・・・失礼しました。本編はいつにもまして駄文ですが・・・砂糖系は苦手です・・・
(長い一日だった・・・)
そんな独白も吹っ飛ばすような千冬からの叱責と念のための健康診断を終えて、雁夜と鈴は再び砂浜に出ていた。
「で、話って何?」
「ああ、多分薄々気付いてると思うし、昨日の昼もさらっと言ってたけど、はっきり言わせてくれ」
並んで歩いていた足を止め、もう一歩前に出た雁夜は振り返って鈴の顔を真正面から見る。
「オレはお前のことが好きだ」
「・・・・・」
「鈴さえよければ、付き合って欲しい・・・ダメか?」
「・・・ダメなわけないでしょ。っつか、アンタクラス対抗戦の時のこと、覚えてないの?」
「あ、あれ現実だったんだ・・・目が覚めかけたときに見た淫夢だと思ってたけど、ははっ、何だ、じゃあオレは最初から後手に回ってたんだな。情けねえ」
まあそこがアンタらしくていいんじゃない?といって笑う鈴の手を取る。
「それでは、これからもよろしくお願いします」
跪いて軽く手の甲に口づけ。
「専用機にちなんで騎士の誓いってな」
悪戯っぽく笑うと立ち上がって雁夜は海の方に視線を向ける。
「綺麗な星だな・・・」
「ええ」
そして雁夜は2年前のように、あの時とは違う心で鈴を抱きしめ、唇を重ねた。
・・・・・
(しかし今になってみれば随分大胆な行動に出たモンだな、オレ)
顔から火が出るようで、ついでにニヤついた口元が見られたらと思うと恥ずかしくて、掻き込むように顔を茶碗で隠し、がっつくように腹を満たした。
間桐雁夜の臨海学校の成果
『バーサーカー』が二次移行を起こす。新たに二つの宝具を搭載した機体を『
鈴に告白。正式に付き合うことになった。ファーストキスを捧げた。
自己評価 A-。一度作戦に失敗したからAじゃない
・・・・・
「ちょっと、いいか?」
「ラウラか、どうしたんだ?」
キャレコの手入れを中断してラウラの方を向く。
「切嗣、少しだけ付き合ってくれるか?」
「ああ、いいとも」
頷きを一つ返し、座るように促す。
「今日の私は、お前の役に立てただろうか?」
「ああ、助かった。あのタイミングで君が来てくれなかったら僕は撃墜されていたと思う・・・ありがとう、ラウラ」
「そっ、そうか?しかし、私は割とすぐに落とされてしまったのだが・・・」
「そのことなんだけどね、何と言ったらいいのか・・・君が落とされたとき、頭の芯が、その・・・カッと、熱くなったんだ・・・あれを、ブチ切れた・・・というのだろうか?おもわず隠し球を使ってしまった」
自分でも気持ちの整理がつかないというような歯切れの悪い口調で話す切嗣。
「それとあの嫁発言だけどね、今はまだ保留・・・ということにしてくれないかな?」
保留?と首を傾げるラウラ。
「承諾でも拒否でもなく保留とは一体どういう事だ?」
「うん、何というか・・・もっと自分に自信が持てるようになったらその時に、君は僕の嫁にする。異論は認めない」
はっきりと好意を言い切る切嗣。それを聞いたラウラは赤面しながら
「うっ、うむ。では、必ず私を貰ってくれ」
と言った。切嗣は月の光にラウラの銀髪が映えてとても綺麗だと思った。
ふと窓から見上げた空には大きな満月。
「ラウラ、これは内緒なんだけどね」
「む?先程言っていた隠し球のことか?」
「うん。ちょっと違うけど、まあ、それと関係していることだよ」
「聞こう。私は口が硬いからな。安心して話してくれ」
ああ。と呟いて月を見つめる。
「僕はね・・・魔法使いなんだ」
ラウラのびっくりしたような声が聞こえた。
「驚いた?」
「すこしな。だが切嗣がそういうのなら、そうなんだろうな」
そういうとラウラも月を見上げる。
風に躍る銀髪がくすぐったくて、でも何だか穏やかで。
「ああ・・・いい月だ・・・」
「うむ。綺麗な月だな・・・」
二人並んで見上げる月は、何だか優しく見えた。
・・・・・
泥をはねのけ、蹴り飛ばし。
正義の味方はその先にある光に手を伸ばす。
光は未だ遠く、しかし確実に近付いていた。
衛宮切嗣の臨海学校の成果
ブローパイプ型ロケットランチャー『飛行機殺し』入手。威力、ホーミング性能共に申し分なし
ラウラとの仲が進展した。
自己評価 A 概ね良し
……
その夜、一夏と箒はセシリアとシャルロットとの鬼ごっこを演じることになった。何でも、箒が抜け駆けして、もう少しでキスするという所までいったかららしい。
後で聞いた雁夜は二人を武器の手入れに付き合わせなかったことを後悔した。
織斑一夏の臨海学校の成果
『白式』が二次移行を起こす。シールド、クロー、荷電粒子砲の3つの形態を使い分けられる武装、『雪羅』が搭載されたことで、大幅な火力アップ及びより大幅な燃費アップ。スラスターが大型化し、『
箒とちょっと進展したと周りからは見られる。昨夜の波打ち際。水着姿の箒と二人で月を見上げた。正直かなりクラッと来た。キスが未遂に終わって少しだけ残念だったかも知れない。
自己評価 ? さあ、自分じゃよく分からん
・・・・・
かくして一年生を乗せたバスが学園への帰路を進み始める。
臨海学校が終われば、直に夏休みだ。
ケリイはちょっと口が軽かったかも・・・それはさておき、週末に7,8巻を手に入れるめどが立ちました、もうちょっと進みそうで一安心といったところです。
というわけでact15もオナシャス