星降る空といろは道   作:高橋かりんとう

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プロローグ

誰かが誰かを思う、

思われている誰かも誰かを思う。

 

人それぞれに大切な人がいて、

大切な思いがある。

 

俺達は互いを完璧に理解できない。

 

それでも、理解しようとする。

思い、愛する。

 

でも、その思いも、愛も。

危うくて、簡単にすれ違う。

 

誰かの好きな人は誰かの嫌いな人で、

誰かの嫌いな人は誰かの好きな人だ。

 

誰を愛し、思う事が正解なのか?

 

あなたは、私を愛しますか?

お前は、僕を愛するか?

 

それは、誰にも分からない。

____________________

 

星章学園:グラウンド

 

 

「また今日も灰崎は参加しないのか…」

 

星章学園サッカー部キャプテン、

水神矢成龍が白鳥つむき、折織冬輝と

共に歩いてくる

 

3人は勝手に帰ろうとする灰崎を

引き止めに行っていたのだが、

今日も灰崎は帰ってしまったようだった

 

その時、

「んな〜!今日もりょうへい来ないのなー!」

 

鼠色の髪をした少年が駆け寄ってくる

 

「ごめんな、楽しみにしていたのに」

 

つむきが少年の頭を撫でる

 

「うー…」

 

不満げに唸る少年に

 

「兄さん」

と窘めるように言うのは

同じく鼠色の髪をした少年だ

 

「苦労しているのは先輩方も同じです

それはわかるでしょう阿形兄さん」

 

「でも一緒にサッカーやりたいのな…

吽形は思わないのな?!」

 

阿形と呼ばれた少年はショートヘア位の

髪の長さで赤と緑のオッドアイ、

 

吽形と呼ばれた少年はとても髪が長く

燃えるような赤い目をしている。

 

「……………」

吽形はまた黙ってしまった

 

「んもー!言いたいことはわかるけど

返事ないのやだなーー!!」

 

先程から叫びっぱなしの阿形に、

 

「取り敢えず今日は練習するぞ」

と水神矢が言う

 

「はーい!」

さっきまでの態度はどこへいったのやら、

あっけらかんと阿形は笑っていた。

 

 

_______________________

 

 

 

 

「これで、いいんだよな………」

 

「あぁ、勿論君は何も間違っていない。

あの子達が少し幼かっただけの話だよ」

 

「そうか…そうだよなぁ…」

 

 

どこかで二人が話す声が聞こえる。

誰がどこで話しているのかさえもわからない

二人の話し声だけが反響した、

他の音はなにも聞こえない虚無の空間。

誰が、何の話をしていたのか。

それがわかるのはまだ先の話

 

 

 

 

_______________________

 

 

 

阿形

 

背番号→23番

 

ポジション→FW

 

一人称→俺

 

三人称→お前、又はフルネーム呼び

 

性格→元気、猪突猛進、自由奔放

 

好きな物→吽形、水神矢

 

嫌いな物→アレスの天秤

 

 

 

 

 

 

吽形

 

背番号→32番

 

ポジション→FW

 

一人称→私

 

三人称→貴方

 

性格→冷静、実質剛健

 

好きな物→阿形

 

嫌いな物→アレスの天秤

 

 

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