私の楽しいホグワーツ   作:まりも28

37 / 39
37

あの、イタズラわんぱく4人組との初!接触以降、何故か奴等がこちらに接触しようとする素振りを見せることが増えた。

こちら側の切実な事情としてはとにかく関わりにならずに平穏無事な学校生活を送りたいのである。

 

なんせ、関わったってろくなことにならないのは火を見るより明らかなのだから!!

原作に関わるという以前に、ハロウィンに4人で協力したイタズラをして以来、グッと距離を縮めていたが、あの4人はここ最近、とうとう『いたずら仕掛人』を結成したらしい。

平和だったホグワーツ中に一年生ながら、微笑ましいのからわりとエグいのまで、熱心に活動しているらしいが、その行動の派手さもさることながら、主人公母を巡っての教授と恋の鞘当てを繰り返す眼鏡に、グリフィンドールのブラック家として悪目立ちしている黒駄犬。この二人、ネームバリューだけでも目立つのだが、何よりもあの仕掛人達、顔が、良い。そう、顔が良い。

眼鏡も黒駄犬もリーマスも見た目がいいのは知ってた。

本編でも見目よしで書いてあったが、実物はびっくりするほど美少年だった。事実は小説よりイケメンなり。だよ。

非公式ながら既にファンクラブまで出来てるらしくゾッとしたよね。

ネズミさんにも母性を擽られるとかでファンが付いてるらしい。

 

奴等の目的がなんにせよ、早々とホグワーツの若手アイドルとなった奴等とモブの中のモブである、このクリアちゃんが関わりになるとかあり得ない。

原作的にも関わり合いになりたくないのに、倍率ドン!で会いたくなくなるよね。

ほんっとに、なんでこんな壁際系女子の代表格に会いに来ようとしてるんだか。

 

 

絶対に関わりたくないマンと化した私は、シャーリーやエヴァ、兄弟を頼りに接触を避けている現状だ。

基本はピーブズ偵察兵の長年の経験と機転によるルート変更により接触前に逃げ出すことに大抵成功している。奴等もまだこの広大なホグワーツの全てを熟知している訳じゃないからね!うちの兄弟に一日の長ありだよ!

 

「さっすが、兄弟!頼もしい!!」

 

「・・・まぁ!!俺様に任せとくんだな!一年のヒヨコちゃんにゃあ、兄弟達連れてたって追い付かれることはまずねぇぜ!」

 

とか、兄弟イケメンだな!!

 

 

仮に接触したとしても、話術が高く、聖28家の次期後継としてシャーリーが話をしている間に運動神経の高いエヴァに手を引いてもらい、ピーブズの援護を受けて逃走をし、寮又は寮生の塊に混ぜてもらい事なきを得ている。

聖28家として動くのは嫌なんじゃないかとシャーリーに聞いても、本人は「わたくしは、わたくしだって、教えてもらったから大丈夫なのよぉ?」とのこと。

シャーリーってまだ幼いといえる年齢だってのに、しっかりしてるよなぁ。

 

「兄弟!シャーリー、エヴァ!!みんなもありがとう!!」

 

「いいってことよ」

 

「ふふふ、ブラックもポッターも昔から嫌でも顔を会わせるのよ?今更会話の一つや二つ。何も変わらないわよぉ。

それに、クリアちゃんの為だものぉ。そう簡単には、逃がさないわぁ」

 

「ほ、箒があればもっと楽に逃げれるんだけどね!!!アンタ遅いから!しょうがないから引っ張ってくけど!!」

 

「「「クリアには普段から勉強教えて貰ってるし、いつでも逃げてきていいからね!!」」」

 

「ったく、一年坊主はもっと先輩に頼ってもいいんだぞ?その為の監督生なんだからよ」

 

「わ~~ん!!みんな尊い!!大好きぃ~~!!!」

 

なんでこの子達はこんなに天使なんだろう?

前世、特別に徳を積んだ生き方をしてこなかったけど、私の運って、この世界に生まれたことも奇跡だったのに、こんな良い寮に恵まれたってだけで既に来世分までの運使い果たしてるんじゃないかな!?来世はとんだ地獄になるかもしれないが、今がこんなに幸せならいいんじゃないかな!?!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近付くクリスマス休暇!!楽しみなことばかりである!!!

出来ればみんなに僅かばかりでも感謝の気持ちを込めまくって、お菓子とかクリスマスカードとか送りたいんだけど、お金、足りるかな。

いっそのこと屋敷しもべ妖精さん達のとこにお邪魔して、クリスマス前に作って談話室の机にでも置いとこうかな。ふくろう便で送るお金と家に帰る分のお金を材料に代えて、クッキー焼きまくればいいか。

みんなにはクッキー、私には図書館で好きなだけ本読んで勉強出来て、いたずら仕掛人はホグワーツから居なくなる。

ビバ!クリスマス休暇!

早く来ないかなぁ~!!

 

 

「あ、みんなはクリスマス休暇はどうするの?」

 

「わたくしはぁ、実家に戻っていくつかのパーティーに行かなければいけないのよぉ。毎年のこととはいえ、今年はホグワーツに入学したこともあって、特に大変だわぁ。クリアちゃんもエヴァちゃんも居ないし、ハッフルパフの子達も数人しかいないものぉ。寂しいから早くクリスマス休暇なんて終わってしまえばいいのにねぇ」

 

「シャーリー、まだ始まってもないのに、そんなんで大丈夫な訳?

まぁ、私は普通に戻ってお手伝いかしらね。・・・ミサの準備とかもあるし」

 

「パーティーにお手伝いかぁ~、二人とも大変そうだねぇ」

 

「人に聞いといて、そういうアンタはどうすんのよ?」

 

「クリアちゃんはどうするのぉ?」

 

「フッフッフ、私はねぇ?聞いて羨ましがりなさい!なんと!ホグワーツに残って図書館通いするんだよ!!!」

 

「「・・・」」

 

「あれだけのホグワーツの蔵書を独り占め!!スゴくない!?

宿題なんてパパッと終わらせちゃってさ!呪文学薬学薬草学、変身学とか、あ!あとは魔法理論学とかも見てさ!詳しい書籍も読み放題!うへ、うへへへへ」

 

あぁん!!すんごい楽しみ~~!!!

 

 

 




「いつも思うんだけど、クリアって、あんなんでなんで頭良いのかしらね。教えてもらってても分かりやすいのが助かるんだけど、妙に納得出来ないのよね」
「予習復習もしっかりやってるみたいだけど、その上でみんなにも教えてあげてるみたいよ?」
「クリア、ハッフルパフ、よね?」
「そうねぇ?でも、そんな不思議なところもクリアちゃんらしいわよぉ?」

「・・・ま、最悪俺様がクリスマス休暇中に禁書棚には行かねぇように見張っといてやるよ」
「・・・クリアのことだから、いつかは勝手に行きそうね」
「・・・いつまでクリアちゃん、我慢できるかしらぁ?」
「・・・あの調子じゃあ、どうせすぐだぜ?あれは本の為なら校則とあの司書の女史すら撒くだろ。俺が監督生のうちは庇いきれねぇようなデカイ問題起こすのは勘弁して欲しいんだがな。目ぇ付けられたらヤバいのが同学年にいるからよ」
「あ、確かに」
「な~んか、俺らの5学年は面倒なの多いよなぁ。そのせいでうちの監督生はテッド一択なんだよね」
「へぇ?そうなんですか?」
「そうそう。スリザリンの純血主義に何人かいてね。アイツらに目付けられたらホントに最悪だよ。」
「うちはそこまで目の敵にはされてないんだけどね?グリフィンドールのウィーズリーとスリザリンのマルフォイとか事あるごとに喧嘩してるよ」
「ま、今の季節からどうこう、なんて目ぇ付けられてる奴等は貴族の子ら以外ならあのグリフィンドールの四人組と対立してるスリザリンの奴とグリフィンドールの女の子、ぐらいなもんだろ?」
「それに追われてるんだから、クリアったら何をしてるんだかね」
「クリアちゃんに聞いても心当たりがないみたいだし」
「俺様なんかは兄弟と最初から一緒に行動してるが、あんなガキ達と関わりなんかなかったぜぇ?」
「「「「「「不思議だ」」」」」」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。