ケイネスは考え中ですが、出したとしても時臣同様act.EXでの登場になるでしょうね。
会話の相手は切嗣かな・・・
では、本編をどうぞ。
あれは忘れもしない、15年前の3月のことだった。転勤で遠くに引っ越すという切嗣とラウラを見送るために、一夏と箒は駅にいた。
「もう行くのか・・・」
「ああ、一応こっちの家には雁夜達が住むと言っているからな。知らない人間に渡ることもないし、今まで通り気軽に寄っていってくれると助かる」
切嗣はそう言って薄い笑みを浮かべる。
「何、いつまでも会えないわけじゃないさ。年末とかお盆には戻ってこられるし、何かの偶然で再会することもあるだろう」
「しかし、この子の成長を間近で見られないというのは、何だか寂しい気がするな」
切嗣の隣でラウラが覗き込んでいるのは箒の抱いている赤ん坊だ。
「まあ、そうだが・・・たまに顔を見に来てくれたら友人として嬉しいぞ」
箒がそう返したとき、駅構内に響き渡るアナウンスが鳴り響いた。
<――まもなく、発車いたします。お乗り遅れの無いようお気をつけ下さい。まもなく、発車――>
「・・・では、またな」
「・・・ああ」
ラウラに箒が相槌だけで返し、切嗣もまた、足下に置いた鞄を掴む。
「じゃあ、いつかまた、酒でも飲もうか」
「・・・おう!」
切嗣は泣きそうになるのをこらえて笑った一夏を少しだけ見て、それから箒に視線を移し、最後に赤ん坊に目をやると、
「・・・元気で」
と言って列車に乗り込んだ。
あの時の切嗣の、いつものトレードマークである黒いロングコートを翻して背を向ける姿は、今でも忘れない。忘れてはいけない記憶の一つだと一夏は思っている。
そして今、その切嗣と電話で話している。
「ああ、そうだよ・・・俺と同じだ」
<へえ、そうなのか。だんだん母さんに似てきたってぼやいてたけど、そそっかしいところは父親そっくりだな>
「・・・ほっといてくれ・・・で、おまえン所もだろ?イリヤちゃん、どこ行くんだよ」
<忌々しいことに、君の息子と同じさ。確か、雁夜のところもそうだったな>
「ああ、そうだよ」
よし。と電話の向こうの切嗣は言う。
<次会ったときの酒の肴は決まりだな>
「ああ、そうだな」
一夏は全くその通りだと頷いてからため息をついた。どうやら自分たちはどう足掻いてもこういったよく分からない出来事を引きつけるらしい。
「じゃあ今度みんなで子供の進路について話しながら飲むって事で」
<ああ、カードが切れるからそろそろ切るぞ>
・・・・・
これは・・・想像以上にキツい・・・
背中に好奇の視線が突き刺さり、まるでありとあらゆる宝具の原典でグッサグッサにされたようだ。
織斑年一の思考を占めていたのはそんな事柄だった。
まあ、クラスどころか学園唯一の男子だから仕方ないと言えば仕方ない。そんなことを考えていると、頭頂部に衝撃が走った。
「げえっ!?ギルガメッシュ!?」
「誰が人類最古の英雄王だ馬鹿者」
「千歳姉!?」
驚いて従姉の名を呼んだらもう一撃飛んできた。見下ろしてくる灰色の目がこちらに向けられた日本刀の切っ先のようで正直圧倒される。
「鳴上先生だ馬鹿者・・・自己紹介はお前の番だぞ?ついでにそこでニヤニヤしながら見ている馬鹿面と銀髪。お前達も道連れだ」
ああ、やっぱりこの人ド
「えっと、衛宮イリヤです。こんな見た目ですけど日本人だし、私は日本語しかしゃべれません。英語も分かんないから、みんな日本語で話しかけてね?」
「あ~、ん~っと・・・あたしの名前は間桐雲雀っての。自分で言うのもなんだけどいい人だから仲良くしてくれると助かるね」
じゃあ最後。と雲雀に振られ、幼馴染みの猫を思わせる目を見て(後で覚えとけよ)と念を送ってから年一は大きく息を吸った。
「えっと・・・もうニュースになっているので知っている人もいると思いますが、俺の名前は
時は流れ、時代は移ろう。それが世界の理。ただ青臭く、そして愚直に進んだ先の未来。そこでも人の営みは変わらず、時間は進んでいくのだった。
IS/stay scape 織斑一夏END...青く強く
設定集にのせるほどの分量もございませんのでここで息子世代の紹介をさせて頂きます。ついでに言うとイリヤの妹というのは切嗣とラウラの実の子どもです。
織斑年一
<エピローグ4のみ登場。ポニテ一夏。神話に詳しい。>
間桐雲雀
<エピローグ4のみ登場。黒髪を肩の辺りまでのばして2つに結んでる>
衛宮イリヤ
<エピローグ3と4に登場。イリヤとアイリを足して2で割ったような外見(成長するから)。士郎の義妹のあたりはsnというよりプリヤ。妹(3才)がいる。>
鳴上千歳
<エピローグ4のみ登場。目が灰色の千冬姉。中身もちょっと悠の混じった千冬姉。当代最強。>
あと、エピローグの時系列ですが、
<1→2→EX3、EX4→4の冒頭→3→4の電話のあたりから>という順番になっています。
以上、昆布さんでお送りしました。
ちゃおちゃおー。