つぶら★マギア【アニメ編完結】   作:ダラ毛虫

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今回は過去話の姉(転生者)視点

本作唯一の転生者、姉
要するに、こいつのせいでバタフライエフェクト発生しました
登場しない転生者も居るようですが、本編に影響は全くありません




第-1話

 前世の記憶なんて、訳の分からない物を持ち合わせて生まれた世界の日本地図で、見滝原、の3文字を見つけた絶望感。

 

 お分かりいただけるだろうか。

 ご想像くらいはしていただきたい。

 

「まどマギですやん……」

 そう。日本人なら誰もが知る(誇張)、超名作(マジで)である。

 転生したのは、魔法少女と魔女がキャッキャウフフ(死闘)する、うろぶっちーわーるど。

 

「いやいやいや。あれですよ。もしかしたら、まど神さま降臨済みかもだし」

 そーぅだったらいーいのーになー(切実)。

 あ、でも、それでも魔獣は居るじゃん。ダメじゃん。ジャン!

 

 

 

 

 

 さて、数年が過ぎ、わたしは魔法少女になっていた。

 

 

 当時のわたしが知れば、助走つけて殴るレベルの暴挙である。

 命懸けで魔女と戦い、力尽きたら魔女になる、逃げ場なしの絶望。

 まど神さま未降臨なので、円環の理にも導かれない。救えねー。

 

 QB曰く、2人分の素質が重なっているような状態で、魔法少女としては割りと優秀らしい。

 それがどうした、って話だが。どーせ絶望まっしぐらですがな。ふぁっきん。

 あと、何十年かに1人くらい、わたしのような素質持ちは居たとか。多分同郷かね。

 彼女らは、私が世界を救う、的なノリだったらしく、最後まで契約を渋ったわたしは珍しがられた。

 

 あー、きっと、俺TSUEEEEできると思ったんだろーなー。

 転生して子供らしからぬ言動で煙たがれて、ここからは自分が主役、って感じかー。

 前世と合わせて素質2倍! 原作知識! これで勝つる! ってねー。

 分かるわースッゴい分かるわー。

 両親からの、何なのこの子、みたいな視線、超イタいよねー。

 肉体年齢同い年のお子さん方とのお付き合いとか、メンドイよねー。

 前世で専攻だとか仕事だった分野って、相手が大人でも、ついつい論破しちゃうよねー。

 

 わたしもやらかして2度目の人生またぼっちだよ!(血涙)

 

「姉さん、どうかした?」

 無表情な中のちょっとだけ心配そうな眼差しマジ天使。

 愛する可愛い愛しいラブリーチャーミングな妹の声により、わたしは正気に戻った。愛でたい。

 事故前の無邪気天使も天使だけど、今のクール天使もマジ天使。

 つまり、わたしの妹は、天使。証明終了。

 異論は認めん。まいりとるしすたーいずえんじぇる。

「姉さん?」

 あ、はい、落ち着きますスミマセン。

 脳内暴走し過ぎると、またカナメに心配させてしまう。

 心配してる顔も天使だけど……いかん、冷静になれ、わたし。

 

 かれこれ10年以上は被ってきた、理想のお姉ちゃん仮面、装☆着!

 

「大丈夫、何でもないよ、カナメ」

「……なら、良いけれど」

 あ、何か隠し事があるんじゃないか、って顔してる。

 実際、魔法少女やってることは隠してるし、正解と言えば正解。

 いくらカナメ相手でも、そればっかりは隠しますけどね。仕方ないね。

 こんな血生臭いもん、カナメと関わらせるかってーのですよ。

 

 

 うっし! んじゃ、今日も魔女退治、いっちょやってみっか!

 

 

 

 

 夜、魔女退治を済ませたわたしは、カナメが眠るベッドに頬杖をつき、寝顔を眺める。

 気分は、残業帰りに我が子の寝顔で癒されるシングルファザー。わたし女だけど。

 夜な夜な家を抜け出していることは、バレていないはず。

 でも、昔から勘の鋭い子なので、何か感じ取っているかもしれない。

 姉さんは他の人とは違う気がする、って、今も昔も何度か言われたし。

 にも関わらず、年子の姉である、両親から疎まれているわたしを、慕ってくれている。

 

 わたしにとっては、この世界で生きていく中で、唯一の救いが、この子だ。

 

 魔法少女になることを拒んだのは、この子と生きていきたいから。

 魔法少女になることを選んだのは、この子を死なせたくないから。

 魔法少女として日夜戦い続けるのも、この子と生きていたいから。

 

 依存と言わば言え。シスコン上等。キマシタワーはウェルカム。

 

 もしサヤカちゃんに、この世界って守る価値あるの、と聞かれれば、わたしはこう答えよう。

 そんなことより妹が天使、と。

 カナメを失ったら、即魔女になる自信がある。

 カナメまで魔法少女になっても、マズイかもしれない。

 白い営業野郎お断りだ。わたしの妹に近寄ったらブチ殺す。

 わたし達の生活圏内に踏み込んだ魔女も、見敵必殺。

 妹が、性格完璧高収入将来有望イケメンと結婚するまで、わたしは生き残ってやる。

 あ、でも甥っ子姪っ子も見たい。生きて成長を見守りたい。絶対可愛い(確信)。

 

 

 

 まあ、カナメが危険な目にあったら、咄嗟に庇って死にそうな気がするけど、わたし。

 相手が魔女なら、意地でも相討ちに持ち込んでやりますがね。

 ん? これフラグじゃない? え、手遅れ? なにそれおいしいの?

 

 




転生要素含む(故人)

シリアス? 奴は死んだよ、姉より先にな
まさか姉がこんなぱっぱらぱーだとは、カナメは夢にも思っていません


追記

姉の名前は、円 美紀です
回復特化の大剣二刀流
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