私の楽しいホグワーツ   作:まりも28

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1日に連続投稿してます。

出会いイベントの連続


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ところで、魔法界には未成年は魔法使ったら法律違反で捕まってしまうというルールがあるわけなのだが、ここ、ホグワーツ特急の中では適用されないっぽい。

原作で、ハーマイオニーは『修復呪文』レパロ使ってたし。

ということで、たった一人のこのコンパートメントを利用して、私は人生初の魔法呪文の行使をしてみたいと思うのだ!ちょっと隣のコンパートメントが騒がしい気もするけど、なんの問題もない!

いそいそとバッグから取り出すのはマイ相棒杖!

ナナカマド材のナナさんである。

芯材は未だにわからないけれど、どっしりとした安定感、守られているような安心感。握った時のフィット感。何から何まで、私の為の様にぴったりな杖さんなのだ!

一年生時に使う教材は休みの間に全て読破済みである。スッゴい楽しかった。魔法感漂いまくってた。脳みそに刷り込む様に読ませて頂いたよ。

代わって教材すべてを記憶し終わった時の絶望感は計り知れないものがあった。枕を涙で濡らしつつ、ナナさんと添い寝して気を紛らわせたあの日々。

そんな日々も今!報われるのだ!

 

教材には呪文の活用法、歴史、振り方などなど、細々と書かれていた。危険な技術であることもしっかりと明記されていたので、今回選んだ呪文は『杖灯り』ルーモスのチョイスである。

呪文自体も簡単で、事故も目にフラッシュ喰らうぐらいの軽いもので大体がすむらしい。

監督してくれる人の居ない私の状態ではこのくらい安全が高いのじゃないと現時点ではとてもではないが、試せないのだ。

なんせ作中では一番最初の授業で、『浮遊呪文』ウィンガーディアムレヴィオーサでの爆発事故まで起きていた

。まだ爆発はしたくない。

 

「さて!」

 

雰囲気出しに早々に着替えたローブの裾を捲りつつ、記念すべき初魔法行使!

 

「いきますぜ、ナナさん!」

 

握った杖から、ばっちこい!とでもいうような力強い雰囲気が伝わってくる。

なんて素敵なナナさん!カッコいい!

いざ!

 

『ルーモ「いい加減にしてちょうだい!」』え?

 

隣から大きな声とドカリと何かが壁に倒れる音が聞こえてきた瞬間、私の集中力は呆気なく切れた。

杖から炸裂する想定外の光。

あ、やっちまったぜ。

そう、思った瞬間、私の記念すべき初魔法は失敗に終わり、コンパートメントは真っ白に染まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、目が、目がああああ。」

 

盛大に呪文を失敗した今、私は芋虫の様に地面を這いずり回っている。

ナナさんは手に握ったままだが、視界が回復しない。椅子に戻ることも出来ずにのたうち回るしかない。

何が安全なのか、危うく失明するとこだよ!まだ目の裏でチカチカしていて、立つこともままならない。

こんなのは杖選びの時のフラッシュ以降だよ!あれ?つい最近の出来事だったか。

漸く安定してきた視界だが、さっきの叫び声以降隣のコンパートメントの騒ぎがどうにも大きくなっている様だ。まだ幼い子供だし、テンション上がって騒いでいるのかと放って置いたら、不穏な雰囲気が聞こえて来る。

まぁ、例えケンカだとしても、殴り合いくらいなら放っておいてもかまわないだろう。

怖いのは魔法による決闘紛いの事だが、流石にそこまではなぁ。

 

「うーん」

 

流石に何の関係も権限もない私が出た所で何か出来る訳でもなし。

もう少し騒ぎが大きくなるようなら、誰か上の人が気付いて止めにくるだろう。

私の中身はことなかれ主義の日本人。

積極的に関わりを持とうとは、あまり思わない訳で。

まぁ?野次馬根性はあるので?こそーっと扉を開けて何があったかを知るくらいはいいかなぁとか思ったりするけどね?

そっと扉に忍び寄り、薄く開けるとさっきよりも隣の騒ぎがハッキリと聞こえてくる。

 

「信じられない!行きましょう!セブルス!」

 

ん?セブルス?セブルスって、あれだよね?ハリー・ポッターの重要人物。魔法薬学教授。二重スパイで究極の一途男、セブルス・スネイプ?

へぇー、同じ時代ナノカァ。

何て、遠い目で廊下を覗いていたら、扉を勢い良く出てきた少女と目が合ってしまった。

 

「あ」「あら」

 

あー、なんとキレイな緑の瞳デショウカ。

 

「どうも」

 

「・・・・お邪魔してもいいかしら?」

 

「善処します」

 

少し照れた様に聞いてくる美少女だが、そのはにかんだ笑顔と行動が全く合っていないのはどういうことなのか。

笑顔で見つめ合い、スッと扉を締めようとした私の手をスッと包み込まれ、にっこりと笑う背後からの「エバンズ!どこへ」という声が聞こえた瞬間、私が耐えきれない力強さを発揮したハリー・ポッター親世代ヒロインは強引に我がコンパートメントへの侵入を果たしてくる。

その後ろから可能な限り素早く入り込んできた黒い固まりを見た瞬間、スパンと良い音をたてて扉は閉まっていった。

びったりと扉に張り付き開けさせまいとするヒロインと扉をドンドン叩き「エバンズ!入れてくれよ!」「ジェームズ、俺が代わってやろうか?」なんて騒いでるのはまさかとは思うが、ハリー・ポッター親世代のヒーロー一味なのか?これが?嘘だろ?

 

 

 




エバンズ「もう!なんなの!しつこい!」
ポッター「エバンズ!開けてくれよ!」
黒いの「・・・・・・・」
私「・・・・・・・」
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