つぶら★マギア【アニメ編完結】   作:ダラ毛虫

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はいここで姉視点(唐突




第3話

 やあ諸君、わたしだ。

 

 

 おっと、ツッコミは野暮ってもんさ、まーアレよ、細けぇこたぁいいんだよ!

 

 うん、まー、ぶっちゃけ、わたしもわたしの現状がイミフ。意味不明。

 気が付いたら、カナメの背後霊でした。ワロス。

 

 要するに、カナメが営業のクソQBと契約してしまって以来、わたしは常に傍に居た。

 お早うからお休みまで、どころか、お休み中も余すことなく全て。

 何年眺めても、カナメの寝顔は天使である。つーかオールウェイズ・エンジェル。

 訳が分からないこの世界だけど、まったく妹はサイコーだぜ!

 もちろん、戦うカナメの姿も、常時脳内録画している。まあ日常も録画しっぱなしですがね。

 当初は、誰もリアクションしてくれないのに、カナメが攻撃される度に喚き散らしていた。

 今では何とか、奇声をあげる程度に留まっている。他人から見えなくて本当に良かったです。

 

 もちろん、お菓子の魔女戦もきっちり見届けた。いやーシャルロッテは強敵でしたね。

 てかマジ強い。何だアレ。本当に生まれたての魔女かアレで。

 もし生前のわたしがやったら、耐久削りきる前にガス欠で殺される自信があるね。

 アニメの視聴者だった頃は、「ほむほむヒドくね?」なんて思っていたけど。

 実物見て納得。ありゃあーするわ。カナメがあんなに手こずるの初めて見たもん。何やねんあの丈夫さ。

 基本的に、カナメの魔女退治、真っ直ぐ行って右ストレートでぶっとばす、なのに。

 無論、ランスで串刺しにして内側から爆殺的な意味で。

 それを、あんなにガンガン壁に叩き付けられて……ぶち殺すぞ魔女(シャルロッテ)

 あ、既にカナメが爆破済みでしたわ。円環の理じゃ同僚になるし、今の無し無し。

 

 

 しかしこの世界、まど神さま降臨するんだろーか?

 マミさんマミらなかったし、カナメを含めた魔法少女同盟で、わるぷる先輩ぼっこだと痛快。

 あーでも、それだと原作で天元突破だったワルプルギスの夜とカナメが戦うことに……。あの子の性格上、ゴリッゴリの最前線に出るだろうし。

 

 ……我ながら、マジで「妹以外二の次」思考だな。今更だけど。

 うん、まどマギ魔法少女のみんなも大好きだよ?

 アイドルへの憧れとかに、近いものが、無くもない。

 でもさ、わたしをヒトデナシ扱いする人が居たら聞きたいんだけど。

 家族とアイドル天秤にかけて、アイドル選ぶ人居るの? 迷う余地が無くない?

 少なくとも、わたしにとっては、何より世界よりカナメが大事。以上。

 てことで、この話は終了。ガラじゃーないのよー。

 

 

 とかなんとか考えていたら、到着しましたマミさん宅。

 

 ふぉおぉーぅ! なんかイイ匂いする気がするー! 嗅覚なくなってるけどー!

 緊縛ほむから、まどかを魔法少女にせずワルプルギス倒す、という望みを聞き、一行は場所を変えることになった。

 

 まずは相手が何をしたいのか知ること、というお姉ちゃんの教育を、カナメは実践している。

 いやん。もう何年も前の話なのに、今でもしっかり覚えてくれてるなんてほんと天使。

 

「さて、話の続きをしましょう」

 そう言いつつ、マミさんが持ってきたケーキをパクパクするカナメに、脳内カメラがシャッター連打。

 まどマギのみんなとカナメがお茶会とか、なんというわたし得な画。

 

 それにしても、カナメったら、すっかり司会進行である。

 周りも、キュゥべえが呼んだ人なら、的な感じに受け入れている。あの営業もたまには役立つ。稀にだけど。

 

「前半の望みについては、事情に踏み込むつもりはないわ。当事者間の問題だから。

 私個人としては、彼女を魔法少女にしない、というのには賛成だけれど」

 あ、マミさんが腰を浮かせた。

 そりゃそーよね。確か、ついさっき「もうなにもこわくない」したタイミングだよね、今。

「ちょっと待ってくれないか、カナメ」

 まあその前に、勤勉すぎてヘドが出る営業が口を挟んだけど。

 

 声を出した瞬間、カナメがQBに人差し指を突き付けた。

 

 ソウルジェムから武器を出した訳ではない。

 しかし、明らかに、その指先は銃口に他ならなかった。

 込められた魔力は弾丸であり炸薬。放たれたが最後。対象を粉々に爆ぜ飛ばす。

 

「黙れ。この件で、貴方と会話するつもりは無い。

 戦って戦って負けて死ぬ。そんなモノは、少ないに越したことは無い。

 魔法少女など、残りの人生を投げ出せる者だけが成れば良い」

 

 誰も何も言えない。

 カナメの目は、まさに魔女を殺す時のそれだった。

 姉であるわたしでも、スゲー迫力だぜカナメちゃん、と思うのだから、他人は尚更だろう。

 下手なこと言ったら爆殺不可避。無論、物理的な意味で。

 

「……分かったよ。今回については、契約の話はしないでおこう」

 つまり別の時に話をします、ってことですねこの詐欺師。

 カナメも一瞬、瞳の殺意を強めるが、ここで話の腰を折るのは無益だと判断したのだろう。

 銃口もとい指先を引っ込め、ほむほむに向き直した。

 

「後半部分、ワルプルギスの夜について、情報が欲しい」

「……あなた、戦うつもりなの?」

「貴女も、倒すつもりなのでしょう? 最強の魔女を」

 訝しげなほむほむの視線を受け流し、ケーキの苺を食べるカナメ。

 苺もぐもぐしてほんの少ーし表情が緩まるカナメ可愛すぎて鼻血吹きそう。わたし以外には識別困難な差だけども。

 

「私は、全ての魔女を殺し尽くすことを願い、魔法少女になった。

 なら、超大型魔女の情報を聞き、参戦しない理由が無いわ」

 僅かに怯むほむ、ビクッとするマミまど、うへぇって顔するさやか、無変化な営業。

 

「………円さん、あなた、もしかして家族を……」

 と、恐々としつつ、随分と踏み込んだ質問をするマミさん。

 多分だけど、カナメの在り方を危うく感じて、放っておけない、と考えているのだろう。

 そういう娘は、過去にもカナメの傍に居た。姉としては、有り難い限りである。

 置いて逝かないでくれれば尚有り難いけれど、真っ先に逝ったわたしが言うことじゃないね。

 

「魔法少女だった姉は、魔女と相討ちになって死んだわ。

 姉がずっと戦っていたことを私が知ったのは、その直後だけれど」

 

 ケーキを食べ終え、瞼を閉じて紅茶を飲むカナメ。

 

「ワルプルギスの夜を倒すのなら、協力するわ、暁美ほむら」

 ティーカップを置き、真っ直ぐに相手を見据え、カナメは宣言した。

 

 

 

 カナメがワルプルギスと戦うことも、これでほぼ決まりだろう。

 お姉ちゃんは不安なのです。お願いだから死なないでね。

 

 あと、お姉ちゃんはカナメが幸せなら百合でもオッケーだよ? むしろ歓迎です白米が進む。

 

 




本編がぱっぱらぱーなので、後書きで円姉妹魔女化させてバランスを取ってみたり




白炎の魔女
性質は「破滅」
白い炎は、清らかに汚れなく、何よりも熱い
『壊れてしまえ、壊してしまえ。
 至る先は絶望なら、望みなんて絶えてしまえ』

仮面の魔女
性質は「欺瞞」
見たくない、見せたくない、見られたくないから、覆い隠す
『見てよ見てよ綺麗でしょ?
 綺麗なお顔、綺麗なドレス。
 舞踏会はどこかしら?』
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