俺
「困ったな…」
リサ姉はさっきからしがみついてから離れないし両腕には紗夜さんと友希那さんで全く身動きが取れない…俺は磁石か!
俺
「あのさ、トイレ行きたいんだけど…」
今井 リサ
「!ご、ごめん…くっつき過ぎちゃってたかな…」
俺
「ううん、大丈夫…あれ?」
上手く立ち上がれずバランスを崩す
俺
「うおっと」
櫻樹 和江
「よっ…大丈夫か?」
俺
「さんきゅ…大丈夫じゃないけど」
桐条 美鶴
「無理もない、4日間寝たきりだったんだからな」
俺
「4日!?」
もう夏休み中だがカフェテリアのバイトが…うーん、混乱してまとまらない!
神無 慶
「そんな心配な顔すんなや、安心せい、俺らでちゃんと店番位やっとるわ」
俺
「…本当に俺の思考読んでくる辺り流石だわ」
神無 慶
「ちゃんとRoseliaに感謝するんやな、付きっ切りで看病してたんやぞ」
俺
「そっか…結構お世話になっちゃったな」
櫻樹 和江
「お互い様だ…俺の時も手伝って貰ったしな」
俺
「そう言ってもらえると助かる」
・・・・・
…トイレも一苦労だ
俺「こりゃいつも通り動けるようになるまで時間がかかりそうだな…」
川畑 結莉
「お兄様!」
俺
「よっ、迷惑かけたな」
川畑 結莉
「どうしてそう貴方は無茶をするんですか!」
俺
「言うてしてないぞ」
川畑 結莉
「してるじゃないですか!」
俺
「もう年だからねぇ…」
櫻樹 和江
「…俺と同い年だろ」
俺
「ああ、そうだった」
神無 慶
「っ…くくく…」
今井 リサ
「…ふふふ…」
俺
「な…何さ、みんなして」
めちゃくちゃ怖いぞ
神無 慶
「あっはっはwwwww」
俺
「うおっ!?」
ビックリさせんなよ…
今井 リサ
「いや…だってその顔…wwww」
俺
「…そんな間抜け面してたか?」
櫻樹 和江
「お前自覚ないのか?w」
俺
「和江まで…」
正直和江はあまり笑わないから和江が笑う程となるとかなりのものなんだろう
神無 慶
「いや、悪りぃwwww」
俺
「ったく悪いと思ってないだろ…」
…ん?
俺
「…桃」
白金 燐子
「え?」
俺
「あ、いや…桃あるのか〜って…」
白金 燐子
「剥きま…す?」
俺
「良いんですか!?」
白金 燐子
「良い…ですよ…」
俺
「ありがとうございます!」
神無 慶&櫻樹 和江
「…」
無言の笑みやめろ!
・・・・・
俺「…ここ何でもあるなぁ」
冷蔵庫、シンク、クローゼット、個室トイレに風呂まで
…皿まで用意されてるよ
その時ノックの音が聞こえ…
看護師
「失礼します」
俺
「あ、はい」
神無 慶
「それじゃ、俺らは一旦帰るからな〜」
結城 理
「…お大事に」
鳴上 悠
「安静にな」
俺
「…どうも」
看護師
「…では、説明の方をさせて頂きます」
・・・・・
看護師さんからの説明を要約するとこんな感じだ
・ここは特別病室で朝と夜の診断の時にいれば基本的に出入り自由
・携帯などの通信機器の使用も可
・包丁は使用する際はブザーを押す事
・医院長が父さんの知り合い
看護師
「医院長がお父様に宜しく…との事です」
俺「あはは…」
…久し振りに電話するか
看護師
「最後にこちら」
渡されたのはいかにもなアタッシュケース…二つも
看護師
「美鶴様が電話をするように…との事です」
俺
「…わかりました」
看護師
「何かありましたら私までご連絡ください…では」
俺「ありがとうございました」
軽く一礼をし退出していく
俺
「…ふう」
先日拾ってきたアタッシュケースの方を開ける
そこには例のナイフと腰につけるタイプのホルダーが入っていた
しっかりと固定しナイフを留める
白金 燐子
「その、桃…剥けたよ」
俺
「わぁ…」
桃なんていつぶりだろう…!
しかも食べやすいように角切りだ!
俺
「それでは…」
白金 燐子
「…あーん」
俺
「…?」
ん…?
俺
「あ、あーん…」
口を開けると桃が運ばれる
俺「…あむ」
白金 燐子
「ふふふ…」
…めちゃくちゃ恥ずかしい
白金 燐子
「美味しい…ですか?」
俺
「美味しいです…」
白金 燐子
「あーん…」
俺
「…あむ」
・・・・・
俺
「美味しかった〜!」
白金 燐子
「そう…ですね」
途中から私も食べちゃった…
俺
「…」
み、見つめられてる…!?
白金 燐子
「な、何ですか…」
俺
「先輩どうして敬語なんですか?」
白金 燐子
「どうしてって…」
そんな事考えた事ない…
俺
「タメでいいですよ、先輩ですし」
白金 燐子
「じゃあ、その…桃、美味しかったね」
俺
「ですね!」
白金 燐子
「…」
俺
「…先輩?」
白金 燐子
「っ!な、何でもない…」
可愛かったなんて…言えない…
俺
「ちょっと俺飲み物買ってきますね」
白金 燐子
「だ、大丈夫?」
俺
「リハビリも兼ねて行ってきますよ」
白金 燐子
「うん…わかった」
PERSONA CROSS