デスマーチからはじまる異世界マン遊   作:もっち~!

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メリーエスト視点です

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SS:メリーエストと3つの物語

 

いままでに感じたことの無い刺激…私を女として扱い、女として愚弄し、女として陵辱してくれたアルジェント卿。

 

女として…扱われて来なかった。皇女として、マナーやルールやしきたりなどの勉強に加え、戦術、武術の修練。ただの女ではなく貴族の女、王家の女として扱われ、躾られてきた。

 

なのに、彼は私を女として扱ってくれた。貴族でも無く、王家でも無く、ただ女として扱ってくれた。いや、メスとして扱ってくれているのか。

 

頭の中が真っ白になっていく。これがメスとしての悦びであり、メスしか体験出来ない世界なのか…

 

 

目が覚めると、首に首輪が…リードを持つミツクニ卿。

 

「お前、エムっけがあるだろ?お前の心の中を見させてもらったよ♪」

 

何か恥ずかしい物を、盗み見られた気がする。

 

「お前をアルジェント卿の奴隷にする。きっとメスとして扱ってくれるぞ」

 

メスとして…淫靡な響きである。メスとして為されることを想像するだけで、身体が疼く。

 

「え?言葉だけで、濡れちゃうの?どんだけ、欲しているんだ?このエム女は…」

 

初めての言葉責め…身体が何かを欲している。身体の中でドクドクと、得体の知れない物が湧き出ている。

 

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目の前で彼が寝ている。代わる代わる女性達が身体を重ねている。

 

「何をしているの…」

 

「彼に生きて欲しい。だから、アチラへ行かないように、おやすみのスキンシップをしているんだよ」

 

って、リーン。リーンから聞いた彼の受けた呪いのようなもの。彼女の妹を救うために、人間がしてはいけないことをした彼。その結果、呪いとして、不死王リッチになってしまったという。

 

「私に妹と暮らせる時間を与えてくれた。確かに私は犬死であった。魔王には私の攻撃は効かなかったからね。でも、彼は妹を魔王の手から取り戻してくれた。魔なる存在…たぶん、彼の勲章だろうと私は思いたい」

 

彼に優しげな視線を向けて、部屋を出て行ったリーングランデ。

 

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少女がやって来て、彼に口づけをしている。たしか、勇者マサキが愛している少女だ。

 

「明日も生きてね…私の為にも…」

 

彼に涙する少女。

 

「どういうこと?」

 

彼女に訊いた。

 

「ご主人様は、私を私として扱ってくれる大切な人よ。アンタのクソみたいな勇者と大違いだよ!」

 

「マサキが何かをしたの?」

 

「アイツは言葉だけで、何もしてくれなかった。私の国が攻められた時に助けに来てくれ無かった。私が奴隷になったのに、救いに来てくれなかった。何が勇者だよ。アイツは魔王としか戦わない、偽善者だよ!私を愛している?私を幸せにする?今更何をしてくれるんだ、アイツは!おい、どうなんだよ~!」

 

涙をポロポロ流しながら、アリサは私を睨んでいた。

 

「ご主人様は…私が私である内に殺すように仲間に指示をしてくれた。私は忌み嫌われている紫髪の人間だ。いつか魔王になるかもしれない。だから、私に異変が起きたら、私が私だと認識している間に、殺してやれって…私は嬉しかった。私として葬りたいご主人様の心に…あの偽善者はきっと、『俺が助ける。俺が救ってやる』って言うんだろうね。魔王になったら、もう私は私でないのに…」

 

泣きながら部屋を出て行ったアリサ。

 

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リーングランデの妹で、神託の巫女であるセーラが入って来た。

 

「アール様、明日も会えますように…」

 

魔なる存在である彼に、祈りを捧げている巫女セーラ。

 

「何故、魔なる存在に祈りを?」

 

「アール様は聖属性ですよ」

 

「えっ?!」

 

魔なる存在なのに聖属性って…なんで…

 

「神聖魔法をお使いになります。不死王リッチなのにね♪」

 

ソレは聖魔混合…した神…彼は魔神なのか?

 

「アール様は、私にとって白馬に乗った王子様なんですよ。ボロ布のようになった私を護ってくださり、私に第2の人生を開いて下さりました」

 

ボロ布…セーラによると、魔王に体内を陵辱され、皮膚という着ぐるみに肉骨片を詰めた姿にされたそうだ。そんな彼女の遺骸を、魔王達から傷つけられないように護った彼。彼女を完全蘇生して、今この場にセーラを生かしている彼…

 

「だから、魔なる存在になったとしても、私はアール様に仕えます。例え、私以外がみな敵になっても、私はアール様に仕えます」

 

そう言いきる彼女の顔は、幸せそうだ。

 

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目の前で死んだ様に眠る彼…彼と出逢う前に、抱いていたイメージとは違うようだ。成り上がり侯爵、得体の知れない人物…そうじゃない、血は通っていないけど、心が暖かい魔なる者なんだわ。彼の傍にいたい。どんなことをしてでも…そんな人物と超える死線の先が見たくなった。

 

 

 

 

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