プライミーバル:エイシェント クリーチャー オブ ジャパン 作:Naveruzu
どうも、作者の本条 信治です。「お前は何本小説を出すんだよ!」って思う方もいらっしゃると思いますが、どうかこれからもこのナヴェルズをよろしくお願いします。
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只今連載中!『バイオハザード~恨みの利用~』も宜しくね!!
2010年11月18日 1:00
~日本国-東京都-瑞穂市-七道山住宅地~
サラリーマン「フアットトト…」
グオォォン…
サラリーマン「ん?何だ?」
グオォォン!!
サラリーマン「な、何だよ!何か急に光ってる!」
ウィィィン…
サラリーマン「こんな道路の外れにガラスが?」
ウィン…
サラリーマン「な、なんもならない。てか強い光を放つなぁ…ん?」
ガウゥ…
サラリーマン「何だ犬か……い、いや違う…こ、これは!」
ガウゥゥゥ!
サラリーマン「わ!や、止めてくれー!!!」
グシャァァァァ!
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2010年11月18日 9:00
~瑞穂市-箱根ヶ崎地区-瑞穂警察署~
?「あ~疲れた。ちょっと休息を取るか。」
俺の名は志塚 信頼≪しづか のぶより≫。瑞穂市の警察署に勤務する刑事だ。朝早くは事件簿の作成で、朝からずっとパソコンをいじっていた。
志塚「しかし…この街は大きく発展したね~。」
そう、この瑞穂市は少し前まで町だったのだ。1985年から急激に人口が当時目標だった40000人を超したため、1989年(平成元年)1月8日に市制。約12年もの間、瑞穂は急激な進化を歩んだ。
志塚「まさか人口が増えるとは思ってなかったもんな。ま、そこはどうでも良いか。」
俺はそう言って仕事に取り掛かると、誰かが急いでやって来た。よくみると、その人は俺の部下である土方 俊則≪ひじかた としのり≫だった。彼は新米警官で、色々と警官の仕事を覚えていく人物だ。
土方「た、大変です!七道山住宅地に遺体が!」
志塚「何?い、今すぐ向かう!」
土方からそう言う情報を聞いた瞬間、直ぐに現場に向かうための準備をしていた。何故ならこの街は一番居心地の良い場所だからだ。こよなく愛するこの街のためだったら直ぐに出動する。
志塚「よし、準備完了!土方よ、遺体のあった場所に案内してくれ。」
土方「分かりました志塚刑事。」
俺がそう言うと土方は了承してパトロールカーに乗り込み、遺体のあった現場へ急行した。
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~瑞穂市-殿ヶ谷地区-七道山住宅地~
志塚「な、何て事だ…」
俺は土方と共に現場へ来ていた。そこには、いかにも殺人が有ったかのような状況だった。山道には血が散乱していて、所々獣らしき爪跡が有る。
土方「何があったんでしょうかね。」
志塚「さぁ知らん。見た感じだと野良犬の可能性がある。」
土方「確かにそうですね…」
志塚「だが、1つ気になる事がある。」
土方「何ですか?」
不思議になったのか、土方が問い掛けてきたのでこう話した。
志塚「何故急に人間を襲うのか…」
土方「はい?」
志塚「土方、被害者の死因は?」
土方「は、はい。ただいま届いたものによると、死因は殺傷による酸欠。所々食いちぎられています。」
志塚「俺が言っていたのはこの事だよ。普通野良犬でも人間を“食べない”。今見てる血の量からして確実に得体の知れない何者かに“補食”されてるよね。」
土方「成る程、確かにそうですね。」
志塚「取り敢えず、手掛かりを探すぞ?」
土方「はい、分かりました。」
俺がそう言うと、部下の土方は頷いた。そして、俺と土方は手掛かりを見付けるためにその周辺を探していた。すると、土方が草むらの中から得体の知れない何者かの歯を見付けた。
土方「志塚刑事、これを見てください。」
志塚「これは…野良犬にしては立派な犬歯だ。」
土方「ど、どうします?」
志塚「うむ、直ぐに鑑識に回せ。」
土方「分かりました。」
俺の指示で鑑識の所に向かった土方を見たあと、少し周りを歩いてみてみた。
志塚「何か手掛かりは無いか?…ん?これは?」
目を凝らしめて周りを見ていると、ほぼ一定の間隔で落ちてる血液を見付けた。
志塚「興味深いね。」
俺はそう言って血の垂れた場所を辿っていく事にした。
志塚「一体この先は何があるんだ?」
深く疑問を持ちながら所々に着いている血の跡を追った。すると、進む毎に段々と前がキラキラと発光させている場所が見えてきた。
志塚「な、何だ?」
俺は好奇心でキラキラと発光させている場所に向かった。するとそこには、ガラスが割れたみたいな外見の物体が浮かんでいたのだ。
志塚「ちょ、ちょっとそれに触れてみるか。」
そう言って俺は手をガラスが割れたみたいな外見の物体に触れる。すると何やら別の空間に繋がっているような感覚がした。
志塚「な、何だこの感覚は…試しに中に入ってみるか。」
俺はそう決心して中に入ってみる。すると、先程とは違った世界が広がっていた。
志塚「う、美しいな…こんな沢山緑のある場所って奥多摩ぐらいだよな…ん?」
余りの自然の良さに言葉を奪われていた。すると、新聞紙見たいな物を発見して拾い上げた。
志塚「な、なんじゃこれは!ほぼ読めない!」
俺は思わず叫んだ。拾い上げたその紙は予想通り新聞紙だが、今の読み方と明らかに違っていたのだ。そうした数々の体験をした俺は1つの推測にたどり着いた。
志塚「もしかして…ここは過去なのか…」
そう、さっきから日本にいると言う事は感じ取っているが、現代とはまた違った空気も感じ取れるので過去と察したのだ。
志塚「ここが過去と言うならば今何年だ?」
俺は拾い上げた新聞紙から何年かを読み取っていた。するとまた衝撃的な事実を知る。
志塚「明治…さん…十年…明治30年?!」
そう、俺の推測が正しければ遥か前の明治30年に今いることとなる。俺は凄く驚きながら次の推理に入った。犯人は誰なのかを。
志塚「確か、明治は沢山の動物が急激に減り始めたよな…土方が見付けたあの犬歯からすると…」
俺は深く悩んだ。しかし、それは約25分ぐらいで答えを見つけ出した。
志塚「ま、まさか、ニホンオオカミか?」
そう、現代日本では絶滅したこととなっている狼の仲間、ニホンオオカミと言う推理に至ったのである。
志塚「これは大きな発見だ。時空を越えて殺人が起きたんだ。これは二次災害に成らないように他の警官達で周りを警備するか。」
俺はそうぼやいたあと、もと来た場所へ戻ろうとしたその時。
ガヴゥゥゥ…
志塚「な、何だ?もしかして…」
先程、獣の声がしたので後ろを振り返ってみた。すると、そこには本物のニホンオオカミが居たのだ。
ガヴガヴゥゥ…
志塚「ま、まさかこ、この俺を狙ってるのか?」
ガヴゥゥ…
余りの遭遇で固まっていると、後ろから後2匹の狼がやって来て周りを囲い始めたのだ。
ガヴゥゥ!
サ…サ…
ガヴガヴ!
志塚「……ここは覚悟を決めて逃げるか!」
俺はこのまま固まっていると、襲われるのも時間の問題と考え、堅く逃げる決心すると、全速力でキラキラと発光する物体に向かって走った。するとニホンオオカミ達も俺を追いかけ始めた。
ガヴガヴ!
ダダダダッ…
志塚「ま、間に合ってくれ!」
ニホンオオカミ追いかけ回されながら入った場所へ戻る。自分で知らぬ間にこんな距離を歩いていたんだなと思いながら近付いた。
ガヴガヴ!ガヴガヴ!
ダダダッ!ダダダッ!ダダダッ!
志塚「も、もうすぐだ!」
俺はそう言って最後の脚力を振り絞って入った。すると、そこに入った瞬間に謎の物体は消えた。
志塚「ハァ…ハァ…に、逃げ切れた…」
そう言って荒れた呼吸を落ち着かせるためにその場で座り込んだ。
志塚「ハァ…ハァ…し、しかし…実に不思議な体験だったな。こ、これは直ぐに警察署へ連絡するとしよう…」
無事過去から逃げ切れた俺は、へとへとになりながら仲間のいる場所へ向かったので有った。
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どうも、作者の本条 信治です。何本も出してすみません。イギリスのSFドラマ「プライミーバル」を久しぶりに見たら書きたくなったので投稿しました。
さて次回は第二話:退き起こる事。本条流小説版プライミーバルを宜しくね!