なんちゃって戦国人のせいでエンゲル係数がやばい 作:ぽぽたろう
◼️インタント食品の王者カップ麺
「くあああああ、疲れた!なんなのあのミスの多さ!?」
たまに、たまあああああに!起こる小さなミスが被る日。
例えば印刷用紙が詰まったり、会社サーバーへのアクセスがロックさせていたり、提出された書類に不備があったり、支店との連絡ミスで会議がブッキングしたり。
些細な事からかなりの問題が一気に出て来た。
「晩御飯、作る元気ない……。私の幸せ頑張れない……」
洗濯物を畳むことを諦め風呂をシャワーだけにしてでも調理だけはなるべくやってたんだけど、今日は無理。不本意だけど仕方ない、カップ麺にしますか。
「買い置きはあるけど何にしたもんか」
あちゃ、電気ポットからっぽだ。朝電源切ってそのままだったわ。どーしよ、ヤカン……は火の守がしんどい。時間かかるけどポットにしよう。
「…め…の。……めぐみ殿!起きるんだめぐみ殿」
………っ!
「お、おあー、家康くんおはよう?」
……しまった寝てた。えーっと、そう、そうだ。お湯待ってたんだった。しかし今日来ちゃったかぁ。何もないよ作ってあげられないよ体力残ってない。
「掛布もせずに休めば体調を崩す。せめて何が羽織って欲しい」
「ああい、ありがと。でもまぁ、これからご飯だから」
「……今から火を入れるのか?」
止めておいた方がいいのでは、と目が語っているけれど。
「お湯入れるだけだから問題ない」
「湯づけでもされるのか?」
「まー、みりゃわかるよ。味すごい濃くて辛いかもしれないけど家康くんも食べる?」
「……簡単なものであるのならば」
気遣いと興味半々の家康くんとのため、カップ麺二つを適当に掴む。調味料とかやくをばらして、保温になっていたお湯を注いだ。
「す、素晴らしく胃袋を刺激する匂いだな!?」
「おだしばりばりだからね」
蓋の隙間からくんくん鼻で嗅いでいる青年に笑いながら、三分タイマーを仕掛る。鳴ったら食べようと告げて、今か今かとそわそわしている家康くんを眺めた。
ああああ、こら一分も経たずにあけてはいけません!!
◼️早くて美味いかた焼きそば
母さんの仕送り段ボールに入っていた、皿うどんの袋。野菜炒めてトロミ粉(味付き)を水にとかして煮固めて、パリッパリの麺にぶっかけるだけのお手軽食品。
手間はいろんな野菜と肉類(ハムとかでもOK)を大雑把に切り刻むだけなのにね。餡がバランスが良いしょっぱさの中華味でおいしいんだ、これ。昔好きだっていってたの覚えててくれたんだなぁ。
「めぐみ殿、居られるか?」
「あれ、なんかタイミング早いよ家康くん」
「たいみんぐぅとは間が良い事だったか」
「正確にはただの間」
和製英語な意味はね。冷蔵庫からキャベツやら人参やらをひょいひょい机に散らかしているのを見て、いつもより早くこちらに来たことに気付いたらしい。
ビニール袋に収まった野菜を、というかビニール袋を興味深そうに触って観察していた。……まぁ無いわな、昔には。
「早く来たンなら手伝ってちょうだい。はい、絹さやの筋取りぐらい出来るでしょ」
一緒に送られて来ていたそれを片手半分程押し付ける。ぱちくり、とまばたき一つ落として、任せろ!っと破顔した。
せっせと筋を引っぺがす家康くんは手慣れている様子で、ちょっと意外だった。だって人質暮らしが長いとは言え、料理には縁遠い生活だと思ってたから。
……まぁ、よくわからない世界の徳川家康だし、気にしないでおこう。
「すんだらこの葉っぱ4枚ほどバラしといて。芯に切れ込み入れてるからすぐに取れると思う」
「ずいぶん大きな菜っ葉だな。それに大分固い……」
「しゃきしゃきして美味しいよ」
火を入れすぎなければだけどね!
ぐるぐるキャベツを回す家康くんを尻目に、玉葱やら人参やらを切り刻む。ストトントンっとね。ちゃっちゃとフライパンにほうり込んでいると、絹さやとキャベツの処理はすんだらしい。
「はい、菜箸。これ切ってるから、炒めてる野菜混ぜといて」
「容赦がないぞめぐみ殿……」
「働けるなら働いて食え」
完成してるならしょうがないけど、出来てないんだもの。お客さんはお断りします。
なんだかんだ言いながら楽しそうに菜箸を走らせる家康くんに笑いながら、横からどさどさ刻んだキャベツとハムを追加していく。
「はい焦がさないでね!」
「ひ、火が!?いきなり大きくなったぞ!?」
気にしない!っとさっくり切り捨てて、トロミ粉を分量の水にとかす。多めの水で全部を固めるとか考えたもんだわ。
コンロに戻って中火に調節。さて。
「はい、だばぁ!しっかり混ぜる!」
「わ、わかった。………お、おおお!?水が固まっていくぞ!いい匂いもしてきた」
あああこら手を止めるなダマになるダマになってる!慌てて浚に火力を下げて箸を奪うもちょっと塊があああああ!
「うん、家康くん減点」
「………手厳しいな」
ま、初めてのあんかけなら仕方ないか。フライパンを火からあげて皿に出していた固焼きそばにダバッとぶっかける。
お手軽簡単あんかけ固焼きそば完成!
「ありがと、家康くん。おかげで楽ができたわ」
「いつも振る舞ってもらうだけだったから、こう言うときはいくらでも言ってくれ」
鳥ガラスープのあんかけがほかほか立ちこめている部屋で、はいいただきます。
「うおー、相変わらずかってぇ」
「そうかな?干飯に比べたらパキパキと割れて食べやすいが」
あー、お互いの時代差が激しい。
「歯ごたえのある揚げ麺?かな。それに柔らかいつゆがこれでもかと絡んでうまい。硬さとはんなりとした舌触りが何とも楽しいな」
「美味しいよねこれ。私大好きなのよ」
簡単で食べ応えも抜群だし。あと2袋入ってたからまた作ろう。
「なかなかクセになる味だ」
「おいしいでしょ。でももっとすごくなるわよ?」
「これ以上驚くことがあるのか?」
皿を見つめながら、好奇心に目を輝かせる。まぁ、食べてのお楽しみね。しっかり味わって食べるがよいよ。家康くんにニヤリと笑って、硬い麺を粉砕して餡にからめ
半分くらい食べ終えたころかな。そのくらい経って。
「おお、これは…」
「あ、わかった?」
そうこれ!この硬さが一番好きなのよ。
「なるほど、カチカチだった面がつゆをしみこませ、優しい歯ごたえへと変わっている。まるで元親のところで食べた丸ごとベイカのような柔らかくもプチリとした感触」
ちょっと待ったそれイカの甲ごと食べてるよ食べ方間違ってるよ吐き出そうよとツッコミを入れたかったけれど、大真面目に皿うどんをかみ締めている家康くんをみてタイミングを逃してしまう。
「途中で食感が変わるとは面白い料理だな!ワシは気に入った!」
「あー、うん、ありがとう」
…なんだろう、私が好きな食べ物を気に入ってくれたのは純粋にうれしいんだけど、この何とも言えない気持ち。
ま、いいや。ふやけきる前にアルデンデ皿うどんを食べちゃいますか!
◼️カロリーを気にしてはケーキは食べられない
「苺大福っていうとあんこと苺入りの餅のイメージしかないんだけど」
久しぶりにケーキ屋に寄って、三つほど一気に買ってしまった。チーズケーキ、サバラン、そして件の苺大福。
苺大福と言う名の、ショートケーキの求肥包みだわね。ほんのり甘いもちもち皮に、砂糖が効いたクリームとスポンジが相性良くてとてもおいしい。うへへ、久しぶりね贅沢やー、とニヤニヤ笑っていたのだけれど。
「めぐみさん今日は!今日は何鍋?」
「………秀秋くん、ここはご飯食べに来るところじゃないと何度いったら」
あちゃー、ご飯時じゃないと滅多に押し入れ住人は来ないのに。今日はケーキとお茶で昼夜はサラダだけにしようと思ってたんだけどなぁ。
元気いっぱいににこにこ笑っている秀秋くんに、まぁいいか、と肩を竦めた。んだけども
「金吾、またこの世界に逃げ込んだか」
「も、ももも毛利様!に、逃げたんじゃないよ襖開けたらここだったんだよ!」
「貴様にはいくつか課題を出していると隆景が言っていた。なぜ外に出ている」
「ひ、ひぃ!厠!厠に行きたくて!」
あー、お二人さんこっちに来る度に秀秋くん罵り大会開催するの止めませんかね。
「邪魔をした。帰るぞ金吾」
「はぃいいぃぃ!」
何もよこせと言わない毛利さんはすごくすごくいい人に見えて困る。実際は秀秋くんへの対応を見ればなかなかえげつない人なんだとは分かるんだけども。
基本的にここの事は勝手に繋がる厄介な、そしてどうでもいい存在と見なしているようで、住人としてはとても助かる。
……最初は酷かったけどね!?
「あー、ちょい待ちちょい待ち。ルール……規定上?なにか食べてもらわないとそっちに繋がったままになるのよ。詳しくはわからないんだけど、前試したらダメだった」
「……面倒な」
舌打ちまでしてるよこの人。表情変わってないけどさ。そんなに秀秋くんに餌付けされるのが嫌なのかなんなのか。
「今日は甘い物しかないのよね、作ってない」
「甘いもの!?僕食べたい!」
んん?秀秋くんが喜ぶのはわかるんだけど、珍しいく毛利さんの目尻が動い……た?分からん。二人の顔を確認すれば、とろけるチーズもびっくりなふにゃけた笑顔と鉄仮面。うん、分からん。
「これ、私だって贅沢なんだからね?味わってよね!?」
「はいいいぃぃ!!(なんかお姉さん怒ってるぅぅ!?)」
ケーキ皿なんて高尚な物はない。訂正、出さない。あるにはあるんだけど、慎重に洗うのが面倒なのよ。それに準じて紅茶もマグカップ。グラムが1200円する、ぼちぼちいいやつなんだけどコップのせいでいろいろ台なしだったり。
砂糖はどうしようか悩んだけど、まぁ無しでいいか。この人達は甘いお茶に慣れてないだろうし。
「はい、好きなの選んで」
ぽんぽんぽんと三つ並べて特徴を説明。どれにしようかな、と両手を握ってキョロキョロしている秀秋くん。を放置して毛利さんがあっさり苺大福の皿を拾った。
「ああああああ!それも美味しそうだと思ったのに!」
「騒がしい。早に選ばぬお前が悪い」
さっと取り出した懐紙の上にすけ、黒文字で口にしようとして挫折。諦めてスプーンを使った毛利さん。
「風情がなく好かぬ。桜の枝にて作られた匙を用意しておけ」
「高いよ!?」
「んー、次までに作ってもらうね」
なんにも望まなかった毛利さんまさかの右斜め上。と思ったら秀秋くんに向かって言っていたのかよかった。ってそれはあれですか。
「次回も甘い物を用意して欲しい、と?」
「………………」
返事がないけどそうなのね?好きなのね?餅好きなのは何かで読んだけど、甘い物好きは読めなかった予想外。
プリンぐらいでお手軽に行きますかぁ。いつ来るかわからないから手づくりかな。バニラエッセンスなら賞味期限切れたのがあったはず。香は大丈夫だったよ!成分はダメかもわからんね状態だけど。
「おいしい!この丸いのすごくおいしいよお姉さん!」
「ん、よかった。外国のお酒をフラン……加熱して、カステラに染み込ませてあるのがしっとりしてるでしょ」
「この花みたいな香の正体はお酒かぁ。いっぱい食べたいけど、甘いものが食べられるだけで贅沢だもんね」
うまうまうまうまと、いつもなら大口で掻き込む秀秋くん。さすがに今回はケーキのサイズに合わせて小さなスプーンでちまちま口に含んでいた。
ちらりと毛利さんに目をやれば、中のホイップクリームを少しだけなめとり、難しい顔をしていた。そんな渋い顔しながらケーキ食べるもんじゃ無いって。
「毛利様気に入らなかったの?僕もらっていい!?」
秀秋くんのスプーンが延びるのと叩き落とされるのはほぼ同時。極寒零度の視線が突き刺さり涙目になっている。小さい子を虐めてはいけません。
「ほら、こっちも食べてみる?酸味がさわやかでおいしいよ」
「ホントに?食べていいの?」
「一口だけね。大口は許すけど!」
「ありがとー!」
リアルショボン顔をあっという間に作り替え、踊り出しそうな表情で私のチーズケーキをさらっていく秀秋くん。予想はしたけど遠慮しないね全く。
おいしい!幸せだ!と体いっぱいで表情してくれる秀秋くんはかわいいなぁ。ちょっと太り気味ではあるけど、でも可愛い。
反対に渋い顔をしていた毛利さんは、無表情に戻ってもくもくとスプーンを進めている。ピクリとも顔付きは動かないけれど、口にしたケーキをこれでもかと咀嚼してゆっくり飲み込んでいた。
「さっき舐めてた白いのは、生クリームという牛の乳の脂分が多いところに砂糖を加えひたすらひたすら空気を含ませながら混ぜたものですよ。
乳を振ると成分が分かれるので頑張れば何とかなる、かもしれません。」
ピタリ、と止まる匙と顎。
砂糖、朝廷か……。と独り言を呟く毛利さん。毛利さんと同じぐらい真剣な顔をして私を見つめている秀秋くん。あ、あれ?そんなキリッとした顔出来たの。
うんうん、となにやら納得したのか、サバランと苺大福攻略に戻る二人。
……どれだけ食べたいんですか。
◼️3人で食べる偶数のピザ
「うぉああああああ!?」
「めぐっ、ぐはぁ!」
「す、すみません黒田さんすみません大丈夫ですか!?」
「小生の、事は……捨て、置いて……ぐふ」
「官兵衛、流石に女性の拳でそこまで苦しまないだろう?」
家康君の言葉に、
「あー、ばれたか。小生は大丈夫だ、全く問題ないんだなこれが」
と元気いっぱいに動く官兵衛さんに心底安心する。
着替えようと思って押し入れに近づいたら勝手に開いてびっくりした。今は反省している。むしろ私の右手が痛い。ちょうど手が当たる鳩尾を殴ってしまったのに、ダメージが入ったのは私の方だ。
「あー、スマンめぐみ。男の体なんざ殴ったから痛いだろう?」
「殴るにもコツがいるんだ、気をつけないと筋を悪くしてしまう」
家康くん、そういう問題なんだろうけど、何か間違っている気がするの。黒田さんも、素手で戦場に出ている権現は言うことが違うなって納得しないくださいよ!
「えー、はい、とにかく大丈夫。大丈夫です。ちょっと痛みましたけどすぐ落ち着きました」
「ならよかった」
間接をぐにぐにと振り伸ばし、落ち着いた痛みに息を吐く。心配無いと分かったのか、うんうんと頷いたあとそわそわしながら鼻を鳴らす黒田さん。はい、おいしそうですよね!まったく!
「ところで、その、めぐみ?今日は何を作ったんだ?何か香ばしく焼ける匂いがして小生は凄く気になるんだが」
「………でっすよねぇええ!
あーあーあー、今日はピザですよ、えぇピザ。玉葱すり下ろして泣きまくりながら作ったとっておき」
どうしてこう、手間のかかるものを作ったときに押し入れが開くのか。一月ぶりの二連休だからと、微妙に出回り出した夏野菜をフルに詰め込もうと奮発したのに。
強力粉とイーストを混ぜた生地を10分以上バコンバコン机にたたき付け、筋肉質になったわ。ソースだって、一時醗酵中に玉葱をすり下ろして種まで取ったトマトとひたすら炒めて炒めて炒めて水分とって味を調節した手づくりですよ!
チーズも最近バカ高くて、滅多に買わない高級品だったのに。目一杯ピザ生地にばらまいちゃったのに。
「なんでこういうときに限って二人なのよおおお!」
ピザが焼き上がるのに何分かかると思ってんだ二枚目なんざ作らんわ、もう残りの生地なんざ冷凍したわ!
苦労を思い出していきなりキレだす私にうろたえる二人。いや理不尽だって分かってる、向こうも話しを聞くかぎり完全に事故だ。でもでもでも!納得いかないって流石に!
「すまんなめぐみ。小生たちもこればかりは…」
「たいみんぐぅはワシには選べないんだ、本当にすまない」
さりげなくタイミングを使いこなしてるよ家康くん。うぐぐ、と唸りながら、もう一回ため息。のタイミングでオーブンレンジが焼きあがりを知らせる。タイミングのタイミングがタイミングだよ全く。
「まぁ、いいです。次回はおとなしくピザソース買いますよ、えぇ」
25センチぐらいのピザも、男二人も居たらたかが知れている。満腹にはならないだろうけど、流石にサブを作る元気はない。……満腹にならなくても押し入れ直るのかしら。
「はい、ドーン!夏野菜乗せまくりベーコンピザでございます!」
「おおおぉぉぉ!」
「こ、これはまた……」
焦げたチーズとバシルの匂いに私のお腹もきゅるきゅるだわ。
ちなみにバシルはプランターに雑草のごとく育ったのを使ってます。ハーブ類マジやばいよ蔓延るよ。プランターじゃなければ庭が全滅してる。アパートだから庭ないけど。実家が一時期ミントに侵略されて大惨事だったのは忘れない。
「すっごい簡単に説明すると、挽いた麦を練って、野菜と醗酵乳と燻製肉を乗せて焼いたもの。私も(手間とチーズの値段的に)滅多に食べれない貴重品!味わう事!」
「気迫が凄いぞめぐみ殿……。ともかく分かった、心して賞味させていただくよ」
ごくり、と喉を鳴らす黒田さん。真剣な顔をして分けたピースを掴む二人。あ、私もね。流れ落ちそうになる具を慌てて留め、パクりと一口。
「はふ!、あっつ!」
「っ!……!!」
「う、うまい……!」
チーズとベーコンとバシルの特徴的な香りが爆発しすぎて旨くて濃い。うあー、さいっこう。
火傷しそうなほどやけたチーズが、一緒に乗せたナスとピーマンの存在をちょっと押しやってる。ホロリと効いたピーマンの苦みがなんとか生き延びているくらい?もうメインチーズ。
手づくりしたピザソースも、店売りの香辛料強さがなくチーズとベーコンの引き立て役になっている。おいっしいいいい!
「すさまじい重量を感じさせる一品だな!?ほのかに甘い、この赤いタレがなんとも言えない風味を醸しだし全体をまとめているのか」
「この溶けた黄色いのがまたいいな!なかなかきつい臭いだが慣れたら野菜や肉とすごく相性がいい!」
二人もどうやらお気に召してくれたようで、はふはふと熱を吹き出しながら必死にピザをかじっている。ああおいしい。
みょーん、と延びるチーズにわたわたと焦る家康くんに笑いながら、あっという間に一切れ目を食べ切り次へ手を出した。
ところで、ピザって4回カットするじゃない?つまりは8ピース。それを三人で食べるとなると、後はわかるよね?
「しょ、小生だけ二切れ!?なぁあぜじゃあああああ!?」
手直しほぼ無し