【SAO+PSO2】ソードアートオンライン【パラレルダイヴファンタジア】 作:ポメラニマン
殺風景な一室、四人と一匹は明日に迫る戦技大会の打ち合わせをしていた。
異世界をすんなりと受け入れた事は疑問であったが、語るに堕ちるということもあろう。
異世界人二人は彼女の話を聞くことで様子を伺うことにした。
「まず、特異点の主犯は〈poN〉ってプレイヤーじゃないの。黒幕はゲームプロデューサー〈村木〉。ムサシって名前でこのゲームにログインしてる」
「なぜ貴様がそれを知っている」
警戒されるのは初めから予想していた。
しかし、真実を話すことでしか誠意を伝えられない。
ここを間違えれば全てが台無しになりかねない。
秋雨こと、皐月は自分が旅した世界の話を一同に話した。
「なるほど、話の内容は理解できた。だが、もしも彼女が洗脳にかかっていたらどうするつもりだ?」
「ここに現れる彼女を見るまでは正直わからない。計画はそのままでいいの。でも、現れた彼女がウィンクしたら…その時は私を信じて欲しい」
疑心は強まる一方だが、ニャウという存在を使った自分達がそれを信じないのも可笑しな話ではある。
「出来すぎた話だな。貴様、知っている事を全て吐け」
一向に童顔の彼女の疑心は治ることはない。
どうすることで、信じて貰えるのだろうか。
「みんな仲良くするニャウ!〈you〉はお菓子と飲み物を用意するニャウ」
「んなもんねーよ!でも、まあ」
これだ
〈you〉が一頻り購入し終わるのを待つ。
しばらくすると、ルームコンソールへ向かう〈you〉を呼び止め視線を集める。
「待って!私が未来から来たこと、証明できる」
一言だけ告げると、自身のメモ書きコンソールを展開し、書き終えるとすぐに閉じた。
「呼び止めてごめんね、続けて」
「おけー!」
「全く貴様は、センスのかけらも…」
「あ、姉さん。赤は俺も…」
「白ニャウゥゥゥ」
「お前は床だぁぁぁ」
全員が着席するのを確認すると、先ほどのメモ書きを再び展開する。
「みて、これが証拠」
一同が覗きこんだメモ書きには、誰がどの色に着席するのかが事細かく記されていた。
1赤、真っ先にクラちゃん
2青、悔しげにヒート
白、喧嘩の後に燃やされる
床、youとニャウ
「イカサマだな!貴様はどうみる?」
「いや、後書きなんて不可能だ。メモ書きコンソールは可視化しなきゃ書き込めねーよ」
しばしの沈黙の中、皐月は更に付け加える事で誠意を示した。
「私は…ヒートが太陽を目指しているのを見た。〈you〉とヒートが互いにいがみ合って…仲直りしたのも知ってる。みんなを守るために、クラちゃんが少し我慢して気を張ってるのも見てきた!」
伝わらない
伝えなければ、あの世界の彼らは
「私はね、あそこで頑張ったみんなを無かった事にはしたくないの!お願い、話を聞いて」
頭を下げているため表情が確認できない。
静まる室内に秋雨の心拍数は騒ぎ出す。
「はぁ、見てられんぞ。ヒー坊!」
「ああ、そもそも俺たちという存在がいるのにそれを無いものにするのは可笑しな話だ。だが、確証も無しに良しとする訳にはいかなかった。許して欲しい」
「そんなことより、僕は石になりたくないニャウ!何とかして欲しいニャウ」
「それって…ありがとう」
多数決でいえば、この地点で決定事項なのだがまだ決意表明をしていない人物が一名。
戦士達の会話についていけず、知ったかぶりをする様に「うむ」と頷いていた。
「俺たちの意志は固まったが、〈you〉はどうするんだ?」
命懸けの戦いにおいて、異議を無下に決定とする訳にはいかない。
一同の視線は、「you」の元へと注がれた。
「よ、よくわからんが俺もそれで良いと思うぞ!」
決定ニャウーと飛び跳ねる猫を他所に、一同は「やれやれ」と親しげな笑みを浮かべた。
pso2を知ったきっかけはバナー広告で、始めたきっかけはYouTubeで観たDFムラキでした。
バナーもムラキさんも作品にお借りしました。
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