退屈な日々を忘れたい俺がなぜバンドの手伝いをしているんだ......   作:haru亜

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前回色々ミスがありまして申し訳ございません。
リアルが忙しいので確認するのを怠ってしまいました。

話は変わりますが、最近GA○MAと言うあるマンガアプリにハマってまして。
ちょうど見ていた、となり○柏木さんと言うのを大変気に入ってたのですが、連載がどうやら終わってしまいまして、まぁ、うん凹みました。

オマケ
柏木さんカワユス


第4話 猟奇殺人

寝坊した

朝起きたら時計が7時53分をさしていた。

月曜日はいつもこんな感じだ。

 

しかも、うちの学校は8時半からホームルームなので終わった。

さてと、まぁ、こういう時は朝ごはんを食べてから考えようとする。

 

それが俺である

 

「やっぱ、ご飯は置いてくれてないか……

久しぶりに作ってみるか」

 

独り言を言いながら早速フレンチトーストの作る準備をする。

 

「材料は…あるが砂糖がギリギリだけどいけるだろ。あ、卵の賞味期限大丈夫かな」

 

そう言って冷蔵庫を開け確かめる。

 

「…結構あるな」

 

そうした独り言が続きフレンチトーストが10分ほどで完成した。

 

「まぁ、いつも通り遅刻だな…ニュースでも見るか」

 

そう呟いてテレビをつけ、食べながらニュースを見ていると少し気になるニュースがあった。

 

昨日くため市の路上近くで死体が3つ発見されました。

死体の破損具合から猟奇殺人としていて、

犯人の目撃情報もあり、警察は犯人を捜索中です

 

すると犯人の似顔絵が表示されニュースは次のニュースに変わった。

いや待て、くため市ってすぐ隣の市じゃねえか。

 

しかも、猟奇殺人て…

警察の皆さん頑張ってください。

 

そんな事を考えて、時間を見ると学校に着くのは2時間目の始まりくらいだった。

 

「流石に怒られるな、これは…

さっさと着替えて向かうか」

 

そう言って学校に遅れるという電話をした後、急いで支度をし学校へ向かった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

学校につき、職員室へ向かった。

すると担任の叶先生がいきなり飛びついてきた。

 

「如月くんっ!遅いっ!!でも、よかった〜心配したんだよ!」

 

「いや、先生俺遅れるって電話したはずなんですけど…

ていうか、心配って何のことですか?後先生、自分が女性という事忘れないでくださいね?」

 

「あっ!!ごめんなさい……」

 

先生はすぐに離れてくれた。

すると奥から体育の坂上先生が来て

 

「今ニュースでやっている、あの猟奇殺人の事だ。

隣の市で起きた事だが、こちらの市にその犯人が入って来たという噂があってな…それで叶先生はお前の心配をしていらっしゃるんだ」

 

「ああ、そういえばありましたね。

3つも死体が見つかったっていう、あの殺人事件のことですか」

 

そういうと坂上先生がその言葉に反応して

 

「おい、如月。なんで寝坊したお前がニュースの事を知ってるんだ?

まさかとは思うが、寝坊したのにも関わらず呑気にニュースを見てゆっくりしてたんじゃないだろうな!」

 

あ、しまった

 

「あー、俺これから授業あるから失礼しますっ!!」

 

何か後ろで叫んでいるのは分かるが今は無視しよう。

そう思いながら、逃げるように教室へ向かい、教室のドアを開け、自分の席に座った。

 

まだ授業は始まっていなかったようだ。

すると周りからあのニュースについて話しているのがわかる。

 

ねぇねぇ聞いた?隣の市で起きた猟奇殺人の犯人のこと

 

ああ、あれコッチに来てるらしいぜ

 

えっ、マジかよ。ヤベーじゃんそれ

 

ねぇ、それって男なの?女なの?

 

いや、分からん

 

それを聞いていた俺はみんながまだ犯人の似顔絵を見たことがない事に気づいた。

するとチャイムが鳴り授業が始まった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼休みになり、いつもの所でご飯を食べに行こうとすると

 

「今日もあの校舎裏で食べるの?」

 

背後から声がした。

背後から話しかけて来たのは友希那だった。

そして、その質問に

 

「そうだけど…何か用でもあったか?」

 

「いいえ、別に。

ただちょっと誰かと一緒食べないのかしらと思って…」

 

「俺は独りで食べるの慣れてるからな」

 

「……そう」

 

友希那は何か気にしてたようだが気にせず校舎裏へ向かった。

そして校舎裏へ着くなり早々

 

あの猟奇殺人事件、こちらに入って来たと言うのが本当なら時間的に放課後あたりに、CiRCLEの周辺にいる可能性があるな。

 

来ない事を祈るか…

そう考えて、俺はサンドイッチを口に進めた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後

 

「はぁ〜、やっと5,6時間目終わったな」

 

そう呟いて放課後の終礼が始まり、後のことを考えていると叶先生が

 

「え〜、皆さん。知ってるとは思いますが、隣の市で猟奇殺人がありました。

だから帰るときは寄り道せず、集団で帰りましょう。

男女一緒に、ですよ。皆さんわかりましたね!

では皆さん、さようなら。気をつけて帰ってくださいね」

 

そして帰る時に友希那とリサ、あこに呼ばれた

まぁ、理由は明白である。

俺が男だから、そして目つきが悪いから、だろうな

そして帰る途中で友希那が

 

「今日はいつも通り練習するわ」

 

「「「っ!?」」」

 

何をおっしゃってるんですか友希那さん?

そう言いかけたがやめた

 

「何を…いや待て友希那、先生の話聞いてたか?この辺は危ないし、先生も寄り道はするなって言ってただろ」

 

「だからってフェスに出る為の練習時間を割くわけにはいかないわ。

どうしても無理なら帰ってちょうだい」

 

「ちょ!ちょっと待って友希那っ!陽菜の言う通り帰った方がいいって!」

 

「そうだよっ!リサ姉と陽兄ぃの言う通りだよ!」

 

「だったら、先に帰ってちょうだい。

私は練習時間を無駄にしたくないの」

 

これは何を言っても無駄そうだな

そう理解した俺は少しため息をついて

 

「わかった、俺が友希那に付き合うから二人は先に帰っててくれ」

 

するとすぐに答えが返ってきた。

 

「「だったら私も(あこも)行く!」」

 

「危ないから先に帰っ……いや、やっぱりいい二人とも一緒って事で」

 

「…そう、なら早くスタジオへ行きましょう」

 

しかし、生徒会で練習には紗夜は来れなかった。

そして俺たちはスタジオに入り、いつも通り練習した。

 

そう、いつも通りに

だから練習時間もいつも通りである。

 

俺とした事が…時間くらいちゃんと見とけよ

そう思った所でいつもと同じ暗い時間帯になってしまっていた。

 

「あ〜、今日も疲れた〜あこジュース買ってくるっ!」

 

そう言って走り出してしまった。

 

「あ、ちょっと待ってあこ、アタシも一緒についてく!」

 

「あ、…………私も、行く……待って、あこちゃん……!」

 

リサと燐子も行ってしまい

 

「あ、おい!ちょっと待て3人とも!!

ごめん友希那スタジオ予約しといてくれるか?」

 

「ええ、わかったわ」

 

そう言って友希那にスタジオの予約を任せて

3人の元へ向かった。

スタジオ入り口から少し離れた自動販売機の前にいた。

 

「3人とも、危ないからこういうのは、よしてくれ」

 

「「「ご、ごめんなさい」」」

 

はぁ、安心した

そう思い、スタジオへ向かった。

 

するとドアの開く音がしたのと同時にライブハウスのすぐ隣の道から誰かが歩いてきた。

 

男だった。

手には何かキラキラした物を持っている。

 

そして暗闇から街灯の明かりに照らされ男が持っているものが何かわかった。

 

刃物だった。

そしてさっきドアの開く音がしたのは、友希那が出てきたからだ。

それに友希那はまだ気づいていない

 

「悪いリサっ!二人を頼む!!」

 

「えっ?う、うん

って、急にどうしたの!?」

 

マズイ

心の中でそう思うと同時に友希那の所へ全力で走った。

男はそれに気づいて走り出し、刃物で刺そうとしていた。

 

そして、間一髪のところで男が刺そうとしていた刃物を蹴り飛ばす事が出来た。

 

「っ!?」

 

驚くのも無理はない。そして友希那の前へ立った。

後はあの3人だけだが、幸い男はまだ3人に気づいてないからな

すると男の方が叫びながら。

 

「あ、ああ…あああああああああああああ!!!クソッ!後もうちょっとであの3人みたいに悲鳴を聞くことができたのにぃ!!!!」

 

 

こいつやっぱりあの猟奇殺人の…

それも面倒な快楽殺人鬼か…

 

するとさっき蹴り飛ばした刃物が不幸な事に男の跳ね返って近くに落ち、男はそれを拾い上げて、構えをとり、攻撃を仕掛けて来た。

 

しかし、俺ではなく友希那に向かって。

何か習ってたのかと思う程の身体運びであった。

 

ていうか、こいつかなり面倒だな、なかなかだから3人も殺れたのか。

ギリギリの瞬間で友希那の手を引っ張って刃物を回避させた。

 

「あ、ありがとう…」

 

「いやいい、それよりもどうにかして警察を呼ばないと」

 

するとさっきの叫び声に気がついたのかリサと燐子そしてあこがこちらに来た。

 

「っ!3人ともこっちに来るな!!!」

 

すると男がその瞬間を見逃さず襲ってきた。

しかし、男の防御体勢が皆無だったので、顔に一発腹に一発、蹴りを入れるとそのままうずくまり、動かなくなってしまった。

 

なんとかなったな、そう思い

 

「じゃあ、俺は警察に電話するから」

 

「…わかった」

 

「少し混乱してるだろうから、友希那は少し休んどいてくれ」

 

「えぇ、そうさせてもらうわ…」

 

そして友希那はスタジオの中へ向かっていった。

 

あの3人も呼んで中に入ってもらおう

そう考えた刹那

友希那が

 

「如月!!」

 

名前を呼ばれ、男の方を見たら男が起き上がり刃物を持った。

すると男は友希那めがけて走り出した。

 

 

ドスッ!!

 

 

鈍い音が俺の中で響いた。

それはそうだ、刺さったのは俺の腹部だったからだ。

 

そして最後に力いっぱい友希那を突き放した。

男は近づいてきたが、そこでパトカーと救急車のサイレンの音がし、男は逃げようとしたが、警察に捕まり、救急車が来た。

 

すると安心したのか、体に力が入らずそのまま意識がもうろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

眼が覚めると見知らぬ天上だった。

どこからかピッ、ピッと一定の電子音が聞こえる。

 

腕を動かそうとすると痛みがあり、右腕を見ると点滴だった。

あ、そういえば昨日刺されたな俺

 

そんな事を考えているとドアが開き看護師が来た

 

あっ!如月さん、目が覚めましたか。

ちょ、ちょっと待ってて下さい先生を呼んで来ますので!

 

そして先生が来て、寝起きの審査みたいなのをして、

しばらくしたら治るとの事だった。

すると

 

「いや〜すごい運だね君!」

 

「何のことですか?」

 

「だって刺さった場所があまり出血しない胃だったからね、良かったよ。

それに、後ほんの数日で退院できるから

まぁ、とにかくしばらくは安静にするんだよ」

 

俺胃に刺さったのか…

にしても…今のジイさんいい人そうだったな

 

あれ?そういえば俺が運ばれてる時、誰かが泣いてた気が……

いや、それはないか。

 

そんな事を考えていると、またドアが開き、誰かが入ってきた

リサとあこ、燐子そして紗夜だった。

 

「あっ!!陽菜起きてるじゃんっ!」

 

「っ!?4人とも学校はどうした!?」

 

「今日は土曜日、学校は休みですよ。

如月さんは5日間寝てましたから...」

 

「えっ、俺そんなに寝てたのk、グフゥッ!!?」

 

話してる最中にあこが飛びついてきた。

 

「よかったーー!陽兄ぃがもう一生目が覚めないかと思ったよ〜」

 

「あこ…今のはふつうに痛いからな?」

 

すると燐子と紗夜が

 

「で、でも………目が、覚めて……本当に…良かった、です………」

 

「まぁ、あなたが無事そうで何よりです」

 

「まぁ、4人ともありがとう……

あ、そういえば昨日…じゃなくて、月曜日のあれ、あの後どうなったんだ?」

 

「あの後は……えーとね、確か警察の人が来て、犯人を連れて行った後に陽兄ぃが救急車に運ばれたよ?

陽兄ぃそれがどうかしたの?」

 

「………いや、なんでもない」

 

あの時、救急車にいた『誰か』は俺の気のせいか、俺が寂しすぎるあまりの幻覚か、妄想か………うん、そうだな。

それしか考えられない

するとリサが

 

「あ、そろそろ練習だから燐子とあこと紗夜は先行っててくれない?

お願いっ!陽菜と二人きりで話したいことあるんだっ!」

 

「「「「?」」」」

 

「えっ?リサ姉まだ練習まで時間あるけど……」

 

「ええ、わかりました」

 

「………っ…あこちゃん、先に行って、何か食べてようか…」

 

「うんっ!行く!」

 

そうして俺とリサは二人きりになったのだが...

 

「何か用でもあったか?」

 

そう聞くとリサは

 

「ん〜ちょっとね……

友希那がさ、あの事件以来ずーっと陽菜のこと気にしててさ…

『如月がああなったのは、私にも非があったから』って言い出しちゃって。

アタシはね、そんなことないっ!って言ったのそしたら友希那

『それはリサの意思でしょう』って言い返されちゃってさぁ〜…」

 

「だから俺の意思を聞きに来たと……」

 

「……うん」

 

「はぁ、あの時刺されたのは俺が勝手にした事で友希那は何も悪くないそう友希那に伝えといてくれ……俺は少し疲れたから寝る」

 

「うんっ!わかった、ありがとね☆」

 

そう言ってリサは病室を出て行った。

しかし、新たな問題が起こった。




今回から次回予告的なのします。





次回 今こうして生きている。


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