つぶら★マギア【アニメ編完結】   作:ダラ毛虫

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これが! 最後の! 姉視点!



第15話

 はーぁーい! ざっくり経過報告担当こと、姉でーす!

 うん、ぶっちゃけるね。ワルプルギスの夜、明日来ます。

 

 いやはやまあまあ一気にクライマックス。

 はいそれじゃあ! 先週のお買い物以降の出来事!

 それにしてもあの時のカナメ天使………………はっ! トリップしてたわ!

 

 あーはいはい、ではでは、報告ですねー。

 

 

 グリーフシード集めは、超順調。

 バスタブを埋めるくらい集まりましたです。独占状態。近隣の魔法少女、悲惨。

 カナメたちが狩り始めてから、1つも取れてないんじゃないかな?

 移動しないと魔女化不可避。良い狩り場に巡り会えると良いね。

 

 

 ともあれ、補充は万端。

 

 なのでここ数日は、グリーフシードの消費に目をつぶって、全員でコンビネーション訓練も。

 さやかの個人訓練の方は、かなり進んだからね。見た感じ原作の痛覚消去状態より強いよヤッタネ。

 

 団体模擬戦では、カナメ、マミさん、あんこちゃん、ほむが順繰りに敵役。

 残りのメンバーがチームとして動いた。

 チーム側は魔力消費は控え目に。敵役はグリーフシード使用許可。

 じゃないと単独の敵役がキツすぎる。

 え? さやかは敵役やらないのか?

 死ぬわ。無理だわ。死ぬわ。大事なことなので2回以下略。

 

 いやしかし、アレだね。ベテラン魔法少女って、プライド高いね。

 

 

 うん、まーつまり、何だ。

 

 

 どうして敵役なのに本気で勝ちに行ってるのかな君達?

 

 特にカナメちゃん。

「その方が訓練になるから」

 うん、その通りだとお姉ちゃん思うよ? でもね?

 

 

 炸裂誘導弾をバラ撒きながら縦横無尽の空中機動とか、実戦でも滅多にやらないよね?

 奥の手だよね? むしろ、確実に殺しに行く時のだよね?

 お姉ちゃん知ってるよ。

 全力全壊モードのカナメちゃん、メチャメチャ楽しそうだよね。

 

 弾丸の爆発力は控え目にしてたけど、なんていうか、もう、ラスボス。

 わたしの妹、マジでラスボス。破壊天使。

 そして、マミさんリボンで拘束されたのに、鎧からの全力ブースターで焼き切るんじゃありません!

 あの瞬間、マミさん絶望しかけてたわ! 決戦直前に魔女化するかと思ったわ!

 どうにかこうにか、時間停止ティロフィナーレのほむマミコンボで終わったけどさ。

 それも、あんこちゃんがギリギリまで引き付けて隙を作ってやっと、って感じだったけどさ。

 盾で砲撃防いで「さすがにかなり痛い」じゃないよバズーカ食らったウボォーさんかよぉっ!!

 しかもきっちり、ティロフィナ着弾に合わせて、盾からブースター吹いて、威力相殺してたよね。

 

 どんだけ戦闘型魔法少女なのよカナメちゃん。

 どこまでもですね知ってました。

 

 

 あと、敵役になると本気過ぎるの2人目、ほむ。

 模擬戦で機関銃を出そうとするんじゃありません! 殺す気か!

 爆発物も禁止! 手榴弾ダメ絶対! ロケットランチャーもダメ! 時間停止でクレイモア仕掛けるな!

 

 あんこちゃんもマミさんも、デカイ槍だの周囲一帯リボン乱舞だの。

 どうして本気で勝ちに行ってるのかな君達? 大事なことなの以下略。

 あれか? そんなに魔力消費無視できる戦闘は気持ちいいか?

 わたしもやってみたかったわ! 斬艦刀とか無限の剣製とかさ! 卍解! とか叫びたかったわ!

 

 

 おかげで、魔力省エネなチーム側もボロボロになって、さやかの回復魔法も上達したけど。

 むしろ、あの娘がいなかったら、死人が出ていた気すらする。

 いい加減にしようね、君達?

 

 

 

 まー、そんなこんなで、ワルプルギス戦に向けて、チームの仕上がりは上々。

 これで勝てないなら、勝つ方法が魔法少女まどか様以外に存在しないよ、ワルプルギス。

 ほむの周回でどこまで強化されてっかは知らんけど。

 

 

 何にせよ、明日が決戦だ。

 今夜は魔女退治は無し。

 それぞれが、自由に英気を養っている。

 

 カナメも、ベランダで月を見上げてぼんやりしていた。

 ふぅ……わたしの妹は、こういう姿も絵になるぜ……ふつくしい……。

「……姉さん」

 ひゃいっ!?!

「私は、強くなったかな……?」

 スッゴく強いよ。

 あ、カナメちゃん、独り言でした?

 ふぁーもービックリしたわー。唐突なシリアス苦手よ、わたし。

 

 でもまぁ、珍しくカナメがアンニュイなので、姉も真面目になります。

「……誰も死なせたくない、か……。弱くなった気もする。

 守る強さというものは、難しいわね……」

 そうだね。お姉ちゃんも、カナメを守れるくらいに強く、って思ったけど、結局ダメだったよ。

 結局、カナメまで魔法少女にさせちゃった。

 

 ダメなお姉ちゃんだね、ほんと。

 

「……私は、魔女を殺そう。

 この感情を吐き出すために、魔女を殺し尽くそう。

 そのために、私は魔法少女に成ったから」

 

 カナメの言葉は、宣誓で、呪縛。

 そういうモノとして円カナメを定義してしまった言霊。

 魔女に成らずに済んだわたしが、この子に遺して逝った、呪いだ。

 

「私は、魔法少女だから」

 

 それでも、わたしは妹の幸せを祈り続けよう。

 妹が魔法少女になった姿を見せつけられながら、幸福を願おう。

 奇跡も魔法も信頼できない世界だけれど、それでもどうか、君に幸あれ。

 




次回! 最終回!

土日で更新できると良いな!(願望
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