私の楽しいホグワーツ   作:まりも28

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主人公、初イベント!


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「それじゃあ、行ってきます!」

 

「えぇ、行ってらっしゃい。リア。楽しんできてちょうだいね?

知らない所へ行くのだから、先生方から離れてはダメよ?」

 

「いいかい?リア。

気に入った物があるのなら、僕たちに気を使わずに買うように。

これから使う大切な物なんだろう?

僕たちの子供にしては、リアは良い子すぎて、今までワガママや欲しい物一つ言わなかった。

それは、僕たちとしては少し寂しかった。

けれど、その分、今回は気にせず買うこと。いいね?」

 

 

 

玄関先で私の渾身の笑顔におだやかな笑顔を返してくれる両親。

私が入学許可証を見つめている間に両親の警戒は随分と薄れ、説得をする必要もなく、私はホグワーツへの入学が正式なものとなった。

流石は数々の家族と関わる優秀な教師二人組である。

善良なマグル夫婦の警戒を瞬時に解ける人徳的なものが滲み出ているのだろう。

 

ああ!

憧れの二次元!憧れてたハリーポッターの世界!!

その、最初の舞台、ダイアゴン横丁に行けるなんて!

しかも、ホグワーツの教師なんて、身元ばっちりお墨付きの引率!!ハリーでさえ、ハグリッド一人だったのに!

完全なマグル族である私には、念を入れ、二人の引率!

 

私、マグルで良かった!

 

「ふふふふふふふ」

 

 

 

びば!ハリポタワールド!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う、うぐ。

うえっぷ。」

 

 

ついさっきまで最高の気分だったのに、私、クリア・アヴァロン。

今、最高に吐きそうな気分です。

うぇお。

 

 

「だ、大丈夫ですか?気をしっかりと持ちなさいね?」

 

そんな風に優しく声をかけて、今にも吐きそうな私の背中を擦ってくれるマクゴナガル先生マジマクゴナガル先生。うぇ。

 

「いやはや、うっかり失念しておりましたなぁ。

姿くらましや、姿あらわしは、初めての者の中には酔うものもいたのでした。

しかし、ここまで酷い状態になるものも全くもって珍しい!

クリア・アヴァロン、君は自分でこの術を使えるようになるまで、付き添いをしないようにするのをお勧めしよう。」

 

 

おい、小さいオジさん!ひげ撫でながら朗らかに笑ってんじゃねぇぞ!うぇぷ。

 

 

 

憧れのハリポタワールド、その最初のパブにて、クリア・アヴァロンは人生の尊厳と戦っています。

あれは駄目だ。

姿あらわしや姿くらましは細いパイプの中に押し込められるとかウィキ先生が言ってた。

あれ、舐めてた。

 

中身が引き摺り出されて細いパイプに強制的に詰め込まれてく感。

こちとらウィンナーじゃねぇんだよ!!!

全力で拒否してるのに、引き摺り込まれ、気付いた時には気持ち悪い感じに詰め直される。

何を言っているのかわからないかもしれない。私も最早よくわからないや。

 

 

正直、今吐いてないのが奇跡のようだ。

憧れの二次元、最初の出来事が、嘔吐イベントとか、誰得だよって、話で。

ちくしょぅ……。

 

 

「は、はは、マクゴナガル先生様、もう、大丈夫、です。ありがとうございました。

だいぶ、落ち着いてきました。うぐっ。」

 

「ミス・アヴァロン。

大丈夫、そう無理をすることはありませんよ?

貴方が落ち着くまで、私達は決して側を離れません。

今は身体をしっかりと休ませるのが先決なのですから」

 

「ははは。そうですぞ、ミス・アヴァロン。

あいにく、私もマクゴナガル先生も癒しの魔法は得手ではありませんからな。

貴方が落ち着くまでいくらでも待ちましょう。

ああ、マスター、バタービールを。」

 

「フリットウィック先生!」

 

 

あっけらかんと言い放ち、バタービールを飲み出すフリットウィックに殺意しかわかない。ていうか、あんた、オフの時にはそんな性格なの!?

てめぇ、乗り物酔いの呪いを覚えた暁には真っ先に餌食にしてやる。

無かったら、開発してでも同じ苦しみを味わわせて、うぇっぷ。

 

「こほんっ!

えー。ミス・アヴァロン?

貴方が落ち着くまで、今の魔法界について、少し話をさせていただきましょうか。」

 

私の女神であるマクゴナガル先生が慈愛の籠った眼差しで私に最初の講義を授けてくださると!

はい!喜んで!

言葉を出すのが辛くて、首を上下に振ることで精一杯の返事をした私が余計に気持ち悪くなったことは、想像に難くない。

その横でバタービール片手に朗らかに笑ってた小さいオジさん。マジで覚えてろ。

 

 

 

その後、女神マクゴナガル先生より、現在の魔法界の現状をご教授いただいた、私。

そこで、驚愕の事実を知ったのである。

 

ハリー、影も形もねぇじゃん!!

って、ことである。

いや、女神マクゴナガル先生が若くてまさに女神な状態だから、時代的には本編より前かなぁとか思ってはいたが、まさかの闇の勢力全盛期時代とか、これは酷い。

トムでリドルな帝王がまだハリーに撃退されてない世界。

マグル産魔法使い排斥傾向とか、確かその頃が全盛期で、へぇーハリポタにも人種差別ってあるのかぁとか、呑気に読んでた時代真っ只中。

それが今!ここであると!?

 

とんだハードモードだぜ!

いや、まぁ、あの両親の子供に生まれたことを恥じることは何一つないし、両親大好きだけれども。

下手したら死亡フラグが将来乱立しまくってる件。

闇の勢力に殺された場合は親不孝者カウントされちゃうんだろうか。

 

、、、、、いや、うん。

とりあえず、難しく考えるのよそう!

憧れの二次元!薄暗いことばっかり考えて根暗に生きてくよりは、やりたかったこと、妄想してたこと、全てをやりきる気で行こう!

どうせ、私ごとき小物がなにかしたって原作は変わらない!だろうし!

原作は原作でハリーに頑張って7巻分を生き抜いて貰えば、ね!

ハリーまだ生まれてないし、そこずれちゃえば、あとは何がどうとかないわけだしね!

 

 

 

楽しんでいこう!ハリーポッターワールド!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




フリットウィック先生のキャラがいまいち掴めない。
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