突然何言ってんだって、思う人はいると思うが、私には前世の記憶がある。
日本って、極東の島国で、一般的な?大人として働き、日々、人一人が生きていくのに必要なお金を貰えるだけのお金を稼ぐ為、面白みもなく、惰性的に働く毎日。
趣味はゲームとかアニメとかのサブカルチャー、スマホがないと生きていけないような、オタク系現代人。
こどもの頃に爆発的人気を誇ったファンタジー小説の、後半へいくにしたがって、大人たちの現実を見せてくるJ.K回る人にふざけんな!と、拳を握りしめたりしてたのが懐かしく思える歳になった。
そうだよね、大人だもん。
山あり谷あり何ありあるよね。
以外な人の以外な一面とか、この人思ってたよりクズだな、とか、若気の至りを大人になってまで引きずるとかこいつら若いな、とか。
色んな感想を持ちつつ、大人になった今に思う。
人間って、いろいろだよね!って。
そんなことをのんびり考えて横断歩道を渡っていたのが不味かったのか。
耳障りなクラクション、辺りに響く悲鳴、何故か、私は空に近づいていた。
それが、大人の私の最後の記憶。
あのとき、私は車に撥ねられて死亡したのかも知れない。
かも、とか、しれない、とか。
なんかあやふやなのはしょうがないと思って欲しい。
だって、次に意識をハッキリと持ったとき、私の目に移るのは、茶髪を美しく伸ばした美人のお姉さまと、黒髪なのに、目が青い男性が、二人で何やらこちらに手振り身振り交えて喋りかけてくる図である。
しかもどちらも外国人。
英語が全く得意でない、むしろ、苦手意識の強い私は全力で引いた。
引いた拍子に何故だか泣けてきて、余計にビックリして、更に泣いた。
止まらない涙とオギャアオギャアと泣き続ける私に更に焦った外国人二人組が、近づいてくるので、更にパニックになって、泣いた。
その後は眠るまで泣き続けた。
次に目を覚ましたとき、周りには誰も居なくて、私は少しだけ冷静になれた。
あの二人組は私を心配していたみたいだったのに、私はただ泣き続けるだけ。
とても失礼なことをしてしまった。
次に会ったら謝らなければ!
なんて、決意を固める。
気合いを込めて手を握り締め、天に向かって拳を突きだす。えいえいおー!
「だうぁっ!」
、、、、、、だう?
突き上げた拳は骨格のしっかりした大人の手ではなく、まるまるともっちりした小さな拳。
口から出るのはだうだう、うだうだ。なんの言葉にもなっていない柔い声。
その瞬間、私は全てを理解した!
そう!私の強くてニューゲームが始まったのだと!!!
「だうあーーーー!!!」
なんて、オレTueeeeeを期待していた時期が私にもありました。
ありました…。
あはは、私、生まれ変わっても日本に生まれるのだとばかり。
サブカルチャーを極め、あわよくば、声優さんたちとお近づきになれる日を夢見て今度こそ、勉学に邁進するつもりだった私。
そんな私のドリームは笑えるくらい儚く散りました。
だって、だって、私!
外国人に生まれてたんですけど!?
大切なことなのでもう一度。
外国人に生まれてたんですけど!?!?!?けど!?
最初に見た外国人二人組、どうやらあの方達が私のママンとパパンらしい。
外国人補正で見てるせいか、どうにも美人とイケメンにしか見えない。まだ鏡を見てないのでなんとも言えないが、こんな二人組の遺伝子なら私って、かなり美人なんじゃ!?
うふふ、ステキ!
とか、浮かれていられたのもほんの少し、なんせ、我が両親だろう二人組が何を言っているのかさっぱりと理解出来ないからだ。
二人組は外国人、私もその娘なら、当たり前に外国人。
で、ここからも当たり前。
そう、外国人は日本語を喋らない。
そして、私は英語が苦手で全く勉強してこなかった為、ヒアリングすら出来ない。
当然、二人組が何を喋ってるのかが、全くわからない!?!?
あれ!?これ大丈夫じゃないよね!事故案件だよね!!?
せっかく生まれたのに、中身の奴(私)のせいで、両親が何を言ってんのか全くわからなくて、なんの反応も返せないとかどんないじめだよ!?
私も涙目だが、両親も涙目だよ!?
オレTueeeeeじゃないよ!!おれYoeeeeeだよ!!
強くてニューゲームはどこ行った!!
とんだバグじゃねぇか!
運営にクレームいれてやるぞ!日本語で!!
主人公は乳幼児!
話進まないので、さっくりと。