燐子をヤンデレにしてみた   作:ゆっくりいんⅡ

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 何か続きました(雑)
 当初は他キャラのヤンデレも考えましたが、やっぱ一番好きなキャラを暗黒面に染めるのが楽しいかなーって(ゲス笑み)
 まあ他にもヤンデレさせたいキャラは居るんですけどね。Roseliaはあこ以外ならいけるし、アフグロは蘭、パステルは……え、好きなキャラヤンデレにしたいだけ? ハハハ、何のことやら(目逸らし)
 皆さんはどんなキャラのヤンデレが見たいですか?(露骨なネタと感想稼ぎ)


燐子は他の女の名前を聞きたくない

 私、黒峰悠華は動けない状態になっている。

「……むぅ」

「あのー、燐子さん? そろそろ離してもらえると嬉しいんだけど」

「……ダメ。ユカちゃんが悪いんだから」

「私が何をしたっていうのよ」

「……むうぅ」

 後ろから更にギュッとされました。押し付けられる二つの感触とぷくぅと膨らませてる顔のコラボレーションが容易に想像できる。ウチの幼馴染は想像の中でもカワイイ(断言)

 閑話休題(そうじゃないでしょ)。

 さてどうしてこうなったか、ちょっと前を思い出そう――

 

 

「次のカバー曲?」

「……うん。メンバーのみんなでそれぞれ一つ提案しようって。……ユカちゃん、何かないかな……?」

 昼休み、本日は天気もいいから屋上でのランチだ。普通閉鎖されてる? 別にいいでしょ屋上くらい使っても(普通に開放されてます)。

 弁当をつっつきながら、燐子に曲の相談を持ちかけられた。部外者の私が答えるのもどうなのだろうか。まあ参考にする程度なら問題ない、かな?

 それはいいんだけど燐子、ピッタリくっつきすぎじゃない? ほらその辺にいる百合族の人達が反応する――いやあーんじゃないから、お弁当の中身(私が作ったから)一緒だし。

「……ユカちゃん、私のアーンは、いや……?」

 そんな涙目で言うんじゃありません、卑怯すぎるかわいさで私の中の嗜虐心がムクムクしちゃうでしょうが。仕方なく乗り気でアスパラガスの肉巻きをパクリしたら、花の咲くような笑顔になったから良しとしよう。

 そこの女子達、サムズアップしないの。いやゴッテイストって何よそれ。

「んぐんぐ。別にいいけど、私ジャンルの偏りが酷いわよ?」

「……大丈夫。ユカちゃんなら、何でも受け入れるから……」

「いや燐子だけじゃなくてRoseliaの話でしょ」

 あとその発言ストップ、別の意味に聞こえるから危ないし、そこまで懐広いのはおかしいから。

「……? 別に、普通だよ……?」

 何で純粋無垢の表情で私の方がおかしいみたいに見られてるんだろう。この幼馴染なんなんだ……あ、ヤンデレだったわ(悟り)

「じゃあ遠慮なく言うけど」

「……バッチコイ、だよ……」

「孤高の創世」

「……アニメ挿入歌じゃないのが痛い、かな……?」

「湊さんには合うと思うんだけどね、銀髪だし。えーと、凶夢伝染」

「……ホラーだし、観るのが厳しい、かな……?」

「いつも観てから歌ってるの……? あこちゃんがアリ○ロやりたいって言ってたけど、いけるのかなあ」

 うーん、他にもあるけどこっちは知名度が更に低くなるし、どうしたものか。

「…………」ジー

「……ん? どうしたの燐子?」

 そんなジッと見られても、カワキレイだなー最高の幼馴染だなーしか言えないよ? あ、カワキレイはカワイイ+キレイの合わせ技で、ウチの幼馴染はこれがデフォだから(絶妙に頭悪い)。

 まあ目のハイライトが若干消えてるけど、それでもウチの幼馴染がカワイイのに揺るぎはない(末期)。

「……ユカちゃん、さっきから他の人の話ばっかり……」

「そりゃまあRoseliaの事なんだし、他の人のことも考慮に入れるべきでしょ」

 燐子を通じてだけど、彼女達とは交流もあるんだし。だったら皆に合う曲を考えるのは当然かと。

「……そっか……。ユカちゃんは、Roseliaのことも考えて、くれてるんだね……?」

「そりゃあそうよ。私は燐子の、Roseliaの1ファンなんだから」

 あの惚れこむ演奏があったからこそ、私は燐子のRoselia入りを押したんだし。

「……うん、それならいいんだ……ごめんね、ユカちゃん、変な想像しちゃって……」

「大丈夫、燐子が思い込み激しいのは知ってるから」

「……ユカちゃん、ヒドイ……」

 私怒ってますって感じで不満気だけど、あなた普段の言動思い出しなさいよ? とりあえず、ご機嫌取りに頭撫でたら嬉しそうだったので、良しとしよう。

 

 

「……私、納得した、感じを出してたよね? ……アレは、嘘だよ……激おこだよ……」

「心読んでるの?」

「……? ユカちゃんの、考えてることなら、大体分かるよ……?」

 何その当然と言わんばかりの感じ、怖い。我が幼馴染は現実逃避(回想)も許してくれないようだ。

「……理屈では、納得できるけど……ユカちゃんが、他の女の子のこと、考えるの、やだ……」

「相手は私のこと、女の子と思ってるのだけど……」

「……そういう問題じゃない、よ……」

 ホールドが更に強まる。あ待って燐子、お腹弱いからそこに触れるのは、

「んぅ……!」

 思わず変な声が出てしまった、だからそこはダメだって前から言ってるのに……

「……ふふ、ユカちゃんのそういう声、すっごい可愛い……」

 カワイイのはそっちの筈なんだけど、という余裕もなく横目で見えた燐子の顔は恍惚に蕩けている。う、本能に悪い影響が……見た目も心もほぼ女とはいえ、私にも『男の娘』の部分はあるのだ。……何か違う気がするけど、あるったらあるのだ。

「……ねえ、ユカちゃん。ちょっとだけ、ちょっとだけ、いいかな……?」

 燐子の顔が少しずつ近付いてくる。唇やーらかいんだよなあ、じゃない喰われる(今更の危機感)。

「り、燐子落ち着いて、ね? さっきの事は謝るから、まずは離れよう?」

「……大丈夫、これはユカちゃんに対する罰だから。ユカちゃんは、受け入れればいいんだよ……? だから、私に全部任せて……」

 それ男が言うセリフじゃないかな? あ、私男の娘だから問題ないのか(違う)。

 それ以前に、燐子から漂う魔性というか、妖艶さから逃げられそうにない。瞬きも出来ず、燐子の顔が徐々に接近し――

 ちゅっ

「……ふぇ?」

 深いのは覚悟しないとかなーとか考えていたが、予想が外れて頬への軽いものだった。

「……りんちゃん?」

 腕の拘束が解かれたので振り向いてみると、

「……っ、……!」

 顔を真っ赤にして抱きしめた枕に顔を埋めている。何このイキモノクッソ可愛い、抱きしめよういや抱きしめなければ(使命感)

「……ぁ。ユカ、ちゃん……?」

「んー、りんちゃんはかーいーねー」

 勢いで枕ごとホールドしてしまったが、そんなことはどうでもいい。「ゆ、ユカちゃ……あぅ……」と、抵抗をすぐ諦めてされるがままになったので、思いっきり撫でまくった。気持ちよさそーな顔しちゃってまあ。

 そーだよねー、前回のキス(前話参照)は全部私からだったからね、燐子は精一杯頑張ったんだよねーえらいえらい。

 ……え、こういうことしてるからヤンデレ化が進むんじゃないかって? うるせえ、そんなことよりカワイイ幼馴染を愛でるのは幼馴染の義務であり特権だ(イミフ)。

 

 

「ユカちゃん……私は、いいよ……?」

「抱き枕になるのが?」

「……っ」

「痛い痛い、ごめんって燐子」

 鈍感主人公みたいなこと(?)言ったら、頬を膨らませた幼馴染に枕で叩かれています悠華です。まあポフポフ言うだけなので全然痛くないんだけど。

 ところで燐子さん、振り回してると枕の中身出ちゃうからその辺に――何でまた顔を埋めてるのよ、いや思いっきり深呼吸して「ユカちゃんの……匂いがする……」じゃないでしょ、蕩れ顔しないのエロいから(本音)

 閑話休題(そろそろ落ち着け)

「で、カバー曲の件だけど……燐子? りんちゃーん?」

「すうー……っあ。ご、ごめんねユカちゃん……ユカちゃんの匂いに、溺れちゃってた……」

「私の匂いは中毒性でもあるのかしら」

「……幸せな気持ちにも、なれるよ……?」

 ヤバイ薬かハッピーなお菓子の粉じゃないんだからやめなさい、エヘヘって照れ笑いしても――カワイイから許しましょう(真顔)

「そもそも本物がここにいるじゃない」

 冗談めかして自分の薄い胸(当たり前だ)に指を当てたが、

「……!」

 え、何その盲点だったみたいな顔。ちょっと待って四つん這いで迫ってこないで腰に手を回すのはダメだって――

「ひゃっ!?」

「……ふふ、ユカちゃん捕まえた……♪」

 はい、動揺してる間に捕まりました(白目)。コラコラ、首筋に顔を埋めて全力の深呼吸はやめなさい。

「…………っっっ。これ、癖になりそう……」

 さいで(白目)。美少女の幼馴染に二度も抱きしめられるのは役得(傍から見れば百合)だけど、絵面的に大丈夫なのだろうかこの構図。私は全然オッケーだけど(意味なし)

「……? 美少女って、ユカちゃんのこと……?」

「いや、燐子のことよ。私は自分を美少女と言うほどナルシストじゃないから」

「……? ユカちゃんは、カワイイし、キレイだよ……?」

 あら嬉しいこと言ってくれるじゃないこの幼馴染は(←カワイイとかキレイと言われて喜ぶ奴)。

 まあ主に燐子(アナタ)と母親(アレ)が着飾らせてくるせいだと思うけどね!

 閑話休題(よしCOOLになろう)。

「……で、改めてカバー曲の件なんだけど」

「……ユカちゃん、顔が赤いよ……? 大丈夫……?」

 誰のせいだ誰の、とは言わないでおく。散々首筋クンカクンカされた上に弱いところ触られまくったら、誰でもこうなる。色々落ち着くのが大変だったのは内緒の話。

「……ユカちゃんが最近、聴いてる曲はどうかな……?」

「え、それは流石にダメでしょ」

 ジャンルの偏りがヒドイのは自覚しているため(しかもマイナー)、流石にどうかと思う。ものによってはBGM系だし、何よりスコアがぬえ。

 ……がしかし、幼馴染の見せて見せてオーラ(犬の垂れ耳が幻視できる)を向けられている以上、出さないという選択肢は無かった。カワイイからね、仕方ないネ(カワイイのゲシュタルト崩壊)。

「えーと、『虚空の夢』、『一欠片の死者の夢』、『Whiches night』、『死欲の魔女』、『最期のレクイエム』……うん、これはダメね」

 どう考えてもライブで盛り上がらないダウナー系ばっかりだった。Roseliaのメンバーは艦こ○とか東○のアレンジとか分からないでしょ、何故こんなに偏るし(←好みの問題)。

「……ユカちゃん、試しに弾いてみない……?」

「……演奏はいいけど、参考にはならないと思うわよ?」

「……何事も挑戦、だよ。それに、煮詰まったら気晴らしも必要だから。……それに、ユカちゃんと一緒にやりたい」

 最後が本音な気はする。とはいえ煮詰まって……あれ、ほぼいちゃついていただけな気がする。まあ、息抜きは重要か(真顔)。

「じゃあはい、イヤホンとスコア」

「……ユカちゃん、まさかこれを予測して……?」

「? いや、燐子と歌いたいから作っておいただけよ?」

「! ……ふふ、ユカちゃんは、色々凄いね……」

「? そう?」

 単純に『絶対音感』のお陰で、大雑把ながら音を拾えるだけなんだけど。しかもスコアはキーボードしか書けないのであまり意味がない気がする。私、メインがボーカルだし。

「……うん。ユカちゃんのお陰で、新しい世界が開けていく気がするし……私も、一緒に弾きたいから……」

 ……だがまあ、幼馴染にそこまで言ってもらえるなら、いいか。

 

 

 準備が済み、ユカちゃんは姿勢を正して呼吸を整える。私もピアノの音を何度か確認し、ユカちゃんのスリーカウントでいつもの、二人だけのセッションが始まる。

「LaLaLa LaLaLaー♪」

 ピアノだけで足りない音は、ユカちゃんのボーカルが補ってくれる。紡がれる歌声は高く澄んでおり、これを聴いた人は男の子(娘)が歌っているとは思わないだろう。

 

 崩れて 剥がれて 堕ちた 一欠片の夢

 

 サビに入ると、歌の勢いが強くなるのはユカちゃんの癖だ。響く歌詞は胸を抉るような悲哀を訴えてくる。でも、その感覚は嫌じゃない。ユカちゃんと一緒に弾ける、それだけで気分が高揚してくる。

 ……ユカちゃんは私の部屋以外、本気で歌うことはない。女子高に通う男の娘(事情が事情)だからなるべく目立たないように、普段は抑えているのだ。それでも(忌々しいことに)バンドの勧誘を受けたのだから、凄いと思う。

 ……正直、ユカちゃんは友希那さんに匹敵するレベルだと思う。「そんな訳ないって」とユカちゃんは謙遜するが、そんなことはない。豊かな音域と表現力、子供の頃から一緒に奏でてきた私には分かるのだ。

 

 溶かして 忘れて どうか振り返らないで

 

 目を閉じ、白髪を揺らしながら歌う姿は、何度見ても凄く綺麗だ。制服姿なのに、まるでステージ上に立つユカちゃんが想像できる。……かわいいなあ、キレイだなあ、衣装作ってあげたいなあ(←いつもの発作)。

 ……ユカちゃんの歌を、もっと知って欲しいとも思う。私の幼馴染はこんなに凄いんだ、って自慢したい。……その勇気があるかは、別だけど。

 ……同時に、私だけがこのユカちゃんを独占したいとも思う。可愛くて、キレイで、大好きなこの人を鳥籠に閉じ込め、守ってあげながら特等席で眺め続ける。そんな高揚感と背徳感。

 矛盾する二つの感情。でもこの時は、二人だけのライブは、誰も知らないからこそ成立しているのだ。

 ……もし、ユカちゃんの歌が誰かに知られて、私達以外の誰かがこの時間を奪ったら?

(それは……ヤダな……)

 だから、私は今日も口にしない。そのことにほんの僅か、罪悪感を抱くけど――

 

 波の向こう側へと 消えていく

 

 歌い終わり、少しの間沈黙が降りてくる。

「……うん。やっぱり、一緒に歌うのは楽しいね、燐子」

 そう言って、本当に楽しそうな淡い笑みを浮かべるユカちゃんを見れば、罪悪感など圧倒的な多幸感に塗り潰されていく。

「……ねえ、ユカちゃん」

「ん? 何? わっ」

 伸びをしているユカちゃんに私は抱きついて、

「これからも……一緒に、演奏しようね……?」

「……いきなりどうしたのよ。言われなくても、これからも一緒に歌っていきましょう」

「……! うん……!」

 Roseliaと同じくらい、私にとっては大事な時間。抱き付く力を強めながら、ユカちゃんから言質を取れたことに内心ガッツポーズをする。

(これで、ユカちゃんと私の大切な時間……ユカちゃんの歌は、私が独占できる……ふふ」

(……だから聞こえてるって)

 

 

 後日、Roseliaのカバー曲候補に『Whiches night』が入ったらしい。え、マジで?

 ちなみに燐子がメンバーに言ったのは、「……スコアは、作れる人に、心当たりが……あります……」と言ったらしい。バレるかもしれないしやめて(冷や汗)




キャラ紹介
黒峰悠華
 実は結構な歌唱力を持っている男の娘。レベルが高いのは子供の頃から燐子と一緒に歌い続けているのと、絶対音感の恩恵。あと料理担当。
 本人はただ歌えれば良く、プロとか大会の道に関心は薄い。燐子と歌えれば満足である。
 
 
白金燐子
 多分SGに『監禁願望』がある(どうでもいい)。
 ヤンデレだけど初心、自分からはほっぺが限界(何がとは言わない)。
 悠華とセッションをしていると、唐突に悠華の衣装を思い付いて出来たら着せようとする。ちなみに材料費は悠華の母持ち、いいのかそれで。
 
 
後書き
 バンドリ二周年ですね、この小説は関係ありませ(ミッシェルの頭部がぶつかる音)
 ……はいすいません、ゆっくりいんです。たぶん続きを書くことはないかと思いましたが、衝動と欲求に従い出来上がっていました(いつもの)。
 ちなみにウチの燐子はヤンデレかこれ? と思った皆さん、作者自身も分かりません(オイ)
 次回は……一応スタートだけは考えてます。気が向くか、大量の評価と感想が来ればやるかもです(露骨な評価厨)
 それでは、いい加減需要がないだろうけどFGOのお宿編をけじめのために書いてきます!(ダメ人間並感)
 読んでいただき、ありがとうございました。
 

次回の話は燐子とそれ以外、どれがいいですか?

  • 続けて燐子のヤンデレを
  • Roseliaの誰か(希望は活動報告で)
  • 他キャラクター(希望は活動報告で)
  • いいから続きを書けやオラァン!!
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