旱害のジャックを今まで早害のジャックと呼んでた。
「いつつ・・・何だ今のは・・・あれも魔法なのかって・・・え?」
サンジは謎の力で吹き飛ばされた後すぐに気づく
「ここは・・・最初に俺がいた部屋?」
サンジは辺りを見回して今自分がどこにいるのかの把握をする。
しかしサンジが見たのは最初に自分がいた豪華な寝室だった。
「どういうことだ?何であの部屋とここが繋がっているんだ?」
サンジが疑問に思った事。それは何故か今自分がここにいるのか。
書庫の外に出たら入っていった時と同じく廊下に出るはずだ。
つまりベアトリスと名乗った少女がいた書庫と最初に自分がいたこの寝室が直接繋がっているはずがないのだ。
「(確かあの書庫にたどり着く為にはまずこの寝室を出てしばらく廊下を歩いていかないといけないはずなのに・・・これも魔法かなにかか?)」
試しにサンジはこの寝室の扉を開けて確認する。
「さっきの廊下か」
サンジが見たのは連続した高級絵画が並ぶ廊下。
「さっきの書庫と繋がっていないだと?」
あまりに不可解な出来事にサンジは頭を悩ます。
「これも魔法の類なのか・・・まあそういうことにしておこう」
わからない事に何時までも時間を掛けているのが馬鹿らしくなったのかサンジは魔法という事で片を付けた。
そしてサンジはいつの間にかに着せられていた寝巻のような服を脱ぎ寝室の隅に置いてあったクローゼットの中から自身の服を見つけた。
「(いい匂いがする・・)」
誰かが洗濯してくれたのか。服から花の香りがするためサンジは無意識に顔をうずめた。
そしてシャツ、上着、ズボンと着ていくうちにある事に気づく。
「(そういえば破れた箇所が一つも見当たらねえな)」
ラインハルトと戦いかなりのダメージを自分の服に負わせたはずなのに破けた部分が一つもないのだ。
「・・・いや、縫い目があるな」
上着の胸の部分を触って確認すると明らかに縫い合わされた後があるのに気づく。
「誰かが縫ってくれたのか」
そして全ての服を身に着け最後に気づいたのは、
「タバコがねえな」
まだ全部吸いきってないタバコの箱が見当たらない。
サンジはクローゼットの中やズボンのポケットの中などを探すが見当たらない。
「御探し物はこれですか?」
「え?」
サンジは声がした方・・・つまりは後方を振り返る。
「ああ・・・ああ・・・・」
そこには瓜二つの姿をした二人超美少女メイドが互いの頬をすり合わせながらサンジを見ていた。
片方は桃髪の美少女。髪は肩辺りにまでのショートカットスタイルで黒子一つない白い肌に髪と同じ色をした瞳を片方だけ出している。もう一方の目は自身の前髪で隠してしまっている。そして健康的な赤い唇を艶めいているのか少し光って見える。
もう一人の美少女は海を連想させそうな青い髪と青い瞳が特徴。色が違うだけで顔の造形などはほとんど最初に背説明した桃髪の美少女と一緒だ。
強いて違いを上げるのなら桃髪の少女は釣り目。青髪の少女は垂れ目。そして青髪の少女の方が胸が大きい。
「レムレム。お客様が急に動かなくなってしまったわ。」
「姉さま姉さま。お客様が突然動きを止めてしまいました」
「ああ・・・・ああ・・・・」
「「お客様?」」
そして、
「うおおおおおおお!!!!!!!!」
突然のサンジの絶叫。
双子と思われる姉妹は突然のサンジの絶叫に驚き一瞬体をビクッと震わせた。
「俺この世界来てよかったああああああああ!!!!」
サンジは泣きながらそんな本末転倒な事を叫んだのだった。
レムよりラムが好き。