雷刃がデスゲームでボクTUEEEする物語(仮) 作:蒼天の翼
そこのけそこのけボクらが通る!!
…………今のボクは一人だったよ。
この物語は、ボクが強くて凄くてカッコイイお話だよ!
黒い人の活躍が見たい人は、ボクもある程度黒い人だから我慢して読むんだぞぉ。
あと、えっと、
『SAOもリリカルなのはも一通り読む、観る、しただけの作者が気ままに書きます。
ギャグの一つと思って気楽に楽しんで下さい。』
だってさ!分かったか?
それじゃボクはもう行くぞ。
王様もシュテるんも…ボクの事を待ってるはずだからね!
ばいばーい!
ピョン!………ゴン!!
ここは町の路地裏。
立っていた箱の上から勢いよく、前のめりに飛び出した水色ツインテールの少女。
いつもならばそのまま、まるで魔法使いか妖精かのごとくふわりと宙に浮かび、ロケットのように飛び去れるのだが。
今日はそうは行かなかったようで。
「痛っ!?」
顔から地面にダイビング。
女の子なのに顔に傷が付いたらどうするのかと言ったところで、本人はこれっぽっちも気にはしない。
なぜならば、彼女の体は魔力で作られており、転んだなんて少しの傷くらいパパッと治せてしまえるから。
え、魔力って何?
それは『魔法少女リリカルなのは』をご覧下さい。(宣伝じゃないよ)
「おっかしいなぁー、何で飛べなかったんだ?」
小首を傾げる少女。
「よし、もう一回!!」
ーーーーーー
「さっきから一体何の音だ?」
片手剣のみを相棒とする、後々『黒の剣士』の異名を取る少年……キリト。
道具屋でショッピングしていると、5分ほど前からドン、ボン、バンと言った不規則な音が聞こえてきたため、店の脇から路地裏へと進んでいた。
ここはソードアート・オンライン。フルダイブゲームの中。
あっという間にデスゲームと化した、ゲームの中の第1層。
路地裏はごった返した町中とは違い、不規則な音を除いては閑散としている。
不規則な音が近付き、キリトは角を曲がる瞬間、一際大きな音と衝撃がきた。
「何度、やっても、飛べないー……」
「は………?」
そこには全体的に黒い服の、水色のツインテールをした少女が、恐らく木箱であったものの木片に埋もれて目を回しているという何とも不可解な状況が広がっていた。
あまりにも不可解過ぎて理解しようと頭を回転させていると、水色の少女がキリトに気付いた。
「うーん………ん?お前、誰だ?」
「は、あ…俺の名前はキリト。君の名は?」
水色の少女から問いかけられ、一瞬の間の後名乗る。
売り言葉に買い言葉。ではないが、自分からも少女へ名前を聞く。
すると、少女はガバッ!と立ち上がり、目を輝かせ、日曜テレ朝のヒーロータイムのごとくポーズを取った。
「ボクは雷刃の襲撃者、レヴィ・ザ・スラッシャー!!
強くて凄くてカッコイイんだぞ!!」
バーン!!と効果音でも付きそうな少女を見て、余計な事に巻き込まれてしまった気がする、と少年は思ったとか思わなかったとか……。