【SAO+PSO2】ソードアートオンライン【パラレルダイヴファンタジア】   作:ポメラニマン

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第3章「上映会」

 

 

ショップエリア中央の大画面。これまでの事の顛末が「SAOイベント」の告知ムービーとして上映されていた。

この上映内容はプレイヤーのみならず、ログインしていない者やアカウントを持ち合わせない者たちでさえも、プレイヤーズサイトから観覧することができた。現在、アカウントを持っているプレイヤーの殆どがこのショップエリアに密集してごった返しており、このイベントの期待値を体感させた。

 

小綺麗に整えられた木々は等間隔に配置され、隅に配置された小さな滝の様な物などを見るとここが船の中だということを忘れさせた。多種多様な商品をジャンル毎に販売し、店を分け売買するカウンターの並ぶショップエリア。その中央にある大画面は遠巻きにも上映内容を確認できる程の体格をしていた。船内にはモニターが複数箇所に設置されてはいるが、どれもこれ程の大きさはなく小さくまとまっていた。

大画面の真下は大きく円形に膨らんでおり、時折ステージライブなどが開かれていた。その為、重要な告知が上映される時プレイヤーは自然とここに集まる様になっていた。

 

〈オラクル〉

 

宇宙に広がる数多の惑星を調査目的で旅する船団。プレイヤーにとっては、この船内が故郷であり現実世界でいう地球にあたる土地だった。

地球、火星、木星、オラクル、の様に船でありながら惑星の仲間入りをしているのだから不思議なものだ。

なんの調査の為に旅を続けるのか、何があって出航したのか。その辺りの真実は上層部すら知り得ない情報なのだろうか、風の噂すら出ない話題であった。

しかし、ここで暮らす人々には使命感の様なものが染み付いており、宇宙の平和を守るための疑心は微塵も感じさせない。

プレイヤーが生活をする拠点、この巨大な船艦は〈アークスシップ〉と呼ばれていた。

 

 

「おい、バイク乗ってたのって黒の剣士じゃね?」

 

尖った耳が特徴的な男は興奮気味に問いかける。

 

「あり得ますね〜、しかも悪名高いラフコフまで関わるイベントとは穏やかで無さそうですね〜」

 

表情を伺えない光沢のあるメタリックボディは腕を組みそう応えた。

 

告知ムービーの上映が終わると話し始めたのは彼らだけではない。集まっていた群衆は、待ちきれないとばかりに各々そんな話を開始した。

群衆の容姿は様々で、獣の顔をした者もいればアニメに出てきそうなロボットもいた。

 

ザシードを利用するこのゲーム、〈ファンタシースターオンラインパラレル〉略称PSOPでは容姿や体格はランダムに決定されるものの、種族は個人で選択することができた。

一般的に周知されている人間の容姿に最も近い姿をした種族〈ヒューマン〉

 

ヒューマンと似た容姿、ただその尖った耳が別の種族であることを主張している種族〈ニューマン〉

 

皮膚を鋼鉄、心臓をコアに変えたロボットの容姿をした種族〈キャスト〉

 

獣毛が生え揃い、動物そのものな顔立ち。人の耳の位置ではあり得ない場所に獣の耳を生やした種族〈ビースト〉

 

まだ発見されていない種族もいるらしいが、主にこの四種族がオラクルにおける人種である。仮想現実を利用したゲームである為、人種は違えど言語は共通なので意思疎通に困ることはなかった。

オラクルに住まうプレイヤーはゲーム開始時、皆共通の職業に強制的に就職させられた。

 

「お、珍しいな。あれプラモさんじゃね?」

 

先程、静まる群衆の会話の火付け役となったニューマンが群衆の一画を指差す。

 

「そりゃあ、これだけのイベントに興味のないプレイヤーはいないでしょう」

 

「そりゃそうか」

 

彼らの話題に上がった人物。プレイヤー名「you」

キャストであるのに幼児の様な激レアな体格を引き当ててしまったことから

 

「プラモデルさん」通称「プラモさん」

 

そんなあだ名をつけられてしまったソロプレイヤー。共通クエスト以外では他者と関わらず、フレンドもいない身でありながらも、その特徴的な容姿でゲーム内ではちょっとした有名人であった。所謂(いわゆる)、いじられキャラであった。

 

 

彼ら彼女らは皆、共通の職業についている。

数多の惑星を調査、時には戦闘をしながらも平和を守るべく奮闘する船団。

 

名を〈アークス〉という。

 




予定変更して悩みに悩んでこうなりました。
現在最終章が完全に墓穴掘った状況で苦しんでますが、穴掘りシモンを見習って掘り進めてみようと思います。
でも突き抜ける前に転落死しそうです。
あと、これまで引用してきた設定など解釈がズレていましたら申し訳ないですm(_ _)m

読んでくださって感謝です!!!

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