hasegawaさん、炎の短編集。   作:hasegawa

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41 ウソ劇場予告。

 

 

「こんな出会いじゃなかったら、きっと一番の友達になれた」

 

 

 ――――今、決して交わる事の無かったハズの拳が、交差する。

 

 

「退いてくれ、君と戦いたくないんだ」

 

 

 

 

 

 願いは届かず、静寂の中へと消える。

 

 決して抗う事の出来ない、大きな意思。

 知らない誰かの、ほんのひと時の“娯楽”の為に。

 退屈している誰かを楽しませる、ただそれだけ為に――――彼らの未来は永遠に閉ざされた。

 

 

「ばいきんまんに会わせて! 彼を返してくれ!

 彼がいないとぼくは!! ……ぼくは!!」

 

「なぜムックは死ななきゃいけなかったんだい?

 ボクらは二人でひとつ。一人だけの生に……意味なんて無いのに」

 

 

 

 想いは踏みにじられ、信じた物はすでに遥か遠く。

 

 

 

「い……痛い! 胸がっ! 心がっ……!」

 

「もうやめて! やめてよ! こんな事、誰も望んでないハズだよ!」

 

 

 ――――殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ!

 ――――殺せ! 殺せ! 殺せ! 殺せ!

 

 

 

 観客たちは囃し立てる。はやく血を見せろと彼らをせかす。

 空虚な退屈。ただその渇きを癒す為だけに。

 

 ――――戦え!!!!

 

 

「許さない……! ぜったいに許さないッ!!

 よくもッ……よくもボクの友達をッ!!」

 

 

 

 今、二人が示し合わせたようにその場を駆け出し、拳を繰り出した――――

 

 

 

 

 

「右腕はあげるよ。ぼくはその命を刈る」

 

「痛い……痛いよアンパンマン。でもムックはもっと痛かった」

 

「泣かなくていい、最後の言葉もいらない。

 ……君はただ、藁のように死ぬんだ」

 

 

「 アーンナッコォ―――ッッ!! 」

 

「 ジェノサイド・ガッチャッ!! 」

 

 

 

 大好きだった。

 みんなの事を、守りたいと思った。

 

 ただぼくは、それだけだったのに――――

 

 

 

『――――それを使う前に、よく考えた方がいい。

 もう二度と、アンパンの姿には戻れないよ?』

 

「バタコさんの声が分からない。

 もうジャムおじさんの顔が、思い出せない」

 

 

「君しか見えない。もう今は……君の事だけ」

 

「この時が全て――――それでいいだろう?」

 

 

 

 何も無い。もう何もいらない。

 

 お前しか、見えない――――

 

 

 

 

「おかしいな、涙が流れてる。

 ……なんにも悲しい事なんて、無いのに」

 

 

「もうヒーローなんて名乗れない。ぼくにはその資格が無い」

 

「はじめて分かった。……これが“憎しみ”なんだね」

 

 

 

 

「 来なよ! 殴れよ臆病者!! さぁッ!! 」

 

 

「君は、やさしいね。

 だからこそ、こんな事になった――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンパンマン vs ガチャピン

 

 

制作 hasegawa

原作 それいけ!アンパンマン ひらけ!ポンキッキ

Ⓒ夢の国パン工場 ガチャピンちゃんねる マウントポジション実行委員会

 

 

――――公開予定、未定

 

 









※この予告編は“作品イメージ”とお考え下さい。
 現在執筆中の本編とは、設定やセリフが異なる場合があります。

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