Reゼロから始める黒足のサンジ   作:ランホーク

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二週も無断で休んですいません。




二章 屋敷編
書庫


数時間で沈んでしまうかもしれない夕日をバックにサンジは海岸を走る。

 

 

「待ってえええんサンジきゅうううん♥♥♥♥」

 

「うるせえええ!!ついてくんなああ!!」

 

 

走るサンジの後ろについてくる者はそれはそれは綺麗ドレスを身に着けオシャレをした。

 

「「「「サンジきゅううううん♥♥♥♥♥」」」」

 

「ああああああああああ!!!」

 

 

オカマだった

 

 

「いだっ!!」

 

サンジは段差のない砂浜で転び倒れる。同時に足を掴まれたような感覚に襲われる。そして足元を見てると。

 

「うっふううん♥♥♥♥」

 

「(あっあああああああああ!!!!!!!)」(声にならない声)

 

 

地面を潜って来たのか上半身だけを地中から出したオカマ(キャロライン)がサンジの足を両手でガッシリと掴んでいた。

 

 

「「「「サンジきゅうううん♥♥♥♥♥」」」」

 

 

そして後を追ってきていたオカマ(悪魔)たちが一斉にサンジに襲い掛かるその瞬間。

 

 

誰かに両手を握られている感覚も感じた。

 

 

「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぶっはあああ!!はあ・・・はあ・・・何だ夢か・・・」

 

サンジは先ほどの地獄は夢だとわかり安心したのか深いため息をついた。

 

上半身だけを起き上らせて周囲の確認を始める。

 

「ん?どこだここ?」

 

そしてすぐにサンジは自身の首を様々な方向に曲げて回りの状況を確認した。

 

サンジが今いる場所。

 

それは一言で言えば寝室であった。

 

だがかなり豪華な装飾をされている寝室だ。

 

まるで貴族が寝泊まりしそうなほどの豪華な寝室。

 

サンジが眠っていたベッドもキングサイズ程の大きさで毛布もシーツも新品同様で寝心地を最優先した所為か肌触りが布の中でも一級品であるとサンジはすぐに理解した。

 

そしてベットの前には巨大な絵画が飾られていたり高級そうな絨毯が床に敷かれていたりと起きて早々のサンジの困惑は必然であった。

 

「ここは・・・もしかしてエミリアちゃんの家か?」

 

ベットから起き上がり無駄に広い寝室の床を裸足で歩いて扉に向かう。

 

 

ガチャ

 

「家っつうか・・・屋敷だな」

 

床は紅い絨毯。壁には連続して高級な額縁に入れられ一際存在感を示す絵画。天井には派手に装飾されたシャンデリア。

 

それだけ見れば家ではなく屋敷だと認識を変えるのには充分だった。

 

そしてサンジはひたすらに廊下を歩いていく。

 

 

ピクッ

 

 

「ん?」

 

歩いている内にサンジはある一つの扉に視線を向けた。

 

「誰かいるな」

 

サンジは見聞色の覇気でその扉の向こうに誰かがいる事を見抜く。

 

ガチャ

 

「ノックくらいするかしら」

 

「子ども?」

 

扉の向こうには椅子に座り本を読む少女がいた。

 

年齢はフェルトよりも下か。十歳ほどでフリルの装飾を施した赤いドレスを着用している。自身と同じ色の髪をドリル状に結んだ可愛らしい女の子。

 

「ここは・・・図書館か何かか?」

 

少女の次に疑問に感じたのはこの部屋。

 

広さはサニー号程の広さはあるだろうか。高くそして長い本棚が何列も並んでおり、その本棚にはぎっしりと本が敷き詰められている。

 

「(ロビンちゃんとチョッパーが喜びそうだな)」

 

「べティを無視すんじゃないかしら」

 

 

自身をべティと名乗ったこの少女は言葉に不満を孕ませながらサンジに言う。

 

「え・・ああ。悪い悪い。ちょっとこの部屋に驚いちまってな。君はこの屋敷の住人かい?」

 

サンジも相手が少女な所為かいつもより低姿勢で受け答えをする。

 

「お前に教える義理なんてないかしら」

 

冷たく返されたサンジは多少なりともショックを受ける。しかしサンジにとってここがどこなのかの把握は必要な事であり少し跳ね返されたくらいで聞く事を諦める事は出来ないのだ。

 

「頼む。教えてくれないか。わからない事が多すぎて結構混乱してるんだ、お願いだ」

 

「べティーの寝室なのよ」

 

マジトーンで頼み込みをするサンジにちょっとした罪悪感を得たのか目の前の少女は答える。しかしサンジが求めている答えと違った所為か内心サンジは「そうじゃねーよ」とツッコんだ。

 

「寝室っていうか図書館だろ・・・いや書庫って言った方が正しいか?」

 

「お前の言う通りここはこの屋敷の主の禁書庫。べティーはここの番人と言えばわかるかしら」

 

自身の事をべティーと名乗る少女にいろいろ情報を貰うがサンジが欲しいものとは少しズレているものばかりな為サンジは今も尚この場所がどこなのかわからないでいる。

 

「そうかわかった。いろいろ教えてくれてありがとな。べティーちゃん」

 

「べティーの事をべティーと呼ぶのはべティーと二ーチャだけかしら」

 

べティーと呼ばれたのが余程腹立ったのか幼女のクセに眉間にしわを寄せてサンジを睨む。

 

「じゃあなんて呼べばいいんだ?」

 

「べティーの名前はベアトリスよ。気軽にべティーのことをべティーと呼ぶんじゃなかしら。」

 

「そうか。ベアトリス・・・可愛い名前じゃないか。」

 

「なっ!!」

 

サンジの笑顔での不意打ち可愛いはベアトリスと名乗った少女を動揺させた。

 

「俺の名前はサンジ。一流のコックだ。何か食いたいものがあったら俺に言いな。なんでも作ってやるぜ」

 

そう言いながらサンジはベアトリスに向かってほほ笑み掛けた瞬間。

 

「うるさいかしらーーー!!!」

 

「ドボアッ!!」

 

サンジは勢いよく扉まで吹き飛ばされそのまま激突。さらにその衝撃で扉が勢いよく開き扉の向こうにまで吹き飛ばされていった。

 

「はあはあ・・・何なのよあいつは・・・」

 

右手を正面に突き出しながら息切れするベアトリスの頬は綺麗な紅色に染まっていた。

 

 

 





ベアトリスとサンジ のキャラがイマイチ違う…

不定期更新です。
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