退屈な日々を忘れたい俺がなぜバンドの手伝いをしているんだ......   作:haru亜

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第12話 も、もももも、モカちゃん

翌日

 

「…起きるのが遅いと思って見に来たら……如月、どういう事か説明してもらおうかしら?」

 

「あ、あはは…いや、友希那さん?

これはデスネ…」

 

なぜ寝起き(昼過ぎ)に、友希那に正座をさせられているのかと言うと…

 

昨日の夜、みんなに毛布をかけた後自分の部屋で寝た。

と思ったら、どうやらそんな事はなかったようで。

みんなに毛布をかけた所までは現実だったが、その後に疲れきった俺は、こころとは別のソファーで寝た。

はずだった…

 

「あの〜デスネ…俺は確かにこころとは別のソファーで寝ました」

 

「……それで?」

 

「それで…朝起きたら、なぜかこころが俺の上で寝ていました…」

 

「……遺言は?」

 

「待って!!

なんで俺、殺されなきゃダメなんだ!?」

 

「…なら、あなたはこの状況を説明できるの?」

 

「うっ……」

 

「…それで、遺言は何にする?

特別に考える時間をあげるわ」

 

「ちょ!友希那さん顔怖いです!

俺まだ19だよ!?」

 

「……そう」

 

「コロス、ダメ!ゼッタイ!!」

 

すると後ろで

 

「……ん……」

 

「!ああっ!良かった、起きたかこころ!」

 

「…うにゅ…?

あら…おはよう陽菜…今日もいい天気ねっ!」

 

「今俺の心はどんよりしてるよっ!

そんな事より、昨日の夜ってこころとは離れて寝たよな?」

 

先に寝ていたこころに聞くのはおかしいけど、俺の命がかかっている。

するとその質問に

 

「ええ!あたしと陽菜は別のソファーで寝てたわ!」

 

「ほ、ほら友希那!俺は」

 

友希那に言いたい事を言おうとしたが、次のこころの発言で停止させられた。

 

「それで、あたしは陽菜にキスをしようとしたわっ!!」

 

「……ん?」

 

なんか今おかしい単語が聞こえた…

 

「……えっ?」

 

俺の聞き間違えかと思ったが、友希那も驚いていた。

そして

 

「…あの…こころ?今なんて言った?」

 

「だから、あたしが陽菜にキスをしようとしたのよ!」

 

「…き、キス……?

…それで?」

 

なんでそれを聞く?

 

「キスをしようとしたわっ!

でも、やめたわ!だって陽菜の許可が無かったもの!」

 

「…こころに、人の許可が必要、という概念があった事に安心だ…」

 

「だから、しなかったわ!」

 

こころが堂々と言い切った後に友希那が

 

「でも…どうして如月の上に乗って寝ていたの?」

 

「?眠たかったもの!」

 

「そう」

 

それを聞いて友希那は何故かほんの少し安心していた。

 

「…おーい友希那さん?何を安心してるんですか…」

 

「別に安心なんて…し、て……」

 

「?」

 

すると友希那が止まって一瞬何か考えた後

 

「……っ!」

 

友希那の顔が一瞬にして、真っ赤なトマトのように赤く染め上げられ、そのままどこかに行ってしまった。

 

「あら?一体どうしたのかしら?」

 

「わからん。

とりあえず…みんな集めてヒースクリフの所にでも行くとするか」

 

「わかったわ!

またみんなでパーティーをしましょうっ!!」

 

「さて…美咲呼ぶか…」

 

そして、こころを俺1人で制御できない事を悟り、美咲を呼んでからみんなで昼ご飯を食べてからヒースクリフの所へ向かった。

 

 

 

 

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第55層 血盟騎士団本部

 

なぜか今日はすんなりと中に入れた。

 

「…あの門兵許さん……」

 

などと呟いていると会議室に着いたので、扉を開けると

 

「やぁ、待っていたよ」

 

「こんな真昼間から呼び出しとは…。

まぁ、75層のボス戦についてなんだろうけど」

 

「ああ。

突然だが、明日の13時半から75層のボス攻略を始める」

 

『!!?』

 

あまりに突然の事で声が出なかった。

すると蘭が

 

「ち、ちょっと待って!

いくら何でも明日って、早過ぎ。

それに、まだボスがどんなのか聞いてないし」

 

「ボスの姿は確認出来ていない。

その上、ボスの体力、攻撃力、防御力なども全くわからない」

 

落ち着いた様子でヒースクリフがそう言った。

 

「……じゃあ、次のボスはクォーターボスというのに、結晶無しで初見クリアする、って事だな」

 

この手段しかなかった。

どうにか他の方法はないか、考えてみたが全くと言っていいほど思いつかなかった。

すると彩が

 

「!…でも陽菜くん、それってつまり…」

 

「ああ…死亡する可能性が一気に上がった。

この攻略にも、高レベルプレイヤーが集められるが…」

 

俺の言葉を引き継ぐようにヒースクリフが

 

「その人数は多く見積もって、50人。

もちろん、君達を入れた推定人数だ」

 

そして、その中にキリトとアスナ、クラインが率いる『風林火山』のメンバーを入れても半分ほどはこの子達だ。

知らないメンバーが来るとしても…

 

「…40人強ぐらいか…」

 

するとヒースクリフが

 

「ところで陽菜君。

一応、その子達のレベルを聞いておきたいのだが、いいかな?」

 

「?別にいいけど…。

俺以外は多分レベル95以上だ」

 

そう答えるとヒースクリフは何か考えた後に

 

「そうか…では、次のボス戦の時にまた会おう」

 

「わかった」

 

そう言って部屋を出た。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…う〜ん…」

 

「?陽菜、唸ってどうしたの?」

 

「…リサ、多分な今回のボス戦、場合によっては『演奏スキル』を使わずに攻撃に専念してもらう事になると思う」

 

「演奏スキルを使わない……って、ええっ!?」

 

「だから、その時の為に今からみんなの装備を出来るだけ強化しときたい」

 

「!じゃあ今から素材集め?」

 

「うん……そうなんだけど…」

 

「?どうかしたの?」

 

「いや、さっきからみんな全然動じてないなぁ…と」

 

「?」

 

「75層のボスは50層と同じで普通のボスより見た目も強さも違うから、てっきり見たことないボスを怖がるかと思ったんだけど…」

 

そう言いながらみんなの方を見ても、誰も怖がっているような表情はしていなかった。

 

ただ…それは良い事としても、だ。

内心、本当はみんな怖いんだろうけど、それを表に出さないのが一番俺的には怖いな…

 

「まぁ…大丈夫そうならいいかな」

 

そう言うと紗夜が

 

「ですが如月さん。

私達の装備の強化素材を集めるとしても、どの装備を強化するんですか?」

 

「う〜ん…武器だけかなぁ…。

みんなのは軽装備だからすぐに最大強化出来ると思うから」

 

「わかりました」

 

「じゃあ早速、素材集めするか」

 

そして、3時間に及ぶ素材集めが始まった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

3時間後 47層 家 リビング

 

「いやぁ…まさか千聖が虫嫌いとは…」

 

「!…別に嫌いじゃないわ!

…ただ、少し苦手なだけよ…」

 

少し力強く言われた。

 

「あはは…」

 

すると燐子が

 

「あの……陽菜さん……」

 

「どうした?」

 

「その……わたし達の武器は…出来るだけ強化しましたけど……陽菜さんのエリュシデータは強化しなくて……大丈夫ですか…?」

 

「ああ、俺のはこれ以上強化しようにも75層で必要な素材が手に入らないみたいだから、これが現状がベストなんだ。

…それに、無理しすぎてコイツを壊すのは嫌だから」

 

「陽菜さん…すごく大事に……してるんですね」

 

「…そうだな。

大事にしてる」

 

そう言うと燐子が何か不思議そうにして

 

「そういえば……陽菜さんのレベルは……いくつくらいなんですか…?」

 

「あー…」

 

燐子に聞かれて左上に視線だけを動かしてレベルを見てみると

 

「110…だな」

 

「!…あ、そっか……そういえば陽菜さん……ここ最近はレベリング……ちゃんと出来なかったんですね……」

 

「ああ。

だから、明日のボス戦は本気でやらないと…」

 

死ぬ

 

その言葉を発する事はなく、心の中だけで思った。

そしてテーブルに置いてある紅茶入りカップを手に取り飲もうとすると

 

「ハルナさん!!」

 

「うわぁ!!?」

 

イヴの元気過ぎる声で、紅茶を零しかけた。

 

「…あ、危なかった……どうした?イヴ」

 

そう言った後に紅茶を一口含み、テーブルに戻すと

 

「はいっ!少しだけ、あの件について付き合ってもらってもいいでしょうか?」

 

「?…ああ、アレか。

でも、本当にあんな事覚えてどうするんだ?」

 

「アレも、ハルナさんが編み出した皆さんを守る手段ですっ!

私も皆さんをこの刀で守りたいです!!」

 

「…俺が編み出した、ってのは言い方がおかしいけど…わかった」

 

そう言って立ち上がり、練習場にしている場所に向かった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

燐子 side

 

「?…イヴさん……何を教えてもらうんでしょう……?」

 

その声に反応してくれたのは千聖さんだった。

 

「…私にもわからないわ。

ただ、たまにイヴちゃんは陽菜に何か教えてもらっているの」

 

「……そうなんですね…」

 

そう言ってわたしは紅茶を少し飲むと飲み干したので、陽菜さんの分も持ってキッチンに行こうとした。

すると

 

「陽菜の分も持って行ってくれるのね。

助かるわ」

 

「いえ……わたしに出来る事は…こんな小さな事くらいですから……」

 

「それでも、そういう小さな事はすごく助かっているわ」

 

「あ、ありがとう…ございます……!」

 

「ふふ、どういたしまして」

 

そしてキッチンに運んで行き、自分の部屋に戻って行く最中

 

「あれ〜?燐子さんじゃないですか〜」

 

そこには、青のパーカーを着たモカちゃんがいた。

 

「あ、モカちゃん……こんにちは…」

 

「こんにちは〜、何してるんですかー?」

 

「えっと……わたしは今から自分の部屋に……」

 

「だったら、それ変更して明日のボス戦に向けて一緒にレベリングしませんかー?」

 

「?……何をするの…?」

 

「ふっふっふ〜、それは行ってからのお楽しみってヤツですよ〜」

 

何か企んでそうな顔をした後、モカちゃんはわたしの手を掴んで

 

「さぁ!レッツゴ〜!」

 

「!ま、待って……!」

 

急に走られると……ビックリしちゃうから…!

 

そしてそのまま外に出てどこかに向かって走って行った。

 

 

 

 

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第55層 西の山

 

「さ、ささ、寒いっ!!」

 

「あ、あこちゃん……大丈夫…?」

 

「うぅ……この装備、すごくあったかそうなのに…りんりんは平気?」

 

「うん…わたしはコート着てるから…。

それに…もうちょっとで着くみたいだから……それまで、一緒に頑張ろう……!」

 

「うんっ!わかった!」

 

すると前にいた巴さんが

 

「!みんな、着いたぞ!」

 

そこは山頂で、水晶の柱がそこら中に突き刺さっている。

するとつぐみちゃんが何かを見つけたらしく

 

「みんな見てっ!こんな所に大きな穴があるよ!」

 

「……これ、何メートルあるの?」

 

「そうだな。

とりあえず、これ落としてみるか」

 

そう言うと巴さんはそこら辺に落ちている水晶のかけらを穴に投げ込んだ。

するとかけらは少しキラッ、と光りしばらく見つめたが、落ちた音は聞こえてこなかった。

 

「………みんな、絶対落ちるなよ…」

 

『…うん…』

 

返事をしたその直後

 

[ギュオオオオオオオオオオオオ!!!]

 

『!!!』

 

あまりの大きな雄叫びで全員が一斉に立ち上がった。

すると1番大きい氷の水晶柱の空間が揺らぎ、何かの形が形成されていった。

そしてそれは

 

「ど……ドラゴン……!?」

 

「わぁ…!!りんりんっ!ドラゴンだよ白いドラゴン!!カッコイイっ!!」

 

こ、こんなのが出るなんて……聞いてない……

 

「も、もももも、モカちゃん……わ、わたし……聞いてない……」

 

するとモカちゃんはなぜかドヤ顔で

 

「これがお楽しみってヤツですよ〜」

 

「え、ええ……!?」

 

「あっ、燐子さん来ますよー」

 

「ええ…!?」

 

驚いていると前にいた巴さんが

 

「ボスの攻撃パターンは、左右の鉤爪と氷ブレス、突風攻撃だ!!」

 

『了解!!』

 

「り、了解…!」

 

そして数分後

 

「燐子さん!スイッチ!!」

 

「はい……!!」

 

先程まで空中に飛んでいた白龍をあこちゃんとひまりちゃんがハルバードで地に落としてくれた。

そして蘭ちゃんの声と共にレイピアをオレンジ色に発光させて、ドラゴンの胴に3回突きを入れ、足に往復で斬ってから胴の中心を斬り上げ、ドラゴンの頭に2発の突きを入れた。

すると

 

「!燐子さん下がって!!」

 

「っ!!」

 

ドラゴンのHPを削り切ったかと思うとHPに、ほんの少し赤いかけらを残していた。

そして硬直したわたしにドラゴンは鋭い鉤爪を放ってきた。

 

「っ!!……?」

 

するとドラゴンの爪が頭に当たる寸前で止まり、ポリゴンが発光して弾けた。

 

「!……あこちゃん……!」

 

そこに立っていたのはあこちゃんだった。

 

「りんりんっ!大丈夫?」

 

「うん…大丈夫だよ……ありがとう…あこちゃん…」

 

「うんっ!

あっ!そうだ!」

 

あこちゃんが何か閃いたような表情をした後に

 

「陽兄ぃがいない時は、あこがりんりんを守る!」

 

「!……ありがとうあこちゃん……わたしも…陽菜さんがいない時は……わたしがあこちゃんを守るからね…」

 

「うんっ!!」

 

「じゃあ……一緒に帰ろっか…あこちゃん」

 

そして、報酬を受け取りみんなで帰っていった。

 

 

 

 

燐子 side out

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リサ side

 

家 20時30分

 

「みんなー☆夕飯出来たよー!」

 

そう言いながらダイニングにご飯を置くと、ある事に気付いた。

 

「あれ?陽菜とイヴはどうしたの?」

 

その声に彩が

 

「2人なら、多分いつもの訓練をまだやってると思うよ」

 

「?訓練ってなんの?」

 

「う〜ん…イヴちゃんが陽菜くんに何か教えてもらってるのはわかるんだけど、何を教えてもらってるのかわからないんだ」

 

「へぇ〜…それって何か陽菜に聞いてみたの?」

 

「うん。

でも、陽菜くんに聞いたら『知らない方がいい』って言われて…」

 

「えっ!?」

 

知らない方がいい、って陽菜また何か危険な事してるのかなぁ…だったら、早いうちに辞めさせないと…!!

 

そう思っていると玄関から「ただいま」と聞こえた。

 

「っ!」

 

急いで玄関に向かうと

 

「お帰り〜♪…って!ど、どうしたの!?」

 

そこにはボロボロになって寝ているイヴと、それを背負った陽菜が玄関に立っていた。

すると陽菜は

 

「とりあえず、イヴを部屋に運ぶの手伝ってくれ」

 

「う、うんっ!」

 

そしてイブの部屋がある3階に着き、部屋のベッドに陽菜はゆっくりと起きないようにイブを寝かせた。

 

「お疲れ様、イヴ」

 

陽菜は囁くように小声で言った。

 

「……陽菜、何してたの?」

 

「…知らない方がいい…」

 

「…イヴがこんなボロボロになってるのには、何か理由があるんだよね?

お願い陽菜、もう隠し事は無しにしよう!」

 

必死に陽菜にそう伝えると陽菜は少し迷った後

 

「…俺がイヴに何か教えているのは知ってるよな」

 

「…うん」

 

「その何か、って言うのは対人戦のレクチャーなんだ」

 

「っ!!そ、そんな事どうして教えてるの?」

 

「…アレはな、イヴが教えてくれ、って頼んできて最初は断ってたんだけど…どうしても教えてほしいって言ってきたから仕方なく教えてるんだ」

 

「……」

 

アタシは黙って陽菜の話を聞いた。

 

「…リサ。

イヴはな、俺と同じようにみんなを守りたい、って言ってこんなボロボロになるまで頑張ってるんだ。

まぁ、今日はイヴが焦ったから疲れ切って寝てるけど…」

 

「焦った…ってイヴは何に焦ってたの?」

 

「多分、早く強くなりたい、って気持ちがあったんだろうな。

その気持ちは大事だけど、剣が鈍ってた…」

 

「…そっか…。

イヴは本当にみんなを守りたいって思ってるんだね。

…それじゃあ、責任持ってしばらくイヴの様子は陽菜が見ててよっ!」

 

「えっ!?いや、ご飯はどうするんだよ!」

 

「持ってきてあげるから!」

 

ちょっとだけ強引に言ってから扉を閉めて、下にある陽菜とイヴのご飯を持ってきた。

 

「はい。

これ、陽菜とイヴの分」

 

イヴを起こさないように小声で言ってミニテーブルの上に置いた。

 

「ありがとうリサ」

 

「うんっ♪じゃあね陽菜♪」

 

そして下に降りてダイニングに向かっていった。

 

 

 

リサ side out

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リサが降りていった後

 

「……ん……」

 

「!……起きたか」

 

イヴの目が覚めたようだが、まだボーっとしているようだ。

すると俺の存在に気づいたみたいで

 

「っ!!は、ハルナさん!?私は…」

 

イヴは飛び起きた。

 

「…訓練中に倒れたんだ」

 

「!……そうですか…やっぱり、まだまだ修行が足りませんね…。

ハルナさん、これからもご指導の程お願いしますっ!」

 

「……いや、これからは対人戦のレクチャーを教えるのはやめる」

 

「!?ど、どうしてですか!?」

 

「…イヴは強くなろうとして今回倒れた。

それの自覚はあるな…」

 

「……はい」

 

「なら良い。

俺が教えないって言った理由は、イヴはもうみんなを守れる程に充分強くなったから教える事はない、って事だ。

だから、あんまり気にするな」

 

「…でもハルナさん、私は皆さんを守れる程強くなれましたでしょうか?」

 

「ああ、レベルは俺の方が上でも、な。

もうイヴは俺より強くなった」

 

「?どういう事ですか?」

 

「まぁ、イヴは強くなったから、俺が死んでもみんなを頼めるな」

 

「大丈夫ですっ!ハルナさんは私が守ります!」

 

「お、女の子に守られる男ってのはどうなんだ…」

 

「ふふ、大丈夫ですよ。

ハルナさんはお強いですから!」

 

イヴはいつもと同じ笑顔でそう言った。

 

「…そうか。

とりあえず、リサが持って来てくれたご飯食べるか」

 

「わぁ…!すごく美味しそうですねっ!」

 

ウィンドウを開き詳細を見た。

 

「えっと…鮭モドキのホイル焼きとワサビマヨネーズ、白米と味噌汁か。

美味しそうだな」

 

「では、いただきましょう!」

 

そしてリサが用意してくれた夕飯…夜ご飯を食べ始めた。

 

「明日のボス戦頑張ろうな」

 

「はいっ!」




あれ?1人増えてるはずなのに見えない?(公開されてないだけ)

KIRAMERO様
飛翔翼刃様 霧雨隼人様 赤い龍ポン酢様
藤恭様 黒き太刀風の二刀流霧夜様 反逆の堕天使ルシファー様
kuronosu127様 九澄大牙様 アーペ様
Bacon0112様 黒夜様 関飛様

キャラを可愛く書くのってかなり難しいですね。
でも、何かご要望があれば、出来るだけ頑張ってキャラの可愛く書けるようにしたいです!

では、次はすぐに上げられると思います。
じゃの!

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