しかも....これはマズイな、ギャルっぽい女子の人が増えて相手が2人いる上にケンカになった時、手はもちろんのこと上げてはならない。
それに大人数の女子と話すのは苦手だ。
それと
「あの、どこに向かってるんだ?」
「屋上に行くわ」
銀髪の子がそう答えた
俺の大人数の数は最低2人以上だってのにこれで話し相手になるのはしんどいz
次の言葉で思考を遮られた。
「単刀直入に言うわ
あなたに私のバンドの手伝いをお願いしてもいいかしら?」
「っ!」
バンドそれはやはり過去のトラウマを思い出させるような言葉だった。
次々と流れ込んでくる過去のトラウマを観ていると、隣のギャルっぽい子が慌てたように喋り始めた。
「えっ!?ちょっ、ちょっと!バンドってあのバンド?!」
「ええ、そうよ」
「でも、メンバーはどうするの?集められるの?」
ギャルっぽい子が心配そうにすると銀髪の子は
「だから彼に手伝って貰おうとしているところよ、それでどうかしら手伝ってもらえるかしら?」
「.....それは...いや、それよりも何で俺なんだ?」
「音楽の話をしていたのが私たち以外にあなたがいたからよ」
答えはいたって簡潔であった。
しかし俺はそれよりも気になることがあった。
本気で彼女がバンドをしようとしているのかだ。
「それは、趣味でやるようなアマチュアの類なのか?」
この子が本気でやるなら俺は手伝いをしよう。
だが趣味でやるようなアマチュアなら俺は手伝わない。
そう考えた。
だが、
「私は、FUTURE WORLD FES.に出るためにバンドのメンバーを探しているの」
「はぁ……本気で言ってるのか?」
「ええ」
FUTURE WORLD FES.の名前は俺も聞いたことがある。
むしろ、よく知っている。
あのプロ落選が当たり前の大会。
あれはほぼバンドで音楽の頂点を競う場と言っても過言ではない。
この女の子が?本当にいけるのか?
興味が湧いた
「でも、俺はまだ君の実力を知らない、だから手伝うことは...」
「そう、ならこれを見に来て」
なにかのチケットを渡された。
何でチケットなんか持ってんだと思っていたが......この店の名前どっかで.....
「明後日の土曜日、私の歌を聴いてもらえるかしら。
ちょうどこの時間帯にやっているから、それを聴いてから判断してくれたらいいわ」
「わかった」
そう返事をして話が終わり、2人が帰ろうとした時銀髪の子が振り返って
「あなた猫が好きなの?」
「えっ?」
「いえ、なんでもないわ」
彼女は少し恥ずかしそうにして出て行った。
「...なんだったんだ今の」
そして気づいた
「名前聞いてねぇ」
はぁ、とため息をついて
「…バンド…ねぇ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして当日
ライブ会場に来た
「やっぱりここか....」
そこには俺が日課で行っているカフェの隣にあるライブハウスであった名前はCiRCLE
ライブハウスの中で彼女が歌う時間になった。
観客席が今までよりも騒がしい。
そして...
『ーーー♪』
「っ!?」
すごい...こんなのは一度も聞いたことがない、それに何だろう久しぶりだなこんな気持ちになったのは、いつ以来だろうか…
そう思ってからしばらくすると曲が終わり、外で彼女を待った。
「どうだったかしら?」
「…かなり良かった」
「そう、なら手伝いをしてくれるのね?」
「あーうん。
俺は如月陽菜これからよろしく....ええと」
「湊 友希那よ、こちらこそよろしく」
こうして俺と歌姫とのバンドの物語が始まった。