『ホテル:霧影 悠生』
ホテルに戻るやソファーに寝転んでしまった
ペルソナの能力を発動させたのが原因か…?
ひとまずアイスを咥える…葡萄の甘酸っぱい風味が口に広がる
一つ、ペルソナの事で気になっていることがある
ペルソナは神話に登場する神や悪魔、実在した者など
形は様々であるが世間に知られていないにしても何かしらの名前が残されている者だった
しかし、ファンクションは英語で言う関数とか機能とか、早い話単語で神とか英雄とかで実在した訳ではない
これが何を示しているのかは分からないが自分が持っているペルソナは少し別物と考えたほうがいいだろう
何というか自分が仲間外れにされているようで気に食わない
…余計な事を考えたせいか腹が空いたな
霧影 悠生
「ん…あれは?」
ふと窓の外に視線を移すと月が紅く見えた
霧影 悠生
「ブラッドムーン…だっけ」
そんな呼び名だった気がする…たしか
正直言って紅い月は嫌いじゃない。むしろ好きだ
霧影 悠生
「…」
何か違和感を感じた…が、霧がかかったかのようにまるで分からない
霧影 悠生
「…っ!?」
ぐにゃり、と視界が歪みバランスが取れずベッドにそのまま倒れ込んでしまう
久し振りに遠出をして疲れたのかそのまま浅い眠りにつくのだった
『???:霧影 悠生』
「–––––さん」
「む––––さん」
「霧影さん!」
霧影 悠生
「っ!」
宇田川 あこ
「霧影さん!」
白金 燐子
「良かった……目を…覚ましたん…ですね。」
宇田川 あこ
「誰とも会えなくて怖かったよ〜!」
涙目のあこを抱きしめ落ち着かせるように頭を撫でる
霧影 悠生
「さて、早く海に戻ろうか」
あこ・燐子
「海…?」
二人とも豆鉄砲を食らったようにキョトンとした目を向けられる
白金 燐子
「海…ですか?」
宇田川 あこ
「そういえば黒髪の人は?」
霧影 悠生
「…ん?雨宮先輩のこと?」
雨宮 蓮、自分より一つ上の学年の先輩だ。
何を隠そう心の怪盗団のリーダーを務め、ペルソナ:アルセーヌの使い手である
アルカナは愚者、結城先輩とは違い変更はない
少し遠いが喫茶店でバイトをしているらしい、今度遊びに行く予定だ。
白金 燐子
「鳴上…?」
あれ、この前脱出した時に紹介したはずなんだけどな…
霧影 悠生
「ほら、この前ここを出た時に紹介した人だよ」
その一言を発すると共に白金先輩の顔がみるみるうちに青ざめていく
…この後、俺は白金先輩から衝撃的な真実を知ることとなる
「……霧影君、その…私達…ここから…一度も、出て…ないです」
「–––––––––え?」
PERSONA CROSS
お久しぶりです、かろうじて生きてます
ただ今第1話をリメイクする作業も同時に行なっているのでペースがかなり下がってしまいます…申し訳ございません
生暖かい目で見守ってください